121. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 ビルの最後を見届けに劇場へ足を運びに行った俺。正直「Vol.1」は受け入れられなかった。始まってすぐに「ああっ、こんな映画だったね」とすでに記憶から抹消しかけていた前編を思い出す。謎の師匠登場で、「ああっ、また前作同様、やばい方向へ行ってるよ」と感じる。そのまま、見に来た事を後悔しつつ終盤へ。ようやく、宿敵ビルの家へ忍び込んだ次の瞬間!。・・・「見にきて良かったよ。・・・ティーノ(私の中でのタランティーノ監督の略)。」。そう、殺し屋の愛情物語なんだねぇ。英語にすると「A professional killer, a love tale」。別に英語にしなくても良いんだが、劇場を出た後、「キィィル ウ゛ィルル(最後は巻舌を使って発音)」と、見る前とタイトルの言い方が変わっている自分に気づいた・・・。マジ・・・良かったよ、ティーノ。 8点(2004-05-26 17:19:51) |
122. きつねと猟犬
《ネタバレ》 題名から察する事ができる通り、仲良しになっていく、子ギツネ「トッド」と、猟犬の子犬「コッパー」が青年になり、「狩られるモノ」と「狩るモノ」の宿命に悩まされていく物語。ストーリー自体には、特にひねられた部分は無いのですが、「友情」を切なさとして感じる事が出来るラストは、なかなか良かったです(予想していた展開と、かなり違ったので・・・)。映像も、幼年期、青年期の動物達の描写は素晴らしくて、微笑ましい。姿、形、種族、立場は異なっても、「友情を培った時間は無くならない」。ディズ二ーならではの、優しいメッセージが心地良く胸に広がる傑作。 8点(2004-05-24 11:15:27) |
123. チェブラーシカ(1969)
とにかく、微笑まずにはいられない!。まるで、親が子どもに絵本を読んで聞かせているような・・・、そんな、やさしい印象を受けました。特に、チェブの眠そうな顔(笑)、困った顔、笑った顔、どれも愛らしくて可愛かったです。本棚に、そっと置いておきたい・・・そう思えるような作品です。 8点(2004-04-15 23:30:57) |
124. ブラザー・ベア
正直、ストーリーは大した事が無いです。疑問も多く、ファインディング・ニモの後に見ると、シャケが食われるシーンは、笑っては見れませんでした・・・。設定も甘く、マイナス要因がとにかく多い。21世紀の現在、未だに、愛だの、友情だの、家族の大切さだの、聞き飽きた内容であっても、母親と再会出来ると信じていたコーダの涙に、こらえ切れず号泣・・・。そう、時代が変わろうとも、メッセージとして「大切な事を、次の世代へ繋ぎ伝える」、これほど、素敵な考えは他にはありません。とある雑誌で「ディズニーらしからぬラスト」と言われていましたが、いや、とてもディズニーらしかった。「姿は違っても、キナイはキナイだよ」。このセリフが全てを語っていますよね・・・。素敵な一本です。 PS:エンディングのおまけは見逃さないように!(笑)。 8点(2004-03-31 04:19:43) |
125. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 親友の彼女・ジュリエットを好きなマークのエピソードが、とにかく良かった。結婚式を撮影したテープを見て、マークの気持ちに気付くジュリエットに、動揺しているマークの何気ない表情が切なくて、久々に号泣してしまった・・・。楽しい時間、やさしい時間、哀しい時間・・・物語は、複雑に入り組んだ愛情模様を描いているが、「愛情の根本は同じである」という内容は、自然に受け入れさせてくれた・・・。多くのブラックジョークと、洒落た演出も、嫌味無くストーリーを盛り上げており、ラストに用意された、ヒュー・グラント扮する英国首相の恋模様の結末が、この作品にふさわしい最後を飾ってくれる。終わった後、暖かい幸せを感じずにはいられない一本。 8点(2004-02-14 00:09:02) |
126. シベリアの理髪師
《ネタバレ》 若き将校と麗しき未亡人(に扮した女性)による純愛劇が、ロシアの美しい雪上風景と溶け合い、作品をより優しく、きらびやかに彩っています。歳を重ねた女性が、軍隊に入隊した息子への「告白」をつづった想い出話ですが、父親との出会いから別れまでの喜びと切ないラブストーリーは、私の心にゆっくりと染み渡りました・・・。悲恋ですが、見終わった後、ホッとするような暖かさが残る、そんな作品です。 8点(2004-01-04 02:28:47) |
127. エースをねらえ!
