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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ウィズ
これ、シドニー・ルメットの作品としては酷評をほしいままにしたんですよねえ。なぜだろう。 何かとチープで、おせじにも洗練されてるとはいえない作りだけど、そのぶん音楽の爆発力みたいのが生で投入されてて爽快。 ヴィジュアル的にも、ケレン味たっぷりの不気味なムードが漂ってるのも○。 ダイアナのドロシーは流石にある程度無理があるけど、まあ許せる。 音楽の申し子みたいなマイケルのすがすがしさも花マル。 ぜひDVDでみたい、見ていただきたい作品です。
7点(2003-12-15 21:15:24)
2.  ソドムの市(1975)
これに7点入れる自分がけっこう怖いのですが。 大学時代一人で見て、これはいいものに出会ったと思い、 合う人ごとに薦めるという無謀をやりました。 パゾリーニの趣味としか思えないスカトロ拷問同性愛行為の数々。 大人数で劇場で見ると身の置き所がないという苦痛と戦うことになりますが、しかし「こういう世界もありでいいんだ」と安心させられた外れ者としては、妙に身の置き所があった映画なのでした。 何かに対してざまあ見ろといい、何かに対して気分が爽快になってしまい、そんな自分にであったのが怖かった記念碑的作品です。
[映画館(字幕)] 7点(2003-12-14 01:29:34)
3.  叫びとささやき
映画というものにこれほどの衝撃を与えられるとは、と打ちのめされながら映画館を出たのは大学生の頃。 寂しすぎて、心臓が止まってからも死ねずに泣きつづける女、死斑の浮いた彼女を抱いて眠らせる女中。白いドレスで散歩する三姉妹、所々挿入される強烈な赤のイメージ。思い出すだけで怖い。 しかして傑作です。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-24 23:38:46)
4.  キャリー(1976)
好きです。キャリーに自分を重ねるかどうかで見方も変わってくると思いますが、十分すぎるほど説得力のあるキャリーの悲しさがダイレクトに伝わってきて、自分とかぶりまくりでせつなかった。切なければ切ないほど、クライマックスでのカタルシスはすごい。恐怖感と爽快感と切なさを同時に味わえるなんて、やっぱりこりゃ名作。
8点(2003-07-11 01:16:36)(良:1票)
5.  ベニスに死す
正直、生きてて良かった!と思わせてくれた作品。最初から最後まで、あの教授とシンクロしまくってました。完璧な美は神の意志へと至る道、そして人間の感受性を通るからこそそこにはエロスとエゴというワナが不可欠。そこに落ちて恍惚と死ぬ芸術家の至福。わが人生の収穫と言える作品です。
10点(2002-09-19 02:13:29)
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