1. セブン
《ネタバレ》 劇場で観に行って以来、まだ一度も見返す事は無いけど、こんなに救われない、主人公が負ける(とゆう表現は結構幼稚ですが)最後を描いた監督に拍手。あまりに圧倒的過ぎて、最初の衝撃を忘れたくなくて、繰り返して観る事を未だに躊躇ってしまいますが、一生忘れられない、素晴らしい作品です。 10点(2004-02-29 00:41:30) |
2. ジーザス・クライスト・スーパースター
《ネタバレ》 高校時代、世界史の授業で見せられ、ユダの魂の叫びとも云えるうたに衝撃を受けました。映画自体が、ロケ地の砂漠でミュージカルを上演している様な撮り方が面白いです。キリストの話を全編ロックで表現しているのも斬新だったのでは、と思います。個人的な話ですが、この作品に出会わなければ、今の人生は無いかもしれない、と言い切れるくらい、私には衝撃を与えてくれた作品です。 10点(2004-02-27 03:50:37) |
3. 恋の門
《ネタバレ》 松尾さんのファンなので観に行きました。ハッキリ云って、今年観た映画の中で個人的ランキングBest3に入ります!漫画は未読ですが、松尾さんの持つ世界観と笑いの要素が、これでもかってくらい詰まっていて、こんなに映画館で笑った作品は、もしかしたら初めてかもしれません。当人は真剣であるが故に、思わずとった行動や言動が、何処か笑える事があったりする所の表現が、小劇場ならではの笑いに昇華させる手腕は流石松尾さんだと思いました。絶妙なキャスティングで、特に個性溢れる脇役陣の演技を観ていたら、スクリーンとゆうより舞台を観ている感覚に陥りました。主人公二人に共通しているのは"漫画"とゆうキーワードだけで、表現する作風や漫画に対する思いは対極にある。なかなか相容れなくてどうしようも無くなった時、セクシーな年上の女性や、昔憧れていた相手に迫られると、簡単に身を任せてしまう(彼女の場合は未遂で終わるけど)所等、誰でもある事。でも相手を好きだとゆう気持ちには、嘘偽りは無い。普段所謂恋愛映画って苦手なので殆ど観ないのですが、こうゆう世界観にある恋愛は逆に入りやすかったりしてしまう所が、作品の持つ力なんだなぁ、と改めて松尾さんの才能にメッタ打ちにされてしまいました。決して演技力がある、とは言い難い松田くんですが、あの佇まいは彼にしか出せないだろうし、酒井若菜ちゃんの上手さにビックリしました。また、この二人だからこそ良かったんだとも思いますし。それから大竹しのぶさん。この方も改めて凄く上手い女優さんだと思いました。あの人の纏っている空気感は他の人には、絶対真似出来ないですよねぇ、、、ホント時間一杯楽しめた一本です。 9点(2004-11-26 01:27:41)(良:2票) |
4. 殺人の追憶
すいません、韓国映画に特に詳しいワケじゃないので、深い事は全く書けませんが、観賞後もずっと後を引くくらい、胸に突き刺さる作品でした。最初から結末は解っているので、そこに至る迄の課程の描き方が重圧で、観ていて苦しくて切なくなりました。ホントに映画館に観に行って良かったし、この先どんな作品を観ても、私は一生この作品を忘れない。素晴らしい力作だと感じられました。 9点(2004-04-05 15:15:18) |
5. 柳生一族の陰謀
