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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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121.  偽れる盛装 《ネタバレ》 
『祇園の姉妹』に似ているということで見てみました。たしかに共通項はありますが、こちらの方がさわやかな終わり方で好感が持てます。君蝶が、結局は家族のことを思っていたというのがよかった。一見気が強いだけのようですが、その底にある優しさが徐々に現れてきます。役所勤めの若い2人が京言葉を話さないのは、花街とは違う世界に生きていることを象徴しているようです。このあたり、細かいですがうまいと思います。
[地上波(邦画)] 6点(2012-04-22 13:54:56)
122.  暖流(1957) 《ネタバレ》 
なんというか、ヘンな映画。みんな早口でしゃべって、ハイテンションなのに台詞が棒読み。左幸子はあっちこっちに動くというか、ほとんど踊っているし。どう見たらいいのかよくわからなかったのですが、途中から「これはコメディだ」と思うことにしました。船越英二の長男なんかは、最初からその線を狙っていますが。しかしそれ以外の人物も、病院の実権を握ろうとしたり、とにかく金と権力にとりつかれている。そのあたりをブラック・ユーモアで風刺した……つもりなのかもしれませんが、いかんせん面白くない。笑えないし、風刺になっているのかどうかも不明です。 後半は主要人物3人(笹島も加えれば4人)による恋のさや当てですが、恋愛といえば感情ほとばしるはずなのに、なにしろ台詞が棒読みですから、全然感情がこもらない。勝手に離れたりくっついたりしているという案配で、見ているこちらはどうでもよくなります。置いてけぼりですね。正直、監督はやる気があったのかなぁとさえ思えてきます。 ところで、題名が『暖流』というのが謎ですが、調べてみると暖流は「周囲の空気を暖め、自身は冷えていく」という性質があるようです。言われてみれば、病院の改革に乗り出した日匹には、そういうところがありますね。そう考えれば納得です。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-04-01 22:06:13)
123.  花嫁の父 《ネタバレ》 
コメディタッチですが、全体として笑いに品があって楽しめました。特にモーニングのくだりは、「あるある」と思う人も多いでしょう。父親を演じているのが謹厳実直タイプのスペンサー・トレイシーというのもいいです。式や披露宴にお金をかけないという、中流階級の結婚観が見えていてるのも興味深い。近所づきあい、仕事上のつきあい、今なら思い切って切ってしまえても、当時は非常に大切にされていたことがよくわかります。古きよきホームドラマでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-31 20:40:49)
124.  無法松の一生(1958) 《ネタバレ》 
エピソードを連ねた構成なので、途中でちょっと飽きてしまいました。テレビドラマ向きの題材でしょう。作品としては優れていると思います。ポスターの使い方などうまいです。三船敏郎の「野性的でありながらシャイ」というキャラクターが生きています。ただ、高峰秀子はベストな配役だったかどうか……。最後の泣き崩れるところはさすがにすばらしいので、そのための出演だったのかな?
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-22 23:05:26)
125.  真実一路 《ネタバレ》 
なかなか深い作品と見ました。自分の真実を貫けば、他人に迷惑を及ぼすことは避けられません。普通の人は現実と折り合いをつけて生きていくわけですが、自分を偽るとやはり不幸になることもある。ならばどう生きるのか。深すぎて私などには底が見えない話ですが、人が生きていくことの核心を問うような内容です。しかしそれだけに、やや食い足りない感じもしました。素香おじさんがひょうひょうとしていて面白いと思ったら、多々良純さんでしたか。テレビでしか見たことがなかったので、イメージと違い驚きました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-09 20:47:18)
126.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
ストーリーとしては、原作にかなわないですね。これはやはり、真相がわからないから面白いのであって、目撃者がいたのでは興ざめ。しかもそこから、なにやら教訓めいた結論を出しているのもよくなかった。原作にないため、付け足しという感じが強いです。監督としてはこれが言いたかったのでしょうが、どうも俗っぽいという気がします。 逆に映像の方は、すばらしかったと思います。どちらかというと、映像を鑑賞する映画ではないでしょうか。海外で高く評価されたのもうなずけます。早坂文雄もあいかわらずいい仕事をしています。それだけに、強引に(と思える)「いいお話」に持っていったのが残念でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-17 20:35:02)
127.  君の名は(1953) 《ネタバレ》 
いやあ、相当イライラさせられました。主人公2人はたいして動かない代わり、まわりがうるさいことこの上なし。誰が主役かわからないくらいです。綾とか真知子の夫とか、目立ちすぎでしょう。 これはもしかしたら、映画化したのが間違いだったのかもしれません。ラジオの連続ドラマであれば、続きが気になってのめり込めるのかもしれません。しかし映画ではトントンと話が進むし、同じようなことをダラダラと続けているばかりで、飽きてしまいました。春樹の姉の話とか中途半端もいいところですが、あれは第二部以降に展開があるのでしょうね。まあ、別にどうでもいいですが……。 音楽(主題歌)がいいのと、円谷英二の特撮が見られたので、おまけで+1点。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-10 21:48:50)
