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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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121.  黒蘭の女 《ネタバレ》 
あの「風と共に去りぬ」の前年、ウイリアム・ワイラー監督が先んじてこしらえた、スカーレット・オハラと同じく、極めて気性の激しいわがままな南部の美女がヒロインのメロドラマ。ワイラー監督はこの時代の作品でも、階段の使い方が巧かったんですねー。ラストを始めとして印象に残る階段を使ったシーンが数々。どうして舞踏会に未婚の女性は赤の衣装を着て行ってはいけないのか、TPOをわきまえないと世間から痛烈に糾弾されてしまう、当時のアメリカ南部貴族社会の時代背景が少々わかりずらい部分もあったけれど、興味深かったです。ニューオーリンズの街が黄熱病に侵されていく後半の展開も意外でした。全編、この映画で二度目のオスカーを獲ったベテイ・デイヴィスの独壇場といったところ。流石のヘンリー・フォンダも、生真面目一方の損な役回りのせいか、彼女の熱演に影が薄くなってしまった。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-14 09:51:42)
122.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 
「実話の映画化」っていう括りや縛りが、イマジネーションを自由奔放に映像というキャンパスに綴る作風のバートン監督にとって、ちと窮屈だったんじゃないかなあって気がしました。今までこの監督の映画で「実話の映画化」自体あったっけ?確か「エド・ウッド」は、実話ものというより伝記ものジャンルですよね。作品そのものは非常にウエルメイドでソツのない仕上がりになってはいるけれど、バートン監督ならではの、鑑賞後に引っ掛かってくる部分があまりないというか、らしさや味に欠けるというか。「ビッグ・フィッシュ」(10点)が、21世紀に入ってからの、アメリカ映画ベストワンだと高く評価している私としては、少々物足りなかったかなあ。本来ならば、へタレダンナウォルター氏を、もっともっと、悪役に仕立てることもできたはずなのに、裁判でのシーンの演技やら演出を見る限りでは、監督もこの人物に実はかなり好意的だったのではないかと思われ。逆に「憎みきれないろくでなし」として、非常に魅力的にキャラ立ちさせていましたね。それにしても、日本人のみならず、アメリカ本土在住の人にとってもハワイって永遠の楽園なんですねえ・・・。やっぱええなあハワイ・・・。ハワイに移住したヒロインがエホバの証人にハマるっていうくだりが妙にリアルで、そこが一番実話ネタらしいなあと思ったり。自分的には6.5点という評価やけど、繰り上げて7点にしときます。
[映画館(字幕)] 7点(2015-02-03 12:22:06)
123.  甦る熱球 《ネタバレ》 
のちに「グレン・ミラー物語」でも夫婦役でタッグを組むJ・スチュアート&ジューン・アリスン。初共演のこの映画でも息ピッタリの素敵なコンビネーションを見せてくれます。ルー・ゲーリックの伝記映画「打撃王」でも、メジャーリーガーの日常生活をヒーローとしてではなく、ごくフツーのありふれた人間としての一面を細かく描写したサム・ウッド監督としては二番煎じとは言わないまでも、きっとこれは手馴れた題材だったと思われます。全編から「古き良きアメリカ」の雰囲気が伝わってきて、安心して観られます。プレーの興味うんぬんより、夫婦役お二人の息の合った競演っぷりが一番の見どころ。いいなあ、このお二人。ホントお似合いです。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-02 22:48:02)
124.  複製された男 《ネタバレ》 
