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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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121.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
この映画はホラーというよりは人間の潜在的な暴力性が時限爆弾のように炸裂する犯罪映画の一つ。 美しい空撮の冒頭、映像の美しさとベルリオーズの「幻想交響曲(断頭台への行進)」の重苦しい戦慄のギャップ。これから起こる惨劇を予期しているかのように鳴り響く。 血が濁流となって噴出すエレベーター、時折現れる双子の姉妹。断片的に流れる映像によって過去の惨劇が少しずつ語られる。 子供はおもちゃの車を突き動かしてホテルを駆け回る。その移動撮影の優美さは何なのだろう。 とにかくありとあらゆるものが緊張を異様に高める。日曜日が月曜日に変わるだけで恐怖。 ホテルの閉鎖的空間。先住民族の墓地に建てられたホテル、霊感のある子供とホテルの料理人、過去の惨劇。何百年と蓄積された残留思念。今まで良き父親であろうとした人間の抑圧された本性。 「私は大丈夫」と言っている人間ほど二の舞になりやすい。アル中から回復しかけでこんな仕事だ。 「どんな仕事でも良いから家族を養わなければならず仕事を選べない」という建前が余計に父親を苦しめる。冬にしては吐く息が白くならないのも気になる。この冬という空間すら彼らが見ている幻想だというのか。 仕事が進まない苛立ちでボールをブン投げて笑う狂気の姿、迷路で戯れる親子の姿を上から映す父親の視点。 妻と子供にはたっぷりある時間でも、仕事が進展しない父親にとっては余裕が無いのだろう。 父親は次第にバーにいる筈もない人々(幻想)や前の管理人と語り始める。そりゃあ美女かと思った瞬間にBBAに切り替わったら誰だって叫びたくなるわ。 前の管理人は狂いはじめた父親に「矯正」の話をする。それを聞いて「仕事」だと語りはじめる父親が恐ろしい。 ポパイのオリーブみたいな奥さん。髪を結んだ奥さんがちょっと可愛い。でも実は父親よりも奥さんの方が狂ってたりすんだぜ? 夫の潜在的な暴力に恐怖を感じはじめ、たまに大丈夫そうな父親との対比が強烈。どっちも狂ってる。奥さんですら無人の筈のホテルの住人を見始めるのだから。父の次は奥さんが子供を・・・何て事も考えてしまう。 迷路における追走劇。距離がハッキリしないのが良い。まだ大丈夫?それともすぐソバまで来てる?というこの“ハッキリ”しない混乱こそこの映画のミソ。謎が残るからこそ面白い。まるで猛吹雪の中で道に迷って死ぬようにも見える。
[DVD(字幕)] 9点(2015-03-03 06:32:42)
122.  プレデター 《ネタバレ》 
ジョン・マクティアナンのSFアクション。 「ターミネーター」シリーズ以外イマイチなシュワちゃんだが(ネタとしては当たりだらけ)、この「プレデター」だけはネタ抜きでガチに傑作。 差し詰め「ランボー」でスタローンが地元警察にたった独りで挑むような内容(全然違います)。  シュワちゃん率いる特殊部隊vsプレデター。 この作品だけでなく「コマンドー」までネタにされるのは絶対バル・ベリデ(「コマンドー」にも出た架空国家)とビル・デューク(「コマンドー」で共演)と製作のジョエル・シルバー(「コマンドー」の製作に参加)のせいです。 とりあえずプレデターのデザインにアイデア出してくれたジェームズ・キャメロンよありがとう。この頃のアンタは最高に冴えてる。  筋肉モリモリマッチョマンの変態共がひしめく地球にたった一人で乗り込むプレデター。武器を持たない奴は殺らないこだわりを持った紳士。 