1841. 偉大な生涯の物語
《ネタバレ》 お目当ては勿論クロード・レインズ。オープニングクレジット(フォント小さく見辛い)に出ていなかったので登場シーンを見逃してはならん!気合満々なところ、開始7分でご登場。ワ~イ(喜)17分でご退場でしたが、最後の映画出演作が極悪ヘロデ大王であるのが、ハリウッドデビュー作が極悪透明人間だったレインズに相応しいもので、白髪・皺多数であっても衰え感じない容貌と迫力ある台詞回しに大満足。 あとは「ナザレのイエス」鑑賞済みなのでまぁそれなりにと言ったところ。本作でもイエスは「世の終わりまであなた方とともにある」述べていました。そこで私が思うのは・・・・止めておきます。 デヴィッド・リーンが参加しているというのが頷ける所々見られる絵画のようなシーンが印象的。 [DVD(字幕)] 5点(2021-08-10 12:28:10) |
1842. 地球の静止する日
《ネタバレ》 巨匠作らしく手堅くまとめられた起承転結は観るに堪える出来映えではありますが、安上がりな映像と共に見応えに欠ける作品です。地球が静止するというお目当てシーンが全世界30分間の停電(除 飛行機・病院)というところで集中力が切れて、結末まで惰性で鑑賞。最後のメッセージは軍拡への注意喚起のようでありながら、力だけが正しいアメリカの性根が見えるもので、感慨もありません。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-30 16:50:24) |
1843. 天才作家の妻 40年目の真実
《ネタバレ》 この邦題は意味不明なもの及び詐欺的なものとは違い内容がほぼほぼ分かってしまうという点が悪質、要猛省! 予想そのままの展開で豪華俳優ながら盛り上がるところもなく、とってつけたかのような結末もテンション下がるばかり。ノーベル賞という大きな舞台でありながら、ちっちゃな話に萎える作品です。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-25 10:22:32) |
1844. エリザベス
ヘンリー8世とアン・ブーリンの遺伝子を受け継いでいるというのが並の人間ではないところが表れているエリザベス。こじんまりとした歴史もので全編を覆う辛気臭さに興に乗れず期待外れ。MIPはジェフリー・ラッシュ、まさにはまり役でお見事。宗教って神って何なのか、本作でも思わされました。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-06 04:02:08) |
1845. 山羊座のもとに
家政婦さんにのみ監督らしさを感じました。以外は神経質な夫婦に好青年が絡む有りがちなメロドラマ。名優三人の熱演で作品として整ってはいますが、名匠ならではの作品とは到底思えません。脚本ヒューム・クローニンに100へぇ。 [インターネット(字幕)] 5点(2021-07-05 16:34:56) |
1846. 時の支配者
レンタル理由が思い出せない。80分作品を何度も寝落ちしながらも最後まで観たいとの思いで140分かかって完走。その最後は???でしたが、目が冴えてきてからは徐々に理解できました。絵は綺麗とは思えませんでしたが、いかにもフランスな哲学的なストーリーは印象深く不思議な作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-23 16:51:22) |
1847. 三銃士(1973)
血気盛んなダルタニアンの冒険活劇でマイケル・ヨークを始めとした豪華なキャストでありながら、盛り上がりに欠ける退屈さに疲れる。マイケル・ヨークは声のトーンがジェームズ・メイソンにどことなく似ていると思った以外印象に残らない作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-21 14:45:37) |
1848. Plastic Love Story
愛されても愛せない、愛されなくても愛する、古今東西語られる物語。23歳監督が描く世界は詰め込み過ぎな感があり、もう少しだけ肩の力を抜いたらと思わされるものがありました。 [DVD(邦画)] 5点(2021-06-13 00:25:20) |
1849. エアポート’80
一人の人物を抹殺するために飛行機もろとも撃墜しようとするのは映画の絵空事では無いように思えました。(+1点) 「コックピットに座れて嬉しい!」感がするジョージ・ケネディの生き生きとした熱演が微笑ましいのですが、脚本・演出共に絵空事の極みで全く手に汗握れません。そつなく淡々と役をこなしているだけのアラン・ドロンも残念。シリーズ打ち切りもやむなし、コンコルドの終焉を暗示するかのような作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2021-06-11 12:21:51) |
1850. 戦慄!プルトニウム人間
悲しみの巨大人間といった感ある起承転結が小じっかりとしていたのが意外。出ずっぱりの婚約者が都合良くしゃしゃり出てくるも安い台詞しか吐かず物語に機能していなく、かといって華があると言えない存在に段々と嫌気がさしてきて、あのまま一緒に落ちればいいのにと思ったのは言い過ぎか。ラストの攻防が住民の反応も含めて至極アッサリした演出であるのも残念。それを差し引いてもまぁまぁ見応えある佳作です。 [DVD(字幕)] 5点(2021-05-31 13:39:31) |
1851. 暁の勝利
