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コメント数 1395
性別 男性
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141.  ジキル博士とハイド氏(1931) 《ネタバレ》 
ロバート・ルイス・スティーブンソンの余りに有名な原作小説、二度目の映画化。今回はロシア出身で元・舞台演出家のルーベン・マムーリアンが監督。何と言っても呼び物は本作の演技で見事オスカー主演男優賞に輝いたフレドリック・マーチ!!と言いたいところだが、生憎とさにあらず。まぁ確かにジキル博士時のイケメンっぷりと出っ歯なハイド氏との演じ分けは上手いんだけど。でも、正直言って「チャンプ」のウォーレス・ビアリーの方に受賞して欲しかった…!!しかし、映画的な手法の多岐にわたる実験・創意工夫が熱気として伝わってくるのが本作の強みでもある。その意味で功労者は19世紀の霧の街ロンドンを見事にスクリーン上に再現してみせた美術のハンス・ドライヤー、所謂「一人称カメラワーク」や「対角線スクリーン分割」など凝りに凝った撮影のカール・ストラス、の二人となる。ま、今となってはホラーとしては別に怖くも何ともないが、科学の誤用が招いた悲劇としての格調の高さがある分、下品なグロスプラッタよりはずっと高評価かな。
8点(2004-10-30 02:15:05)(良:1票)
142.  ワイアット・アープ(1994) 《ネタバレ》 
全体として”冗長”の一語だが、特に非道いのがラスト前の銃撃戦。物陰に身を隠して襲撃した敵側が次々に射殺され、身も隠さず仁王立ちで応戦のワイアットは無傷って…ンなアフォな。弾丸切れになったのを見越して近づく敵に、ワイアットが馬の鞍からショットガンを悠長に取り出して倒す描写に「御都合主義」以外の何を見出せばいいと言うのだろうか?シュワとかヴァン・ダム、チャック・ノリス主演の(何故か敵の弾丸は決して当たらない)不死身ヒーローものじゃあるまいし。ラジーへノミネートされまくったのも無理もない。悪いが6点マイナス。
4点(2004-10-29 14:09:39)(良:1票)
143.  ハレンチ学園 《ネタバレ》 
くわぁぁぁ~!キテます、相当キまくりやがってます!!この違和感、このサムさ、この脱力感は兎に角ハンパじゃねぇ~~~!!!恐らく公開当時にもスベりまくってハズしまくったであろう駄作感が幾星霜を経て凄まじいまでにコッテリ濃縮されてしまっているぅぅぅぅ!!もう「当社比150%増し」くらい!!オープニングを飾る永井豪センセー自ら作詞の「ハレンチ学園ズビズビロック」、余りにも70年代に密着し過ぎたギャグとも呼べないギャグ、スカートめくりが不良のシンボル、好い歳こいたオッサンたちが繰り広げる浮きまくったコスプレ、芸者と生徒入り乱れての”野球拳”、クライマックスの乱闘シーンに流れるBGMは「老人と子供のポルカ」by卜全!!これらの休む間も無い”つるべ打ち”の69分に観ているこっちが恥ずかしさに居たたまれず、思いっきりドン退きっす!!しかも全然エロくねえぇぇぇぇ!!9点マイナァァァスゥゥ!!!
