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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1984
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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121.  菊次郎の夏 《ネタバレ》 
音楽が頭にこびりついて離れない。武さんは本当の映画を分かってる人だ。寅さんやチャップリンを軽く自分のものにしている。なんか彼の立ってる姿だけで映画だもんね。NHKで武さんのルーツを探る番組があって、お父さんの菊次郎さんのことを描いてる映画かと思って、観た。エピソードは違うもののやはりこの主人公は武さんのお父さんなのだろう。しみじみと武さんの親への想いが伝わった。貧乏でも人として大事なものを武さんは叩き込まれたんだろうな。この人のおかげで芸人のレベルが下がらないのだろうと思う。日本の心柱の一人ですよね。
[ビデオ(邦画)] 7点(2016-12-22 11:13:46)
122.  ふたり(1991) 《ネタバレ》 
この大林作品は、初々しい女性を描く一方、死の世界も描いている。いつからだろうか、大林監督に死の匂いがついてまわったのは・・。自分の鑑賞歴の中では「異人たちとの夏」頃からか・・。ジブリでおなじみの久石譲さんの心地よい音楽の中に身を浸していると、ジブリにはない死の世界が垣間見られるので、観てる方はドキッとして、とまどってしまう。しかし大林さんの映像は、死者の世界によく合ってますね。冒頭の第九の演奏シーンの映像は、この映画のモチーフにピッタシあってて、今思うと、統一された世界なんだなぁと大林さんに感服します。
[ビデオ(邦画)] 7点(2016-12-11 20:22:00)
123.  ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女 《ネタバレ》 
破滅の美というのが映画のジャンルとして確かにある。多くはラストが悲劇的である。それを観て、散りゆく花の一瞬の美しさに我々は安全地帯から酔う。しかし我々はその代償としてナニモノでもない。この映画もそうである。不倫の官能に堕ちていく男女の作家は、自分たちの遍歴を何らかの形でそれぞれ文章にするということで大作をモノにする。そうではあるが、やはり退廃である。映画の主人公たちは、文章にするという秩序立てで、とりあえず乱れた生活の中で精神状態を保ってはいる。しかし作家ならいいが、これが家族ならたまったものではない。それでも女性作家の旦那は、銀行家という職業のせいか、どこか鈍い。しかし男性作家の妻は、旦那の写し鏡のごとく、乱れた生活の中にいて、逃げ出しはするが、それでも戻ってきた時は、文字にするという身の処し方を知らぬ故、混乱する。監督のカウフマンは自分はお気に入りの作家だ。「存在の耐えられぬ軽さ」で退廃の人生を描いた彼は、ここではもう悲劇の行方までは細かく描かない。それよりも作家であることで、何とか立っている女性作家の妖しげな美しさを丁寧に描いてる。カウフマン監督作品の佳作さが残念だ。もっと彼の真骨頂の作品を観たかった。しかし彼もこのような退廃の美を描くなかで、自分を見失ってしまったのかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-09-19 08:54:58)
124.  ショート・カッツ 《ネタバレ》 
アルトマン節、絶好調!浮気をごまかす嘘に爆笑する妻、下半身露出して痴話げんかする女性、等々もうこれでもかって感じで、群像劇中の女性のB面を描く。これは結婚してる男性にはうなづけるとこがあるのだろうか?それともアメリカという国がやり過ぎなのだろうか?それか嫌われ者のアルトマンの人生観なのだろうか?しかしよくまぁこんなに淡々と生活を描くだけで3時間ももたせるよ。BGMもほとんどなくて、それどもついつい見入っちゃうのは、他人の家の裏事情に好奇心が行くからかな?いやアルトマンが上手いんだろうな。群像劇を見せる演出が只者じゃない。・・で最後まで観て、地震しか起きない、って変な映画(笑)。これで終わり?って皆思うよね。それかやっと終わったと思うか?アルトマン群像劇は自分は「ナッシュビル」が断然好きだなぁ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-08-21 22:41:11)
125.  ワンダフルライフ 《ネタバレ》 
ドキュメンタリー調の前半に、話に入り込めず、自分だったらどの想い出であの世に行くかなとぼ~っと考えてた。一つだけ選ぶいい思い出で、あの世に旅立つ、この世とあの世の際(きわ)の世界の話。しかし、それは一番大切なものを選ぶことでもある。親か恋人か子どもか自分か・・。選べない人も出てくる。それがこの会社の人たち。モラトリアムは次元を超えて、あるもんなんだね。・・にしても協賛にどこかの葬儀会社が入っているのかな?葬儀会社のCMにピッタシの題材。監督の、映画は夢工場ではあるけども、天国工場にもなりうるか?という問題意識を感じました。
[ビデオ(邦画)] 7点(2016-07-31 23:27:09)
126.  クンドゥン 《ネタバレ》 
スコセッシと言えば、キリストを扱った「最後の誘惑」がある。ははぁ、キリストの次はダライラマか・・。そう思い、西洋から見る東洋への勘違いを見抜いてやろうと思って、観ていた。すると話は、ダライラマの伝記と言うより、あの中国によるチベット侵略がメインになってきた。チベットは大国ではない。平和に事態を解決しようとする、そんな国に中国が一部になれと言う。かくして侵略は始まり、ダライラマは逃げる。ダライラマが蹂躙されたら、残虐(子どもに親を銃殺させたり・・)に苦しむチベット国民は、もう絶望だ。話はダライラマの視点から、一歩も動かない。だから国民にどんなことが起こっているかも描かれない。結局、ラスト、異国の地でチベットの方をみるダライラマの姿で終わる。これは~、もうよその国の話とは思えなかった。もうね、ホントね、観終わって、ど~んと落ち込んだ。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-06 10:10:57)