基本的に新作は何の予備知識もない白紙の状態で鑑賞する事にしていますが、この邦題と内容のあまりの乖離っぷりにまず驚きました。この日本語タイトル『複製された男』・・・てっきり何かの異常現象で自分とそっくりのクローン人間が突如現れ、主人公の日常生活を脅かすのっぴきならない事態に陥る・・・『ボディ・スナッチャー~恐怖の 街』(8点)的畳み掛けるような、強烈サスペンスフルな展開を想像してたんですが・・・。単に自分と瓜二つの人物をたまたま近所で見つけてしまい、ルーティンな毎日を掻き回されたっていうだけの内容。奥が深いようで、実はそうでもない、いや、そこまで深く描いてくれてないからオチ?もイマイチ。自分もジェイク扮する大学講師の主人公同様、変わり映えのない生活に倦んで、絶えず刺激を求めてしまう願望だけは強い人間なんで、自ら興味本位に謎に飛び込んでいくっていう心理はすごく理解できるんです。世界中に自分に似た人間は3人はいるっていうし、京都の三十三間堂には自分と同じ貌の仏像さんが必ず一体はいるっていうし(←これは関係ないし)逆に、自分とそっくりさんがたまたま近くにいたら、いろいろと面白いんじゃないかって、刺激に飢えている自分は思ってしまったわけです。ところが二人の髭面ジェイク君は、何故か深刻に深刻に終始仏頂面で考え込み、結局は自爆の道を辿ることに・・・。しかも互いを交替してやってみたかったのは、相手の彼女と奥さんと寝ることだったなんて・・・正に下衆の極み!!(←古い)ジェイクの作品選択眼には昔から一目置いている自分ですが、この作品に関してはプラマイゼロかなあと。う~ん・・・この材料なら絶対もっと面白い内容になったはずだと思います。【追記】どうもレビュー後モヤモヤしてこの映画のサイトとかを色々読んでみたんですが、 実は奥が深い内容だったみたいですね(汗)流石はノーベル賞。でも、初見の感想はこのままにしておきます。もう一回観ればわかる、のかもしれんけど、そういう気持ちにまでさせてくれるような吸引力はこの映画にはないような気がします。
[映画館(字幕)] 6点(2014-08-02 08:45:14)
125.  容疑者(2002) 《ネタバレ》 
今日新作の「複製された男」を鑑賞しながら感じた違和感。日本語のタイトルと内容との乖離っぷり。不意にこの映画を観た時のことを思い出しました。そう思ったら、レビュワーのみなさんもほとんど同じことを思ってらしたみたいですね。21世紀になってからの自分の邦題ワーストは「大いなる陰謀」と「複製された男」そしてこの映画。デ・ニーロはこの作品の前後あたりから作品選択がどんどん放埓になってきましたね。
[映画館(字幕)] 5点(2014-08-01 22:37:06)
126.  関東無宿 《ネタバレ》 
「渡り鳥」「暴れん坊」シリーズのノーテンキな歌声とかつ天衣無縫なキャラクターで画面を圧していたアキラを偏愛している自分としては、この作品のアキラはちょっと観ていて気恥ずかしいというか、なんか居心地が悪い。「キル・ビル」の名シーンの元ネタになった映画との事だが「キル・ビル」自体評価していない自分としてはどうでもいい(笑)おそらく上記のシリーズが、観客にも飽きられ頭打ちになってきて、何かアキラ氏も新しい方向を模索していた時期に作られた作品だとは思うんですが・・・。 それにしても中原早苗がこの時期に高校生役っておかしくないか?
[DVD(邦画)] 6点(2014-07-12 14:43:47)
127.  ウォーロード/男たちの誓い 《ネタバレ》 
当初、これどうもとっつきにくい時代背景だな~と思い、映画自体ににノレるかどうかも心配だったんですが全く杞憂でした。細かい歴史関係はあまり関係なく、予想以上にアクション中心で面白かったです。金城武は幾つになっても弟キャラがホント似合いますね。ジェット・リーは「アジア版トム・クルーズ」と称えたいくらい「少林寺」以来ずっと第一線でカラダ張っている息の長いスターですよね。頼もしい限り。
[映画館(字幕)] 7点(2014-07-12 10:43:39)
128.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 
