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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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141.  ダイナマイトどんどん
菅原文太、北大路欣也に田中邦衛、おまけに、丹古母鬼馬二さんまでいてはります。 たいへん、暑苦しい映画です。草野球大会と言うよりは、まさに濃い顔の選手権大会。 その上、ストーリーまで熱い。いや、熱すぎる。こんなの真夏に観たら暑さと熱さで熱中症になりそうだし、観たのが2月でよかった、と安堵している。それでも、観ていて途中から暑苦しくなってきたから、ユニクロのフリースは脱ぎ捨てた。 ハチャメチャだったけど、時代設定的に戦争の爪あとが見え隠れするし、「ケンカはしてもいい、でも殺し合いはもうあかん」てことなんだろうなあ。なんか、「パッチギ!」思い出しちゃった。
[DVD(邦画)] 7点(2021-02-24 21:50:53)
142.  シンドラーのリスト 《ネタバレ》 
いきなりどうでもいいようなことだけど、美人秘書をわんさかとはべらすシンドラー (リーアム・ニーソン) がよかった。女たちにタイプを打たせて、それを楽しそうに眺める彼の姿が笑えた。この題材ですら、"娯楽性" にこだわるあたり、とてもスピルバーグらしいな、と。もしかしたら、「ジョーズ」や「インディ・ジョーンズ」すら、本作への試金石だったのかもしれない。そう思えるほど、ユダヤ系の大映画監督がやがてたどり着く、集大成であり到達点のような映画だった。 冒頭、野心のかたまりであったシンドラーは、はっきり言っていけ好かない。しかし、障害者の従業員がナチスに殺られたあたりから、明らかに彼の心に "変化" が生じていく。彼の怒りは単なる一経営者としてか、ナチス上層部への対抗心か、それとも「正義感」が芽生えたのか、ここではまだわからない。やがて、殺りくと死体の山を目の当たりにして、彼が決意したのは、自分が救わなければならない「使命感」だろう。オスカー・シンドラーその人が、人道主義者として覚醒し成長していくという、彼自身の "成長記" としてもよくできた映画だ。 そして、彼が救ったユダヤ人たちに見送られる最後の場面は、私の心に深く突き刺さり、生涯忘れることはあるまい。このとき、リーアム・ニーソンの涙は、確かに演技などではなかった。 数限りなく悲惨な出来事があったホロコーストという歴史について、赤い服の少女と、この涙と、彼を見つめるユダヤ人たちの眼差しが、私に多くのことを教えてくれた。
[DVD(字幕)] 9点(2021-02-22 13:34:40)
143.  あの頃。 《ネタバレ》 
アイドルオタクの人生とは無縁であり、もちろん、今も昔もあの頃も、ハロプロとか、あややとか、全く興味なし。そんな私が一番投稿とは恐縮です。 今泉監督の新作映画、ただそこに惹かれての鑑賞。さすがだな、、恋愛研究会のメンバーの出で立ち (笑) とおりなす会話の可笑しさ、その絶妙な「間」も好きだし、何より恋や人生に不器用なこの連中が、まるで人生の勝ち組のようにキラキラと輝いてみえた。 ただ、前半のたたみかけるような笑いと熱気に比べて、後半はハロプロの露出度も激減していって、トーンダウンした感じ。言っちゃあなんだが、私は今泉さんのファンだからよかったが、この内容だとハロプロ目当てで映画館に足を運んだファンはガッカリだろうなぁ・・。もう一つ、コズミンの「死」の描写が軽すぎるというか、、このエピソード自体が取って付けたような印象だった。 それでも、私としては "アイドルヲタ" の世界は驚きの連続で楽しめたし、「あの頃、ほんとおれたちってバカだったよなぁ」 こういう気持ちは共感できる。そして、浮かれたお祭り騒ぎの後に、「シチュー」と卒業ライブの一期一会(西田さん)、このエピソードがひっそりと心に残ってる。 それでは、、やはり今泉監督はオリジナル脚本の恋愛群像劇にこそ真価が発揮されると思っている。そこに期待して、次作を心待ちにしたい。
[映画館(邦画)] 6点(2021-02-19 22:59:44)
144.  かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 《ネタバレ》 
鹿児島の海岸線を走る電車 (ではないらしいけど) から望む風景とか、出演者たちの熱演はよかった。特に國村隼さんの存在感がすごくて、今にも脱線しそうな映画を救っていたように思える。 ストーリーとしては、エピソード単位で観るなら感動できる場面はあった。ただ、そういう場面に限って、「この人ってキャラ変わってない?」と感じさせる残念な脚本だった。人物を深掘りせずに、手っ取り早く感動させようとするから、そうなるわけだ。 もう一つ。やはり映画は時系列で進むのが好ましいのに、この映画は現在と過去をいったりきたり、、。 どうして電車のように真っすぐ前に進めないのだろうか?
