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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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161.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
『奇跡の人』同様、小学生の時にテレビで見て、感動を覚えた映画。こちらは中学年の頃「水曜ロードショー」だったと思います。やはりなんの予備知識もなく偶然チャンネルが合って見始めたため、社会派ドラマとはつゆ知らず、法廷ミステリーとして見ていました。しかしそれが逆に幸いし、どんどん物語に引き込まれていきました。一見有罪間違いなしと思われた証言を突き崩してゆく面白さ。謎解きではありませんが、推理ものの魅力を十分堪能できます。 ここで注意しなければいけないのは、あちらの裁判では「推定無罪」が原則。つまり、検察側は有罪であることを立証しなければならないが、弁護側は必ずしも無罪であることを証明しなければいけないというわけではない、ということ。つまり有罪であることに疑念があれば、二者択一で無罪ということになります。劇中でも語られてはいますが、この原則がわかっていないと、なぜ無罪票が増えていくのか理解できないかもしれません。 それはともかく、推理ものとして見ていただけに、最後に3番陪審員が泣き崩れる場面でとてつもなく感動しました。ミステリーから人間ドラマへの転換が、実に鮮やかでおみごと。予想もしなかった展開だけに、感動も大きかったようです。当時子供だったので、父親の息子に対する思いなど理解できるはずもないのですが、大いに感じるものがあったようです。つまり私にとってこの映画は、社会派というよりはミステリー+父と子のドラマという印象が強く、その点他の方と受け取り方が少々ちがうかもしれません。が、映画史に残る名作であろうということは、変わらないでしょう。こんな古い映画をスクリーンで見ることはないだろうと思っていたのですが、今回機会に恵まれたのは幸いでした。ただ、あの最後の「無罪だ……」は、吹き替えの方が感動できるかも。
[映画館(字幕)] 10点(2010-11-20 17:41:30)
162.  マーティ 《ネタバレ》 
これはよかった。誠実な男女の出会いを描く一方、子供の結婚によって孤独となる親の問題を扱っていて、現代でも十分通用するところがあります。晩婚化が進んでいるのでなおさら。普通のカップルが登場するだけなのに、これほど魅力的な物語が展開するとは、まさにマジック。アーネスト・ボーグナインといえば、こわもてのおじさんというイメージがありますが、まったくちがった役で意外性があり、しかもぴったりはまっています。適度にユーモアもあって楽しめます。知名度は低いと思いますが、隠れた秀作ですね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-21 19:53:46)
163.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 
これは、ニコルスン中佐のキャラクター作りがすべてでしょう。この方、相当イギリス人としてのプライドを持っていて、正直アジア人を見下している。だから日本の捕虜となっても、自分(たち)の方が優秀であるという信念を捨てない。ジュネーヴ条約を盾に取っていますが、実のところ日本人から高圧的に命令されるのが嫌なだけで、その証拠に自分が指揮を執って期日に間に合わないとなると、将校に仕事をさせるし傷病兵も駆り出す。橋を造る会議の時も、全部自分たちで仕切って斉藤大佐たち日本兵は聞いているだけ。そうやってイギリス人の優秀さを見せつけようとしたあげく、目先のことだけにとらわれて大局をを見失ったわけです。戦争にあっては、個人のチンケなプライドなどたいして意味をなさない。捕虜になればなおさら。まさに戦争は“Madness”であります。 少々長いですが、前半のニコルソン対斉藤、中盤におけるシアーズの立場の変化(けっこう笑える場面が多い)、終盤でのジャングル進行と、それぞれ見どころがあって飽きませんでした。特に日本兵に見つかって追跡するところは、サスペンスもありよかったです。しかしいずれにせよ、列車が来るまでの10分間が見ものであることはたしかです。