でももしも仲間で来て、同胞を地球人が殺していたらプレデターも容赦なかったかも。仲間の仇はたとえ武器を持っていなかろうが許さねえし許すわけねえだろうが的な。クリント・イーストウツドの「許されざる者」がそうであったように。  特殊部隊がゲリラと“潰し合う”様を高見の見物で見てたであろうプレデター。ハンターは疲弊し“油断”する瞬間を待つだけでいい。  見えざる恐怖となって人間たちに襲い掛かるプレデター。いつ何処から出てくるか解らない恐怖、知恵を絞り銃をぶっ放しナイフで奮戦しようが成す術もなく散っていく仲間たち。 シュワも任務をまっとうする為、何より仲間のためにも死んでも死ねるか、一矢報いてやらあと泥をすすっても走って走り、あがいてあがき、チャンスを待って待って反撃開始! 後の「プレデターズ」ではヤクザが日本刀で挑む。アンタらどんだけ日本刀好きなんだよっ! 雄叫びは“見逃して”しまった相手への礼代わり。壮絶な一騎打ちの末に訪れる衝撃的な決着・・・こりゃ笑うしかねえわな。シュワちゃんなら放射能も大丈夫だろう。多分。きっと。
[DVD(吹替)] 9点(2015-03-03 04:18:26)
123.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
この作品にはあらゆる“一瞬”が積み重ねられていく。 TVに映る同時多発テロの様子、戦争で腕を失った少女、義足の青年、棺に刻まれた気休めの勲章。 その一瞬だけ映る筈だったものが、戦友たちにとって一生消えない傷として刻まれていく。隣で体を失った仲間が楽しげに喋っている痛々しさ。五体満足でいる自分が申し訳なく思ってしまう辛さ。 それに幾度も響くドリルの音。日常では工具のドリルが、戦場では風穴を開けて人を殺す武器に使われる。ドリルの音を聞く度にそれを思い出さなきゃならない。 そういった拭いきれない傷跡が幾重にも心に刻まれ、戦場から帰った後もクリスの心を蝕む。 狩りや射的、訓練とは違う。疑わしきは女子供だろうが殺らなきゃ殺られるのだから。 でもそれ以上にゾッとしたものがある。 いつ死ぬか解らないのに、肝心のアメリカは兵士を何度も日常と戦場を行き来させる遠征という名のピクニック気分。兵士にしてもいつ敵に出くわすか解らない戦場で家族に電話をかけるような腑抜けっぷり。アメリカの怠慢がここに描かれ...ってそれをクリスあんたがやんのかよっ! 気持ちは解るよ。でもまさか二度も嫁に電話かけるとは思わねえよ。しかも二度目は戦闘中にだぜ?爆音や悲鳴を生で聞かされる嫁の気持ちにもなってみろよこの野郎。 軍服の前と後ろにドクロのマーク付けた男がそんな事してんだもん。こりゃ敵もクリスの事を悪魔呼ばわりしたくもなるわ。 夕飯振舞ってくれた人たちが床下にとんでもないものを隠していたり、 黒頭巾の狙撃手との撃ち合い(携帯を使って無言で黒頭巾の男に情報を入れる黒服の女性もイカす)、 死んだ男から子供が武器を拝借して撃とうとするのを見て「頼むからやめてくれっ!」と言ってクリスが吐きそうになるシーンよりも戦慄したよ。 それでも狙撃者同士の戦いはやっぱ燃えますよ。見えざる敵をどちらが先に見つけるか、ソイツを“見つけた”瞬間の緊張と高揚!大将首ぶん奪っても終わらない壮絶な銃撃戦、砂埃で視界が利かない中での死闘。 クリスは戦場から帰っても、消えない心の傷が元でいつ犯罪を起こしてしまうか、その矛先を家族に向けてしまうのではないのかという恐怖にも苛まれる。 そんなクリスが子供たちと西部劇ごっこという命を奪う真似事で遊んでいる姿は微笑ましくもあるし、とても悲しい姿に見えた。クリスは死ぬまで銃を片手に過ごしていたのだろうか。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-26 14:17:15)(良:1票)
124.  魔女(1922) 《ネタバレ》 
