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ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 814
性別 女性

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141.  青い夢の女
最悪の事態です(笑)。私が主人公の立場ならどんなにテンパることか。まさに「青い夢の女」。ブルーにしてくれます。夢と現を彷徨うような、何とも不思議な感覚。主人公と同じ目線になり、一体何が現実で何が夢なのか、その境界線を見失って翻弄される。青みの強さが印象的な、艶めかしくも幻惑的な作品。
6点(2004-06-20 20:21:24)
142.  オー・ブラザー!
コーエン兄弟の軽妙で洒落た毒。いつものあの風味がやはりこの作品からも感じられる。卑俗でありながらもどこか洒脱で「通」な独特のユーモアが全編から醸し出されていて、お馬鹿ちゃんストーリーなのに何だか思わずほくそ笑んでしまうような洒落た雰囲気。この何とも言えずイイ感じにいい加減な、他にはない空気感が楽しい。
7点(2004-06-20 20:20:08)
143.  泳ぐひと 《ネタバレ》 
何か、一種のトラウマ。ずっと呪いのように脳裏にこびり付いている作品の1つ。いや、怖い。色々な意味で怖い。あの男が一体どこからどうやって水泳パンツ一丁でやって来たのかがまるで分からないのが怖い。今まで何をしていたのか分からないのが怖い。何を考えているのか分からないあの目が怖い。考え出したそのアイデアが怖い。そもそもの不可思議な設定が怖い。近隣の微妙で奇妙な交友関係が怖い。そして何が1番怖いって、当時50代半ばのバート・ランカスターのあの有り得ない肉体美。アレが1番怖い。怖過ぎる。有り得ない。本当に有り得ない。考えれば考えるほど色々な意味で怖くなって来る作品。何とも奇妙で吸引力の強い摩訶不思議な作品。あんまりおかし過ぎて、ここまで来たらコントですらある。人によっては笑ってしまうかも知れない。
9点(2004-06-20 20:17:12)(笑:1票) (良:1票)
144.  ザ・プレイヤー
独特のスタンスを貫き、横道に逸れない独自路線を突っ走るアルトマン。ハリウッドの異端児と謗られた彼をハリウッドが掌を返したように絶賛したのは、皮肉にもハリウッドの内幕を強烈に皮肉ったこの作品だった、というのは何だか本当に滑稽で笑える。アルトマンはその馬鹿馬鹿しさに笑いが止まらなかったのではないだろうか。色々な意味で人間って馬鹿だなあ、と思える作品。皮肉と毒の利いた作品がたまらなく好きな通好みの方に。
6点(2004-06-20 20:15:52)
145.  少林サッカー
全編を貫く明らかな破綻を、「いや、破綻じゃないよ、これエンターテイメント」と言い張る、製作側のそのアグレッシブな態度があまりにも素敵過ぎます(誉め言葉)。こういう独自のテンションを貫く作品は大好きです。昭和レトロっぽい雰囲気もまた、いいですやん。
8点(2004-04-14 21:59:53)
146.  ロゼッタ 《ネタバレ》 
これは単なる少女の職探しの物語ではなくて、もっと残酷で痛切な戦いが根底にあるような気がする。ロゼッタは理不尽で冷たい社会と向き合うと同時に、自分自身が根本的に持つ暴威とも向き合っている。男により「女」にされ、堕ちるように大人になり、いつかは自堕落な生活を送る自分の母親のようになるかも知れない、その焦燥感と必死に戦っている。外からの暴力と、内からの暴力。社会に負けること、自堕落な大人になること、汚らしい「女」になること、その全てを彼女は拒否しようと、勝ち目のない戦いに脆弱な力で臨む。突然の解雇通知、駄目な母親、自分を「女」としてみる男性の出現…。世間はそんな試練を次々にもたらし、強制的に彼女を組み入れようとする。それを拒否するように、ロゼッタはひたすら動く。その抵抗は必死だけれど、儚く、痛々しく、力を持たない。そしてブツ切れのように映画は終わる。最後の瞬間に彼女が見せた顔、張り詰めていたものが切れたような顔、たった1度だけ彼女が見せる弱さ、世の中に「負けた」とどこかで認めてしまった瞬間のあの表情が忘れられない。
