121. 東京喰種 トーキョーグール
《ネタバレ》 原作未読。とりあえず2巻までお試し無料で読めたんでそこまで読んで見ました。すると本作もほぼそこまでの中身。初心者向けの入門編となってます。キャスティングも大泉洋を除けばほぼ無難で、その大泉洋も流石の演技で意外なキャスティングを見事にこなしている。全体的には窪田正孝のオーバーアクションは若干鼻に付くものの一通り見れる内容にはなっていると思う。次回作は清水富美加の代役をどうするか次第だが、佐々木希がいれば何とかなるかもね。 [映画館(邦画)] 6点(2017-07-30 19:05:40) |
122. ザ・マミー/呪われた砂漠の王女
《ネタバレ》 今年は病院を行ったり来たりであんまり映画を数こなしてないけど、その中でもこれは断トツにつまらなかったです。見どころが全くない。見終わってどこが見どころだったか振り返って見ても、飛行機の中をクルクル回ったとこか?ぐらいの印象。トム・クルーズ見るなら「ミッション・インポッシブル」の方が断然いいよ。こんなに切れのないトム君見るのも初めてでした。 [映画館(字幕)] 3点(2017-07-29 16:18:37) |
123. ジョン・ウィック:チャプター2
《ネタバレ》 製作陣は前作の何が受けたかは正確に理解している。だからその要素のみで続編を1本作った。まず第一の要素はジョン・ウィックの至近距離からのとどめの一撃。1人も見逃さずにとどめをさしてます。次の要素はコンチネンタルを始めとする互助組織の存在。ホテル内での殺しは厳禁等のルールの面白さ。他にも銃ソムリエだの防弾スーツ(但し激痛は走る)等の裏社会の充実ぶり。続編はこれらだけで出来てます。そりゃ面白いよ。でもラストでそのコンチネンタルと仲違いしたところから、次にこの面白さを維持するのは難しいかなと思わせる。今回までは見て損はしないです。 [映画館(字幕)] 6点(2017-07-09 16:30:12) |
124. ライフ(2017)
《ネタバレ》 ごめん。私は楽しめなかった。エイリアンは大ファン。だが本作はエイリアンの劣化焼き直しにしか見えなかった。たぶんそれは私だけではないだろう。私は映画はエンドロールが終わるまでは席は立たないが、本作はエンディングが始まると同時にみんなぞろぞろと退席し始めた。その率が昨今の映画では飛び抜けて多かったと思う。その原因はラストの「ああ、やっぱし」感にあるのではと思う。見終わった後の満足度から見てこの点数で。 [映画館(字幕)] 4点(2017-07-09 15:48:36) |
125. ディストピア パンドラの少女
《ネタバレ》 この映画はメラニーと言う少女に尽きる。なんと言うか、怖い。冒頭の収容施設での如才ない振る舞い。生き残るための必死さが伝わってくる。自分に優しくしてくれる人間には大変愛想がよい。あまりにも利発と言うかクールだ。全てが自分が生き残るための計算づくではと思えてくる。クライマックスで、博士から抗体を作るための献体となる事を説得された際に「大好きな先生を救うためよ」と言われて「なぜ人間を救うために私が死ななくてはならないの?」と返すのは、安易な自己犠牲がやはり受け入れ難いからだ。その後の展開は真菌と共生している身としては当然の行動だが、感染したら理性を失う先生は助けなければならない。真菌と共生した子供達で新たな文明社会が築けるかどうかは分からないが、子供達の先生役として生かされている先生もそのためのコマに過ぎないのではと思うとちょっとゾッとする。そこは大好きな先生の授業を受け続けたいと言う子供なりの想いだと信じよう。荒廃したロンドンの街並みや音楽も良い。一つの世界はちゃんと描いていたと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2017-07-01 15:13:23)(良:1票) |
126. こどもつかい
《ネタバレ》 これは意外なくらい良く出来ている。子供の虐待がテーマなので見ていて愉快な作品ではないが、「子供を虐める大人には情け容赦など無用」と言うホラー映画なりの過激なメッセージと考えれば理解できる。いや理解できなくもない、か。あくまで映画だからね。最近の清水崇監督の作品ではトップクラスだと思う。賛否両論あると思うが私は支持します。 [映画館(邦画)] 7点(2017-06-25 16:46:25) |
127. 22年目の告白 -私が殺人犯です-
《ネタバレ》 ミステリーとして見ると展開が容易に読める(もちろん全てではないが)のが難点だが、エンタテイメントとして見ると無駄なシーンが全くなく一気に最後まで見せるのが大変良い。ところどころ非現実的と思えるシーンもあるが、それもエンタテイメントとして割り切れば特段の支障はないです。力作。 [映画館(邦画)] 7点(2017-06-17 15:29:34) |