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-02-16 21:38:48)(良:1票)
145.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
三上という男は、たとえ人前だろうが、怒り、泣き、そしてよく笑う。自らの感情に素直で真っすぐなところ、とても人間味があって好きだった。過去がどうであろうと、その生き方はまさに、「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」(笑) だよね。彼のように堂々と生きたいもんだ。 その三上を演じた役所さんからすれば、うなぎ、三度目の殺人に続く、"受刑者三部作" の最終章だけど、前二作とは全く別の人間を魂を込めて演じていたと思う。 映画的な表現として面白かったのは、スカイツリーと東京タワーの使い方。前者が未来 (前進) の象徴であったのに対して、後者は九州ヤクザ編の導入部に空撮されたように、過去 (後退) の象徴。しかし、僕としては、東京タワーの方が好きなんだ、、そこがなんとも。 →2021/9/16追記。 これは、まるで "横道世之介" を観た時のように、観てからしばらく経つと、後からじわじわときます。この世界が彼を失ったという喪失感を今さらながら感じてきます。自分がいつ死ぬかなんてわからないし、大切な人がいつ死ぬかだってわからない。だから今を大切に生きよう、、そう思わせてくれる映画だ。 こんな時代だから、なおさらかもしれない。
[映画館(邦画)] 7点(2021-02-11 22:22:34)
146.  空気人形
本作は設定こそブッ飛んでいるけど、彼女 (空気人形) を奇異の目で見るのではなく、できるだけ彼女の視点でこの世界を眺めることに全神経を集中したい。ほら、何も知らないピュアな心になったつもりで、改めてこの世界を眺めてみたら? ・・だめだ、やはり男たちが汚らわしいものに見えて仕方がない (笑) ぺ・ドゥナに関する芝居やキャラクター設定はあて書きだろうね。その存在感はもちろんのこと、"外国人" であること、つまり前提として日本語を (スラスラと) 話せないことが特に重要に思えた。命が宿ること、それは言葉を覚えていくことだし、彼女が意味を知らずに発する声音そのものの響き、その姿のたどたどしさ、、それはまるで言葉を覚えたばかりの幼な子のようでしたから・・。 あと、自分に「名前」があってよかった、、そう思わせてくれる映画でありました。
[DVD(邦画)] 7点(2021-02-08 19:59:01)
147.  RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 《ネタバレ》 
序盤の、筒井肇が娘と降り立った出雲駅 (だったかな?) 構内の光景とか、田園風景を走る一畑電車の素朴さとか、まるで昭和時代のような懐かしさがあってよかったです。「三丁目の夕日」と同じ制作会社のようですが、あの電車はVFXじゃないよね?(笑) ストーリーとして気になったこと。 実話ベースでないなら、親友の死は必要なかった気がします。もう一つ、彼が転職を決意するに至るまでの葛藤や心境の変化があまり伝わりませんでした。また個人的には、それほど電車に思い入れがあるのならば、なぜ彼は一番初めに鉄道会社を選ばなかったのか、むしろそこを知りたかった気がします。彼ほどなら、大手の鉄道会社に初めからいけたでしょうから、、。 ストーリーとしてよかったこと。 「高齢化社会だし、これからは50歳の新入社員なんて当たり前になるだろう」 橋爪功さん演ずる一畑電車社長によるこの台詞は、何気ない一言なんです。しかし、私のように50歳も間近のオッサンにとっては、ちょっと勇気づけられる言葉であるし、そして心に響く一言でした。 人生の、大きくて安定したレールを自ら脱線して、小さくて不安定なレールを選択するというストーリーだったけど、これは金や地位を手にするサクセスストーリーではなくて、胸のすく「心」のサクセスストーリーでありました。
