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141.  橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督) 《ネタバレ》 
派手な戦闘シーンは全くない。「勇敢にたたかってカッコよく死ぬ」のと対極にあるような、どうしようもない死に方ばかりしていく。しかし実際にはそういう死の方が多いのであろう。  ■前半はやや退屈。子供たちに感情移入させるためにはある程度は必要なのは分かるが、わりとダレる。妙な色恋沙汰とかは趣旨に沿わない気がする。  ■後半は一転して戦場に放り込まれる。お話の中でしか知らない「勇敢にたたかう物語」から一気に現実に引き戻され、戦場にあるのは無様な死か無様な生でしかないことを思い知らされる。「戦争は遊びじゃない」という一喝がすべてであろう。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-16 23:34:02)
142.  妻は告白する 《ネタバレ》 
サスペンスとして見るとなんてことはないのだが、しかし某登場人物同様、結局女心が全く分かってないんだなぁという感覚は抱かされた。  ■怨念か緊急避難か、という軸で持っていきながら、土台をひっくり返す心理はなるほどと思うし共感できる。ラストはまさに某登場人物と一緒に呆然と立ち尽くしてしまった。  ■しかし、裁判中の二人の行動はあまりにも軽率だし、そういう話だったら保険金を使ってさっと高級アパートに引っ越すのはどうなのよと思ってしまう。そうすれば喜ぶと思っているとしたらそれはそれであまりに「分かってない」でしょうよと。そこらへんいろいろと引っかかる。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-14 23:24:21)
143.  永遠のこどもたち 《ネタバレ》 
ホラー作品とカテゴライズされているし、随所にそういう演出はあるが、ホラーというよりも母子の関係、過去との関係の方にウェイトはあるように思う。  ■伏線の回収は、細かいシーンまでよく考えられていて非常にうまいと思う。ラストの展開はけっしてバッドエンドではないと受け止めた。過去に生きることを決め、シモンと一緒にいられるのだから、決して不幸ではないだろう  ■しかし、だからこそ逆に設定の不自然さが目立ってしまうように思った。トマスがいじめられて殺された話、その子供たちへの復讐、子供たちの遺体を回収に来る流れ、そして交通事故、シモンとラウラが5人の子供たちに狙われる展開、この辺がなぜそうなっているのかよく分からない設定だらけ。もう少し過去パートを詰めてくれた方がきちんと話に乗りこめたと思う。細かい部分が上質なだけにいささか残念
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-26 23:07:23)
144.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
宮崎監督の「飛ぶことへの愛」が惜しみなく発揮されている。もともとラピュタが飛び、ナウシカではメーヴェに乗り、トトロも飛び、カリオストロでさえルパンは飛行機で侵入し、豚さえも飛び、千と千尋もメインはハクが飛ぶところ。それだけ飛ぶのが大好きな監督が徹底して「夢」を追いかけて飛ぶシーンを作り上げた作品、といっていいだろう。  ■冒頭からエンディングまで繰り返し描かれる「夢」のシーン。そしてロマンスも、菜穂子は自らの命を削ってサナトリウムから降りてきて、二郎は結局日中のほとんどを飛行機に費やし夜のわずかの時間しか会えず、それでも最期の美しくない姿は見せまいと再びサナトリウムに戻る、通常ではありえないまでの献身性。出会いから死別まで、まさに「夢」のパッチワーク。展開がトトロ的で山場がないのも、全編のそうした雰囲気を楽しむタイプの作品なのだろう。  ■裏テーマは「生きねばならない」「悲惨の運命を受け入れること」等であろう。カストルプも登場し、トーマス・マンの『魔の山』の設定はいろいろとバックにある。しかしこの作品中では葛藤(飛行機への愛と戦争利用の間の葛藤、妻と飛行機の間の葛藤など)はほとんど描かれず、主人公は飄々としている。こうした難問に対して「純朴さでもって超越せよ」ということであろうか。  ■二郎に感情移入するか、菜穂子に感情移入するかで、見え方もだいぶ変わるように思う。二郎は飛行機への愛(オタクともいえよう)は素晴らしいが、全体にピュアというか単純な描かれ方であり、対する菜穂子は自己犠牲と献身性、死に向かう姿勢を提示している。映画館で女性客の一定数がラストで泣いていたのはどこに感情移入したかもあるだろう。
[映画館(邦画)] 8点(2013-08-09 01:42:35)
145.  ヘッドハンター(2011) 《ネタバレ》 
