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1.  気狂いピエロ
村上春樹の『海辺のカフカ』という小説に、こんな一節がある。『シューベルトというのは、僕に言わせれば、ものごとのありかたに挑んで破れるための音楽なんだ。それがロマンティシズムの本質であり、シューベルトの音楽はそういう意味においてロマンティシズムの精華なんだ』・・・そう、ゴダールというのは、ものごとのありかたに挑んで破れるための映画。この作品こそ、まさにロマンティシズムの極地。自らを取り囲む社会に挑み、そして散っていくあまりにも美しい物語。かれこれ10数年前の学生の頃に出会い、自分の「映画」観に、いや「表現」というものへの向き合い方に、決定的な影響を与えた一本。それ以来、僕にとって常に一種の基準として機能し続けている。自らにとっての“世界”への違和感を表明すること。それこそが「表現」であり、その方法論の違いが「作家性」なのだと思う。日常への倦怠、それを打ち破る恋愛、反社会的行為の快楽、逃避への願望、死と破滅への憧れ、けれど生きていたいという情けない思い・・・。“世界”への違和感が生み出す、こうした全ての感情が叩き付けられた結果が、稀有な一回性を生み、1965年という時代を刻印した。間違いなく、ゴダールの最高傑作であり、ヌーヴェルバーグの頂点。
10点(2004-03-05 00:15:32)(良:3票)
2.  鬼火(1963)
学生の頃、青春真っ只中だった自分が、最も深く共感できた作品。深夜のテレビで、この作品にたまたま巡りあえたことで、引きこもりにも犯罪者にもならず、何とか社会人として暮らしていられるのかも知れない。アランの絶望ほど、自分にとってリアルな心理描写はなかった。個人的に最も客観的に評価できない映画。この点数はあまり他人の参考にはならないかも知れない。
10点(2004-01-27 01:40:49)(良:1票)
3.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
ヒトの持つ「感性」と「知性」を、この映画ほど同時に激しく揺さぶる作品があるだろうか? 感じることと考えること。この相反していながらも密接に結び付くヒトの二つの能力を、極限にまで増大してくれる作品。その意味で、音楽でも小説でもなく、まさに「映画」にしかなし得ないことを最も高いレベルで達成した、20世紀の記念碑。「HALの反乱」という直接的な恐怖が表層的な物語を引っ張る一方、「ヒトとは何かを知ってしまうこと」への恐怖がジワジワと深層を浸していく。進化とは奇跡であり謎であり、運命であり偶然であり、善でも悪でもある。キューブリックの映画には、感動したい、泣きたい、笑いたい、怖がりたい、ドキドキしたい、などなどの「機能」を求めない方がよい。そうすれば、そんな予定調和的な見返りの代わりに、「何か」を手にできるかもしれない。ちなみに、アーサー・C・クラークの小説は原作ではなく、言ってみれば解説書とか手引書みたいなものなので、解釈の参考にはなる。もちろん、唯一無二の正解などないけれど。
10点(2004-01-27 01:15:57)(良:1票)
4.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
この物語の中では2つの時間が流れている。1つは、祖父母の異常な馴れ初めから始まる、正気を失った一族の時間。もう1つは、異常な指導者に率いられ、正気を失っていった国と民族の時間。この狂気に満ちた2つの時間を統合するのが、大人になることを拒否したモラトリアムの権化オスカル。3才だった彼にとって、大人になることは正気を失うことを意味していた。彼の視線は2つの時間を照射し、性と愛で狂い、差別と憎悪で狂う大人たちの痴態を余すところ無く映し出す。そんな世界を否定するオスカルは、二人の父親が命を落とす原因を作ってしまい、ヤンはドイツ兵に銃殺され、アルフレートはソ連兵に撃ち殺される。間接的にせよ「父殺し」を行ったことが、オスカルのモラトリアムに終わりを告げたのだろうか、彼は再び成長し始める・・・。デフォルメされたキャラクターたちが繰り広げる、毒々しく、寓意に満ちていながらも、極めてリアルに感じられる不思議な世界。家族と社会という二つの異なる次元の物語を、異形の子供の視線によって重ね合わせ、見事に描き切った快作であり怪作。
9点(2004-03-12 01:44:29)
5.  時計じかけのオレンジ