デンマークのベンヤミン・クリステンセンによる驚異的な作品。 今見れば恐怖はまったく無いだろう。終始ゆったりした展開で退屈に感じるかも知れない。ただその映像の凄さに酔えるか酔えないかだけだ。 冒頭からしばらく流れ続ける不気味な悪魔のイラストや解説。悪魔に対する歴史的考察は中々勉強になる。 そこからオムニバス形式で悪魔に取り憑かれた人間たちの狂乱の連続。 悪魔に誘われ犯されていく女性たち、サバトの醜悪な宴、気の触れた修道女たちの醜態・・・異様な光景の数々。 その異様さは何処かユーモアさえあるのではないだろうか。 特殊メイクによって作られた悪魔の造形も凄い。 魔女狩りや異端裁判といった中世の呪われた歴史も絡んでくる。 傑作だ。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-28 05:43:08)
125.  港の女 《ネタバレ》 
まずは、本作品のページ作成に御協力して下さいました総ての人に感謝してもしきれません。誠にありがとうございます!! 「港の女」は最初晴れた空から始まる。そこから雨季に入り雨が延々と降り始める。神父とサディ・トンプソンの“闘い”のゴングを打ち鳴らすように。 外は雨が降り始め、ホテルの中はトンプソンたちの乱痴気騒ぎ。最初12分はトンプソンたちの狂乱で笑わせてくれる。そして12分が過ぎ、いよいよ神父とミス・トンプソン最初の“闘い”が始まる。 熱烈な信仰者である神父は、自堕落で他人の迷惑も考えないトンプソンを放っておけない。彼は悪魔的に騒ぐトンプソンの心が病んでいると思ったのだろう。今にも二人の怒声が聞こえんばかりの迫力。 そんな神父を殴りつけるのはトンプソンを愛するオハラ軍曹。 粋な登場をしたオハラだが、この作品も粋な場面がいっぱいある。 煙草で“キス”する場面とか、雨が降りしきる中でトンプソンとオハラが会話するやり取りとか、オハラがトンプソンをおぶって走る場面とかユーモアもたっぷり。これらのシーンは「雨」でも描かれていた。 特に雨どい?でウォルシュと会話を交わすスワンソンの表情が色っぽくて可愛いのなんのって。 しかしあのアルバム写真はなんなんだよ。首の取って付けた感じが酷い(笑)…その直後にオハラの元に届く“手紙”との温度差。 オハラが中々トンプソンの元に来れなくなると、今度はデヴィッドソン神父がちょくちょく来るようになる。神父はトンプソンを“善人”にしようと彼女に働きかけ続ける。 しかしどんな手もトンプソンには通じない。物凄い剣幕で神父を罵るシーンの凄味といったら! しかし神父も“奥の手”を使ってくる。コレには流石のトンプソンもタジタジ。さっきまであれだけ喰ってかかっていた彼女の狼狽振り。 トンプソンは厚化粧を止め、髪もおろして“おしとよかな”女性に変貌。デヴィッドソン神父もまた、そんな彼女の生まれ変わった姿を見てすっかり彼女に“惚れてしまった”ような素振りを見せる。 そして、自分の役目が終わった事も悟っただろう。彼はトンプソンと“最期”の会話を交わす…。 どうやらこの部分のフィルムは失われてしまっているようだ。フィルムはスチール写真と字幕のみで語られていく。終盤の大部分のフィルムも失われてしまっているのか。うーむ、ラストのフィルムが残っていないのが惜しまれる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2015-01-28 05:40:11)
126.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