128.  浮雲(1955) 《ネタバレ》 
元日から成瀬巳喜男監督作品を4本見ましたが、中ではこれがいちばんつまらなかった。ゆき子がなぜ富岡にこだわるのかわからない。劇中富岡が「ほかにも女はいる」と言いますが、それならほかにも男はいるはず。と思っていたら、Wikipediaの記事で見つけました。成瀬監督によると、「身体の相性が良かったから」とのこと。そういえば、2人は東京で再会したあと、連れ込み宿に行っていました。あれが伏線になっていたとは、こちらの不明でした。あからさまに描かないところはさすがですが、やはりあまりピンと来ませんねぇ。 それを挽回すべく(?)知ったようなことを書くならば、富岡は出会った女性を皆不幸にする、ある種破滅型の人間のようです。ゆき子も同じタイプのように思われるので、この2人が別れられないのは腐れ縁というか、ほとんど運命のなのかもしれません。それでも富岡はまっとうな人間になろうとして屋久島に渡り、ゆき子もついて行くわけですが、結局破滅型の人生からは逃れられなかった、ということになるのでしょうか。戦後まもなくの日本が舞台というのも関係ありそうです。そう考えるとなかなかたいした映画ですが、つまらなかったものは仕方がない。主人公に共感できない点でダメでしょう。斎藤一郎の音楽は効果的でしたが。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-05 16:29:19)
129.  おかあさん(1952) 《ネタバレ》 
さまざまな困難にめげず前を向いて生きてゆく親子……という、なかなかの良作でした。兄や父が死んでしまうのに、けっこう笑いをとる場面があったのもよかったです。そういう点では、小さい子と岡田英次が楽しい。それはともかく、家族間の微妙な心理の綾を繊細に描いていたと思います。音楽はあいかわらず素敵。 しかし本作では、やはり香川京子が光っています。そのお茶目っぷりも、家族を思いやる気持ちも、母が再婚するのではという悲しみも、どれもこれも魅力を感じさせます。田中絹代のおかあさんもすばらしいわけですが、娘がこれほど魅力的でなかったら、必ずしも傑作たり得なかったのではと思われます。すべてがあるべきところにキッチリはまっているという感じ。家族の絆、そして旅立ちを描いたということを考えると、震災後の日本人に必要とされるのは、このような映画かもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-01-05 16:28:52)
130.  稲妻(1952) 《ネタバレ》 
『めし』は駄目だったが、これはよかった。父親の違う兄妹が入り乱れてゴチャゴチャなのですが、主人公の清子がすがすがしいので、気分が悪くなることもなく見られました。清子とはよく名付けたものです。次姉三浦光子の存在も大きい。彼女がいるから、人物間のバランスがよくとれているのだと思います。金をたかって喧嘩ばかりしているきょうだいでは、こちらもしんどくなりますから。 現状を変えようと下宿した清子。お隣の根上淳・香川京子兄妹が、それまでのきょうだいへのアンチテーゼとして生きています。ピアノの使い方がみごとで、斎藤一郎の音楽は最高。後味もさわやかで、清子の人間的成長が端的に表されているようです。当時の東京の街並みが見られるのも嬉しい。
[地上波(邦画)] 8点(2012-01-03 20:35:46)
131.  めし
評価が高いようですが、それほどでもなかったです。特に最後はそれでいいのか? と思います。ドラマとしては十分見られますが、どうも私はこういう夫婦間の心理の綾にうといようで……。ユーモアもあって面白いし、当時の大阪の風景を知ることもできて良いのですが、あまり引き込まれる話ではなかった。小林桂樹が、出番は少ないながら光っていました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-02 19:17:48)
132.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 
いかにも“古き佳きアメリカ”という雰囲気ですね。一代記なので、今なら連続ドラマ向けの題材でしょう。話の進行が早いこと。映画としては夫婦や親子の情愛を狙っているのでしょうが、個人的には「音楽の持つ力」を再認識させられました。そういう意味で、戦争中に子供とピアノを弾くシーンがもっとも印象に残っています。ファミリー映画としては、まあ普通でしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-31 11:02:18)
133.  楢山節考(1958) 《ネタバレ》 
これはまたすごい映画を見ました。広大なセットを使った舞台劇風の作り。場面転換も舞台を彷彿とさせながら、映画ならではの表現を用いています。BGMに長唄を使ったのも効果的でした。照明もすばらしく、特に赤の使い方がうまい。ということで、監督の技巧が光る作品です。物語の方は、姥捨に対する各人の異なる思いを重層的に描いているのも見ごたえがありました。 これだけでも上出来なのですが、本作の真骨頂は最後の大転換でしょう。セットからいきなりロケ(現代の機関車)映像となり、最後に姨捨(おばすて)駅が映されて終わり。この部分だけわざわざモノクロで撮影されています。それまでセットを使い、観客の現実とは離れた、作り物めいた世界で物語が展開していたのですが、ここで一転、観客とつながった現実世界が現れます。過去と現在・虚構と現実・閉じた世界と開けた世界・カラーと白黒という対比を持たせながら、両者が地続きであるということを端的に表した、実にあざやかな、そして簡潔な幕切れでした(もちろん、こんなところに台詞はありません)。ここまでやられると、素直に参りましたと言うほかないですね。このように、木下監督の映像技術が存分に発揮されています。正直、物語よりもそちらの方に目を奪われました。でもこのテクニックだけでも、一見の価値はあるでしょう。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-12-26 20:15:52)
