121. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
ミュージカル好きなのでけっこう期待して見に行ったのですが、ストーリーは散漫だし、歌や踊りももう一つだしで、それほど楽しめませんでした。他では観ることの出来ない俳優達のミュージカルシーンというのは、話の種としてはいいんですが、結局それだけでしかないです。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-20 16:44:25) |
122. 飛ぶ教室
なんだか昔のNHK教育テレビの小学生向け道徳番組のような映画ですね。見ている最中に「口笛吹いてー、空き地へ行ったー」とか「仲間だもんな、仲間、仲間、なーかーまー」といった主題歌が頭の中に蘇ってきました。 全体的にはそこそこよくできた作品だと思うのですが、劇の音楽がラップなのが大減点!作品の雰囲気をブチ壊してます。これだけ丁寧に作るのなら時代設定も原作通りで良かったんじゃないでしょうか。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-17 21:07:27) |
123. ステルス
《ネタバレ》 何も考えずに戦闘機の飛行シーンを楽しむべき作品です。最後のほうはなくても良いかなと思いますが、まあ、飛行機好きにはそこそこ楽しめます。で、まともにストーリーを追っていくと、他国を勝手に爆撃するわ、スクランブルしてきた戦闘機を撃墜するわ、不時着した乗組員を助けるために相手国の兵隊を殺しまくるわで、一見、無茶苦茶のようですが、実は、なんのことはない、アメリカが現実にやっていることばかりです。いったい制作者はどういうつもりでこの映画を作ったのでしょうか。なんにも考えずに現状追認なんでしょうね。 [映画館(字幕)] 5点(2005-11-14 23:10:09) |
124. ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
《ネタバレ》 前作は健全なお伽噺といった作りでそ気に入ったのですが、本作は、中途半端に人物像を掘り下げようとしたためか健全さが失われ妙にどろどろしたものになってしまってます。とにかく殺し合いの連続で、子供が人を殺しまくるというのは、見ていてあまり気持ちのいいものじゃないです。おまけにアスランが2回咆えただけですべて片付いてしまった結末を見せられると、そもそもナルニアが人間に滅ぼされることなどなかっただろうにという疑問だけが残ってしまい、なおさらつまんない気分にさせられました。 [映画館(字幕)] 4点(2008-05-31 17:54:01) |
125. アース
NHKで放送された「プラネット・アース」の映像のなかから選んだものを、映画の一場面(スペクタクル、アクション、コミカル等々)のように編集して、それ相応のBGMをつけ、それなりの流れに沿ってまとめ上げた作品です。地球温暖化に対する問題提起を無理矢理こじつけてますが、基本的にはちょっと大げさなBGM付き映像を楽しむだけのものでしかないでしょう。同様の成り立ちの「ディープ・ブルー」は海中が舞台なので、ちょっと幻想的な映像で、環境ビデオ的な見方にも適していたんですが、陸上生物のシーンは生々しいので、環境ビデオ的に見られないし、かといってまともなドキュメンタリーでもないので、見ているうちに何となくいらいらしてきました。動物もののドキュメンタリーの好きな人で「プラネット・アース」をハイビジョン環境で見た人には、薦められないですね。また、この手の映像は映写機+スクリーンで見るよりは、ハイビジョンテレビで見た方が画面サイズは小さくとも解像感が高くて好ましいです。 正直、この映画を見るよりは、いずれ発売される(レンタルも)「プラネット・アース」のBDで見る方がよほどましでしょう。 [映画館(吹替)] 4点(2008-02-27 01:23:14) |
126. いのちの食べかた
たしかに我々が安く安定して手に入れられる食料はこの映画の中かで紹介されているような農・畜産・水産業における大量生産体系の賜であることは事実です。ナレーションも字幕もなく、食料生産現場の主流ともいえる一面を提示して、それに対する判断は観客にゆだねるというのも、食料生産のあり方にたいする問題提起として、一つのアプローチではあります。でも、この作品はあまりに説明不足です。知らないと意味不明になりかねないシーンもいくつかあり、映像を見てその内容をきちんと理解できる人が果たしてどれだけいるのでしょうか? この作品を食料生産の現状をすでによく知っている人には再認識、そうでない人には勉強するためのとっかかりとするという面もあるでしょうが、やはりもう少し説明を入れて、この映画だけで十分な知識が得られるようにすべきだったと思います。 さらに、内容には関係ありませんが、画質が悪すぎます。とにかくブロックノイズが多すぎて、画像がぼやけてばかり。せっかくそれなりに絵作りに凝ったであろう場面も台無しです。これでは家庭のテレビの小さい画面で見た方がはるかにましで、わざわざ映画館で高いお金を払って見る価値はありません。 内容的には興味のある人には一見の価値はあるかもしれませんが、DVDが出るのを待って、レンタルで見る(資料敵価値として持っておきたい人は買う)ほうがいいでしょう。 [映画館(字幕)] 4点(2008-01-21 23:04:58) |