「キングコング」に並ぶ怪獣映画の最高峰。それをデジタル・リマスターの美しさと音響で味わえる感動。 真っ黒い体躯、珊瑚礁のような背びれ、放射能を吐く怪獣「ゴジラ」。  日本に古くから伝わる伝承と、当時問題となっていた水爆実験を「怪獣」として具現化したのだ。  もしまた原爆が落ちれば、国会議事堂も、子供を抱きかかえた母親も何もかも全て吹き飛ぶ。 ゴジラの破壊は、正にそんな意味合いも持ち合わせている。  ストーリー全体はゆっくりゆっくり進む。 まるでゴジラが徐々に近づくように。  戦闘機の模型などはお粗末な物だが、実際に人が入り動くゴジラは本当に生きているかのような迫力を感じる。  水爆実験で揺り起こされたゴジラを食い止めようと苦悩する人間たち。 この人間ドラマも重要になって来る。 ゴジラに踏み潰されるだけが人ではない。 その圧倒的な恐怖にどう立ち向かい、どう打ち勝つか。  生物学者としてゴジラを調べたいという山根博士、 人類の驚異としてゴジラと戦おうとする尾形、 ゴジラを滅ぼせる兵器を作り出してしまった事に苦悩する芹沢。 原爆の惨状から生き残った事をほのめかす人々、 そして毎回ゴジラの熱線で散々な目に遭う事を義務付けられているような自衛隊! 懲りろ!!  人類が勝つか、ゴジラが勝つか、あるいわ一緒に戦うか・・・以後何十年に渡るゴジラとの戦いの歴史が始まる。  ゴジラもまた孤独・・・。
[DVD(邦画)] 9点(2015-01-21 19:25:23)(良:1票)
127.  ミニミニ大作戦(2003) 《ネタバレ》 
ピーター・コリンソンの「The Italian Job」も洒落た逸品だったが、俺はF・ゲイリー・グレイの「Italian Job」の方が好きだ。  冒頭の金塊を奪うまでのシークエンス。階の違う得物をピンポイントで奪い去る緊張、裏切り、犠牲。ヴェネチアでの水上チェイス! 冒頭から穴という穴に得物を追い込んでいく。  その後に出会う凄腕の“娘”。小さくて可愛いミニ・クーパーSやアストンマーチン・V12ヴァンキッシュといった車が市街や地下鉄、下水道を縦横無尽に駆け巡るカーチェイス。 「マネーボール」やクリストファー・ノーランの傑作群の撮影を担当したウォーリー・フィスターのカメラワークを見よ!  小さな穴という穴を飛び越えるような楽しさ。それを追跡するバイクやヘリとのおにごっこ。 得物を狙うチームの絆も魅力的。ドイツもコイツも楽しそうな顔でマシンを走らせやがる。流石「交渉人」の監督だぜ。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-15 16:56:14)
128.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 
ま、アレですよ。  原作の終わり方に納得できなかった俺は、断然コッチ派。 いやね、二部も捨て難いと思うのよ。ハル・リドナーのお●ぱいとかおっ●いとかおっぱ(ry  原作のシャワー中に銃つき付けられても余裕なハルが素敵やないですか)何の話だ)。  中坊の頃は良かった・・・この映画のおかげで漫画もアニメも見た感じ。  ちょっとボサボサ頭のキラがカッコイイと思ったし、 Lの冷静沈着な性格だけど甘党というギャップも好きだった。 「天国に一番近い男」で“龍崎”になっていたワタリさんとかとにかく色々。  原作に佐波さんが出なくてちょっぴり残念だったりするんだぜ。  まさか「ガメラ」の監督とは知らなかったよ。通りで面白いワケだ。  何より、Lがキラを騙す展開がカッコイイ。  どうせ差別化するならおもいっきり、しかも面白くしてくれて良かったと思う。  総一郎とLの“最後”の会話は何度見ても切ない。
[DVD(邦画)] 9点(2015-01-06 18:35:01)
129.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 