なんといってもこの映画の一番の功労者は、スカーレット・ヨハンソン嬢の、あの独特な声質に着目した人でしょう!少々ハスキーで、ハスッパとまではいかないけれど、投げやり口調の、何とも言えない耳に快く響くセクスゥィーボイス。この魅惑の「声」の存在がなかったら、2時間映画自体持たなかっただろうし、面白さもかなり半減したはず。一風変わった斬新な設定ではあるけれど、元を正せば極めて普遍的なラブストーリーに仕上がっていますした。ギクシャクした出会いからスタートして恋におち、セックス耽溺期を迎え(笑)、安定期、やがて倦怠期・・・最終的には辛い別れが待っている・・・。この間に、恋する事の切なさもどかしさもきちんと描かれていました。いまだに、もはや意固地になってガラケーを使い続けているアナログ人間な自分でも、すんなりと物語に入っていけました。冴えない中年男に扮するホアキン好演。エイミー・アダムスも前の奥さんルー二ー・マーラもそれぞれキレイで魅力的。主人公のお仕事の代筆業って、そんなに高給なんかな~って、主人公が住むガラス張り高層マンションの生活にかなり嫉妬、というか単に羨ましかったです。人生は短い!だから謳歌しようっていうエイミーの台詞が良かったです。スカーレット嬢はこの「声」の演技だけで映画祭の主演女優賞受賞との事。ご覧になれば納得すること請け合い。
[映画館(字幕)] 8点(2014-07-02 07:51:15)(良:1票)
129.  ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 《ネタバレ》 
まず最初に断っておきますが、自分は親とのコミュニケーション不全症候群人間なので、こういう「父と息子」の話には点数がかなり甘くなります。プラスロードムーヴィーにも点が甘いです。全くもってキャストも含めて、地味極まりない作品ですが、観終わった後、素直に良かったな~って思えるココロ温まる佳作でした。シルバー世代のロードムーヴィーというと、まず自分は「バウンティフルへの旅」(8点)を思い出すんですが、いわばこれはその男性版。モンタナからネブラスカまでの、約1800キロの道中がユーモラスに綴られていきます。父と息子の話というと、優秀な親にコンプレックスを持つダメ息子っていう設定が割と多いと思うんですが、この映画は父と息子両方とも風采があまり上がらないお二人なんですよね、それが僕には逆に新鮮でした。敢えて全編をモノクロ画面にした効果も十二分に上がっていたかと思います。ただ、コメディリリーフかと最初は思わせた、デブの従兄弟双子?兄弟の描写がちょっと浮いててしつこかったような。ここがちょっとマイナス。「何か残したかった」とうなだれる父、それを何も言えずにじっと見つめる息子、このシーンで思わず一筋の涙が頬に。最近、どうも涙もろくなってしまっていかんです。主役のブルース・ダーンという役者さん、僕は実はヒッチコックの遺作「ファミリー・プロット」くらいでしか印象になかったんですが(あとはローラ・ダーンのお父さん?)「世界中のどこにでもいるような大柄なジジイ」を、巧まずごく自然に演じていました。あまり風采の上がらない息子役の役者さんも良かったです。30代後半以上の、どちらかと言えば、男性観客向きの作品だと思います。いよいよ明日発表のアカデミー賞は・・・どうなんでしょう、撮影賞はかなり鉄板なんじゃないかな・・・と(←当たったためしなし、宝くじなみ)
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-02 23:48:00)(良:1票)
130.  なごり雪 《ネタバレ》 
中年男のノスタルジープラスセンチメンタル妄想炸裂映画決定版!!出てくる少女たちの造形が、いかにも年かさの男性が頭で考えたような「聖少女像」って感じ。1974年という時代背景を差し引いても、その点はちょっと割引しなくてはいけません。けど、自分は昔っから大林監督が描くこういうセンチメンタリズム、嫌いじゃないんだよなあ・・・むしろ大好き(汗)同じ伊勢正三の曲をモチーフにした、ホラー調?の「22才の別れ」(4点)より、ずっとこっちの方が内容的にも見ごたえがあり、大林監督の演出や映像感覚も冴えていると思います。主人公よりも親友の方が、ずっと人間としても男としてもいいヤツなんですよね。何度か出てくる臼杵駅プラットホームのシーン、出迎えてくれる親友にいっつも当たり前のように荷物を運ばせるんですよ。この主人公って。たいして重くもなさそうな荷物なのに。普通ならわざわざ迎えに来てくれた友人に「いいよ、いいよこれ軽いしオレ持つから」って断るのが筋だと思うんだけど・・・。ここに主人公の独善的な部分というか、自分の事しか考えてないエゴイストな部分が一番巧く出せていたと思います。中年男が頭でこしらえたようなヒロイン像(歳を重ねた老いた姿を画面にみせない)、主人公にイマイチ人間的魅力に欠ける点、往年の大女優津島恵子さんをせっかく出演させているのに画面に出しているだけで殆ど見せ場を与えていない(「時かけ」では上原謙&入江たか子のご両人にちゃんと芝居をさせていた)以上、気になる三点を引いて7点。