1点(2004-10-28 04:54:46)(笑:1票)
144.  勝利への潜航 《ネタバレ》 
誰が言ったか「潜水艦映画にハズレなし!」。しかしその名言も揺るがす本作の存在を御存知の方は恐らく少数かと思う。実際、アメリカ合衆国第40代大統領としては歴史に名を残したが、映画俳優としては遂に鳴かず飛ばずで終わったロナルド・レーガン主演、後に同大統領夫人となるも女優としてはチョット…なナンシー・デイヴィス共演という極めてカルトな珍品としての価値以上のモノを見出すのは難しい出来。冒頭と中盤にニミッツ提督本人が出演しているのも更に珍品度を高めている。彼(レーガン)の扮するアボット艦長が艦の安全を優先させ、一人の部下を見捨てて急速潜航させた為に副長や乗員たちから白い目で見られ良心の呵責に苦しむという辛気臭いストーリー、その重過ぎる設定に全くついていけないレーガンの大根役者っぷり、何にも増して非道いのが看護婦ヘレン役ナンシー・デイヴィスのイケてないにも程があるブ○さ加減!!トドメに御両人のラブラブなキスシーン!とくりゃ勝手にしなはれ~!てな気分にもなるわいな。ま、好奇心の旺盛な戦争映画好きなら話しのタネに一度は御覧あれ。
5点(2004-10-27 02:53:10)
145.  悪魔が来りて笛を吹く(1979) 《ネタバレ》 
ダメだぁぁぁぁぁ!!この贅肉”ハマちゃん”金田一への禿げしい違和感が全てをスポイルしてしまっている~!あと、メインヒロインたる椿美禰子役の斎藤とも子が致命的に大根&ブ○なのもイタイ、イタ過ぎる。密室トリックも「本陣殺人事件」の独創性と比べるとむっちゃ子供騙しでチャチいし。ていうか、椿子爵の替え玉トリックやメインの殺しの方には何の説明もナシかよ、オイ!あと、フルート持った悪魔(のマネキン)がトコトコ移動するオープニング、思いっきりダサっっっ!!てか、間抜け杉!!もうクラクラするんで7点マイナァァァァス!!
3点(2004-10-26 02:29:35)
146.  悪魔のエイリアン 《ネタバレ》 
俳優ラリー・ハグマンのコメディっぽい演出はハッキリ言って素人丸出しで全く頂けない。が、アメーバ君が前作に引き続き又もや映画館を襲撃した際に上映されていたのが前作(マックィーン一瞬のみスクリーンに!)てのはトボけた感じでチョット笑えた。こやつも前作同様に何か憎めないってか結構好きではあるんだが、続編の宿命とも言うべき新鮮味の薄い無理矢理なプロット、余りにベタなオチ、何よりマックィーンに匹敵するだけの魅力有るジョーカー役の不在に心を鬼にして6点マイナスゥ!悪しからず…。(追記)私も本作が登録されているコトに気付くまで暫しの時間を要しますた。こんなケッタイな邦題だったなんて‥アンビリーバボ!!因みに原題は「Beware! The Blob」がイパーン的らすぃ。ご参考までに…。
4点(2004-10-26 01:19:43)(良:1票)
147.  タイムマシン(2002)
曾孫サイモンには1895年に原作小説を発表した偉大なるH・G・ウェルズの才能も先見性もSFマインドの欠片も受け継がれてはいなかった!!という虚しい事実を確認しただけ…。ついでに監督の才能も余り無いみたい。こんなCG大洪水&大安売りの凡作で曾祖父の名を汚した報いとして6点マイナス。
4点(2004-10-23 04:03:21)(良:1票)
148.  清水港代参夢道中 《ネタバレ》 
太平洋戦争前夜の1940年時点に浪曲で余りにも有名過ぎる「遠州森の石松」を巧みにパロディ化したマキノ正博の秀作時代劇。暗い当時の世相を微塵も感じさせぬマキノの”活動写真”への愛が全編に横溢しており、思わず観る者をニンマリさせること請け合い。何と言っても、典型的な時代劇ネタに「タイムスリップもの」を融合させた斬新でユニークな先取り感覚が本作のキモ。ヒステリックな舞台演出家・石田と森の石松の二役を千恵蔵が飄々と好演。演出家の自分は話しのオチを知っているからとばかりに、閻魔堂の死闘で都鳥一家に騙し討ちされるハズなのを逆に返り討ちにしてしまう場面は特にケッサク!!虎造のシブいノド(「馬鹿は死ななきゃ直らない~♪」)も随所に挿入され実に聞き応えアリ。おふみ役の轟夕起子も可憐で良し。七五郎に手を引かれ石松の元へと走りに走るスピード感は圧巻!志村喬や澤村国太郎の達者なコメディリリーフぶりも楽しい。当時はまだ美しく残されていた東海道界隈をロケーションした金毘羅代参道中シーンの詩情には溜め息が出そう。題名で”夢オチ”が思いっきりネタバレってのが何ともアイタタ…ではあるが、それでも充分に楽しめる。