今となっては「オール・ユー・ニード・イズ・キル」がダグ・リーマンの最高傑作だと思うし、「ボーン」シリーズも「アルティメイタム」が頂点だがこの作品もかなり好き。  スリルとサスペンスに満ちた久々のスパイ・アクション映画。  子供の頃はモチロンこの映画を見たのだが、再見するまで内容をまったく覚えていなかった。 取り敢えず男が記憶失って暴れて逃げてリコールして・・・それ「トータル・リコール」じゃねえか。  そして再見してみた。 スゲー面白かった。 つうかこんな面白い映画を忘却していた俺の記憶力ふざけんじゃねえよ!  記憶=アイデンティティー(存在意義)を求めてひたすら彷徨うジェイソン・ボーン。  記憶は失っても体は「戦い」を覚えている。「体の記憶」と闘争本能が結びついていく様子が面白い。  次から次に謎と伏線がバラまかれる展開。 多彩な戦闘やド迫力のカーチェイスよりもそっちの方が気になってしまう。でも「スプレマシー」はカーチェイスの方が凄かったと思う。  謎を残したまま終わるラストも良かった。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-06 18:30:50)
130.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 
「アルティメイタム」ほどじゃないが、この作品もカーチェイスとかが凄い。「アイデンティティー」に比べるとカメラの揺れ具合が増して酔いそう。俺はこういう演出が大嫌いなのだが、何故だが「ボーン」シリーズだと許してしまえる不思議。 しかし感想は「アルティメイタム」と比べるとテキトーな殴り書きになる私です。  ノンストップ・スパイ・アクション「ボーン」シリーズ。 「俺の友達だが知らないか?不幸に見舞われてな」これからオメーが不幸にすんだろーが。 「選択の余地はあるわ」→水没 ヒロインの「例のアレ」は最早お約束。 ボーンは結局死神なのか? 過去との決別、思い出は写真一枚の中に・・・捨てきれぬ愛情がボーンの強みであり弱み。  「彼を拘束しろ!」→瞬殺→首になりたくなかったら頑張んなさい。 ボーン速すぎバロス。 手ブレも慣れてくると「ブレでごまかしてんじゃねえよ!」→「CG無しの迫力パネー」となる(筈) ナイフvs冊子! 冊子は導火線でもあるんだぜ?アクションもカーチェイスもやっぱり凄い。 もう怖いもの無し。余裕で顔見せ。 パメラ「ぐぬぬ」 次は笑顔でピースとかしそうな勢いだ。  ボーンも必死だ。 ニッキー&パメラ「マリーって誰だよ!!?」  「おまえに安住の地は無い!」 だったらテメエらの安住の地も無くしてやらあ!逃げるが勝ちじゃあああっ! 殺し屋がポリ公? ボーン「同じような髪型しやがって・・・被る」 事故は起こる。恐ロシア。  ボーン「君は疲れている」  物語は「アルティメイタム」に続く・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-06 18:26:37)
131.  戦争・はだかの兵隊 《ネタバレ》 
まずは、記事の作成に御協力して下さった鱗歌さんに感謝、感謝ですっ!  マリオ・モニチェリによる傑作戦争コメディ。 ニーノ・ロータの穏やかで何処か哀しさもある音楽が印象的。 舞台は第一次大戦。徴兵検査から訓練、一時の平和から一気に戦争へと突っ込んでいく内容。 徴兵をちょろまかそうとするが騙されて結局軍人となってしまう前科者のジョバンニ、 ジョバンニを騙して金をくすねたが紆余曲折を経て相棒となる衛生兵のオレステのデコボココンビ。 物語はどんどんシリアスになっていくが、ところどころに転がるギャグでクスクス笑ってしまう。 くすねた煙草をくすねた相手に勧めたり、列車の上での追いかけっこ、手榴弾のインク、ドアでのやり取り、特にジョバンニとコンスタンチーナの“再会”シーンは爆笑。 そもそもイタリア人がノリノリでナンパしているだけでも笑ってしまう。ドサクサにまぎれて人妻の胸を揉むなよ・・・w ニワトリの件も和んだ。  だが、戦争となるとシリアスだ。 