[DVD(邦画)] 6点(2021-02-05 12:52:27)
148.  しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス 《ネタバレ》 
サリー・ホーキンスの演技力はすごい、それは間違いない。しかし、それよりも今回は、実在の人物を女優が演じるにあたり、キャスティングの重要性を改めて確かめることになった。なぜなら、モード・ルイスとサリー・ホーキンス、二人とも感受性の高さがうかがえる個性的な顔立ちだし、もともと雰囲気が近いように感じたからだ。(そこだけは演技の力ではどうにもならない) 絵の偉人であり、歴史的にも有名なモードとは対象的に、旦那のエベレットは凡人なんだけど、映画は決して二人を値踏みすることなく対等に描いていた。これはとてもいいことだ。むしろ、見方によってはエベレットの物語に見えたくらいだ。 モード・ルイスの人生を彩ったもの。 カナダの海辺の美しい風景。 彼女が住んだ家と動物たち。 そしてエベレットという存在、、。 僕は「絵」のことは詳しくないが、描いた人の人生や生きた場所を知った後では、同じ絵を見ていても味わいが全然違う、、それだけは本作によって知ることができた。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-20 13:10:46)(良:2票)
149.  ミックス。 《ネタバレ》 
ガッキーと瑛太の共演という予備知識だけでレンタルしたため、蒼井優の登場、そしてその役に驚いた (笑) ガッキーが可愛い、もうそれだけで成立しそうな映画ではあるし、スポコンがベースで、前半コメディタッチ ⇒ 後半に進むにつれて人も映画も真剣になる、、という展開は他の映画と同じだけど、今回は男女のダブルスという設定が斬新でよかったと思う。当然、そのまま恋愛モノとしても成立するので、ちょっとお得感があるし。 同系統の映画では「シムソンズ」がマイベストで、それには及ばなかったけど、このジャンルは笑えて熱くなれるし、何より大ハズレがないからいい。 食べ物を粗末にする笑いが苦手なこと (OL時代の壮行会のところ) 、工事現場の先輩たちが瑛太を認めていく描写が乏しくて、いつの間にか打ち解けていたように感じたこと、このあたりがマイナス部分でした。 どうでもいいことだけど、ガッキーが角度によっては長澤まさみに見えたので、この二人の共演はないだろうなあ、と思ってしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-01-18 21:08:01)
150.  コレクター(1997)
ショーシャンク、セブン、ミリオンダラー・ベイビー、、。 モーガン・フリーマンは、主役を引き立てる助演だと遺憾なく存在感を発揮するんだけど、主演になるとイマイチなんだよなぁ。 この人は主演よりは助演、いわゆる名脇役が似合う気がする。 それって、今のわが国の総理大臣にも言えることだけど。
[ビデオ(字幕)] 5点(2021-01-15 22:09:50)
151.  希望の灯り 《ネタバレ》 
思い出したのは、アキ・カウリスマキ監督の映画と「アスファルト」。 映画の舞台がほぼスーパーマーケットの資材置場という、たいへん思い切った脚本。彼らの住まいはほとんど登場しません。よく、退屈やルーティンの隠喩として職場 (とその作業) が繰り返し登場することはありますが、本作はそれを逆手にとった面白い発想と思います。職場こそ楽しい人生、行きたくない「家」という。 ブルーノが東ドイツ出身ならば、クリスティアンは西ドイツ出身だろうか? ソ連によって西と東に分断された、再統一した、そういう国の一方的な事情に翻弄されて職を失った者、あるいは奇しくも芽生えた出会いや連帯感といったものを、寒々しい旧東ドイツの郊外に垣間見た気がしました。 場面の乏しさや会話の少なさはキライではなく、むしろ好みではありますが、どうにも残念なのがこの邦題。せっかくの個性的で素晴らしい原題が台無し。 直訳こそ名邦題、過去の名作映画を観ればそれがわかるでしょう?