出崎、杉野コンビの圧倒的な映像と、主人公ヒロミの繊細な部分がこれほど合うとは・・・。ただただ、素晴らしいの一言。ラスト、飛行機で飛び立つシーンが、何ともいえず・・・心に沁みる。 8点(2003-12-25 17:04:03) |
128. ロビン・フッド(1973)
ディズニーらしい、動物の擬人化がとにかく良い!。各キャラクターも去ることながら、ロビンのカッコよさと、マリアンの可愛らしさは絶品です!。目まぐるしく変わる展開と、ラブストーリーは上手く纏まっていて、かなり楽しめました。EDでハートに矢が刺さるシーンなど、くすぐったいけど、微笑んでしいます!。家族で見れる素晴らしい作品!。 8点(2003-12-12 02:44:40) |
129. トラ・トラ・トラ!
とてつもない「説得力」を感じた。日・米の視点を同じにし、極力制作側の思想や、生半可な反戦をうたわない部分が、この映画の「説得力」をより強固なモノにしていると思う。日・米の動きを行き来するストーリー展開も、時間枠に違和感がなく丁寧に進むため、各士官の繊細な部分も読み取ることが出来る。朝焼けを背景に飛び立つ日本機のシーンなど、美しく情緒的に描かれており、当時の「日本特有の空気感」までもが映し出されているように感じた。山本五十六の「眠れる巨人を起こし、奮い立たせたも同然である。」のセリフが何ともい得ず、切なく、重く、胸に響いた・・・。 8点(2003-12-05 21:27:13)(良:2票) |
130. グッドナイト・ムーン
離婚寸前の夫婦に追い討ちを欠ける、ジュリア演じる夫の恋人の存在が、作品をとても素晴らしい「かたち」にし立てている。癌で余命わずかな妻と女性との絆が深まっていく過程からは、「女性の強さ」と「母親の強さ」を垣間見る事が出来る。憎しみを感じるお互いが、ある意味「人間としての弱さ」で、判りあい、子供を通して「愛情の素晴らしさ」と「家族の大切さ」を描いた内容には、正直驚かされ、感動しました。そして、クリスマスの日に、プレゼントと一緒に子供達に語る母親の姿も、深く心に響きました・・・。改めて、色んな事に気付かせてくれる、切ない一本。 8点(2003-12-05 20:51:48) |
131. ブルース・オールマイティ
《ネタバレ》 「スープのシーン」最高!。いや、乗っけから、ホント爆笑してまった。パロディシーンで見せられるジム・キャリーの顔芸もここまでくると、笑うしかないでしょう!。いきなり、とんだおバカ映画を見ている感じが強く、「やばい・・・」と脳裏をかすめた不安も何のその!、トム・シャドヤック監督らしい感動ストーリーも十分堪能できました。主人公の能天気な考えと行動によって、町や世界が不幸に見まわれる展開や、神になっても「心」は思い通りに出来ないという設定も上手くストーリーに練り込まれている。欲を言うと、もう少し恋愛部分を丁寧に描いて欲しかったのと、主人公の「心」が良心に変わる所に時間を割いて欲しかった・・・。しかし、それを差し引いても、ラストで主人公が世界平和を願ったとき、「本当の願いは?。」と神に聞かれ、「彼女さえ幸せなら、それでいい。」のセリフは何ともくすぐったくて、素敵でした・・・。「思いやりの心」をコミカルかつ、ヒューマニズム深く描いた内容には、素直に笑って泣けました。「ライアー・ライアー」を見て「良かった」と感じた人にはオススメの一本!!。 8点(2003-12-05 01:04:12)(良:1票) |
132. 101
なるほど!。ダルメシアンを飼えば、素敵な出会いが出来るわけですね!。よし!。明日から早速、飼おう!。すぐ飼おう!。 8点(2003-11-21 23:04:41)(笑:1票) |
133. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