[DVD(邦画)] 7点(2014-03-02 22:26:20)(良:1票)
131.  劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル 《ネタバレ》 
TVシリーズ初期からの、このシリーズのファンが求める最低限の内容と質はクリアしていると思われ。今さら違う展開を求めらても作り手側も困るだろし。前作あたりから、貧乳&巨根凸凹コンビに加え、若手カップルが登場してくるパターンが出てきたけど、前作の堀北&平岡カップルよりは、この作品の夏帆&佐藤健方言カップルのが断然良かったですね。夏帆ちゃんは「天然コケッコー」から順調に伸びてきてますよね。これからも楽しみな女優さんです。
[地上波(邦画)] 6点(2014-02-04 20:36:23)
132.  アメリカン・ハッスル 《ネタバレ》 
前作「世界にひとつのプレイブック」でもそうだったけど、この監督さん、映画の中でタフな女性像を魅力的に、しかもパワフルに描くのが相当お好きみたいですね~。正直言うと自分、このオハナシそのものにはあまり興味をそそられませんでした。というか、巨額の金を使った騙しのテクニックが、観ててもなんだかあまり理解できんかっただけなんですが・・・(汗)騙し騙され映画の最大の醍醐味であるラストのカタルシスにもイマイチ欠けるような気がしたし。でもそれよりも何より、思いがけずセクシーにイメージチェンジして登場してきたヒロインのエイミー・アダムス、頭が空っぽなんだかピュアなんだかこれも一筋縄ではいかない性格の妻役、J・ローレンス、イメルダ夫人みたいな市長の奥さん、三人三様にくっきりとキャラクターが輪郭を伴って描かれていて、並み居る男優陣諸氏の影を総じて薄くしてしまっていたような感じ。特にC・ベールは体型まで変貌させて大奮闘したのに・・・。映画にはもちろん描かれてなかったけれど、心臓のクスリを常に手放せないC・ベール扮する主人公は、おそらくもう永くは生きられないんじゃないかな・・・って、何となく危惧感を覚え、一応はハッピーエンドの結末ではあったけれど、何故か鑑賞後、一抹のカナシサを感じてしまいました。御大デ・ニーロの特別出演的登場には、館内が一瞬どよめきました(笑)またまたオスカー主要部門にノミネートされていますが、作品賞にしてはちょっと弱いと思われるので、主演女優・助演女優賞部門受賞に期待!
[映画館(字幕)] 7点(2014-02-02 07:44:54)(良:2票)
133.  旅愁(1950)
知名度の割に作品数が少なかった、ハリウッド随一の憂愁美人ジョーン・フォンティン三大名作の一つ。(他は「レベッカ」「忘れじの面影」)アメリカの女優にありがちな、押しつけがましさを一切感じさせない、清く澄んだ湖のような深みのある底光り的美貌の持ち主でしたね。アメリカ渡米直後のヒッチコックが、2本連続で彼女を起用した気持ちがよくわかります。サスペンスにぴったり合う繊細な雰囲気の女優さんなんて、アメリカじゃなかなか希少価値だったろうし。この作品自体は、イタリア名所旧跡観光を兼ねた、あくまで口当たりの良い上品な大人にのラブロマンスという域を出ない気がしないでもない。でもリタ・ヘイワースの「ギルダ」などと同様、観ているうちに、全盛期のジョーンの美しさにおハナシなんかどうだってよくなってくる、スターの輝きで魅せる映画だと思います。相手役の淡泊系ジョセフ・コットンもカッコいい。96歳という長寿で昨日他界されたとの事。お姉さんのオリヴィア・デ・ハヴィランドとの、長年にわたる確執は結局生前に解消されたんでしょうか・・・?心安らかに、天に召されたであろうことを心から願います。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-17 09:22:04)
134.  マイ・ブラザー(2009) 《ネタバレ》 