127. 俺は、君のためにこそ死ににいく
《ネタバレ》 この映画の評価は、その人の思想信条にかなり大きく左右されそうですが、まずは思想信条に関係ない部分から。 航空機の飛行シーンや米船団などCGで描かれた映像は、これまでの日本映画にはない出来映えです。高射砲の炸裂などがいかにも合成と見えるのが残念ですが、戦闘機の映像は適度にブレを加えて、かなり実写に近い雰囲気が出ています。もう少し技術が進歩すれば、改めて太平洋戦争の航空決戦を描いた映画が作製されることを期待します。 ストーリー展開は、初めから特攻が始まるところからなのに加え、知覧にやってきては散っていった特攻隊員のエピソードがいくつも繰り返されるので、各エピソードの掘り下げがなくて見ていてまったく感情移入ができないばかりでなく、食堂のおばさんが特攻隊員達に母親のように慕われたということに関してもいまひとつ説得力に欠けています。おまけに最後の方の満開の桜並木の下でホタルが飛び交うシーンは、夢オチでないかぎり成り立たないでしょう。 さて、一見、全編、特攻隊員達のある面、犬死にといっていい運命を描いているものの、上記のようにエピソードの掘り下げがないことに加え、軍上層部や単純に特攻隊員達を軍神とたたえる人々の描写のせいか、「男たちの大和」のように戦争の非常さを通して、反戦を訴えるといったものではなく、むしろ捉えようによっては国のために命を投げ出すことは美徳だと説いているようにも受け取れます。また過剰と思えるくらいに台詞に登場する「靖国神社で合おう」や朝鮮人の特攻隊員のエピソードなど、どうしても胡散臭さを感じてしまいます。 結局、評価できるのは特撮場面だけで、その他に関しては問題の多い作品と感じます。 [映画館(邦画)] 4点(2007-05-16 21:33:54)(良:4票) |
128. 亡国のイージス
せっかくの豪華キャスト&自衛隊の(撮影)全面協力を台無しにした作品。自衛隊には撮影だけでなく内容に対しても監修を行って欲しかったです。すでに多くの方々が言われているように、映画の焦点を何に置くかがおそろしく中途半端で、その結果、映画そのものがどうしようもなく中途半端になってます。個人的には登場人物の描写を整理して、自衛隊全面協力を生かして迫真の艦船・航空機のアクション・シーンを描いて欲しかったのですが、それもかなわず、人間ドラマも詰めの甘さばかり目立つし、基本的な設定そのものもいい加減すぎます。まあ、これだけ酷い脚本でも出演者の演技力でそれなりに見られたので、甘めですが4点とします。 [地上波(邦画)] 4点(2006-10-31 23:26:34) |
129. プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング
これだけ(ちいさな)女の子向けの作りになってしまうと、多くの男子(ちいさな男の子から昔の男の子まで)にとっては出来の善し悪し以前の問題ですね。前作同様、中高年の観客もそこそこいたので館内の居心地はそれほど悪くなかったけれど、見ていてこれほど気恥ずかしくなった映画もそうそうないです。喉の手術失敗後、ずっと歌声を聞く機会のなかったジュリー・アンドリュースが歌う場面があったのが唯一の収穫。往年の歌声の面影はないものの、こうやって人前で披露できるようになったんだと思うと、映画とは関係なくジワッときてしまいました。ジュリーの歌に2点プラスです。 [映画館(字幕)] 4点(2006-10-19 00:17:59) |
130. ジョー、満月の島へ行く
《ネタバレ》 映画業界人がお遊びで作ったとしか思えない作品。終盤の映像のお粗末さも予算不足でもなんでもなく明らかにお遊びとしてわざとチャチにしているのが見え見えだし、過去のいろいろな映画のパロディをこっそりと盛り込んで、身内で「さあ、いくつ判った」と楽しんでいるのがありあり。最初のほうで私が気がついただけでも「メリー・ポピンズ」、「ショウボート」、「マイ・フェア・レディ」などなど。おそらく全編を通じておそろしく沢山の映画のパロディが盛り込まれているんでしょう。でも、こんなカルトクイズみたいな映画、映画同好会みたいなところで話のネタとして見るならともかく、普通の人が見て面白いかというとちっとも面白くないですよ。まあ、トムとメグのおかげでそれなりに最後まで見られましたが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-18 22:03:02) |
131. オーシャンズ12
前作がけっこう面白かったので期待して見に行ったのですが、盗みのシーンの爽快感が無いうえに、メンバーがただただ情けなく見えるて正直つまらなかったです。最後のオチもある程度予想できましたが、この手の映画としては反則技で、ちょっと安易すぎました。 [映画館(字幕)] 4点(2005-11-28 23:02:25) |
132. 少林サッカー
こういう映画にリアリティーを求める気は毛頭ありませんが、もう少しサッカーの試合らしく画いて欲しかった。とてもサッカーの試合に見えないので、せっかくの超人技が全然面白く感じられませんでした。 [映画館(字幕)] 4点(2005-11-28 22:26:28) |