134.  新・平家物語 《ネタバレ》 
冒頭の、市場の様子から平氏の凱旋、さらにそれを平伏させる僧兵という流れがよかった。エキストラもふんだんに使い、見ごたえがありました。お話としては割と現代的なところがあり、そのあたりが「新」なのかと思います。台詞回しも時代がかっておらず、平安時代を舞台にした現代劇という様相。このあたりが面白かった。出演者では、雷蔵より父親役の大矢市次郎に存在感があり、作品を締めていたと思います。思ったよりも楽しめました。シリーズの残り2作も見てみたいです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-24 21:40:26)
135.  真昼の決闘 《ネタバレ》 
社会派西部劇といった趣ですね。帰ってくるならず者がどれだけ悪くて、かつてどんなことをしたのかは、実はどうでもいい。そいつが帰って来るということが起こす波紋が、本作の主題ですから。起こるであろう悶着を、保安官個人の問題として片付けていいのか、そいつは本当にほかの町の人には危害を加えないのか。結局仮定の話であり、そこには正論などありません。単純に正義とか悪とかいった言葉で片付けられないだけに、現実感があります。ほぼリアルタイムで進行するのも、物語のリアリズムを生かすためでしょう。 主人公の保安官は、苦悩しながらも“信念”を持った人間として描かれています。何となくドラマ『男たちの旅路』を思い出しました。少なくとも、信念を持つことは重要ではないかと思います。 本作の弱点は、当時のハリウッド映画の原則として、「主人公が勝利しなくてはいけない」という限界を破れなかったことでしょう。「力には力で対抗するしかない」という、いかにもアメリカ的な解決をとっています。しかしそれでも、新妻に助太刀させるという皮肉な結末を迎えています。人を射殺した彼女がこれからどんな人生を送るのか、それでまたドラマが作れそうです。そういう点からしても、一筋縄ではいかない深みのある作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-24 21:38:27)
136.  地獄門 《ネタバレ》 
極彩色の総天然色映画としては美しいのですが、お話は今ひとつ。菊池寛原作ということで文芸映画かと思いましたが、平安時代の物語であるためか、あまりそういう雰囲気もない。と思っていたら、最後に渡辺渡が「おまえは死ねばそれですむが、生き残った自分はどうなるのだ」という台詞で面目を保ったようです。それにしても、なぜこの題材を取り上げたかが不思議。そうした点も含め、時代をよく表した映画かもしれません。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-22 15:32:35)
137.  まらそん侍 《ネタバレ》 
なにしろ55年も前の映画ですから、のんびりのびのびしたコメディに仕上がっています。家宝が金のキセルとか、とぼけた味が出ていますね。もっともお笑いだけでなく、恋のさや当てに友情物語と、青春ドラマの側面が強かったように思います。それにキセル盗難がからむのですから、下手をすると散漫な展開になってしまいそうですが、そこをうまくまとめていたのがよかった。特にお糸は、花を添えるだけでなく必然性のある役回りで、こうした人物配置もうまかったと思います。 出演者では、勝新太郎の色男ぶりにビックリ。テレビの座頭市以降しか知らないので、本当に別人かと思うくらいです。悪党トリオのトニー谷・益田キートン・旭輝子も楽しいのですが、藩主夫妻の会話がいちいち漫才になるのがおかしかった。マラソンをしているのに絶対まともに走らない大泉滉もいて、おなかいっぱいです。難しいことを考えずまったりと楽しむのに最適な映画でしょう。あまり知られていないと思いますが、もっと知名度が上がってもいいかも。
[地上波(邦画)] 7点(2011-10-15 17:37:19)
138.  人間の條件 第四部 戦雲篇 《ネタバレ》 
最後の戦闘シーンは、本物を使っているだけに迫力があります。それにしても、あれだけの戦車が相手では、負けは決まったようなもの。相手が条約を結んでいたとはいえ、本土から遠く見捨てられていたことがよくわかります。根本的に兵を大切にしない軍隊は、日本独特のものだったのでしょうか。 今回、梶と鳴戸が怒りを爆発させる場面がありますが、抑圧された展開ばかりなので、ああいうところも必要でしょう。それで何か解決したわけではありませんが。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-30 13:45:49)
139.  人間の條件 第三部 望郷篇
今回もまた、凄みのあるできでした。このシリーズは、主人公の梶のみならず、脇役陣に魅力を感じます。特に「国境の向こうに理想郷がある」と言ってあちらに越えていった新城には考えられます。戦後の日本では理想の国だと思って海を渡った人もいましたからねぇ。病院での看護婦・丹下とのやりとりが印象深いです。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-30 13:34:00)
140.  人間の條件 第二部 激怒篇
捕虜脱走だけであれだけ話を保たせるというのも、たいしたもの。第一部より面白かった。王享立の存在感、渡合の悪辣ぶりが強烈でした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-09-29 17:21:13)
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