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ムーチンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 13
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 映画を観ると、好き嫌いも含めて、如実に自分の性格が、わかる。映画鑑賞は、非常に個人的なものだと思う。今日このごろ。

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1.  贅沢な骨 《ネタバレ》 
ニュアンス、雰囲気に偏った日本映画は好きでなかったけれど、この作品は3者の関係性の緊張感とバランスがとれていて、とても観ていて空気を楽しめた。そして、新谷・ミヤコ、サキコ3人ともの心の痛みが、よく伝わってきたと思う。最後のシーンで、雑踏の中で、新谷が、自分が呼ばれたような気がして振り返り手を挙げ、道行く人に怪訝な顔をされ、最後に叫ぶシーン。これは、本当に孤独感を感じさせるいいシーンだと思う。とにかく、切なく、痛い映画だ。麻生久美子もつぐみも、キャラクターにのめり込んで演じていると思う。いわゆる王道もの(GOやセカチュー)からこういう微妙な人間関係が中心のものまで演出できる行定監督は、幅広く力量を発揮できる監督だと思う。
8点(2004-07-27 01:22:51)(良:1票)
2.  死んでもいい(1992) 《ネタバレ》 
室田日出男が素晴らしい。結局、彼は3度に渡って現場で間男(永瀬)と相対するわけだが、最後のホテルで永瀬に殴られた後に、「なんで・・・・・・」という表情がたまらなく切なくて、いい。主演3者の演技を長回しで見せきった演出はよかったと思う。石井監督は映像派の奇を狙ったテイストの監督かなと思っていたが、この作品は、人間を見つめた映画でした。
7点(2004-08-07 02:27:30)
3.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
戦争の痛み、恐怖を体感するという意味では、これまでの戦争映画より、痛切に感じさせられた。カン・ジェギュ監督も「戦争は、予想もしない時に起こり、いともたやすく私たちからすべてを奪い去ってしまう」と言っているが、その通りだ。主役の2人の演技も素晴らしい。日本人のイケメン俳優で、あそこまでの迫真の演技ができるだろうか。ただ、感情的には、あまりにむごく迫力ある戦闘シーンが続くため、その合間の兄弟愛の盛り上がりのシーンで、涙が出そう・・・・くらいで、切り替えできずに、号泣までにはいたらなかった。韓国映画ブームとか言っているが、本当に韓国は映画に力を入れている。日本の映画作家は、悔しさを持って、魂の入った作品を創っていく必要がある。何かを訴えてくる映画は潔い。
7点(2004-07-24 16:47:31)
4.  ひまわり(2000) 《ネタバレ》 
小学校の時の同級生の女の子が死んだ。地元で行われる葬式は、いわば同窓会のような場になる。そこでは、思い出が交わされ、日常にかき消されていた過去の記憶が呼び起こされる。この感覚は、誰にでもあるものだと思う。自分の友達にもいるようなキャラクターが、この映画の中には、バランスよく配置されている。何気ない会話と雰囲気で、脚本の存在を感じさせないのが、行定監督の持ち味で共感が持てる。映像もリリカルできれいである。日常と非日常の狭間。リアルとファンタジーの狭間の世界観が、この映画では心地よく感じられた。監督作の「きょうのできごと」と相通ずる「仲間うちで酒を飲んで、だらだら過ごし海に行っちゃう」設定。行定さんも同じような青春を送ってきたのだろう。そんな仲間内から自然に出てきたような会話と台詞と、「こういう奴いるいる」というキャラクターがこの映画をある意味、いとおしいものにしていると思う。
7点(2004-07-24 12:27:12)
5.  運命の女(2002) 《ネタバレ》 
ストーリーとしては、ありがち。でも、ダイアン・レインの好演があってじっくり見れました。こうした定番「不倫モノ」中では、良作だと思います。でも、一番かわいそうなのは、オリヴィエ・マルティネス演ずる浮気男。かわいそすぎます。最後、夫婦愛で終わらしてくれるな。あんたら、人ひとり(それも28歳の若き未来ある男)を殺してんだよ。さらに、彼は、ダイアン・レインをそんなに積極的に誘って、陥落させたわけではなく、彼女のほうが、期待感寄せて、足繁くアパートに通う。彼は、それを受け止めただけ。でも、ダイアン・レインの表情(初めて寝た後の電車の中で、回想し、情緒が不安定に高揚したからなのか、笑いが止まらないシーン)は、うまかった。
7点(2004-07-23 18:04:53)
6.  穴(2001) 《ネタバレ》 
ソーラ・バーチ演じる女子高生の鬱屈した、執着の愛が全てを引き起こす。いわば、あの犠牲になった4人は彼女に巻き込まれたということ。こわいですね~。でも、面白かった。但し、謎解き的な面白さはないですね。最初から彼女のウソは見え見えですから。でも、何故面白いのか。それは、思春期特有の超自己中心的な、かつセルフコントロールもまったくできずに、もがく人間像が非常にリアルに浮き出ていたから。若い役者皆よかった。でも、鍵持ってるのに、彼をモノにするためとはいえ、3人の苦しみを見届ける彼女は、やっぱり、精神病理者だよな。こういった心理サスペンスものは、面白いし、ぜひ、自分でも脚本にしてみたいと思う。
7点(2004-07-23 15:34:43)(良:1票)
7.  69 sixty nine
楽しく観れた。でも笑いのツボがちょっとずつはずれてて、「苦笑」レベルの笑いが多かった。 何も考えずに、楽しく観る分にはよいが、見終わった後特に何も残らない。李相日監督は3作目にしてメジャーデビュー。しかし、彼のデビュー作「青~Chang」の方が、映画としては数段よかった。
6点(2004-07-27 13:48:43)
8.  恋する40days 《ネタバレ》 
アイデア勝負のお話。彼女に振られた痛手で、数々の女性と寝る男(ジョシュ・ハートネット)が、神父の一言から、40日間禁欲生活に。そしたら、新たな恋する相手と出会う。このアイデアは、アメリカだからこそ徹底的にコメディにできた。これを日本映画でやるとうまくいくかな?