[DVD(字幕)] 6点(2021-01-12 12:19:00)(良:1票)
152.  ジプシーのとき 《ネタバレ》 
例えば、楊徳昌の映画を観れば、たった数時間で台湾とそこに暮らす人々をよく知った気にさせられたように、エミール・クストリッツァはジプシー村に暮らすジプシーという、その生き様を僕らにわかりやすく教えてくれる。 そして監督の描く彼らの姿は、とても土着的で、遊び心があって、生と死があって、そして幻想的でもある。「魔術」などはちょっとした遊びで深く考える必要はないが、むしろそれを超越するほど彼らの実生活が幻想的、ということに注目するべきだろう。とりわけ、美しく幻想的なドナウ川の祝祭、その何という荘厳さ、、これはもう忘れることはないと思う。 人間たちと音楽、ガチョウ、宙づり、そしてコソコソと動く段ボール箱まで、とにかくこの映画は落ち着きがないように見えるけど、実は一画一画がとても洗練されていて、特に場面が切り替わった直後の意表をつく光景、これには監督のセンスの良さを感じた。 個人的には、「死」や生きることの悲しさをより強調した本作よりは、底抜けに楽しい「黒猫・白猫」のほうが好みではありました。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-10 13:36:00)(良:1票)
153.  散り椿
公開当時に映画館にて鑑賞。 近年はコメディタッチの時代劇が増えたように思いますが、これだけ増えてくるとそれも食傷気味になってしまって、久しぶりに真剣な時代劇を大スクリーンで観たくなったのでした。ストーリーはどこかで見たような焼き直しだし、そこに目新しさはなかったのですが、男前二人による殺陣のカッコよさと日本の風景の美しさ、もうこれだけで観てよかった、と思えたのでした。 緒形直人さんはよい役者になられましたね。 そう言えば、来場者ではお年寄りの方がとても多くて、みなさん満足されていた様子でした。 こういう映画、もっと増えてもいいと思うな。
[映画館(邦画)] 7点(2020-12-30 21:53:31)
154.  さらば青春の光 《ネタバレ》 
これは、遅くとも20代までに観るべき。50歳も間近のオッサンが観ても、彼らに全く共感できないし、ストーリーも心に響くものが何一つもなかった。むしろ受け手側であるジミーの父さんや会社の上司たち、このステレオタイプな大人たちに今回ばかりは共感してしまったわ。 そのジミーと関係した後、その数分後に親友の男に乗り換えた史上稀に見るヒロインも素晴らしいが、出演も台詞も少なすぎるエース (スティング) にはガッカリ。 ただ、モッズファッションや改造ベスパの大集団、その "ビジュアル" がこの国この時代この若者たちとすぐに紐づく、というインパクトだけはすごいし、映像としてその一大ムーブメントを記録に残した、という観点ではこの映画にも価値がある。 フーの音楽もよかった。(若い頃よく聴いたが、この映画の存在は知らなかった)
[DVD(字幕)] 3点(2020-12-19 12:13:14)
155.  カエル少年失踪殺人事件 《ネタバレ》 
同じく韓国映画であり、やはり実在の未解決事件を題材にした「殺人の追憶」が骨太のサスペンス映画だったのに対して、本作はより娯楽性の高い社会派ドラマを意識した作りになっています。 少年5人が神隠しにあったように消え去り、数年後に白骨死体で発見された。この事件が持つ異常性や「未解決事件」という大きな注目度は、メディアや評論家すじにとっては "金のなる木" です。この映画はその、金のなる木に群がるTV屋の男と大学教授の暴走ぶりによって、多くの問いかけを視聴者に投げかけます。彼らが求めるのは本当に真実の究明なのか、それとも名声なのか? そして、目的のために人は真実をどこまで歪曲していいのか? 興味深いのは、この事件を利用して金儲けをしようとする意味では、この映画も彼らと同類ということ。しかし、犯人がハッキリと顔を出して登場し、主人公とカーチェイスをしたり、殴り合いをしたり、このへんは安っぽい感じがしてキライでしたが、思えばこれは「娯楽映画」(=事件をモチーフにしたフィクション) であることの堂々たる宣言のようにも思えます。ここで改めて、この映画は前述のメディアや評論家たちとは一線を画すことが理解できます。真実を伝えることだけが目的じゃない。初めから、その目的自体が違う。 最終的に遺族の側に寄り添い、死んだ者たちは天国で仲良く幸せに、といった決着は、「映画」だからこそできる、被害者や亡くなった遺族たちへの精一杯の供養ではないのか。
[DVD(字幕)] 6点(2020-12-14 19:23:14)
156.  勝手にふるえてろ 《ネタバレ》 