「ディアハンター」でのロシアンルーレットシーンに比するような、小心者の自分には正直シンドイ場面もあったんですが「戦争後遺症」ものとしてはなかなか良く出来ていると思います。若手実力派3人がいづれも適役適演。両親や子供たちも含めた各々の感情の揺れ動きが実に巧みに描かれていました。僕くらいのトウの立った年代だと、ジェイクとトビーなんて、ほぼ同年代くらいじゃないかと思ってたんですが、実年齢もトビーの方がずっと上だったんですね・・・。トビーがいつまでも童顔だから、その辺がなんだかもやもやとしてる(笑)
[地上波(吹替)] 8点(2013-12-15 00:09:09)
135.  愛染かつら 総集編
よく比較される、戦後のメロドラマ「君の名は」での、ただただ流されっぱなしの受動的ヒロイン岸恵子より、実は戦前のこの「愛染かつら」のヒロイン田中絹代の方が、ずっと自立心旺盛な能動的女性像を先取りしていたことにまずびっくりしました。自己主張をしている割に、あまり生意気そうな感じに見えないのは、田中絹代という女優さんが、あまりに小柄で頼りない風情ゆえ、観客に「守ってあげたい」願望をそそられていたせいかと思われる。
[インターネット(字幕)] 6点(2013-12-14 23:48:32)
136.  くちづけ(1955) 《ネタバレ》 
石坂洋次郎の原作短編『霧の中の少女』は、ずっと以前学生時代に読んでました。だから今回は、大のご贔屓女優高峰秀子の挿話よりも、第二話が一番観たかった。イメージ通りの出来栄えにもう大満足です。長女役司葉子ももちろん適役だけれども、次女役の中原ひとみのクリクリした大きな瞳の輝きと、東北ズーズー弁(?)を自由自在に使いこなす愛らしさに、もう終始メロメロ(笑)時代劇メインの東映所属だった中原さんが、こういった形で他社の現代劇にどんどん起用されていたら代表作にもっと恵まれていたのでは・・・と、この映画での生き生きしている彼女を見ると惜しまれる。田舎のこまもの屋さんにあんな美しい姉妹がいるわけがない!などと、映画の夢を壊すようなことを考えては絶対にいけません(8点)第一話は、ラストの川原での長いシークエンスが全くの蛇足。主役お二人の演技も生硬すぎ。キャンパスで、笠智衆教授に挨拶したところで終わっていたら、もっとすっきり纏まった印象だったかも。(6点)真打ちとも言うべき、成瀬監督の第三話が演出といい、話しの運びといい、役者の使い方といい、最も手慣れた熟練の巧みの技を感じさせるが、何となく大作「浮雲」のあとの息抜きといった趣があり、それほど自分は興が乗らなかった。ラストの八千草薫の見返りに(まさにこれがホントの見返り美人!)場内を埋め尽くした熟年諸氏の方々から「ほおっ!!」という感嘆音が響きました。やっぱり八千草さんはこの年代の方々には特別な存在なんだなあと、改めての認識。幸せな気分で場内を後にしました(7点)好みの順番で言うと、断然第二話→第三話→ぐっと落ちて第一話。一番印象に残ったのはやっぱり中原ひとみ。平均してこの点数です。(←フィルムセンター「よみがえる日本映画東宝編」にて鑑賞)
[映画館(邦画)] 7点(2013-11-30 10:01:12)(良:1票)
137.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 
懐かしのメジャーリーガーの名前を挙げろと問われても、ルー・ゲーリック、ディマジオ、ベーブ・ルースくらいしか思い浮かばない、野球にはイマイチ疎い自分のような人間が鑑賞しても、十分感動できるヒューマンドラマの秀作だと思います。いやあ、久しぶりに映画らしい、伝記映画としても非常にオーソドックスな作りの映画を観ました。大満足です!まず、脇の人物たちのキャラクターまで、こと細かく肉付けした脚本が◎、ガッチリ腰の座った抑制された演出もいい、役者もいい、音楽のチョイスもいい、時代色をうまく出した撮影や衣装も素晴らしい。登場人物たちの「その後」を紹介していく、エンディングの処理も自分好み。中でも、主役ジャッキー・ロビンソンに扮したチャドウィック君の面構えと、彼自身が持つ真摯な魅力が決定打。5年前の「インディ」以来久々の再会、少年時代からのファン、ハリソンの老け込み具合は、この映画の為の役作りと信じたい・・・。いや、まだジジイになるには早いぞ、ハリソン!!アメリカ映画って、野球を描いた作品に傑作が数多いけれど、新たな秀作がここに仲間入りしました。アメリカで人種差別が色濃く残っていた地域は、第二次大戦後当時でもディープサウスの周辺だけなのかと思ってた私が浅はかでしたね。一番感動したシーン、シンシナティ戦での背番号1と42との俯瞰ツーショット。あと、車の中での専属記者さんとのやり取りも良かった。この映画、↓牛若丸さんがレビューされてる通り、ホント、ところどころに感動ポイントが散りばめられてるんですよ。是非、この作品、映画館の大画面で観て下さい。
