1. セッション
《ネタバレ》 オンガクは格闘技。完璧な音を求めて、一切の妥協を許さねえ鬼教官。1、2、3、4、パチコン、3連発。体罰をも辞さねえ狂気ぶり。アカんかったらすぐ止めて交代。主奏者の座を巡って3人がぐるぐるグルグル、まるで椅子取りゲームだい。血まみれになって猛練習の新人クン。鬼気迫る表情でがっぷりよっつの師弟。ほとばしる熱気と殺気。ラストセッションでは鬼教官の指揮を振り切って、突っ走っちゃうおいら。J・Kシモンズが鬼教官熱演で米アカデミー助演男優賞受賞。これまでの映画観賞が吹っ飛ぶような衝撃を受けた。ものすごい映画。生涯ランキングのベスト10にも入る大傑作!! [映画館(字幕)] 9点(2015-06-06 23:26:45) |
2. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
《ネタバレ》 約10カ月ぶり2度目観賞。期待を裏切らないシリーズ第3弾。今作は高度成長期のニッポン、活気にあふれた東京オリンピックイヤーが舞台。くすぐったい笑いとしんみりした感動場面満載で贅沢な観賞時間、前2作に全く退けを取らない大傑作でした。互いが本音と本音をぶつけ合い、本気で生きる三丁目の人々の姿に心揺さぶられずにはいられません。今年一番の映画館観賞に揺るぎなし。3作連続で壁越え、生涯のトップ3に喰い込むほどの作品。お見事、天晴れ! [映画館(邦画)] 9点(2012-02-06 00:27:39) |
3. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 昨年映画館観賞以来。オモチャアドベンチャー最終章はまさにシリーズ最高傑作!最後の冒険、CG技術を駆使したコミカルなアクション満載。ゴミ処理場では心を一つにした一蓮托生の輪。そして数多の映画の中で忘れられない1シーンの一つとなった名場面、大のお気に入りトイのウッディを少女ボニーに渡すとき一瞬ためらうアンディ、何度も思い出すたびに鳥肌が立ちます、最高級の後味!改めて観ると笑いと涙にあふれ、アニメにして初めて一線を越えた名作となりました!! [映画館(吹替)] 9点(2010-07-23 21:03:04)(良:1票) |
4. ジョジョ・ラビット
《ネタバレ》 「ハーイ、ヒットラー」。愛を知らぬ、熱烈なナチ教徒のガキんちょ。その敬愛ぶりは、何だかユルいヒトラーのオバケがくっつくほど。そんな一途なオイラだけど、屋根裏に匿われたユダヤ人のおねえちゃんと出会い、徐々に心ときめいちゃう。らしくねえと思いながらも、大好きな肝っ玉母ちゃんを亡くしてからは恋に本気モード。オバケのヒトラー吹っ飛んじゃえ。真面目に語ると重苦しくなるような戦争ドラマだけど、コメディ調で面白可笑しく紡がれて好印象。映画館観賞において久々の傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2020-01-19 00:37:58) |
5. 愛唄 約束のナクヒト
《ネタバレ》 実話に基づいた、GReeeN代表曲誕生秘話。余命わずかのボクとカノジョ。外界を知らぬカノジョを病室からを連れ出して、一日JKやママゴト、朝日を堪能させて…。亡くなったカノジョの詩からあの曲を作った、若ぇ頃のキムタクによく似たイケメンのアイツ。ボクとカノジョとアイツの青春のひととき。意外と心揺さぶられました。何と傑作の域。 [映画館(邦画)] 8点(2019-02-10 00:10:27) |
6. 七つの会議
《ネタバレ》 社会派エンターテイメントの名手・池井戸潤原作。組織ぐるみでこいてる大パチに、ぐうたら万年係長が鋭く切り込む。マヌケと見せ掛けて実はキレ者。狂言師・野村萬斎が飄々と怪演。下町ロケットのトノさん、しどろもどろになっちゃってキャラが違げぇんだよ。結局はあの会社のヤツら、み~んな社畜にしてパチこきじゃい。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2019-02-03 00:34:17) |
7. キセキ あの日のソビト