不気味なのに愛らしいキャラと、不思議で魅力的な世界観は「素晴らしい!」の一言。サンタを誘拐したり、軍隊が偽サンタ(主人公)を撃ち落すなど、ダークな世界ならではのユーモアさが、これまた上手くまとめられている。やっぱり、そうこなくては!、といったラブストーリー的なラストもあと味が良くて好き。・・・なんとも、憎めない作品です。 8点(2003-11-05 18:11:25) |
134. ジャック・フロスト/パパは雪だるま
単純明解なストーリーならではの暖かさが詰まった良い映画でした。 父親だけが伝えることのできる「愛情」は、豪快でやさしくて頼もしさが感じられました。 父、母という両親の大切さ、家族という素敵な絆を教えてくれる優しい一本です。 ラストでの再び訪れる別れのシーンにどうしようもなく涙しますが、この作品と出会えて本当に良かったと感じられる清々しさが心に残りました。 クリスマス時期に見たい1本です。 [DVD(字幕)] 8点(2003-11-01 18:29:09) |
135. カフェ・ブダペスト
東西冷戦終了直後の、ハンガリーにあるブダペストが舞台。混沌の最中、西を目指し、夢を抱いた若者達を淡々とした映像で写しだしている。暗く深刻な内容ですが、若者のポジティブな部分と、社会主義崩壊の映像も加え、新たな国への「希望」と、若者達の「可能性」を見せてくれる・・・。ドキュメンタリー制作出身の監督ならではのメッセージが詰め込まれた社会派作品。 8点(2003-10-20 03:38:26) |
136. インファナル・アフェア
善と悪の狭間でせめぎ合う心・・・。徐々に変化していく想い・・・。繊細で複雑な「感情」を見事に描き切った内容に終始魅了された。引き返す事の出来ない二人の時間が、なんとも切なく胸に突き刺さる。「深くてすごい」シナリオは魅せるだけではなく、哀しみと共に、人生について問いかけてくる・・・。驚愕のシナリオは一見の価値あり。 8点(2003-10-17 15:04:32) |
137. モリー先生との火曜日<TVM>
「死に方が分かれば、生き方も分かる」モリー先生の語る言葉には、人生の深さと、愛情が散りばめられています。先に進めず悩んだときは、モリー先生に会いたい・・・。そう思える素敵な作品です。 8点(2003-10-16 03:52:04) |
138. パーフェクト・サークル
戦火のサラエボを舞台に、死の幻影を見る男と、戦争孤児の兄弟の奇妙な絆に人間味が感じられる・・・。銃弾の飛び交う街角の映像がリアルで、腰を落とし小走りで建物の間を行き来するシーンは胸が痛む・・・。内戦の問題よりも、平和への祈りを強く感じる結末が、哀しくて、・・・とても虚しい・・・。 8点(2003-10-16 03:39:13) |
139. サンダーハート
FBIの捜査物ですが、先住民への差別と偏見を取り混ぜたシナリオが素晴しい。先住民の血を受け継ぐ都会育ちの主人公が、自然の中で暮らす先住民の心の強さを知り、自分を解き放っていく過程も面白く、奥深かった・・・。ラストの、ストロングホールドでの展開は感動的で、鳥肌が立ちました・・・。熱く、強い魂を感じることのできる作品です。 8点(2003-10-16 03:12:35)(良:1票) |
140. ロボコン
NHKで放映されている「ロボットコンテスト」を題材にした、笑いありの青春ドラマです。いわゆる落ちこぼれの4人が、「ロボコン」で勝ち上がっていくという在り来たりな展開ではありますが・・・、実際に3分間試合を行い撮影されたシーンは臨場感いっぱいで、声を出して応援したくなりました!!。各人物の個性も豊かで魅力的!!。ストレートなテーマだからこその「心地よさ」を堪能できる傑作です!!。 8点(2003-10-16 01:04:11) |