[映画館(字幕)] 8点(2010-09-17 19:54:10)
164.  地球の静止する日 《ネタバレ》 
スチル写真でゴートやクラトゥは見慣れていますが、映画自体を初めて見ました。宇宙船やゴートはデザインがシンプルで、ゴテゴテしているより未来性を感じさせます。手をかざしただけで始動するというのは、製作時期を考えればすごいアイデアなのではないでしょうか。ロバート・ワイズの演出がリアリスティックでいいし、バーナード・ハーマンの音楽もこの手の作品に合っています。ストーリー自体は、クラトゥが地球人に紛れたりと意外な方向に進みました。まあ「フムフム」と見ていたのですが、最後のクラトゥの演説に至ってずっこけてしまいました。 「地球人がこちらの平和を乱すのなら徹底的に潰す」みたいなことを言っていますが、平和平和と言っても戦闘行為自体を否定しているわけではないようです。むしろ相手に攻撃させないため、相手よりも強力な戦闘力を所有することが必要だという考えに聞こえます。核兵器の抑止力に関するクラトゥ氏の意見を聞いてみたいところですね。結局、アメリカ人の思考回路は、当時からほとんど変わっていないのでしょう。いまだに拳銃所持に対する規制をまったく行わないお国柄ですから。なんにせよ、強力な戦闘力を背景に相手を恫喝するような行為は、気分が悪いです。実際問題として、絶大な力を持った存在がにらみを利かせれば、下手な争いは起こせず平安な時期が続くでしょう。しかしそれが、クラトゥ氏が感銘を受けた「人民の、人民による、人民のための政治」といえるのか。いろいろと考えさせられるところがありました。平和の使者であるような顔をしながら、最終的には軍事力に頼る。いかにも東西冷戦時代のアメリカが作った映画、という気がします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-07 19:47:10)
165.  深く静かに潜航せよ 《ネタバレ》 
対戦相手が日本軍ということで複雑な思いもありますが、ゲイブル/ランカスターのコンビは強力。ストーリーもテンポよく、特に潜水艦同士での位置の探り合いはサスペンスもあって引き込まれました。ほとんど視覚の使えない潜水艦で、センサーがいかに重要かが改めてわかります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-05 16:44:03)
166.  第十七捕虜収容所 《ネタバレ》 
この監督らしく、ユーモアがあり各人物も個性的で、複数のエピソードを飽きさせることなく見せてくれます。スパイ捜しかと思いきや正体は勝手にわかり、唯一正体を知るセフトンを中心としたサスペンスになりますが、これが利いている。元々舞台劇だったということで動きは少ないのですが、それが気にならない面白さ。ただ、まとまりがよすぎて今ひとつこれというポイントに欠ける憾みがあります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-02 21:14:22)
167.  気分を出してもう一度
ありていに言えば、アイドル映画です。つまり、とにかくB.B.をかわいくセクシーに撮れれば成功なわけですが、それにとどまらず、コミカルなミステリーとしてもうまくできています。かわいいB.B.に、夫や父親や警視といった男連中が振り回されるのが可笑しい。事件に首を突っ込んであちこち引っかき回したあげく、意外と真相に近づいていくところが面白いです。ミステリーとしては、犯人がすぐわかってしまうのが難点ですが、まあそれが眼目ではないので、大目に見ましょう。B.B.の爆弾娘ぶりを笑って楽しめる快作。これは拾いものでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-23 22:32:19)
168.  翼よ!あれが巴里の灯だ 《ネタバレ》 
なかなかよかったです。あいかわらず小道具の使い方がうまいですね。今回は犬とかカレイとかハエとか……これって小道具? 神父さまのペンダントは予想通りですが、「やはりそう来たか!」と嬉しくなってしまいます。回想を使ったのも、時系列順に話を進めるよりよかったでしょう。ただ、最後はむりやり盛り上げたような気もします。当時は画期的な行為だったのでしょうが、やはりピンと来ません。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-20 19:27:12)