8点(2004-04-10 21:17:36)(良:2票)
147.  リリイ・シュシュのすべて
評価が難しい…。素晴らしい傑作のようにも思えるし、最低の駄作のようにも思える。本当に評価の難しい、不思議で不可解な映画。賛否両論あるけれど、不思議にどちらの気持ちもよく分かるし、どの意見を読んでも「うん、そうだよね」と思えてしまう珍しい作品。私が14歳の頃は、あんなに殺伐とはしてなかったし、ある程度自己主張したしね。確かに腹に一物あって、無気力で、繊細で、ひどく観念的でしたけど。…うーん、この作品の「14歳」の描写は的を付いているのかいないのか…。判断しかねます。罪な作品です。
6点(2004-04-10 21:12:12)
148.  黒猫・白猫 《ネタバレ》 
前半ずっとだるかったので、最初の日は1時間だけ観てビデオを止めてしまった。次の日に、「あのテンションをずっと貫かれたらきついな~」と思いながら続きを再生したのだけれど、結婚式が始まった辺りから、なかなかどうして楽しい雰囲気になって来た。全編を通じて良いシーンは色々あるのだけれど、特に好きなシーンが2つある。1つは切り株の中から運命の恋人と出会うシーン。凄く可愛かった。「あ~、良かったねえ、本当に良かったねえ」とほっぺが綻んだ。2つは言うまでもなく、がちょうちゃんで体に付いたうんこを拭くシーンです。あれは笑っちゃったよ。がちょうちゃん、災難!ああ、あと白猫と黒猫のやる気のない感じの交尾も妙に印象的。何だかこの作品のテーマの隠喩であるような気もしました。
7点(2004-04-10 21:07:46)
149.  リトル★ニッキー
アメリカ人の凄い所は、コメディ映画を1つのリスペクトすべき文化だと考えている所です。日本ではコメディ映画はちょっと低俗なもの扱いされるというか、シリアス映画よりもかなり下に見られてしまう。この作品には1億ドル以上の制作費がかかっているそうで。結局興行的には失敗したけれど、その豪快な無駄遣いと、馬鹿をとことん追及した姿勢は素晴らしい。突き抜けて面白いとは思わなかったけど、可愛い馬鹿映画でした。
6点(2004-04-06 21:24:29)
150.  ハートブルー
爽やかな男の友情物語。キアヌが若い。本当に若い。だって20代半ばなんだもん。一昔前の作品なんで作品自体の雰囲気がやっぱりちょっとダサいんだけど、何だかイイ感じです。てゆうかキアヌがかっこいいです。
6点(2004-04-06 21:09:57)
151.  隣人は静かに笑う
ハリウッド映画史上、本質的に最も後味の悪い作品ではないか、と個人的には思っているのだけれど、逆にあそこまであのテンションを貫かれると何だか爽快な気もするので、別に気分は悪くないです。こういう作品がほとんど作られず、観客が受け入れないというのはアメリカの国民性でしょうか。これも公開延期になったらしいですからね。まあ、今後数年こういう作品がアメリカで製作され、公開されることは1000%有り得ないでしょうね。
6点(2004-04-06 20:59:20)
152.  ムトゥ/踊るマハラジャ
公用語が18も存在する国。2050年以降には中国を抜いて世界一の人口保有国になってしまう国。ミスワールド有力候補を毎年生産する世界有数の美女の量産国。年間映画生産数800本以上、2位のアメリカに2倍の差を付ける世界最強の映画大国。いや、もう、凄いですよ、インドって。この作品の世界観は、一般通念下ではあまりにも異質な様相を呈しているものの、独自の価値観とある一定の観念下においては、強烈に洗練され、完成されていると思う。やるべきこと、やりたいこと、その方向性が明確過ぎる位に定まっていて、一切の疑念と迷いがない。その姿態は極彩色のカオスではあるけれど、決して迷走ではなく、ましてや破綻でもない。それが凄い。素晴らしい。てゆうかもう、理屈じゃなくて何だかもう単純に、滅茶苦茶に、この映画が楽しかったんです、おいらは。3時間目が離せなかった。本当にもう、脳がとろけちゃいましたよ。やられた、最高!