爆弾に火を付ける作業は怖かったし、鉄条網を伏せて不意を付いたり、食事中の敵兵を撃たなきゃならない辛さ、ボロボロの兵士たちを見て歓迎パレードが葬式の通夜のように静まり返る場面、遠くで閃光が飛び交い味方が焼かれているというようなシーンは凄かった。D.W.グリフィスの「國民の創生」を思い出した。  戦いは冬から春へと移っていく。 街での“別れ”のシーンは切ない。 雨の中での砲撃は火薬が湿気らないだろうか? ラストは哀しい結末だが、軍人として、そして仲間のために秘密を守って散っていく姿はカッコ良くて胸に迫った。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2015-01-02 21:41:03)
132.  バリー・リンドン 《ネタバレ》 
ほんとうに長くて疲れる映画だったが、見応えのある傑作だった。 やっぱりキューブリックの戦争映画にハズレなしだね。  決闘の場面からはじまるファースト・シーン。 イギリスの簡素な自然の美しさが、劇中の寒々しさをより引き立てる。 主人公の日常も“賭け”からはじまる。 「体の何処でもご自由に。勇気があればだけど(笑)」 ほほお~積極的ですね~。けしからんおっぱいしやがって・・・うらやまし(ry  バリーもまた嫉妬と意地で決闘を申し出る。決闘の度に流れる淡々としたドラムロールが痺れるぜ。 若気の至り、だがバリーには若さと「もっと暴れたい」というエネルギーが有り余っていた。  追われる身となったバリーは紆余曲折を経て真紅の征服に惹かれ軍隊に。それにしても礼儀正しい追いはぎだ事。 馬も金もない、あるのはくいぶちを稼ぐために軍隊に入ろうという気力と覚悟だけ。バリーは七年戦争へと参加する。  血気盛んなバリーはどんな決闘も受けた。 殴り合いのシーンは「拳闘試合の日」を思い出す。  バリーと策士グローガンの友情、 軍隊としての戦い。 一斉射撃の様子は火を放つようだ。 別れは同時にバリーの生存本能を揺り動かす。 身分を偽り、 ささやかな交流、 嘘も方便、しかし嘘は次の地獄へとバリーを誘う。 バリーはどんな過酷な地獄も生き残った。 その本能が人脈や新しい絆を結んでいく。 兵卒から伍長、二重スパイ、そしてギャンブラー。バクチのような人生を送り続ける。 バリーは“取立て人”として剣の腕を振るっていた頃がピークだろう。 だがバリーは取り返しの付かないミスを犯してしまった。それは結婚相手を間違えてしまった事だ。公然と死が迫る人間に向って死の宣告をする大胆さと度胸、おごり。 ココまでは栄光に満ちた半生だが、後半はバリーが不幸のどん底へと堕ちていく。 バリーは女の本当の気持ちを知らなすぎたのだ。 つうかタイミングを考えろよコイツ。  重なる不幸はバリーの心も蝕んでいく。  ブリンドンの“戦線布告”は昔のバリーを思い出す。ブリンドンの覚悟は足りなかったが、バリーはその意気を買ってあえて身を引く。いや、昔の自分を見るような自己嫌悪だったのかも。  「ルドビコ」って「時計じかけのオレンジ」?  とにもかくにも、ラストは暗い終わり方だったが美しい者も醜い者も今はすべて同じあの世なワケです。
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-31 22:07:47)(良:1票)
133.  遊☆戯☆王 《ネタバレ》 
TV版とは別格の神作画、神デザイン。 何より原作の雰囲気をここまで出したアニメは未だこれが最高だと思っている。 枯れたキャベツ(社長)のコートが神ってます。 たった30分で荒木伸吾と姫野美智の作画・・・贅沢すぎる。 この贅沢なメニューで「渇いた叫び」&「明日もし君が壊れても」だろ!? たまらんわ・・・DVDはよ。  原作イメージのブラック・マジシャンもカッコイイし、ブルーアイズの唸りも凄い。ブラック・メテオ・ドラオンを拝めるのが凄い。  ちなみに当時の遊戯王カード(98・99年初頭当時)で発売された「青眼の白竜3体連結」は「邪悪なる鎖」とセットで8回連続攻撃できるというチート。攻撃力・守備力は「青眼の究極龍」と同じ。