8点(2004-10-22 16:14:48)
149.  ブラインド・フューリー 《ネタバレ》 
大映の座頭市シリーズ第17作「座頭市血煙り街道」をハリウッドで(勝新から正式に許可を得て)リメイクした異色アクション。まぁベトナム戦争で失明した帰還兵が、拳銃やマシンガン標準装備の悪党一味にナント原作そのままに”仕込杖”で立ち向かう‥という基本設定を「す、凄え~!!」と思うか「あ、ありえねえっっ!!」と思うかで評価は二分されるかと。ショー・コスギはてっきり近衛十四郎っぽい儲け役かと思いきや、只のヘタレでガッカリ…。
6点(2004-10-22 13:25:12)
150.  ビバリー・ヒルビリーズ/じゃじゃ馬億万長者 《ネタバレ》 
90年代に入り、ハリウッドはネタに困った挙句に「60年代に人気の有ったTV番組をそのまんま安直に映画化しちまえ~!」と量産しまくったがコイツもそんな中の一作。何より”志の低さ”が際立つ上に、元ネタTV番組も都会(urban)と田舎(country)の対比が余りにベタベタのコテコテで全然笑えないヤツ(でも外人の笑い声が劇中に無理矢理インサートされるタイプ)だっただけに出来は推して知るべし。兎に角、演出のテンポが悪い&ヌルい&クドいの三拍子。ドリー・パートンやザ・ザ・ガボール等々出演者の顔触れ(だけ)は賑やかなんで、そこだけはマァ見所と言えば言えるかも。個人的には「ラスト・ショー」のクロリス・リーチマンがすっかり老けて婆さん(グラニー)役演ってたのが何とも悲しかった…!エリカ・エレニアックが熊の股間に電気アンマ食らわせ、リー・トンプソンにエアプレーン・スピンかます映画なんて精々コレくらいしか無いだろうという希少価値にオマケして5点w。
5点(2004-10-22 03:12:56)
151.  廿日鼠と人間(1939) 《ネタバレ》 
スタインベックの同名原作、最初の映画化。1992年のリメイク版もまぁまぁ健闘していたとは思うが、先に本作を(名画座リバイバルで)観てルイス・マイルストンの鮮やかな演出に感激した自分にとっては悪いが所詮”焼き直し”としか思えなかった。それほどレニー役のロン・チャニィ・Jrがとにかく物凄い熱演で正に圧倒的インパクト。恐らくマルコビッチも彼の演技に多大な影響を受けたに違いない。しかし、リメイク版との最大の差はカーリーの浮気な妻を演じた女優のクオリティに尽きる。その意味で本作でのベティ・フィールドの上手さ・存在感は特筆に価しよう。シェリリン・フェンじゃ全く相手にならない。これほどの名作でありながら、その年のオスカー賞レースでは選りに選ってアノ化け物超大作「風と共に去りぬ」と争う羽目になり、敢え無く敗北を喫して無冠に終わるという不運さ・皮肉さ(そして何というレベルの高さ!)。それでもマイルストンの代表作であり、文芸映画の鑑たる本作のステイタスは些かも揺るぎはしないが。文句無し10点満点を進呈することでせめて憂さを晴らすとしよう。
10点(2004-10-21 04:14:12)(良:2票)
152.  クライシス2050
コイツが巷で噂の学研&NHKエンタープライズ制作の怪作SFですな…。シド・ミードのデザインも、モーリス・ジャールの音楽も、チャールトン・ヘストンも、別所哲也も、誰もが束になっても如何ともし難かったのは、或る意味凄いと言えるカモ。うーーーーーーーーーーーーむ、矢張り…観ぬが吉!!
2点(2004-10-21 03:09:18)
153.  ジキル博士とハイド氏(1941)
余りにも有名なロバート・ルイス・スティーブンソンの原作3度目の映画化。個人的には1920年に「狂へる悪魔」のタイトルで映画化された第1作(監督:ジョン・ロバートソン、主演:ジョン・バリモア)がインパクトの点で最も優秀だと思うが、1932年の第2作(監督:ルーベン・マムーリアン、主演:フレドリック・マーチ)及び本作も可成りの秀作だと思う。確かにジキル→ハイドの変身プロセスなど昨今の派手で煌びやかな特殊メイクやCG合成に比べると、何とも素朴で微笑ましい限りだが、俳優の力量で押し切る力強さが近作には無い魅力。婚約者にラナ・ターナー、娼婦にイングリッド・バーグマンという確信犯的ミスキャストも又魅力。尚、96年の「ジキル&ハイド」は正確にはスティーブンソン原作の映画化とは言い難いアレンジ・バージョン(原作:ヴァレリー・マーティン)。よって論外!