[映画館(字幕)] 9点(2013-11-02 07:35:02)(良:1票)
138.  Mr.ディーズ
アダム・サンドラ―のアフレコ、中川家関西弁での吹き替えバージョンにて鑑賞。中川家兄弟コントでのしゃべくり方ではなく、徹底してまるで抑揚のないセリフ回しにより、この映画の面白さも半減したんじゃないかと思われる。ここはプロの声優さんにやってもらいたかった。何ゆえに中川家なのか理解不能。どこかで観たようなストーリーだと思ったら、これキャプラ監督「オペラ・ハット」のリメイクだっだんですね。例の事件後、キャリア下降線を辿っていた時期にしては奇跡的に美しさを保っていたウィノナはともかく、残念ながらクーパーとサンドラーでは役者の格が違いすぎます。字幕版での鑑賞をお勧め。
[地上波(吹替)] 5点(2013-10-03 22:34:14)
139.  オン・ザ・ロード(2012) 《ネタバレ》 
大好きな映画だった「セントラル・ステーション」「モーターサイクル・ダイアリーズ」を撮った監督の、ロードムーヴィー最新作という事で観ました。前二作品より、ずっと若い世代を扱った作品とのことで、もしやもしや、高校生の時にリアルタイムで観た、自分の生涯ナンバーワンロードムーヴィー「ファンダンゴ」(文句なしの10点満点!!)を超える作品に出会えるんじゃないかっていう、淡い淡い期待を込め映画館へ・・・。ガーーーーーーーーーン!!!!思ってたのと全ッ然違ってた(笑)ショックデカい・・・。いや、こういう予想って、今までも当たったためしがないから別にいいんですが。ジャンキーでセックスマニア(←これはまあ許す)しかも、超自分本位な奴らしか登場してこない、最初からラストまで、アメリカ国内のみならず、メキシコまでわざわざ行っても、高等遊民を気取っているかのような主人公のココロの成長もたいして見られないという(少なくとも僕にはそう思えた)一風変わったロードムーヴィーでした。こいつら、いつか絶対天罰が下るわ~と思いながら観てたら、赤痢に罹ったくらい。あんなんじゃ甘いなあ・・・。まあ、そういう自伝原作のエピソードなら文句は言えんけど。わざと、登場人物たちに、観客が感情移入するのを拒んでいるかのような、開き直りっぷりを途中から感じました。そこからが逆に面白かった。第二次大戦後直後から、1950年代初頭にかけての物語でありながら、時代色があまり出ていないような気がしましたね。特に女の子のファッションとか。時たま街頭テレビで映るニュース映像で、辛うじて説明を済ませていたような感じ。それを外したら、この2013年でも充分通用するような雰囲気。でも、たった4年くらいの物語なんですよね、これ。ミスキャストとまでは言わないけど、主人公が惹かれるようなカリスマ性がイマイチ薄い悪童ディーン君にせよ、まだ二十代半ばくらいのはず。まだまだやり直しは出来る年齢。以上、主人公たちにはてんで共感出来んかったけど、この監督の作品らしく、風景は素晴らしかったのでこの点数。
[映画館(字幕)] 6点(2013-10-03 14:50:27)
140.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
私も↓のどなたかが書かれている通り、7点以外はありえない映画だと思います。「MR&MRSスミス」なんかと同じく、トムクル&キャメロン二人のスターの魅力ですべてを強引に押し切ってしまっている、ある意味志の高い映画。
[地上波(吹替)] 7点(2013-08-28 23:26:02)
000.00%
190.62%
2221.52%
3342.35%
4926.36%
520113.90%
636325.10%
739127.04%
823416.18%
9775.33%
10231.59%

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