169.  追想(1956) 《ネタバレ》 
舞台の映画化だけあって、台詞の応酬に見ごたえがありました。アンナが皇女か否かという謎で引っ張っていくのですが、当人にとっては皇女であるなしにかかわらず、「自分は何者なのか」というアイデンティティが最大の問題でした。だからそれが明らかになると、他人に頼らず、しっかりとした自我をもった一個の人間となって、愛する人と駆け落ちしちゃったわけですね。イキな結末です。どこか『マイ・フェア・レディ』と共通するものを感じさせます。この展開を納得させたイングリッド・バーグマンの芝居がすばらしい。ユル・ブリンナーの仲間2人が個性的で面白く、ユーモアもあって楽しい作でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-17 21:39:00)(良:2票)
170.  情婦 《ネタバレ》 
DVDをレンタルしたのに続いて、2回目の鑑賞。さすがに最初の時のような驚きはありませんが、随所に見られる小道具の使い方のうまさを堪能できます。ミス・プリムソールの存在も大きい。まあ、これを最後までミステリものだと思って見たら、それほど評価は高くないかもしれません。しかし本作の真価は、法廷ものだと思っていたら、最後に男と女の激しい憎悪の物語に転換するところでしょう。さらにヒューマンな締めくくりでダメ押しです。それでこそ素晴らしいどんでん返しと言えましょう。ディートリッヒはもちろんですが、嫌味な男を演じたタイロン・パワーも好演でした。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-16 19:28:37)
171.  黄金の腕
シナトラの演技には敬意を表するものの、どうも主人公が自業自得という気がして、同情できません。まあ、周囲に問題があるのは事実でしょうが。注目すべきはエレノア・パーカーが演じた奥さん。こういう人は現代もいそうです。というか、当時より昨今の方が、こういう人は増えているかも。最期に「あなたを愛しすぎた」とか言っていますが、実は自分しか愛していないんです。その利己主義ぶりにはイライラさせられました。というか、登場人物の大半がイライラの元。音楽はかなりよかったと思いますが、映画自体の内容はそれほどでも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-03 18:30:50)
172.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
『裏窓』や『マーニー』と同時期にリバイバルされた際見ましたが、全然よくなかった。それ以来久しぶりですが、やっぱりダメです。 私としては、前半はけっこう面白かったです。スコティの尾行が下手すぎるとか、問題はありますが(あれは伏線なのでしょうか)。マデリンが飛び込むあたりからロマンス色が強くなると、面白さが削がれてきます。ジュディが登場してからは、スコティの行動についていけず、かなりつまらなかったです。ヒッチコックの映画では、このスコティのような「死者に憑かれた」人物として、あと2人思いつきます。そのどちらも脇役なので問題はないのですが、本作では本来主人公である人物が常軌を逸した(と私には思われる)行動をとるので、問題です。ジェームズ・スチュワートとキム・ノヴァクという組み合わせも、結果的によくなかったと思います。 本作については、画作りを評価する向きもあるかと思いますし、たしかにレストランでのキム・ノヴァクのポートレイトなど絶品なのですが、先に挙げたようなマイナスを挽回するほどではありません。やはり、シナリオが基本でしょう。その時点で失敗していると思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-01 16:28:03)
173.  祇園囃子 《ネタバレ》 