なんとなく予想はしていたが、、いい歳した男たちが大勢集まってふるえすぎだわ、このサイトは (笑) しかし、私もみなさんと同じく?、性別も年齢も全くかすりもしない松岡茉優のヨシカに最後までくぎ付けになってしまった、という実に興味深い映画だった。 そして、もちろん本作はそんな彼女の魅力が全開でしたが、渡辺大知が思いのほかよかった。ちょっとずれてるしイケメンではないが、恋には一途で気のいいヤツ、を好演していたように思う。「イチ」は他の俳優でもハマりそうだが、「二」はそうはいかない。「二」が彼で本当によかった、と思ってる。 絶滅した動物たちとの対比だろうか、特に珍しくもない動物たち、でも今をキラキラと生きる動物たちが登場しましたね、よこはま動物園ズーラシア。「動物園デートが登場する恋愛映画 (邦画) に駄作なし」(←これ、私の勝手な持論) ・・というわけで、動物園デートの邦画傑作選が勝手にまた一つ増えました。 また、妄想することと歌うこと、その意外な相性の良さを映画で改めて実感した、という意味で「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思い出してしまった。(ストーリーとしては似ても似つかないけど) 9点も考えましたが、当サイトの高評価で期待値を上げすぎてしまったこともあり、もう一震え (ひとふるえ) だけ欲しかったということで。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2020-12-11 13:13:34)(良:1票)
157.  イコライザー
よかった。デンゼル・ワシントンの当たり役だと思う。 これから観る方へ。 できれば、イコライザー1と2は続けて観るべし。 間に他の映画を観てもいいとは思うけど、間違っても、「トレーニングデイ」だけは観ないようにね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-12-06 11:31:32)
158.  裏切りの街 《ネタバレ》 
まさかの全員でしたか (笑) こうなってくると全員が悪者みたいなもので、だから「人」ではなくて、舞台である「街」が主役の物語、なんでしょうけど。 ストーリー上、駅前の繫華街や裏通りが頻繁に登場します。それは見通しが悪くて、複雑で、一つ道を曲がったすぐその先に背徳の温床 (ラブホテル) があって、、まるで "ネット空間" を彷徨っていかがわしいサイトにたどり着く危うさとよく似ていますわ。 そうそう、寺島しのぶさん演じる彼女。実は欲しかったのはセフレではなくて、赤ちゃんではなかろうか? エンドロール前後のまんざらでもない様子から、夫では子宝に恵まれなかった崖っぷち女による最後の手段としての不倫、だったように思えてならない。でもこれが真実ならば、彼女には少し同情したくもなるけど、これはもう行為としては単なる不倫の域を超えちゃってるよねえ、、。なんだか、女の怖さとか、ずる賢さを見た気がするけど、映画の終わり方はそうは見えないんだよなあ。 結局のところ、ちょっと何言ってるかよくわかんない。この映画は。
[DVD(邦画)] 4点(2020-12-03 12:20:41)
159.  好きだ、 《ネタバレ》 
登場人物たちの心の内面にある感情を、顔と言うよりは、顔を映す向きを駆使して表現しようとしているのは、確かにわかる。そしてこの映画には、人の外見や表情よりはむしろ、心の内面からその人を感じ取ってほしい、という監督の強い意図があるから、だから17年後の二人に、外見的には全く似ていない (と僕は思っている) 永作さんと西島さんをキャスティングしたんじゃないかな。 僕が好きだったのは、ギターの在り方。音楽、としてではなくて。 ヨースケ (17歳) はきっと、ユウからの想い、ユウの姉への想い、そして少しのユウへの想い、、その狭間で葛藤していたと思う。だから、彼は学校帰りにユウと川沿いを歩く時、ギターとカバンの二つで両手が塞がっていることによって、彼女が手をつないでくるのをやんわりと拒絶しているように見えた。あるいは、彼自身が手をつなぎたい衝動を抑え込んでいるようにも見えたし。考えすぎ?(笑) 色々と技巧に拘りすぎるあまり、肝心の映画自体がやや退屈という典型的な映画でしたが、こういう心は大切だし、そこは共感します。 でもさ、、姉の彼氏?の事故死、その姉の事故、そして刺されたヨースケという、ユウにまつわる不幸の見本市みたいな話だったので、好きだ、もいいけど、この後に彼女だけは真っ先にお祓いにいくべきだと思う、絶対に。
[DVD(邦画)] 6点(2020-11-28 18:08:12)
160.  さいはてにて やさしい香りと待ちながら 《ネタバレ》 
眼前に広がる海という絶好のロケーションにおいしそうな珈琲、映画としてはこれだけでもう半分は勝ちというか、、。 ただ、肝心である人物の描き方が弱い気がしました。特にシングルマザーの絵里子さん。岬と彼女の合流は想像に難くありませんが、困ったことに、そこに至るまでの彼女の心境の変化がほとんど描かれていません。もちろん、彼氏の乱暴がきっかけではありましたが、それにしても、突然手の平を返したように二人が打ち解けたので、かなり違和感を感じました。以降、絵里子さんたら、顔つきも口調も洋服のセンスもまるで別人みたいになってるし、、人ってこんなに簡単に変われるものですか? 岬は以前に東京 (金沢?) で珈琲のお店をやっていて、彼女の作る味は多くの客の心を掴んでいた、というのは説明なくとも展開からわかるので、そこはよかったと思う。 全体的にみて、強く心に残る場面がなかったのが残念かな。海岸一面に巨体を揺らしながら稽古に励む相撲部員たちの光景はシュールで面白かったけど (笑) しかし本作の女性監督はかの楊徳昌のお弟子さんですか、、う~む。次作に期待。
[DVD(邦画)] 5点(2020-11-26 13:40:20)
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