127.  ロッキー5/最後のドラマ 《ネタバレ》 
うん?なんでこんなに評価低いの?人間ドラマにしては、底が浅いからかなぁ?でもシリーズを締めくくるには、きちんとしていて、よくできてると思います。ラストのストリートファイトは興奮しました。もうロッキーシリーズは終わりかぁと寂しくもなり・・。次のファイナルのストーリーを見ると、えぇ!エイドリアンいないの???そんなんロッキーのファイトが成立しないじゃん!?とほっとけない気持ちが湧いてきました。ロッキーシリーズをこの何週間で一気に観て、これは1作だけじゃなく、シリーズ全部が元気が出る映画だと確信しました。でもバートヤング演じるお兄さんってホント困った人だよねぇ。白紙委任状渡しちゃうなんて・・。普通、もう絶縁だよね、そんなことする親戚いたら・・。でもロッキーには最後まで傍にいてほしい人になってる。アメリカの下町って粗いんだなぁ(笑)
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-05-15 00:22:24)
128.  落下する夕方 《ネタバレ》 
落下事件を機に幸福を恐れ、中途半端に生きる男性。それを見つめる原田知世演じる女性と、同じく中途半端同士、彼と付き合う菅野美穂演じる女性。この3人の奇妙な同居生活を淡々と描く。フラフラする男性に原田知世のドッシリ感が非情に素敵だ。いつの時代にもあるテーマをドロドロ描くのではなく、女性監督ならではの透明感たっぷりに描いた秀作。
[DVD(邦画)] 7点(2016-01-03 11:25:07)
129.  真夜中まで(1999) 《ネタバレ》 
和田誠さんは、ホントあのJAZZホールの雰囲気が好きなんだろうなぁと思った。さすがイラストレーターだけあって、面白い絵の部分があった。出色は、夜の高速をバックにトラックの荷台でトランペットを吹くシーン。あの場面を描くために、この映画を創ったんじゃないかと思うくらい、しびれた。さすが東洋一の映画好き(?)だけあって、ハラハラドキドキの連続。柄本明の場面までピンチの連続だもんね。あんなカッコいい柄本明、初めて見た!キャスティングの妙も小道具の使い方も面白い!映画の時間の進み方が「真昼の決闘」なのかな?
[ビデオ(邦画)] 7点(2015-10-11 15:13:54)
130.  パルプ・フィクション 《ネタバレ》 
「レザボア」と並んで、タラちゃんの出世作。彼は「レザボア」の感性より、こっちの方のセンスを伸ばしていくんですよねぇ。昔、観た時よりも、タラちゃん節が分かっているだけに、面白く観れました。いずれにせよ当時は、げっ!って感じが強くて、楽しく観れませんでした(笑)。今では、彼のセンスは誰にもひけをとらぬ大家ですもんね。あと数作で引退を公言してますから、その後、どうするのかが興味深いとこです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2015-06-25 03:00:53)
131.  イヴォンヌの香り 《ネタバレ》 
組織のゲイのボス、アメリカを夢見る移民、そしてその日暮らしの女。中途半端ブルース。
[ビデオ(字幕)] 7点(2015-04-05 22:17:50)
132.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
あ~なんて初恋って強烈なんだろう。髪結いのお嫁さんも、どうあっても亭主を取り戻せないと分かった時、もう死ぬしかなかった。この抜け殻の欲望男は、その風貌通りの「アレ」しかない男。そりゃ~、女性もまともなら、こういうラストしかないよね。だって死んだ人には敵わないんだもん。
[ビデオ(字幕)] 7点(2015-04-05 02:55:28)
133.  ガッジョ・ディーロ 《ネタバレ》 
これは定住民族の道徳などで解釈してはいけない映画だ。映画の本来持つパワーをこの映画で感じた。異文化の映画に触れる体験の面白さこそ、文化の持つ意味ではないか。後半の牢から出てきた息子の悲劇と、ジブシーの間の排他性は結びついてるのかもしれない。ジプシー民族は分からない。でもそれに触れて、自分も何かを感じた。それは主人公のパリっ子と同じなのかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-10 21:45:12)
134.  星願 あなたにもういちど 《ネタバレ》 
素朴なラブストーリーだけど、いい!映画って心の栄養であるわけで、凝った話や映像ってホントは必要ないんじゃないか?などと思ってしまう。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-04 12:45:24)
135.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 
女性映画の秀作。映画の終わりのほうで気がついた。あぁ、これは「草原の輝き」なんだ、と。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-09-30 04:22:03)
136.  愛しのタチアナ 《ネタバレ》 
カティ・オウティネン。タチアナ演じる女優である。アキカウリスマキの映画に彼女は欠かせないけど、この映画こそ、この女優への愛を謳ったかのような映画である。だって話らしい話はなく、最後、この女優と主人公が「俺は作家になる」といって、二人が暮らし始めるという内容だ。もう一人の主役の男優。幸せはどこかにあると思っていると、いつだって通り過ぎていくもんだよ~。最後のミシンの仕事に戻ってから、さぁこれから幸せは彼のもとに降りるのか?って感じのラスト。カウリスマキは、レニングラード・カーボーイの映画でもそうだけど、ロッカーへの愛が強い。ロッカーの年齢を重ねていく様子を見てるから、人生の絶望と希望を描かせると、天下一品の作品を量産できるのだろうか?