製作は昭和28年。新しい時代が来たのに、旧弊な扱いを受ける芸妓。新しい時代と伝統の乖離を描いていて、近頃の相撲協会にまつわる騒動を連想しました。この件に関して、新聞で「芸の世界では世間の常識は通用しない」とか言っていた人がいましたが、この映画を見ても同じことを言うのでしょう(男だし)。まあ、どんな世界にも裏というのはあるものでしょうが……。 裏といえば、本作では仕事先のお得意さんにお気に入りの芸妓をあてがって仕事をもらおうという魂胆ですから、これは要するに賄賂でしょう。ここでも裏の世界が描かれています。こうしてみると、60年近く前の映画なのに、扱われている題材の新しいこと! こういうところは、日本人は変わっていないのでしょうか。それこそ日本人が誇る(?)伝統というやつかもしれません。日本に限らない話かもしれませんが。 画としては、細い路地が多い京の街の特色を生かした、道が奥へ伸びている構図が印象的です。室内でも、すだれなどを使って手前と奥とを明確に分け、奥行きを出しています。昔の京都の街並みを見られるのが嬉しいですね。京都に生まれ育った私としては、ロケ地がどこか想像するのも楽しいです。 出演者では、弱冠二十歳の若尾文子が、いかにも当世風(当時)の女の子を演じていて愉快です。嫌味な浪花千栄子も好演。木暮実千代は、京言葉のアクセントがどう考えても変なのが残念です。 そういえば、『雨月物語』と同年の製作でスタッフもほとんど同じなのに、こちらは台詞がよく聞き取れました。不思議です。フィルムを使用する機会が少ないことが理由だったりして。
[地上波(邦画)] 8点(2010-07-20 21:03:59)
174.  顔(1957) 《ネタバレ》 
松本清張の小説はいくつか読んだのですが、どれもつまらなかったので映像化作品も全然見ません。これは岡田茉莉子が出ているので見てみたのですが、やっぱりハズレでした。 とにかく、ご都合主義が多すぎ。誰もが思うのが、ちょっと見ただけの人物の顔をいつまでも覚えていられるのかということ。一応劇中で「一度見たら忘れられない顔」と言われていますし、なにしろ岡田茉莉子のような美女なので印象には残るでしょうが、やはり疑問です。あと、事件現場にコンパクトが落ちたり、殺そうと思った人物が交通事故で死んだりと、うまくいきすぎて興ざめです。また、主要人物が倫理観のあまりない小悪党ばかりなので、同情できません。このため一応サスペンス映画ですが、こちらが主人公の立場に立つこともなくハラハラドキドキ感を欠いています。 よかったのは笠智衆のひょうひょうとした刑事と、おばさん役の千石規子。どちらもドラマを締めていました。ところで、千石規子は余貴美子みたいだなぁと思って見ていたのですが、考えたら逆ですね。しかし、ああいう感じでいい味を出していました。 それと、目撃者は労働運動の闘志だったという設定で、それがあとで効いてきます。が、脚本でよかったのはそれくらいで、全体としてはそれほどとも思いませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 21:20:15)
175.  ピクニック(1955) 《ネタバレ》 
ここで描かれているのは、大半の日本人が「ピクニック」と聞いてイメージするであろうものとは、ちょっと違いますね。町をあげての一大イベントで、日本でいえば地蔵盆を大がかりにしたようなものでしょうか。 それはともかく、このピクニックのシーンが実に楽しい。これはシーンの切りかえ、編集の妙が生きています。前半までは、のんびりムードで普通のラブコメかと思われますが、途中で思わぬところから暗雲が立ちこめ、一挙にシリアスなムードに。が、主人公が迷走し始めて、映画の展開自体がおかしなことになってしまったようです。ここは大いにマイナス。ただ最後は、なんとか無難にまとめたようです。通常のラブストーリー以外に、親と子の関係や姉妹の相克などを取り上げ、それぞれひととおり描いてみせていたのはおみごと。ちょっと欲張りすぎという気もしますが。あと、マッジやハワードが申し出を受けながらなかなか決められないのは、人生の一大事だから至極もっとも。こんなところにリアリティを感じます。 キャストはみんなはまり役で好演。ローズマリー先生が人気を呼びそうですが、個人的にはけっこう可愛いスーザン・ストラスバーグが印象的でした。劇中“不美人”と言われていましたが、キム・ノヴァクと比べられちゃあねぇ……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-28 22:28:21)
176.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 