溢れ出る音楽、溢れ出る色彩、溢れ出る造語新語の数々、そして溢れ出る暴力。目をそむけながらも、目を離せなくなる。「これが人間だろ?」と語り掛けられ、「違う!」とは否定しきれない。映像と音楽のマジックが、見るものに鋭く突き刺さるキューブリックの独壇場。道徳心や宗教心、そこまで大げさでなくても、いわゆる公共心というものは、人間の社会をスムーズに機能させる潤滑油。だからアレックスが受けた治療は、潤滑油が足りなくて軋みをあげる部品に"油を差す"ということ。そしてそれは、実は我々が幼い頃から受けてきた「教育」をデフォルメしたものでもある。一体、我々とアレックスの間にどんな違いがあるというのか? 盗んではならない、殴ってはならない、レイプしてはならない・・・その感情はどこから来たのか? 生れ落ちてから日々、油を差されてきたからではないのか? アレックスだけではない、我々こそが「時計じかけのオレンジ」なのだ。観客としての高みにいることを許さない、極上かつ破格の映画。
9点(2004-01-27 18:03:53)
6.  秋刀魚の味(1962)
小津が死の前年に撮った遺作であり、すべてが磨き込まれた小津芸術の完成形。でありながら、娯楽作品としても一級品。カラー映像が本当に美しく、どのシーンも味わい深い。ムダなものは何ひとつない映画。映画監督は普通、キャリアの初期や中期に最盛期があって、その後下り坂になるイメージがあるが、小津は老いるほどに高みへ上っていった監督ではないだろうか。この作品は役者陣にも見所が多く、特に後の“水戸黄門”東野英治郎が主役を奪うかのような存在感を見せる。出世したかつての教え子たちに対し、卑屈さすれすれの態度で接する落ちぶれた元教師であり、娘を嫁にやれなかったダメな父親。これで泣けてしまうのが大人の男というもの。他にも、しっかりした面と初々しさの両面を見せる若き日の岩下志麻の美しさ、当時から年齢不詳な(?)岸田今日子、当たり前だが中井貴一そっくりの佐田啓二、と今では演技以外の別の面からも楽しめる豪華キャスト。ホームドラマのひと言では到底片付けられない、「ジャパニーズ家庭エンターテインメント」とでも言うべき作品。
9点(2004-01-27 11:57:37)
7.  ライアンの娘
映画全体がまるで絵画のような作品。アイルランドの美しくも厳しい自然を背景に、そこで暮らす人々の織り成すドラマが丹念に描き込まれた一枚の壮大な絵画。激動する社会情勢に、個人の情念を絡ませていく骨太な展開は、まさにデヴィッド・リーン・スタイル。そんな映画のストーリーとキャラクターを突き動かしていくテーマは、一人の若妻の「性愛」への夢想。もっとベタな言葉で言ってしまえば「欲求不満」。たったそれだけのことが、いや、それだからこそ、時代の大きなうねりと彼女の情念がシンクロして、多くの人を巻き込んだ事件へと発展していき、悲劇と和解を生み出すことになる。このテーマと物語の展開構造は、実は14年後に撮られることになるリーンの遺作「インドへの道」でも繰り返されることになる。現代日本を舞台にすれば、さしずめ「東電OL事件」とか「主婦と男子高校生のメル友」みたいな話になってしまうようなテーマだが、それを芸術的な一幅の絵画にしてしまうところが、デヴィッド・リーンの真骨頂と言えるだろう。
8点(2004-03-23 01:38:44)(良:1票)
8.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
三部作全体を通して描かれる最大のテーマは、月並みながら「友情」や「信頼」ということだろう。それはフロドとサム、ピピンとメリーのホビット族同士の友情であり、人間とエルフやドワーフの種族を超えた友情である。それらの「友情」や「信頼」がどのような危機にさらされ、そしてその危機をいかに乗り越えていくかが描かれる三部作であり、その一方で、ローハンとゴンドールの対立に代表されるように、人間同士ではなかなか「友情」や「信頼」が結べないことが露わになる10時間でもある。そんな欠点だらけの人間たちが、対立しながらも協力し、自分達の能力を発揮していくことで、中つ国は「神話」の世界を脱し、人間たちが主役の時代、「歴史」へと移り変わっていく。不死のエルフたちが中つ国を離れていくのは、「神話」から「歴史」への変化の象徴と言える。そしてその大きな変革の時に、戦争を通じて、人間の世界に「王権」というものが生まれる・・・。21世紀初頭の映画史に輝くこの三部作は、そんな人間の「歴史」の始まりを見せる映画であった。それは、現代人の「神話」である『指輪物語』を映像化したいというピーター・ジャクソンの想いが強烈だからこそ可能だったのであり、単に豊富な資金を投入し、最先端のCG技術を導入すればできるというものではない。その「想い」の有無こそが、この歴史的な三部作と、『ラストなんとか』のようなハリウッド製企画モノ超大作との、最も大きな分かれ目なのだ。
8点(2004-03-17 01:26:47)(良:2票)
9.  明日に向って撃て!