[DVD(字幕)] 7点(2014-09-20 18:56:02)
137.  アイズ ワイド シャット 《ネタバレ》 
いやぁ、こりゃキューブリックのかなり正直な心情の吐露だと思うなぁ。名作(迷作も)を連発するも、この才人は孤独だったんだろうね。みんなが距離を置く中で、完全主義で自分をむきだしに表現するのは、あの仮面乱交パーティで自分だけが仮面を脱いだトムクルーズに表してたんじゃないかなぁ。みんな普通に生きてんだけど、キューブリックだけがむき出しの狂気なんか表現するもんだから、周りはひいてたんだろうね。映画冒頭のニコールキッドマンの罵倒は、リアルすぎ!あれ、奥さんから本当に言われたんじゃないかなぁ。キューブリック以上に神様視点になるのは恐れ多いけど、なんか観てて、この監督も人の子であったか、と思った・・。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-23 12:04:04)
138.  愛・アマチュア 《ネタバレ》 
ハルハートリーって面白いね。某レンタル屋の企画でようやく地方にも彼の作品を観る機会ができた。「映画」らしさを追及するあまり、人間描写が粗いとこもあるのが惜しい。でも面白いタイプの作品だよね。一見、二つの話が交差する結末なのかと思いきや、まったく違う展開で、粋なラストのセリフで締めくくる。結局、観客ってその人物がどういう人なのかって事よりも、どう話が締めくくられるのかってとこが気になるんだね。それに気づかされた。「シンプルメン」ではカメラを引かない距離で、一気にラストまで話を持って行ったけど、ここでは冒頭から街のある場所を見せる。へぇ、ハルハートリーってこの映画ではカメラ引くんだって思ってたら、それが重要な場所だってことが分かる。いやはや、この監督、なかなか頭のいい監督だって思わされた。なんで、もっと作品、日本に来ないのかな?
[DVD(字幕)] 7点(2014-06-13 05:03:16)
139.  コントラクト・キラー 《ネタバレ》 
カウリスマキって絶望してる人が淡々としてるんだよね。他の国の映画だったら、大声で騒いだり、誰かを傷つけたりするのに、この国の風土でしょうか、静かに運命を受け入れるんだよね。じゃぁそんな国だったら、みんな優しいのかって言ったら、「人生は美しい」とか言う殺し屋が殺人現場で彼に罪をなすりつけたり、結局、損する人は損をするんだろうね。彼の映画はホント、そう。損する人は損するんだけど、ある限界点が来たら、犯罪でも自殺でも淡々と実行する、そんな人たちを見つめてる。結局、どこの映画にもあるパターンなんだけど、彼はそれをのんびりしたテンポで描くもんだから、こちらとしては、そんなに気が荒まないんだよね。不思議な感性だね。彼自身も絶望通り過ぎちゃって、不思議な心の安らぎの中にいるよう・・。彼は、表現を通して、不安を押しつけない監督なんだね。だから、彼の作品はもう一回観ようって気になるんだ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-31 21:33:44)
140.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
子どもと遊ぶ年配の女性。はてな、ど~っかで?そう、倍賞千恵子さんに似てるなぁと思った。彼女にもこんな役、やらせてあげたいなぁ。ジーナローランズ絡みで、「グロリア」みたいな役も・・(「霧の旗」があったか、などと思ってしまった)さて、この映画。子どもが下手に楽しそうな演技をしないのが、逆にリアリティ。有名な映画だったので、最近の名画DVD化ラッシュの中で、レンタルされてるのを見つけたときは嬉しかった。内容もいい。信頼してた友情を破られた後の、ジーナの孤独。孤独に敏感なトラックの運転手。そして一人で自由に生きていこうとする彼女の後姿。あれは友情を見つけに希望をもって、旅立つ彼女の姿だ。でも完璧主義な彼女の希望は叶うだろうか?最後、この町に戻ってきて、彼女が幸せになる、なんてラストの方が僕は好きだけどなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 01:42:48)
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