8点(2004-10-19 11:15:43)
154.  少年の町 《ネタバレ》 
先ずオープニングで驚かされる。そうMGMのトレードマークであるライオンの咆哮に…って違ーーう!!クレジットにファースト・ビリングされるは(本作で二個目のオスカーに輝いた)主演のスペンサー・トレイシーのみ!かと思いきや、彼と並んで堂々のTOPを飾るはホワイティ・マーシュ役のミッキー・ルーニー!!しかもルーニーのクレジットの方が心持ちデカいような‥?いかに当時のミッキー・ルーニー人気が凄まじいものだったかが窺い知れようというものだ。でも実際、彼が演じるホワイティのこまっしゃくれたクソ生意気な悪ガキっぷりが本作の屋台骨を支えているのだから、或る意味ムリもないかも。ノーマン・タウログの演出は良くも悪くも愚直な職人の域を出ないモッサリ感で平凡そのものだし、ドア・シャリーのシナリオも何か作為が露骨で今イチ感心できない(特にラスト直前、フラナガン神父が少年達の先頭に立ってギャングの隠れ家を襲撃する辺り!)。が、トレイシーの武骨な中にも優しさの滲み出る個性、及びルーニーの矢鱈に達者な演技が辛うじて凡作になるのを食い止めていると言っても過言ではなかろう。ま、全体としてチト主演俳優二人の持ち味に頼り過ぎではあるものの、ぼちぼちの佳作ってトコ?個人的にはミッキー”トッチャン坊や”ルーニーの演技は少々ハナにつくけどね。キリコ様、折角の新規登録なのにイキナリ辛口で御免なさい…(笑)。
7点(2004-10-19 03:28:08)
155.  續・姿三四郎
東宝の横車で無理矢理作らされた続編なのに加え、戦時中ゆえ国威高揚色を強要されたことで、黒澤御本人もあんまり気に入っていない旨のコメントを残している本作。ま、確かに前作と比較すれば新鮮味も無く、やや見劣りする出来なのは否定しません。が、いくら気乗りしなくてもせめて観客を楽しませるモノに仕上げようという黒澤の強いプロ意識が全編に漲っており、続編としては充分に及第点をクリアしていると感じました。殊に源之助が三四郎を訪ねる場面に見られる”漢(おとこ)”同士の友情、自分自身の強さに嫌悪さえ覚え苦悩する三四郎の描写など矢張り「上手い」と唸らされます。とは言え、監督自身が「乗っていない」影響はアリアリです。例えば前作を超えるインパクトにしようと米人ボクサーとの賭け試合や鉄心&源三郎兄弟との雪山での決闘を据えたプロット。確かに派手なので一見狙いは達成されているかに思えますが、デビュー作に込めた気概は感じられず、深みに欠けていた気がします。特に源三郎は河野秋武の怪演も相俟って結構面白いキャラクターになりそうだっただけにラストは拍子抜けでした。残念。
7点(2004-10-17 11:55:32)
156.  嵐が丘(1992)
まぁ五回目にして初めてエミリー・ブロンテ原作を完全映画化した心意気は(一応)買いたい。が、どなたも仰っている通り、レイフ・ファインズもジュリエット・ビノシュも原作イメージにゃ余りに程遠い(特にビノシュ!!)。正直こんな安っぽいキャシー&キャサリンと野性味不足のヒースクリフでラストまで付き合うには相当の忍耐が要求される。どうせならワイラー演出オリヴィエ主演の強力タッグで完全版を観たかったYo~!!五度目の映画化だから洒落で5点…。
5点(2004-10-17 11:33:31)
157.  サンセット大通り 《ネタバレ》 
(全面的に改訂)さて、本作で最も評価すべきはノーマ・デスモンドという一人の女優が辿る悲劇を通してハリウッドの諸行無常っぷりを辛辣に、それでいて娯楽性たっぷりに描いて見せたワイルダー(とチャールズ・ブラケット)の凄まじい迄の力量と先見性だろう。先ず”サイレント期の大女優”というノーマの基本設定がウマイ。過去に生きる亡霊の如き彼女の存在を描くに説得力抜群である。ホールデン扮する青年ギリスとのジェネレーション・ギャップを映像とサイレント風演技で雄弁に表現している。勿論MVPはグロリア・スワンソンを措いて他にあるまい。野心に燃えるワイルダーの演出・シナリオに敢然と受けて立った彼女の”女優魂”にはただ敬服するのみ。殊にラスト、発狂したノーマが「サロメ」の衣装で階段を降りつつクローズ・アップで迫る様は正に「鬼気迫る」の一語。ここにも又、演出と役者の幸福なる二人三脚を見る思いがした。マックス役のシュトロハイムも圧巻。こういう作品を傑作と呼ぶのである。