ニューシネマの文脈で語って持ち上げてしまうよりも、いつの時代にも普遍的な、粋で洒落たピカレスクロマン、と言っておく方が、この作品の魅力の本質を伝えられる気がする。セピアカラーの使い方、バート・バカラックの音楽、ブッチとサンダンスの掛け合いのセリフ、西部の自然を鮮やかに映し出すカメラ・・・どこをとっても本当にオシャレ。素晴らしい脚本と演出に支えられ、エバーグリーンな作品になっている。ニューシネマの精神や60年代の時代性がテーマであったなら、こんなに美しく軽やかな作品ではなく、もっと暗く重たい悲劇になっていただろう。そしてその軽やかな印象を大きく左右しているのはサウンド。全編にわたって非常に静かで、無駄な音がしないため、ここぞという時にバカラックの旋律が際立つ。この話を現代を舞台に再現しようとすれば、実写ではリアルになりすぎて、独特のロマンティシズムが薄れてしまう。だから、この作品から多大な影響を受けたであろう我らが「ルパン三世」は、アニメでなければ成立しなかったのだと思う。
8点(2004-03-05 23:24:20)(良:1票)
10.   《ネタバレ》 
1969年、フランス。まさに政治の季節。そんな時代に、実話を元に、政治的な謀殺や反政府運動をテーマに撮られた映画と聞いただけで、重苦しくイデオロギーバリバリの作品かと思うが、観た印象は全く異なる。誇張された政府側の人々の言動は、ある種コミカルですらあり、素直に演技の妙を味わえる。演出面でも、テンポのよい展開の中に、唐突に挿入されるフラッシュバックがアクセントとなり、心地よい緊張感でストーリーを引っ張っていく。特に音楽が秀逸で、冒頭から独特な作品世界の構築になくてはならない要素として機能している。権力が張り巡らせる罠の恐怖を描いていながら、決して主張を押し付けるのではなく、むしろ楽しんで見られる傑作。後半は判事のヒロイックな奮闘を中心に据え、ハッピーエンドを期待させるが、あっさりそれを裏切るラストが重い余韻を残す。全編に溢れる、熱い政治の時代を象徴するかのような太陽の光が、逆に現実の冷たさを際立たせている。
8点(2004-03-01 02:09:48)
11.  シベールの日曜日 《ネタバレ》 
モノクロームなのになんと美しい映像なことか。カメラワークはちょっと狙いすぎな気もするが、ヌーヴェルバーグ真っ只中な感じがして、それもまた良し。青年と幼い少女の交流というテーマ自体は、昨今の日本でのペド犯罪の多さを考えると、現代ではもはや手離しでは歓迎できないだろう。しかしこの映画は、「純粋さ」というものが現実世界によって打ち砕かれてしまう悲しみと儚さを描いた、一種の寓話、ファンタジーとして見るべきもの。フランス映画に、ヌーヴェルバーグにのめり込んでいた学生の頃見ていたら、より深く心に残る一本になっていただろう。この監督とシベール役の女優が、その後ほとんど活躍していないところが、映画史の中でこの作品の輝きを一層増しているようだ。 【おまけ】オープニングと劇中のシーンで、なぜチベット音楽なのかが分からなかった。インドシナ戦争とは関係ないし。異教的なものの象徴だろうか?
8点(2004-02-22 16:19:32)
12.  道(1954)
学生の頃見た時より、はるかにザンパノに共感できる自分がいる。本能で生きているように見えるザンパノも、後悔して泣き崩れるザンパノも、最初から最後まで自分のように見えてしまう。年を取るってことは、食っていくってことは、そういうことなのだろうか。黒猫クロマティさんに全く同感。 【閑話休題】パスタも飯盒(はんごう)?みたいなので作るんだなー
8点(2004-02-21 03:27:00)
13.  真昼の決闘
「人は口では法だ秩序だと言うが、腹の中ではどうでもいいのさ」・・・そう、人の本質は作品の舞台である1870年でも、制作年の1952年でも、2004年でも変わりはしない。だからこそ、人と社会をリアルに描くことが普遍的な価値につながる。西部劇に徹底したリアリズムを持ち込みつつも、娯楽作品として完璧な完成度を達成した一本。安っぽいヒロイズムを拒否する保安官も、戦いを拒否し逃げようとする女も、見て見ぬふりをする町の人々も、すべてが生きている生身の人間。印象的なテーマ曲、抑制の効いた演出が、リアルタイムで進行する85分を見事に支えている。ラストはリアルな、見方によっては情けないくらいの銃撃戦だが、この映画の文脈ならば、もっともっと泥臭く、恐怖心まで描かれていてもよいくらいだ。
8点(2004-02-15 15:38:59)(良:1票)
14.  フルメタル・ジャケット