あまり期待せずに見たがなかなかよくできている映画だった。すさまじいひねりがあるわけでもないが、特に後半はハリウッド並に非常にテンポよく進み、見ていても引き込まれる。  ■裏の窃盗業の関係から一転して追われる身になる主人公。発信器を体に埋め込むというのは見たことがある(例えば「悪魔を見た」など)が、それを振り切るための主人公のなりふり構わない描写はハリウッドではあまり見ないタイプ。肥溜の中に隠れるなどのシュールなシーンも挟まっていて面白い。  ■こういうマイナーな良品を知れるのはこのサイトのいいところだなあと思う
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-01 23:44:14)
146.  交渉人(1998) 《ネタバレ》 
他の方も多数書いているが、交渉人の交渉ベースにしたらもっと面白かっただろうに、ドンパチが随所に入っていて、しかも途中で場所を移してになってしまって間延び感が出てるのはもったいない。素材はいいんだし。  ■黒幕、うーん、だから、という感じだし、今まで散々殺人犯扱いされてきていて、あんな簡単に真犯人逮捕になってくれるかね、とも思う。要はパソコンのデータ奪い取るだけの話だし。  ■とはいえ、みている間は安心して楽しめたのでまあこの点数。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-13 00:19:05)
147.  デビルゾーン 《ネタバレ》 
Youtubeにて原語鑑賞。一つ一つは20分ごとと短く、また内容も非常にオーソドックスなので、ホラー慣れしている人にとっては物足りないかもしれないけど、冗長にならずにテンポよく進むので見ていて快適。  ■一話目:これだけがほぼ唯一現実で起きそうな話。全編嫌な雰囲気は漂っているが、ラストはあっけない。ハッピーエンド的だったのも意外。  ■二話目:流れ的に大体オチは予想できたが、これだけはホラー色は弱い。しかし冷静に考えると唯一の完全バッドエンドではあるのだが。  ■三話目:展開はほぼ「激突!」、しかし地中から飛び出してくる車というのはさすがに予想を上回ってビビった。これで信仰取り戻すのかよとも思ったけど。  ■四話目:「ジョーズ」「トレマーズ」の系統。お化けネズミが出てくるわりには、子供返すとあっけなく退散して、あれは一体何だったんだろうとは思わなくもない(そもそもなんで最初にあの家にいたし)  ■全体的に教訓めいているのも特徴的か。「煙草はやめろ」「ゲームしすぎるな」「信仰を持て」「動物は大事に」ホラーでこういうのも珍しいような
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2013-03-21 01:11:12)
148.  パワープレイ 《ネタバレ》 
やっとDVD化したのにAmazonにすらDVDが置かれていないので、そういうDVDを特別に扱っているお店で購入し鑑賞。なるほど、これは隠れた名作。  ■基本的には軍事クーデターであり、それが淡々と進んでいくのだが、前半の計画部分、そして後半で一気に動き出す部分の静と動がピリッとしていて、緊迫感がずっと維持されている。早朝に戦車で街を制圧していくところは、クーデターはこうやって行われるのかあ、というリアリティを感じさせられた。  ■100分余りとコンパクトだが、ラストの展開まで含め、戦争もの、政治ものの傑作だと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2013-02-27 00:01:57)
149.  ミケランジェロの暗号 《ネタバレ》 
ミステリー仕立てだが、ミステリーとして見ると拍子抜けする。でも人間ドラマとして見ると、従来的な「ナチス・ユダヤ人もの」とは違っていてなかなか面白い。  ■チャップリンの「独裁者」のように、ナチスとユダヤ人の立場が入れ替わってしまう話。ではあるのだが、入れ替わる二人が小さいころからの友人でありながら、雇い主と使用人というこれまた微妙な関係であるところがなかなかに難しい立場にしている。「金持ちのユダヤ人」は「使用人のドイツ人」を雇って、ユダヤ人の側はとても友好的にやっていて、また面倒を見ているつもりでいる。しかし一方で使用人の側からすればどことなく常に屈辱を感じ続けてきたのではないか。それがナチスによって立場がひっくり返ってしまう。ここに一つの立場転換がある。  ■もう一つの立場転換はもちろん入れ替わりなのだが、この二重の入れ替わりを経ることで、お互いがお互いを見る目というのがかなり複雑になっており、その辺の人間関係はなかなか面白い。ラストの展開はすっきりしすぎていて逆にあれだったが
[DVD(字幕)] 8点(2013-01-27 00:47:56)
150.  スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ 《ネタバレ》 
選挙参謀を主人公に描き出された「政治の裏側」を描くサスペンス。マイナーだけどとてもいい出来の作品。  ■理想主義に燃える主人公と、それでは動かない政治の世界の現実。周りから散々「お前は優秀だが政治の世界には向かない」と言われてきた主人公は、最後まさに政治の世界の手腕を獲得する。「一流になった」と元上司に言われ、勝利にこぎつける主人公の心境はいかなるものであろうか  ■上司が「政治の世界で信じられるのは忠誠心」と述べていたのは印象的。そして、結果的に忠誠の獲得に失敗して、最後には力で追い出されてしまうのがもっと印象的