10点(2004-04-06 20:43:23)(良:2票)
153.  天城越え(1983) 《ネタバレ》 
田中裕子という女優はこんなにも美しかったのか、と心底驚いた。20代の女の私でさえ心奪われる。ましてや思春期の少年なら尚更だろう。甘酸っぱくも切ない、ダウナー系「マレーナ」。でも、色香を放つ大人の女性に心奪われる思春期の少年を描いた作品ということでは、私は断然こっちの方が好きです。少年の内に渦巻く複雑な感情、その欲望と愛憎、憎悪の表出。切な過ぎる、ことの真相。そしてあの天城峠の姿は、記憶の中でも記録の中でも悠遠の彼方に消え失せ、少年の心抉られる痛切な葛藤も、事件の真相も、その全ては過去のものとして、永久に守られるように、滅失してしまった。かつての幽遠の峠は、今は暴走族の出す爆音に包まれている。
8点(2004-04-06 20:37:55)(良:2票)
154.  バートン・フィンク 《ネタバレ》 
剥がれ落ち、でろでろと垂れ下がって来る壁紙のように、「自分」という意識が現実から剥離する感覚が恐ろしい。暑さと湿気で正常な判断力を奪われ、顔周りを飛び交う蚊に精神は休まらない。現実から遊離し逃げ込んだ観念世界でも、妄執と自責からは逃避出来ない。閉鎖空間で意識はひたすら空転する。強烈などん詰まり感。怖い。ここ1年、冗談でなく悪夢以外の夢を見た記憶のない私には、他人事には思えない作品。決して面白い作品ではないが、心の奥に何かの呪いのようにへばり付いて離れない、奇妙に印象値の高い作品。ラスト近くの、燃え盛るホテルの廊下とそこに尊大に立つ男の姿が、何時まで経っても頭から離れない。湿気に塗れたねっとりとした妄執。その具現化たるホテルが、硬質で乾いた炎によって清算され、救済される。怖いのだけれど、妙に清々しく、美しい。ラストシーンの、負け犬のような、残滓のような、主人公の姿。それでもそこには、妙な安堵感と不思議な充足感がある。
8点(2004-04-06 20:34:41)(良:1票)
155.  エンジェル・アット・マイ・テーブル
道の真ん中から、少女が私を見ていた。目が合って、逸らされ、戸惑われ、そして逃げられた。ただそれだけで、これは傑作だと確信した。実話に基づく1人の女性の、「自分探し」というにはあまりにも壮絶な魂の遍歴。叙情的で詩情に溢れながらも、暴威的なまでに人間の最深部に迫って来る作品。残酷なまでの繊細。饒舌な静寂。多弁な黙然。その全てを包み込むニュージーランドの風景。良い意味で閉じた僻地。原作者のジャネット・フレイムは2004年1月、逝去した。あの少女は天国のように美しい国から、本当の天国へと旅立ってしまった。思いを馳せながらもう1回観てみよう。それはとても勇気のいることだけど。
10点(2004-04-06 00:42:42)(良:1票)
156.  座頭市(2003)
監督が“雇われた”感を隠さず、何だか嘯いてる感じがいいです。でもそんな感じがオリジナルの座頭市に心酔してる方には腹が立つんでしょうね。それにしても北野武と浅野忠信は色っぽいですわ。彼ら2人には映画という媒体においてのみ強烈に映える色気がある。それは他の媒体においてとは比較にならない位に。そういえば20歳前後の頃は妙にタケシに心酔してました。思い出しました。愛人になりたいとか普通に思ってました。
7点(2004-04-05 21:06:39)
157.  カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 
見方によっては突き放されたような印象を受ける残酷な結末。それでもラストシーンの主人公の何とも言えない笑顔。穏やかな諦念と、映画に対する愛情の充溢。いい笑顔でした。もう2度と両者があんなに分かりやすく邂逅することはないでしょう。でもこれからも各々は決して一方通行ではない。彼女は映画を愛することで救われ、映画は彼女に愛されることで存在を許される。通じ合っている。それは最高の共依存ではないでしょうか。
8点(2004-04-05 20:35:04)
158.  暗い日曜日 《ネタバレ》 
暗色のベルベットを撫でているような感覚を覚える作品。濃密でしっとりとした手触り。粋で洒脱で艶があり、温もりがありつつも冷ややか。エリカ・マロジャーンの匂い立つような色香にはやられてしまう。賛否両論あるラストは確かに、全編に対し妙に浮いた感じと違和感があり、ありゃりゃ~、一気に火サスっぽくなってしまったぞぇ、とは思ったものの、その粋な企みにニヤリとしてしまったのも確か。テーマ曲の「暗い日曜日」は、聞くと死にたくなる曲として有名だけれど、私はむしろ心が落ち着いてしまいました。いい感じに病み人なんで。
8点(2004-04-05 20:05:14)
159.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
好きなタイプの作品という訳ではないけれど、支持される理由は分かる。娯楽映画として本当に良く出来た作品です。配役は良いし、全体的に構成は見事だし、ちょこちょこと張った伏線の生かし方も上手い。そして何より、無駄に人も死なないし、必要以上に暴力的でもない。非常に良心的なエンターテイメント作品だと思います。
8点(2004-04-02 19:10:20)
160.  エリン・ブロコビッチ
いいじゃないですか。爽快、痛快。そのバイタリティに惚れます。根拠なくポジティブな人間は胡散臭いですが、これは実話というだけあって、エリンというキャラクターにリアリティがあります(まあ、美化はかなりされてるでしょうけど)。世の中を動かすのは知性ではなく行動力。机上の空論では新しい風は作れない。外に出て、目を開けて、小さな道が開けた時、そのタイミングを逃さずにに猛進よ!ってな感じのかっちょいい女性の映画でした。
7点(2004-04-02 14:13:46)
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