[ビデオ(邦画)] 9点(2014-12-31 22:02:41)
134.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は余りの嫌悪感に殺してやろうかと思っていたトリアーだが、この映画は素晴らしい。  3時間近い長尺だが、不思議と退屈せずに惹き付けられた。 ベルトルト・ブレヒトの「三文オペラ」に触発されたと語るトリアー。 舞台のような場所に線を引き、観客には丸見え、登場人物たちには塀や窓といった“壁”が見えている。或るいは、本当は見えているのに見て見ぬフリをしているだけなのかも知れない。 10の章に別れたこの作品。 “犬”の街と言われたこの街で、一人の女性が文字通り飼い犬にされていく残酷な話だ。 逃げる女、それを追う黒服の謎の男達。 女は何者で、何処から来たのか解らない。怪しい見た目とは逆に、彼女は何処までも受動的だ。 ゲーム感覚で住人に認めてもらえるようある賭けを提案するトム。 彼はミステリアスなグレースの虜だ。 他の男達も、次第にグレースに欲情していく。 女達も、受けいれては徐々に彼女に嫉妬と怒りをぶつけていく。 彼女は住人に認めてもらおうと涙を呑んで耐えて耐えて耐えた。 舞台劇のような作りで残虐な演出は無いが、精神面はナイフでえぐられるようだ。修羅場怖いよ。 線だけで区切られた“家”の中で犯される女。 住人には見えていない。観客だけがこの真実を知るのだ。 大体ジェイソン一家のせい。 唯一残念な事と言えば、グレースが来るまで男達を虜にしていたリズの裸が見たか(ry 街の住民も酷いが、グレースの“無自覚”さも本当罪な女だよ。 グレースは優しいね。 今まで“世話”になった恩をしこたまお返しするクライマックスの壮絶さ! 後味は悪いが、妙にスッキリするものを感じたのは俺だけ?
[DVD(字幕)] 9点(2014-12-31 21:42:56)
135.  劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ 《ネタバレ》 
映画にミュウが再登場する珍しい展開。 過去から人物やポケモンが出てくるのは「セレビィ」やちょっと違うけど「ジラーチ(100年周期)」以来。 伝説クラスのポケモンが3匹も出てくる展開は「ルギア」を思い出す。  ルカリオが段々心を開いてサトシと打ち解けていく過程は中々。 アーロンの真意が明かされる展開も王道ながら良い。はじまりの樹での冒険、波導まで宿していたサトシはもう完璧タイプ:ワイルドのポケモンです。  キッド・サマーズはクールでカッコイイ。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-31 21:20:52)
136.  劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス 《ネタバレ》 
ポケモンの死が明確に描かれた作品の一つ。 同時に男女のキスが明確に描写された作品でもある。アレは“どっち”だったのかな。 サトシにとっても初恋?だったんじゃないかな。ポケモンの兄妹も人間の姉妹も、お転婆で悪い事もするけど家族思い。カスミはラティアスとラティオスの二人を見て姉たちを思いだしただろうか。悪役が憎めないのはミュウツーの人間への憎悪とはまた違う感じ。ミュウツーも愛ゆえに人を憎んでしまったからねえ。コッチも妹や姉のために戦ったところがあったし。「エンティ」に出て来たひとりっ子とは大違い。  ヴェネチアを意識した水の都における水上レースはハラハラドキドキで面白い。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-31 19:24:51)
137.  名探偵コナン ベイカー街の亡霊 《ネタバレ》 