《ネタバレ》 深作監督って凄い!と観た当初高校生ながらも愕然とさせられた作品でした。役者の皆さんも皆力ありますしね。今観てもドキドキします。特に柳生親子の十兵衛と宗矩の確執は、凄まじいモノがありました。ラストの「これは夢じゃ、夢でござる」と家光の首を持って宗矩がグルグル回る場面は、一生忘れられない場面です。錦之助さん、凄いなぁって。ちなみに私も、千葉ちゃん=柳生十兵衛です(笑) 9点(2004-03-30 04:59:31) |
6. ガタカ
《ネタバレ》 映像も話もとても良かったです。遺伝子で決められた運命に必死に抗うイーサンの姿は胸に響きました。正体を偽ってでも夢を叶えたい、とゆう強い信念にです。ジュードの役はその反面切なかったです。栄光の人生を送っていたのに、目指していたモノが手に入らなかった現実を受け止める強さが、彼にはなかったのかもしれませんが、イーサンと出会って彼の強靱さに更に打ち負かされてしまったのか、ラストは衝撃でした。出来れば本当に旅立って欲しかったな、と思いました。ユマはとても無機質で美しかったです。時期を置いてもう一度観てみたいと思える作品でした。 9点(2004-03-24 16:56:22) |
7. 男たちの挽歌
ウー×ユンファ作品の最高峰と云える作品です。この映画を観て、日本のヤクザ映画(任侠映画ではない)が、如何にヘボいかを思い知らされました。撃って撃って撃ちまくるんですが、撃ち方にウソを感じない。これぞマフィア。そこに男達の哀しみもちゃんと描かれていますから。 9点(2004-03-01 14:49:28) |
8. リチャード三世(1995)
英国が誇る舞台俳優、サー・イアン・マッケラン氏の代表作「リチャード三世」を、そのまま映像化した作品。舞台をナマで観ていたので、映画館で舞台を思い出しながら観ていた記憶があります(笑)観客に向かっての独白部分もそのままなので、リチャードの心の中が分かって面白いです。極悪人のリチャードが、ナチの軍服を身に纏ったマッケラン氏のスマートな身のこなしと、あの凄みのある演技力で、かなりカッコ良く魅力的に描かれています。時代背景も舞台と同じく近代に置き換えているので、ロケは撮影当初のイギリスの現状を垣間見る事も出来ますし。個人的に元になった舞台に非常に思い入れ強いので、あの世界を映画にしてくれた事に感謝したくて、ちょっと甘めですが9点献上です。 9点(2004-03-01 01:32:17) |
9. ココニイルコト
公開当時、主人公と同じ様な境遇で、精神的に落ち込んでいた時期に観に行きました。私には堺雅人さんの様な男子の友人は居なかったけど、彼が肥後橋?で叫んだセリフは、まるで自分に云って貰っている様で、女一人映画館で泣きながら観た事を覚えてます。この作品に出会って、少しでも救われたので、私にとってはかけがえのない作品になりました。ワケアリの恋愛に破れた時に観ると救われる作品ですね(笑)あと、中村さんと小市さんが、ポイントついてて良かったです。 9点(2004-02-27 03:11:13)(良:1票) |
10. ファイト・クラブ
この作品が一体何を云いたかったのか、まだ判らないのですが、ノートンとブラピの演技が良かったので、、、 8点(2004-04-22 02:45:51) |
11. グッバイ、レーニン!