6点(2004-07-27 13:43:42)
9.  KT 《ネタバレ》 
阪本順治監督は、奇をてらわない骨太な演出で、魅せきっていると思う。ただ、荒井晴彦氏の脚本では、登場人物がより露骨に自身の政治意思を語っていて、非常に明快でわかりやすい。映画においては、台詞過多になるとしてカットされたのだろうか。表現不適切と現場で判断したんだろうか。また、富田が惚れる政美との関係も、もっと生っぽく描いてほしかった。なぜ、そこまで富田が政美に惚れ、執着するのか心情的に乗り切れない。2人の生っぽいシーンがあってこそ、最後の銃声で終わるシーンに切なさが響いたと思う。しかし一方で、富田と神川の関係はよく描かれていたと思う。二人のぶつかり合いのシーンが、インパクトを残している。なぜか、佐藤浩一と原田芳雄の演技もよかったが、日本人が、熱く自分の生きる思想や国を語ることが少なくなった今だからこそ、この2人の主張は見ごたえがあった。歴史を勉強しなおそうと思えた作品。
6点(2004-07-24 16:27:34)
10.  処刑人 《ネタバレ》 
善良な市民の無関心よりは、悪に自ら手を下す方がよい。という行動指針で、主人公の二人は突っ走る。その思い切りの良さは、映画的カタルシスをよんでいる。そこに神聖な宗教の祈りを加味して、殺しを儀式のように行う。見ようによっては、COOLだろう。でも、パルプフィクションでもやってたな。最後のシーンで、まるで、我々の感想を、そのままドキュメンタリー的なインタビュー映像として、締めくくる。この製作陣は、なかなかの曲者である。ウィレム・デフォーの突出したキャラクター性も素晴らしいし、伝説の殺し屋が、実は父親で、最後にタッグを組むのも気持ちいい。また、まるで再現VTRのような事件検証現場から、殺しの回想に入る手法はこの映画では成功している。キャラクターと台詞がマッチしているので、脚本も練られている。でも、心に響いたわけではないので、6点。
6点(2004-07-23 23:22:32)(良:1票)
11.  ギプス 《ネタバレ》 
塩田監督と今や引っ張りだこの鈴木一博氏が組んだ作品。尾野真千子さんという女優はムーミンぽくて可愛らしい。声がやや常盤貴子似である。役柄は、ふてぶてしく性格の悪いどうしようもない女である。同僚を泣かせて、時計渡して「これあげるから許して」と言う。その欠落感が彼女たる所以で、どんどんギプス女に入れ込んでいく。そのキャラクター設定は良い。佐伯日菜子さんは、幻惑する女を嬉々と演じてるが、やや演技(表情)過剰の作為が見られる。でも彼女の目力はいい。テンポの遅い展開を弦音が強いコミカルな音楽で引っ張っている。水槽の金魚はそれだけで絵になる。割れた水槽もGOOD。女→女への執着と関係性の面白さは同じ鈴木カメラマンの「ココロとカラダ」(安藤尋監督)の方がやや上か。でも嫉妬の果てに尾野が佐伯に出す脅迫状のくだりから面白くなってくる。サスペンスの度合いが後半強くなるが、低温モードはそのままである。いいシーンがある。脅迫状を出した尾野が佐伯の部屋に様子を見に行くと。佐伯は胡弓を弾いている。その隣には封が破かれた脅迫状。佐伯は「今日は帰って」と言う。尾野は佐伯の表情と共にその脅迫状を見て微妙にほくそ笑む。すると、その微妙な表情の変化を佐伯がまばたき一つせず、凝視している。その目にはぞっとするものがあり、かなり効いている。そして、ラスト。最後のギプスと包帯に巻かれた二人は、情けなくも、滑稽である。
5点(2005-03-12 00:36:49)(良:1票)
12.  快楽の園 《ネタバレ》 
ヒッチコックの初監督作品。だが、サイレントのメロドラマといった風で、らしさは出ていない。紳士然とした男が殺人者になり変わるあたりが、唯一のらしさかもしれない。
5点(2003-07-27 01:21:43)
13.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 
いかにも、こんなん作りましたという「お話」で、脚本は都合のいいこじつけの連続。教訓めいたことや、内心の気持ちをべらべらべらべら、まあよく全部台詞でしゃべること。また、モノローグにして、話をすすめるのにもほどがある。ボブ・ゲイル(バック・トゥ・ザ・フューチャーの脚本家)さん、頼むよ。また、芸達者な脇役陣に囲まれ、まったく風采の上がらない主役の男。この役者(役柄)にまったく魅力が感じられない。22歳。弁護士夫妻の息子で、父の趣味の押し付けで、赤いスポーツカーを買ってもらい、でも、自分は絵をやりたくて・・・そこまではわかる。名作「卒業」の設定を活かそうとしているのだろうが、とにかく、この主人公、最後まで占い玉みたいなものに、決断をゆだね、(最後の最後に捨てるが)私からはまったく成長しているようには見えない。ラスト、ちょっと父親に反抗してみました。みたいな。という。う~ん。浅い、浅すぎるぞ。この話、ほかの脚本家ならもっと面白くなったかも。残念。
3点(2004-07-23 23:37:20)(良:1票)
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