[DVD(字幕)] 8点(2012-10-20 00:18:22)
151.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
自分勝手で子供を抱えつつバツ2のダメな女性が、ひょんなことから弁護士事務所で働き始め、巨大企業相手に公害の賠償金を勝ち取るまでを描くサクセスストーリー。気軽に安心して見ていられるタイプの映画。  ■シングルマザーの子育ての問題と、公害訴訟の問題、二つを抱えて奔走していた姿は分かるが、全体が広く浅くなってしまっている印象。恐らく最も力を入れたのは「住民との親密なコミュニケーションにより、信頼を勝ち取ること」の部分なんだろうから、そこ(特に困難)をもっと描いた方がよかったように思う。  ■ラストも、もともとこの訴訟で重要だったのは「500万ドル」という金額じゃなくて、企業に非を認めさせてきっちりと責任を取らせることだったはずなんだから、あの終わり方は何かしっくりこない。  ■でものんびり見る分には楽しめると思います。ジュリア・ロバーツが鼻につく人もいるかもしれませんが・・・
[DVD(吹替)] 8点(2012-10-04 23:12:23)(良:1票)
152.  ペイド・バック 《ネタバレ》 
渋いけれども非常によくできた映画。モサドによるナチハンターものなのだが、構成がうまくて派手なシーンはないものの最後まで引き付けられる。  ■3人の英雄たちの本を娘が書き、元隊員の一人が自殺するところから物語は始まる。過去を回想する前半シーン、フォーゲルを捕まえる前後の流れはなかなか凄まじい。そして脱出が失敗に終わった後の心理戦はかなりのもの。  ■そして現在に戻る。タイミングが相当強引な気もするが、流れがスムーズでそこまで気にはならない。最後に殺そうとする必要はあまりない気がするが。。。  ■裏メッセージとして「嘘の過去とどう向き合うか」という問題が投げかけられている。30年間英雄として扱われてきて、それが嘘だったと真実を明らかにできるか。「真実は豪華なものだ」という言はなかなか的を射ている。真実が必ずしも人を幸せにするものではないという難しい問題。しかし真実を明らかにするならせめて娘さんの本の出版前にしてあげればよかったのに・・・
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-08 23:36:57)
153.  サラの鍵 《ネタバレ》 
1942年の、ナチスドイツに協力していたフランス政府によるユダヤ人強制収容と、2009年のジャーナリストとを行き来させながら悲劇性を浮き彫りにしていく作品。重い。  ■弟を納戸に閉じ込めて収容所に送り込まれたサラ。そこの謎もいろいろと残されたままの樹はするが(引っ越すまで、中に死体があって異臭を放っていても一度も開けずに放っておくか?何か知っていたのではないか等)そこへ深入りはしない。主眼はむしろ、サラの苦悩と悲劇、そしてそれがどう受け継がれていくか、であろう。  ■一度は過去を完全に消し、息子は50年後に初めてそれを知る。しかし悲劇はそれを消してしまえばいいというものではない。むしろ引き継いでいくことこそが悲劇の生き残りの意義を組みだしていく上で必要だともいえる。ラストで娘にサラと名付けたのは、そういう意志の表れではないだろうか
[DVD(字幕)] 8点(2012-06-24 00:28:57)
154.  スーパー! 《ネタバレ》 
すでに書かれているが「キック・アス」と見せかけてその正反対を行く作品。徹底して通常描かれない「ヒーローとは何か?」「正義とは何か?」を問うていく。  ■主人公はダメな中年であり、ヒロインが暴力大好きな女の子。「凡人でも強くなる」には道具に頼るしかないわけで、そうやって武装した凡人が「正義を実行」し始めるとどうなるのかが本作。基本的にやり過ぎだが、「何か悪いことをした人」にしか暴力をふるっていないのはやはりポイント。  ■本作はゆえに暴力シーンも多いので注意が必要。ただ、この映画は「暴力礼賛」などでは全くない。むしろアメコミなどで平然と描かれるシーンが「実際にはどのようなものか」を明白に提示することで、そうした描写に一石を投じる意図であろう。それは「ファイト・クラブ」や「ファニー・ゲーム」がむごい描写は多くとも暴力批判なのと同じで。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 00:34:06)(良:1票)
155.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