高校生か大学生の頃、三本立ての名画座で見ました。この時は字幕が読みにくいところがあったりして、全然いいとは思わなかった。 ところが今回再見したら、すばらしい映画ではないですか! いち家族を描くことによって、罪と罰、善と悪、人と人とのあるべき関係について、真理に迫るような深い考察を促されました。特に「人を許す」ことについて、いろいろと考えさせられます。人は一人では生きていけないのだ、誰かが必要なのだと痛切に感じました。もしかするとアダムやアロンは、その点勘違いしていたのかもしれません。 ジェームズ・ディーンは、役を演じるより「役になりきる」タイプなのでしょうね。おそらく本作では、演じたキャルと彼自身とがオーバーラップする部分が多かったのでしょう。その分存在感があり、非常にインパクトが強くなったと思います。それ以外のキャストもそれぞれはまり役。特にアブラとサムが記憶に残ります。 これはやはり、名画として今後も残したい作品です。時代や国を超えた普遍性があります。結局はそういうものが、人の心をつかむのでしょう。
[映画館(字幕)] 9点(2010-06-26 20:44:29)
177.  野いちご 《ネタバレ》 
ベルイマン作品初鑑賞ですが……どこがいいのかよくわかりません。見終わってもとりあえず「年をとるのは怖いなぁ」というくらいの感想しかないです。私もまだまだ青いということでしょうか。まあ、じいさんじゃなくてオッサンだし。過去の世界に迷い込むという手法は面白いのですが、正直、何がやりたいのかあまりよくわからず、ダラダラと見続けて最後まで来たという感じでした。 ネットで調べてみると、ベイルマンの映画としてはもっともわかりやすく、初めて見るには適しているという意見もあるようですが、どうも私には合わなかった模様です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-21 22:24:45)
178.  ローマの休日 《ネタバレ》 
個人的に劇場でしか見たくない映画 No.2 なので、ずいぶん久しぶりでした。少なくとも、オードリーが亡くなってから見たことはないはず。が、あいかわらず楽しい、そしてステキな映画です。とってもおかしいし、笑いのとり方に品がありますね。そして最後の“Rome”は、わかっていても感動で涙ぐんでしまいます。こんないい映画になったのは、脚本のよさか、監督の手腕か、オードリーの魅力か、グレゴリー・ペックが格好いいからか、ローマという街の持っているオーラから来るのか。きっとそのすべての要素に、さらになにかよくわからない「プラスアルファ」があって初めて、これだけのすばらしい作品になったのでしょう。もうほとんど奇跡です。奇跡の名作。
[映画館(字幕)] 10点(2010-06-04 20:49:47)(良:1票)
179.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
これはもう演出がバツグンによくて、締まったサスペンスになっています。今見ると常套的な部分もありますし、次から次へと難関が待ち受けるというのは、話ができすぎという気もしますが。それと、序盤が退屈。これはあらかじめ「ニトログリセリンを運ぶ話」だということを知っていて、なかなかそこまでたどり着かないこともあったかと思います。内容的にも、後半への伏線として必要だとは思いますが(特にマリオとジョーの関係)、退屈だったものは仕方がない。ここはかなりのマイナス。それ以外はよくできた映画だと思いますが、どうも個人的な好みではないですね。どこがどうと具体的に指摘できないのですが、あまり高い点数をつけようという気にはならないです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-29 16:16:53)
180.  密会(1959) 《ネタバレ》 
夫の教え子とよろめいた大学教授夫人。2人でいる時に殺人事件を目撃して……というお話。で、ほとんどパターン通りの展開。あまりにもありがちで、肩すかしを食らったような感じですが、製作年代を考えたら仕方がないんでしょうか。人物の心理を台詞でなく芝居で表そうとしているところは、よかったです。ほかには最初の長回しとか、最後の婆さんとか、いいポイントもあるのですが、やはり基本的なお話が平凡すぎては、高く評価できません。また、中盤でちょっとだれる。短篇小説をほとんどそのまま映像化したのか、時間がかなり短いのですが、実はこれでもまだ長すぎるんじゃないかと思えたほどでした。1時間ドラマでちょうどいいのでは。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-28 18:16:59)
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