俺は「天国へのカウントダウン」が一番好きだけど、この作品もコナン映画ベストの1つ。  脚本は「その男、凶暴につき」に脚本を提供し、北野武の才能を引き出した一人としても知られる作家の野沢尚!   グラナダTVの「シャーロック・ホームズの冒険」を思い出すロンドンの情景・スリル・大活劇。 列車の樽を割りワインでイチかバチか命懸けの“賭け”に出るシーンはかなり強引だが手に汗握る面白さ。列車ブッ壊す映画も良いねー(褒め言葉)。  最初から犯人が解っているが、解っているからこそ徹底的に揺さぶりにかかる敵、そこに絡む未だ正体が明かされない切り裂きジャックの対比。  バーチャルゲームのSF的世界、探偵団はレトロチックな霧の都に迷い込む。  仮想現実とはいえ憧れのホームズを見て目を輝かせ、子供のようにはしゃぐコナンの姿が面白い。コッチまで恥ずかしくなってくるぜ。  現実社会との同時進行的リンクも面白い。この作品で世襲制度を知った子供時代でした。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 22:12:37)
138.  名探偵コナン 迷宮の十字路 《ネタバレ》 
CGのチェイスシーンは興醒めだったけど、それ以外は服部と和葉のエピソードも含めて面白かった。  二人の初恋話はロマンチック。初恋の人は誰だったのか(何となく察せられるけど)、犯人も中々解らず正体がバレる瞬間まで凝った作り。  追い詰められ、寺という閉所で絶体絶命、そこで武器を手に入れ反撃を開始する平次のカッコ良さ!「大阪ダブルミステリー浪速剣士と太閤の城」を思い出す場面だった。 新一も脇に徹した感じで、助けに来たつもりが「後は俺にまかしとき」という具合に平次に花を持たせて去っていく展開が良い。  駆けつけた蘭たちがなだれ込み畳み掛ける流れは最高。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 21:06:18)
139.  名探偵コナン 世紀末の魔術師 《ネタバレ》 
レギュラー陣にも容赦が無い劇場版、遂に怪盗キッドにまで被害が。 ゲストヒロインの香坂夏美はコナン映画で一番可愛い。ゲストキャラに留めるにはもったいないほど。浦思青蘭も捨てがたい。レギュラー陣も灰原や和葉といった映画初出演陣も良いですハイ。 ちなみに「世紀末の魔術師(青山剛昌/阿部ゆたか)」の漫画版もありますので、軽い気持ちで読み返したいなという人にオススメ。  ラスプーチン●とアナ●スタシアはともかくマリアのエピソードは遺骨が見つかってしまった今では矛盾が出てしまったが、それでも実際の歴史と絡めた謎解き・サスペンスは面白い。  新一が蘭(あと小五郎のおっちゃん)まで狙った犯人に対して怒りを露にするシーンはちょっとグッとくる。 でもメガネで弾丸ハジくのは流石にどうなんだ・・・w コナンの度胸は凄すぎる。  ラストシーンの新一とキッド、キッドの去り際は印象的。
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 03:56:02)
140.  名探偵コナン 14番目の標的 《ネタバレ》 
ゲストキャラだけでなくレギュラー陣にも容赦なく牙を剥く劇場第2弾。  目薬でヘリが墜落しかける場面はハラハラドキドキ。  犯人の同機はくだらないようで料理人にとってはかなりの屈辱だったのだろう。おまえら!どう考えたって「天国へのカウントダウン」の動機よりはマシだろうがあっ!  蘭が万全だったら犯人は悟空に「バカヤロー!」されるフリーザみたいになったかも(てきとー)。  小五郎が刑事を辞めたエピソードはコナンファンなら必見。ウツムークー
[地上波(邦画)] 9点(2014-12-30 03:40:45)
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