ナチスに占領されたノルウェー漁村民抵抗運動が描かれています。戦意高揚ものにしては脚本及び演出並びにポール・ムニの燃えたぎる姿がおとなしめで盛り上がりきれないもどかしさがありました。クレジットにあったリリアン・ギッシュは1回目では見つけられず、2回目でらしき人に確信が持てず調べて、3回目で確認が取れました。こういう時にDVDのありがたさを感じます。 [DVD(字幕)] 5点(2021-05-23 00:38:06)(良:1票) |
1852. セックスと嘘とビデオテープ
身の上相談を今までもこれからもしない身にとって、身の下相談を赤の他人にしている姿に恥に対する価値観の違いを感じます。会話中のため息を始めとした鬱陶しいアンを筆頭にいけ好かない人物達の湿度100%の会話劇にグッタリ。意味不明な結末も痛い。目を惹いたジェームズ・スペイダーに興味が湧いたところに+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2021-05-21 15:18:31) |
1853. 不倫する肉体
《ネタバレ》 精神的な結びつきでは無く肉体だけを求め合う男女。男は妻を(コピー機で小銭稼ぎする健気さがいじらしい良妻)、女は小学生の息子を、邪魔だとする胸中のあからさまでない見せ方が生々しい。焦らしに焦らせておいての交わりシーンは洋モノAVであり獣の交尾である情緒皆無な姿でした。♪誰かの血が流れても一途な思いを振りかざそう♪な結末は、心に傷を負った息子と命絶たれた妻を思うと後味の悪さを噛みしめるところです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-05-09 18:57:52) |
1854. スキャンダル(2019)
古今東西見聞きする枕営業のハナシが繰り広げられる舞台がFOXニュースであり最近起こった実話だそうで。容姿端麗且つ知的な人々が織りなす痴的な騒動をポカーンとして眺めておりました。どう見てもシャーリーズ・セロンに見えなかったのが、オスカー受賞者による特殊メイクだったところ、ヒヒ爺振りが圧巻のジョン・リスゴー、健在な姿を拝見出来たマルコム・マクドウェル、枕営業の何たるかを体現したマーゴット・ロビー、実話をサッと1本の映画に作り上げるしたたかさに、それぞれ1点ずつ。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-20 12:15:24) |
1855. 9人の翻訳家 囚われたベストセラー
翻訳家と言いますとフレデリック・フォーサイス作品での格調高い文章に毎回惚れ惚れさせられた篠原慎さんが浮かびます。 オルガ・キュリレンコはこの手の物語で犯人と相場が決まっている(いませんか?)のですが・・・魅力を感じるものが無く、他の8人も推して知るべし。中盤からのちゃぶ台返しのような展開から結末は余韻も何もあったものでは無く、安っぽい邦題に比例した作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-19 16:20:16)(良:1票) |
1856. 禁断の惑星
ウォルター・ピジョンの存在感(+2点)以外印象に残らない。展開も演出も中途半端で興に乗れない。結末にも「終わりましたか、そうですか」何の感慨もない。水臭い、作品。 [DVD(字幕)] 5点(2021-04-10 09:40:47) |
1857. KAFKA/迷宮の悪夢
ジェレミー・アイアンズ、アレック・ギネス共演と言うことで鑑賞。理不尽系統の物語に相応しい二人は美しいモノクロ映像(+1点)に映えるのですが、置いてけぼりを食らった感で歯痒い思いであります。カフカに精通している方には楽しめるのでしょうか。本筋から外れますが「君が出世できない理由は、機械的に仕事をしているだけで、自分から仕事に興味を持つことをしないからだ」には激しく同意するところです。 [DVD(字幕)] 5点(2021-03-26 06:58:28) |
1858. 殺人魚獣 ヘビッシュ<TVM>
テリー・ゴディ、スティーブ・ウィリアムスの殺人魚雷コンビ&いかりや長介さんの「オイッス~」が浮かんだ邦題(+5点)に釣られての鑑賞。雷魚の小汚い(ゴメン)造形とワンパターンな襲撃模様を補おうとして盛り込んだ200年前の呪い話は全くの蛇足で、家族愛話(とりわけお父さん)も見ていて恥ずかしくなる代物。想像通りの展開結末を半笑いで楽しめました。ただ、ラスボス(大きいだけ)の最期の華の無さはいけません。 [DVD(字幕)] 5点(2021-02-11 18:50:42) |
1859. ジーグフェルド・フォリーズ
アステア出演以外の知識無く鑑賞。ミュージカルとコントのオムニバスというのに面食らいました。MGMスター勢揃いといったところですが、いまいち盛り上がれず。MIPは宝くじコントのファニー・プライスで、バカ殿アイ~ンなお顔にクスクス笑いが止まりませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2021-01-21 16:08:51) |
1860. ギルダ
《ネタバレ》 妖艶なリタ・ヘイワースには見惚れるものの、吐かれる台詞が何とも薄っぺらく、同じようなグレン・フォードとのやり取りに興に乗れません。マンスン再登場にのみ期待を残して観続けた果ての結末に「何じゃこりゃ」ベン・ヘクトらしからぬ駄脚本に残念さを噛みしめております。 [DVD(字幕)] 5点(2021-01-10 13:43:02) |