10点(2004-10-17 00:24:28)(良:2票)
158.  鯨神 《ネタバレ》 
原作は官能小説の大家?である宇能鴻一郎先生が未だ純文学を志していた頃に書かれ、芥川賞をも受賞したという(メルヴィル「白鯨」パクリ?っぽい)同名小説。大映による映画化となった本作の出来は…うーーーーん、まず第一にシャキ役の本郷功次郎が全然ダメ。とにかくナヨっちい。祖父・父・兄と親子三代に亘って鯨神に殺され、復讐の一念に燃える精悍な海の男という説得力が画面に致命的に無い。そうそう、その三代にわたる鯨神との闘いってのが冒頭から立て続けにあるんだけど、「鯨神ば倒す!」~返り討ち~「カタキば討つ!」~又もや返り討ち~「カタキばーい!」~懲りずに返り討ち…ってひたすら無策で突っ込んではやられの繰り返しが余りに単調過ぎて、観てるこっちが馬鹿馬鹿しさに退いてしまう。もうチョット見せ方を工夫してよ。また鯨神の特撮もモノクロで誤魔化しているが、いかにも作り物丸出しで今イチ迫力を感じない。伊福部サウンドも精一杯盛り上げようとしてはいるんだが、後の「大魔神」には及ばず。取り分けイタイのはラスト。まず映像で語るべき”主人公シャキの鯨神への偏執的な愛情の吐露”を全部シャキのいかにも説明口調なモノローグでサックリ処理してて拍子抜け。勝新の紀州は男クサさ満点でなかなか良かっただけに惜しい。
5点(2004-10-13 03:13:16)
159.  恐竜100万年 《ネタバレ》 
チッ、昨日の某ウェスタンじゃ全くもって消化不良だぜ。コイツで口直しといくか…てな訳で久しぶりに観てみました!いやぁイイっすねぇ~、ロアナ(ラクエル・ウェルチ)の皮ビキニ最高じゃないっすか。無粋なコスチューム・チェンジもなく、最後まで見せつけてくれて実~に潔し!!ま、アダルトビデオじゃないんだから、こっちも別に”スッパ”になるなんて過剰な期待もしませんし、健康的なお色気って感じ?でロアナの脚線美を堪能させてもらいますた。おまけに水浴びでの濡れビキニ姿あり、女同士のキャットファイトあり、この手の見世物映画のツボってヤツを外さない堅実な作りにむっちゃ好印象っす。加えてハリーハウゼン入魂のダイナメーション恐竜まで拝めるおトクさ!とくれば満点!と言いたいトコですが、矢張り初っ端に本物のイグアナ君を出しちゃイカンでしょう、ハリーハウゼンの旦那。2点マイナスゥ!!そうそう、私はDVD英語字幕で観たんすけど、出だしのナレーション以外は「トゥマク!」とか「ロアナ!」とか名前呼ぶトコだけしか出ないんすよ。わざわざ字幕を2ヶ国語にした意味がある…のか??とチョット笑えました。
8点(2004-10-09 23:24:02)(笑:1票)
160.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 
皆様に可成り不評を買っている(終盤になって何の前フリも無く唐突に出現する)あの怪獣は果たして”アザラシ”なのでありましょうか??コレは飽くまで私見ですが、ひょっとしてアレは”セイウチ”なのではありますまいか。よく見ると何やら立派な牙が二本生えているような気がするのは私だけでしょうか。今後の検証が待たれるトコロです。
7点(2004-10-08 20:15:07)(笑:1票)
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