ベトナム戦争なんてありきたりなテーマをなぜキューブリックがわざわざ映画化したのか? → 【答え】これはベトナム戦争をテーマにした映画ではないし、そもそも戦争映画ですらないのかも知れない。「人間の本質とは快楽を求める悪ではないのか?」というキューブリック終生のテーマが、たまたまベトナム戦争をネタにして展開されただけと言える。理性が、すなわち人間の精神がいかにもろく、簡単に壊れてしまうものかを描く前半の海兵隊の新兵訓練は、「時計仕掛け」のアレックスの洗脳に通じるテーマ。そして後半のあまりにも美しい戦場の炎は、誰も見たことがない映像を作りあげる映像作家キューブリックの真骨頂。見る者の心理を「道徳的・理性的嫌悪感」と「感覚的・肉体的悦楽」に引き裂くのがキューブリック映画の魅力だと再確認する代表作。ただし「2001年」や「時計仕掛け」と較べてしまうと、何か“マジック”が足りない気もする。そのぶん分かりやすく、人気も高いわけだが。
8点(2004-02-14 20:47:50)
15.  東京暮色
暗いとか異色とか言われているので覚悟して(?)見たが、確かに、まさか次女がああなるとは思わなかった。しかし、小津らしくないのはストーリー展開であって、作品全体のトーンマナーはあくまで小津調。おなじみの俳優陣による安心の演技が心地よい。父の、母の、姉の、男の、誰の気持ちであっても痛いほどに分かる。主役と言うべき個人はなく、家族が主役。小津最後のモノクロ作品にふさわしい趣きがある傑作。
8点(2004-02-06 01:18:07)
16.  めまい(1958)
テレビ放送をちらちら横で見ていた妻が、ラストを見てひと言。「ヒッチコックって、女性嫌いだよねー。好きの裏返しの嫌い、かなぁ」・・・スルドイ。「鳥」でも同じだが、女性への、女優への屈折した思いが感じられるストーリー。後半のジェームズ・スチュワートはまさに監督自身か。スタイリッシュさの中に重厚さがあり、細部まで計算され作り込まれた傑作。
8点(2004-02-04 01:20:57)
17.  インドへの道
基本的に、14年前の「ライアンの娘」と同じテーマ、同じ展開構造の物語と言える。すなわち、一人の若い女性の「性愛」への妄想、「欲求不満」が、時代のうねりとシンクロして多くの人を巻き込んでいき、最後には悲劇と和解へとつながっていくという物語。ただし、「ライアンの娘」が印象派絵画だとすれば、「インドへの道」はかなり抽象度を上げた絵画になっている。それはデヴィッド・リーンが年老いたというためだけでなく、舞台となるインドの気候と宗教、そして混沌が全てを覆っていくからか。
7点(2004-03-24 01:26:51)
18.  スティング
とっても粋でお洒落でカッコイイ娯楽映画。CGがなくても、歴史上の大事件を扱わなくても、脚本と俳優の力でこれほど楽しめる2時間がになりうる。ニューシネマの洗礼を受け、ロッキーもスターウォーズもまだ現れていない時代に作られた、ハリウッドの良心のような作品。細部まで作りこまれているから、オチを知っていてもあらゆるところで楽しめる。ただし、職人芸ではあるが作家性は希薄。基本的にそういう監督なのだと思うが、だからこそ、"たまたま"時代とシンクロした「明日に向って撃て!」が希少なものに思えてくるのも事実。
7点(2004-03-07 01:00:12)
19.  ドライビング Miss デイジー
何となく「ありがちなヒューマンドラマなんだろうな」と思ってしまって、今まで敬遠していて損した。とにかく「上手いなぁ~」という感想。主演の二人の演技はもちろんだが、細かい設定や小道具などの使い方が秀逸。ユダヤ人も黒人もWASPから見れば差別される側だが、経済的・社会的立場は大きく違う。警官に職質されるシーンは象徴的で、二人の関係はアメリカ社会における二つの人種の立場そのもの。その二人が、クルマというアメリカの成長と発展の象徴に一緒に乗り込んで、時代の変遷を見ながら走っていく(老いていく)という趣向が見事。黒人運転手は文盲だけれど、雇い主との賃上げ交渉ではしたたかだったりと、細かいリアリティの描き込みもしっかりしていて安心できる。100分という時間も丁度いい。  【おまけ】麻雀するシーンではクリスティーの小説を思い出すなぁ。
7点(2004-02-22 20:27:18)
20.  コレクションする女
ロメールお得意の必殺バカンス映画。こんな作品が日本未公開で残っていたとは。むせ返るほどの夏の香りと、眩いばかりの海のきらめき。女優の体のパーツを舐めるロリなカメラ。これぞヌーヴェルバーグ、これぞフランス、これぞロメール。ため息でちゃう・・・
7点(2004-02-17 01:58:18)
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