久々のフィンチャー・ワールド全開の作品。「セブン」「ファイト・クラブ」の空気を引き継いでいる。「ソーシャル・ネットワーク」「ベンジャミン・バトン」のイメージで見ると期待と違う作品になるかもしれない。  ■彼特有のおどろおどろしい雰囲気、殺伐としつつも美しい画、は健在。ドラゴン・タトゥーの女、リスベットの雰囲気は群を抜いて素晴らしい。あの特異なキャラはそうそうできるものではない。  ■ただ一方、ミステリの展開としては微妙。そしてミステリ部分に時間を割いていて、人物像の掘り下げがあまり出来ていない(私はシリーズものとかそういうことは考慮せずに単体で作品は評価する)。 この作品なら、リスベットに絞って話を展開するか、あるいはミカエルとリスベットの二人を軸としつつ、事件の方は最初から犯人が分かっている、ぐらいのレベルで問題なかったように思う。この作品のメインは謎ときではなくドラゴン・タトゥーの女の心理にあるというのは恐らく正しいであろうから。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-16 01:49:50)
156.  牛泥棒 《ネタバレ》 
人は自らの正義を簡単に信じてしまう。そして、その「正義」の実現のための障害は力でもって簡単に取り除いてしまおうとする。信じた「正義」の目から見れば、手続を踏む法はあまりにも遅く、そして間違えることもある。  ■しかし、「正義」を信じて走るとこういうことになる、といういかにもすぎるぐらいに教訓的な話。面白いか、というよりは意義深い作品。75分の短さで骨格だけでストレート勝負している。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 00:25:39)
157.  セルピコ 《ネタバレ》 
組織全体が悪に染まっている中で、どこまで孤独の中、正義を貫けるか。実話ベースということもあり、大衆受けを狙うような展開はほとんどないが、その分太く仕上がっていると思う。  ■展開について一言いうなら、最初に撃たれたシーンを持ってくるのは「カリートの道」でも使われているやり方だが、展開が先に見えてしまってどうなんだろうかとも思った。結果が見えない方が不条理さが増していい気もした。  ■この映画を「冗長」「面白みがない」というのは、要するにセルピコの行動を「悪習のある組織に頑張って抵抗してます」の一言でまとめてしまっているからであろう。それはセルピコに対し「本当に偉い。よく頑張ってるね。大変だっただろう」と口では言いつつ結局全く助けてくれない上層部と同じ見方のような気がする。  ■賄賂を受け取らないという、一歩外に出て考えれば「あたりまえのこと」も、その組織内で誰もがしていることであれば「受け取らないお前はおかしい」「仲間を売るのか」と徹底して敵視され爪はじきにされる。しかし、問題が賄賂だから誰もがセルピコに肩入れするが、しかし多かれ少なかれこうしたことはどの組織でもあることではないだろうか。 一時期「KY(空気読め)」という語が流行ったが、あれはまさに「何が正しいか」よりも「組織の風習を守れ」を重んじている人が非常に多かったということであろう。今でも「ノリが悪い」「頭の固い奴」という非難は健在である。この映画に感銘を受けた人は、同時に自分が「悪習に染まった警官」の側ではないかを振り返ってみてみるといいであろう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-16 23:46:39)(良:1票)
158.  マルサの女 《ネタバレ》 
あー、脱税ってこうやってやるんだぁ、というのと、それを暴こうとする者との知能戦を見せてくれる作品。といいつつも、地味に地味に動き続けてガサ入れ一発で終わりというのはまあ非常にリアリスティックだが同時にあっけなく終わってしまった感はあるかも。
[DVD(邦画)] 8点(2011-08-26 00:51:32)
159.  モリー先生との火曜日<TVM> 《ネタバレ》 
本当に素敵な作品。死ぬ間際になって人生の大問題について考え続けていく1時間半であった。TVムービーの感じはあちらこちらに出ていたが、そのこじんまりした感じが逆に本作の価値を高めているように思う。ジャック・レモンの遺作がこれに出来たのは、彼自身も満足しているのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-11 00:14:32)
160.  狩人の夜 《ネタバレ》 
これは怖い。ストーリーは「財産目当ての男が未亡人を狙い、みんな騙されているが子供一人だけが気づいている」という極めてシンプルなものだが、その迫り方が何か心にどろどろとしたものを残していく。  ■騙されるのが未亡人、妹、スプーン夫人、ルビーと女ばかりというところ、クーパー夫人のセリフも相まって「だから女は・・・」的なテーマにも見えるが、本当にだらしないのは男の方の気もする。そもそも強盗などしてわずかな金をとってきたばっかりにこんな不幸に家族は巻き込まれたわけだし(結局子供たちはお金で幸せにはなってない)、土壇場で船着き場のおじさんは酔いつぶれている始末、全く救われない。  ■最後にハリーが捕まる際にジョンが駆け寄るのは、やはり父親と重なって見えたのだろうか。嘘でもいいから、金目当てだと知っていてもいいから、父親だと言ってくれる人が欲しい、そういう心理だったのかもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-09 23:51:09)
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