128. LOGAN ローガン
《ネタバレ》 これは確かに凄い。ヒュー・ジャックマンがR指定にこだわったのも納得だ。個人的にはチャールズを失った後のローガンの壊れっぷりが痛々しくて見てられなかった。 [映画館(字幕)] 8点(2017-06-11 16:34:19) |
129. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
《ネタバレ》 前作のバカバカしい演出が気に入ってたんで今回も期待してたんだけど、前作同様のバカバカしい演出はオープニングまでで、以降は時折笑うシーンはあるものの、基本はシリアス。クライマックスも泣かせる演出に走ってしまい個人的には残念な作品でした。まぁウォークマン壊されて、代わりにもらったのがズーンと言うレトロ感は悪くないけど。 [映画館(字幕)] 6点(2017-06-04 19:04:53)(良:1票) |
130. スプリット
まぁ、「アフターアース」や「ヴィジット」に比べればマシだわな。「結末は誰にも言わないで」については、お話と全然関係ないじゃん?言っても支障ないと思うけど言うなと言う事なんで何も言いません。しかしシャラマン復活か?と言われれば「それは遠い」と言わせていただきます。 [映画館(字幕)] 5点(2017-05-27 16:46:07) |
131. メッセージ
《ネタバレ》 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は「複製された男」で心底懲りたんで、もう見るまいと思ってたんだけど、今年これと「ブレードランナー2049」の2作品を手がけるとあって、期待はできないけどとりあえず見てみようと思ったわけです。普通、期待度が低い作品は見ると「意外に面白いじゃん」となる事が多いんだけど、本作は率直に期待通りにつまらなかったです。前半はまだSFっぽかったけど、クライマックス以降の展開は「これファンタジー?」としか思えない肩透かし展開。なんでこうなるのかなぁ。これSFじゃないよ。「ブレードランナー2049」の出来栄えに大いに不安が高まる作品でした。まぁそれでも見るけど。 [映画館(字幕)] 4点(2017-05-26 17:17:43) |
132. ゴースト・イン・ザ・シェル
《ネタバレ》 原作未読。映画も過去作は一切観ていない完全なる一見さんです。が、これはダメだ。全く受け入れられなかったです。冒頭の義体とやらが何となくエクス・マキナっぽいのはまだいいとして、その後の展開のブレードランナーとマトリックスの合体っぽいビジュアルには何の感銘も受けなかった。ちょっとロボコップも入ってるけど。おそらく原作はもっとオリジナリティがあると推測されるが、多分監督に想像力が足りないのであろうと思われる。ところで、モトコとヒデオってひょっとして新井素子と吾妻ひでお? [映画館(吹替)] 4点(2017-04-15 22:39:26)(笑:1票) (良:1票) |
133. ズートピア
《ネタバレ》 全面改稿。改めてWOWOWで見て、本作の完成度の高さに感心した。 開始から終盤に至るまで隙のない脚本だが、特に中盤以降のジュディとニックの決別と和解に至るプロセスが素晴らしかった。記者会見で不用意に肉食動物への偏見を語ったジュディにニックは詰め寄る。「お前、俺が怖いか?」。ニックの言葉に声を失いたじろぐジュディ。それは彼女の幼少のトラウマ体験のなせるわざだが、それを知らないニックは彼女の反応にひどく傷つき彼女の元を去る。ジュディも自分の発言が街を分断した事実に打ちのめされ警官を辞め街を去る。田舎に帰ったジュディはかつて自分にトラウマを植え付けた相手が年を経てすっかり温厚で真っ当な大人になっている現実を知り、ようやくトラウマを克服する。良く人は変わらないと言う言葉を聞くがそれはウソだ。確かに変わらない人もいるが、過去の自分の行いを恥じ後悔している人も数多くいる。多くは贖罪の機会もないが、ジュディは街に戻りニックに謝罪する。この謝罪シーンも良かった。人間(ウサギだが)心からの謝罪をするシーンはそうそうないよ。これにてジュディはニックと和解し以後は協力して捜査に当たる事となる。 以降の展開は余禄に過ぎない。 [映画館(吹替)] 9点(2017-04-01 23:55:01)(良:1票) |
134. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 まぁ色々詰めの甘い点もあるし何よりもラストが甘すぎるんだけど、そこに目をつぶれば一応の見応えはある作品でした。シチュエーション物として見ればかなりの物です。久々の映画館でハードルが下がりまくっていたからかもしれませんが。ただ私なら絶対に許さないよ。何があっても。 [映画館(字幕)] 6点(2017-03-26 17:38:28) |
135. マグニフィセント・セブン
《ネタバレ》 まぁ2時間退屈はせずに観れます。7人のメンバーに東洋人やインディアンまで加わってしまうところは今風ですね。最近は西部劇と言うとタランティーノ作品しか観てなかったんで、撃たれても血がドバーッと吹き出ないのを久々に観ました。こっちの方が普通なのかな? [映画館(字幕)] 6点(2017-02-05 19:29:35) |
136. ドクター・ストレンジ
《ネタバレ》 IMAX3Dにて鑑賞。正直意外なくらい面白かった。IMAXで観る価値もあると思う。まるで魔法のような世界。って魔法なんだから当たり前だけど。本作は悪役が平板で魅力もない、敵のボスなんて名前も覚えてないくらいだけど、個人的にはそれは許容できた。本作は主役のストレンジが物質世界の頂点である天才外科医から精神世界の頂点である魔術師に開眼するドラマである。敵は付け足しに過ぎない。ひとたび魔術の世界に目覚めた彼の前には敵のボスとてザコキャラに過ぎない。この男に目をつけられたら「まいった」と言うまで一生嫌がらせを受けそうだ。 [映画館(字幕)] 7点(2017-01-29 15:15:32)(良:1票) |
137. MERU メルー
《ネタバレ》 この映画、実話を基にした映画だと思ってましたが、よく見ると監督、撮影、出演も全部本人達。純然たるドキュメンタリーでした。登山のアタック映像にインタビュー映像を交えて淡々と進んでいきます。何と言うかNHKとナショナルジオグラフィック共同のドキュメンタリー番組を見てるかのような感覚です。それなりに面白く見れますが、3人の行動を振り返ると、頂上まで100メートルの所で「ここで登頂を強行すれば生きて下山できる見込みは低い」と判断して撤退したのは恐ろしいほどの判断力だった。だから今も生きているのだと思うが、最後の登頂に半年前に重傷を負ったレナンを連れて行ったのは正しい判断と言えるのか。また彼が明らかに異状な状態になった時に撤退しなかったのもどうなのか。私には結果オーライだったとしか思えなかった。が、登山家として、また友人としてそれしか決断できなかった事は分かる。が「生きて帰ってこその登山」と言う彼ら自身の掲げる原則と照らし合わせてもそこはやはり疑問に感じる。 んー、どうなのかなぁ。良い作品なんだけどねぇ。 [映画館(字幕)] 6点(2017-01-14 15:41:10) |
138. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 観るまでに5ヶ月かかってしまいましたが別に他意はないです。満員がいつまでも多く自分のお気に入りのポジションがなかなか取れずに気がついたら年末になってました。この度ついに観ましたが劇場はいまだにほぼ満席です。凄いね、これは。250億のアナ雪も越えるんじゃないか? 観た感想としては普通に良く出来てます。細かい事を言えばキリが無いが、そんな重箱の隅を突つくよりも、良い作品がヒットしたと言う事実を素直に認め称賛すべきだと思う。2016年は本当に邦画の当たり年でした。 [映画館(邦画)] 8点(2017-01-09 13:56:17) |
139. グッドナイト・マミー(2014)
《ネタバレ》 久々の正統派マジ怖系ホラー。包帯ぐるぐる巻きの母親と双子の兄弟。舞台は郊外の立派なお屋敷。で、母親の様子がどうもおかしい、元々は優しかった?ようだが、時折虐待めいた事をしてくる。どんな展開なんだろうと思ったらこう言う事ですか。なるほどだけど、グロ描写(特に虫系)が結構きつく、見てて不愉快になる作品でとてもじゃないけど人にはお勧めできません。それでもオーストリアのこの手の作品は嫌いじゃないです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-08 22:59:59) |
140. ムーン・ウォーカーズ
《ネタバレ》 この映画は中盤に出てくるパータレ監督の作った「はねる」と言う作品のバカバカしさに尽きるでしょう。ご丁寧にもラストにも出てくるし。デブがはねるだけと言う作品に何年もかけると言う行為は映画監督でなければ出来ないと言うのは確かにその通りです。ある意味「映画万歳」を訴えているのでは?と思ったけど、もしかしたら違うかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-01-08 22:50:10) |