133. 五線譜のラブレター/De-Lovely
《ネタバレ》 コール・ポーターの伝記映画ということで期待して見に行ったのですが、期待はずれもいいところ。ポーターのゲイの部分が強調されすぎているのも厭ですが、それ以上にせっかくの名曲の数々があの程度の歌唱で終わってしまったのはそれ以上に残念です。この映画にも登場するポーターの半生を画いた「昼も夜も」もあまり面白いとは言えませんでしたが、この映画は不快感ばかりが残ってしまいました。まあ、ポーターの生涯を考えればグレン・ミラーのような感動的な話には出来ないのでしょうが、もう少し後味の良いものにして欲しかったですね。遺族の方はどう思っているんだろう? [映画館(字幕)] 4点(2005-11-27 22:43:24) |
134. キャメロット(1967)
この映画、ブロードウェー版の音楽が好きなのでDVDで見ましたが、曲のアレンジがブロードウェー版とはずいぶんと変わっています。もともとはテンポの良い明るく楽しい曲がゆったりしっとりの曲調になっていたりでオリジナルが好きな者にとっては違和感だらけ。ストーリー展開もミュージカルシーンが中途半端にはいるので全然面白くなく、なんともつまんない作品となってます。こんなことなら、ブロードウェー・キャストそのままで曲のアレンジもそのままで映画化して欲しかったですね。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-23 22:34:33) |
135. 回転木馬(1955)
好きな曲が2曲あるものの、ミュージカルシーンもストーリーも今ひとつ楽しめないミュージカル。話しそのものは上手く作ればそれなりに面白くなりそうなのですが、脚本が悪いのか間延びした展開だし、ミュージカルシーンも全然見た後の印象が残りません。ミュージカル映画として、ミュージカルシーンの印象が薄いのは致命傷です。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-23 22:04:37) |
136. さよなら、さよならハリウッド
観ていて全然楽しめませんでした。現在の映画界に対する皮肉たっぷりなのはいいけど、映画そのものが面白くないので後味が悪いだけ。本編のつまらなさが劇中の皮肉がより際だたせているので、ひょっとしたらそれがほんとの狙いなのかとかんぐりたくなるほどです。 [映画館(字幕)] 4点(2005-11-20 16:08:04) |
137. ゴジラ FINAL WARS
《ネタバレ》 なんだかんだ言っても怪獣映画が大好きなものにとって、なんとも評価の難しい映画です。「ゴジラ対ガイガン」で愛想を尽かしたものの、84年のゴジラ以降また見始め、ゴジ・ハムでは映画館に行きたいながら、ハムが嫌で行かなかったおじさんにとって、久しぶりの単独上映。おまけに最後のゴジラということで、期待に胸をふくらませて映画館に行ったのです。が、始まった途端に嫌な予感が・・・。話が進むにつれ、あの忌まわしき昭和40年台のどうしようもない雰囲気が。ミニラが出てきて軽トラに同乗、で、あの結末・・・。小学生の時に感じたのと同じ失望感が思いっきり沸き上がりました。で、この失望感だけで採点すれば間違いなく1点ぐらいなんですが、恐ろしいことにこの馬鹿馬鹿しさになぜか惹かれるものがあるんですよ。でもこんな映画に高得点は付けたくない自分がいて、葛藤の末3点です。 [映画館(邦画)] 3点(2007-02-20 02:21:10)(良:1票) |
138. 僕のニューヨークライフ
コメディとして笑いの要素となる部分が不快に感じるだけで見始めてから終始いらいらしっぱなし。映画館で見てなければ途中で見るのをやめていたことでしょう。主要登場人物すべてにいらつかされる上にウッディ・アレンとジェイソン・ビッグスがともにどもり気味の台詞回しで喋りまくるのがとても耳障りで、何度席を立とうとしたことか。音楽が良いのが救いで、音楽でいらいらを癒しつつなんとか最後まで見通したといったところです。 [映画館(字幕)] 3点(2006-05-13 23:35:35) |
139. ダイナソー
映画館で最初の予告編を見たときには、ひたすら恐竜の生態を画いた映画といった雰囲気だったのでとても期待していたのですが、その後の予告編ではだんだん変なストーリーがついているように思えてきて、期待半分、不安半分で観に行きました。結果、不安が大当たり。ディズニー漫画として観れば、まあこんなもんかなとも思いましたが、最初の期待が大きかっただけにとても失望させられました。最初の予告編を観てなければ5点くらいですけど、失望感が大きかったので3点。 幸いなことにこの失望感は、後にBBC制作の恐竜番組でずいぶん癒されました。 [映画館(字幕)] 3点(2005-12-13 02:14:17) |
140. ディボース・ショウ
配役的にも内容的にも絶対面白いだろうと思って映画館に行ったのに、全然面白くなかったです。なんなんでしょう、このつまらなさは。観賞後もストーリーを文章で読んだりするとそれなりに面白そうに思えるので、演出の失敗なんでしょうか。 [映画館(字幕)] 3点(2005-11-27 19:28:31) |