私が今更云う事は無いので(笑)簡単な感想としては、政治に関する視点から見ても、家族ドラマとしても楽しめます。キャスティングもキャラクターにマッチしていて良いと思いました。映画館に見に行って良かったと思える作品でした。多分DVDとかだと感動も半減していた気がする、そんなところです。 8点(2004-04-05 15:07:39) |
12. キル・ビル Vol.1(日本版)
映画って監督が表現したい世界に対するこだわりの強さによって、現実的には有り得なくても納得させられるんだ、って事を学んだ作品でした。これが監督の自慰行為でなく、ちゃんとエンターティナーとして成立してるかどうかは、観た観客(私達)の感性次第。私はタランティーノの表現したい世界観を楽しめる側の観客でした。ただタランティーノに感謝したいのは、もう二度と大場健二さんを映像の世界で見る事は無いと思っていたので、千葉ちゃんと共に彼を出演させてくれた点を加算すると9点にしたいくらいですが、本来なら一本だった作品を、Vol.1とVol.2に別れた事が、どう転ぶか分からないので8点止まりで、、、 8点(2004-04-01 02:44:09) |
13. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
この作品が持つ世界観が好きですね。それと何と云っても、これはトム・クルーズのレスタトが素晴らしい!この人にこんな色気があったんだーって、ちょっとドキッとしてしまいました。後キルスティンちゃんが、同等に良かったです。ブラピと彼女の関係がとても切なくて。何度観ても飽きない作品だなぁ、と思えるのは私が女であるとゆうのと、色男が沢山出てるからなのかな(笑) 8点(2004-03-30 05:14:22) |
14. ラスト サムライ
《ネタバレ》 今更云いたい事は殆ど出尽くしているので、多くは書きませんが、映像の美しさと日本人俳優の健闘、そして米国スタッフのリサーチには脱帽です。突っ込む所はあるけれど、この作品はあくまでフィクション、そして何よりハリウッドのメジャー作品であるとゆう事を念頭に置いて観ると、作品をより楽しめると思います。日本人なら是非映画館で観て頂きたい作品ですね。ただラストが、天皇謁見で終わっていてくれれば、9点だったんですが、、、 8点(2004-03-30 04:46:53) |
15. シックス・センス
これって最初の方にオチが分かってしまったら、後はそんなに楽しめないみたいですが、自分自身とても単純なので(笑)最後迄分からなかったので、映画代分は楽しめたと思います。それに結構感動して最後泣きましたし。子役のハーレイくん、ホントに可愛かったですね。ブルース・ウィルスも良かったです。 8点(2004-03-24 01:16:31) |
16. オーシャンズ11
すいません、私はこの作品大好きなんです...作品観る前にベガスに行った事があるので、現場の雰囲気はとても出ていたと思いましたし、それに何の予備知識もなく観たのが良かったのか、かなり楽しめました。確かに各役者の個性が生かせてないかもしれませんが、11人のチームとゆう点でみれば、充分これで良いと私も思います。誰かが突飛していたら、チームものとしてはつまらなく感じた気がしますし。 8点(2004-03-24 01:09:34) |
17. リプレイスメント・キラー
チョウ・ユンファのプロモーション映画ですね。それなのにヒロインを、ミラを配役してくれてるのが凄いです。映像も今風でまぁまぁカッコ良かったと思います。彼のカッコ良さを全面に出してる作品だと思います。役柄・演技・ガンアクション。香港時代からずっとファンの人には若干物足りないかもしれませんが、ハリウッドが彼を迎えるにあたって、ここまでしてくれた事が結構嬉しかったのでこの点数にしました。 8点(2004-03-01 14:39:18) |
18. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
テレビシリーズからのファンとしてしか評価出来ませんが、かなり楽しめましたし、前作から5年も経ったのに、また続編を作ってくれ、それなりに期待を裏切らないでくれた事に感謝したいです。相変わらずの湾岸署の面々だったし、そこが良いんですよね、ファンって。個人的に一番嬉しかったのは、うだつのあがらなかった真下くん(ユースケ)がカッコ良くなっていた事でしょうか(笑) 8点(2004-03-01 14:23:22) |
19. インファナル・アフェア
上映終了間際仕事帰り観に行こうと思ったら、夕方六時台で上映終了で、観に行けななかった悔しさが込み上げてくる程、素晴らしい作品でした。トニー・レオンもアンディ・ラウも、演技力抜群ですね。男の哀しみが滲み出てます。香港映画を観て衝撃を受けたのは「男達の挽歌」だったんですが、同等かそれ以上に傑作かもしれません。あと、空の色がとても綺麗でした。 8点(2004-03-01 04:03:37) |
20. 必殺4 恨みはらします
必殺ファンとしてではなく、深作監督が必殺を監督すると知って観に行きました。真田さんの妖しさと最後の立ち回りが良いですね。千葉ちゃんの役柄も切なくて○。でも、映画館で観た当初、堤大二郎のブッ壊れっぷりにハマってしまいました(笑)個人的には結構思い出深い作品です。 8点(2004-02-29 00:59:01) |