《ネタバレ》 「GReeeeN」結成と「キセキ」作曲秘話を綴る青春ドラマ。ある兄弟が歩むべき道に悩みながらも二人三脚で生んだオンガクがあの名曲。人にはそれぞれ相応の役割がある、心揺さぶられました。傑作。それにしてもヒトの命を預かる医者の割にお父ちゃんマジで怖ぇ。 [DVD(邦画)] 8点(2019-01-02 02:29:21) |
8. 妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ
《ネタバレ》 シリーズ第3弾のテーマは「主婦の賛歌」。つまり、お母ちゃんの有り難み。お母ちゃん、へそくりパクられて怒られて出て行ってしまう。おばあちゃんも腰痛でダウン。おじいちゃんによる代家事はハチャメチャ。相変わらずマヌケ面が面白すぎ。ネンジくんは役名を変えて再々出演。夫婦愛について悩み、再確認し、心揺さぶられる場面もある。今作で描かれたおなじみ三世代家族の日常の中には、笑いと涙が共にあった。傑作の域。 [映画館(邦画)] 8点(2018-06-16 20:25:02) |
9. 祈りの幕が下りる時
《ネタバレ》 シリーズ最終章のキーパーソンは、おまえ(オンナ)とおれ(オトコ)。守りぬかれたのは父娘と父子、それぞれの絆。謎めく緊迫の大捜査線が進行するにつれ、徐々に明らかになっていく人の心の真実が、感動を呼ぶ加賀恭一郎シリーズ。これにて終幕。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2018-02-09 21:39:21)(良:1票) |
10. パトリオット・デイ
《ネタバレ》 約2年ぶり2度目観賞。愛国者の日、ボストンマラソンでの爆破テロからわずか4年で映画化。主演マーク・ウォールバーグが熱演。事件現場の過酷な実録映像が映し出される。アジア人を拉致しての逃走から夜の市街地戦、ボート籠城、容疑者捕獲までは目を離せない緊迫感。悪の撲滅に至ったのはボストン市警と市民の勇気。反テロの意志が強くなるほどに排外主義が伸長しちゃう、あぁ虚し。傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2018-01-22 19:53:56) |
11. マリアンヌ
《ネタバレ》 「お宅のハニー、ドイツのスパイじゃね~の??」戦火に咲いた悲劇の愛の物語。硬軟を使い分ける好演のブラピと、ヒットドラマメーカーのロバート・ゼメキス監督がタッグ。マリオンが二重スパイを名演。ダークナイトの女狐を想起させられた。愛の真偽を追及する終盤は思わず引き込まれた。既視感のある展開に興ざめすることはなく受け入れられた。潔い結末。傑作の域。2017年、終わってみればこれが王座。 [映画館(字幕)] 8点(2018-01-15 19:27:13) |
12. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
《ネタバレ》 約1年2ヶ月ぶり2度目観賞。エピソード4の10分前までの物語。スターウォーズ3.9と言うべきか。集まった名もなき有志集団ローグワンが、帝国軍の破壊兵器デス・スターの設計図をパクる任務に挑む。後半はミッション・インポッシブルと宇宙戦争が同時進行。なんてゼータクなんだ。最後に立ちはだかる我らがダースベイダー卿が、ご自慢のソウルセイバーの腕前を披露。多大な犠牲と引き換えに、切って貼り付けられたみたいな違和感のあるレイア姫の手に渡る設計図。そして物語は「新たなる希望」へ。傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2016-12-24 02:01:09) |
13. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 約1年4ヶ月ぶり2度目観賞。落っこちる航空機をハドソン川に不時着水し、乗客155人を救出。引き返せたんじゃねぇか??超ファインプレーにイチャモン付けられ、窮地に立たされるサレンバーガー機長をトム・ハンクスが好演。「ヘッダウン、ステイダウン、ほにゃらら~」、墜落中のシーンはものすんげぇ緊迫感。人的要因を方程式に入れてちょうだい。航空機操縦はゲームじゃねぇよ。スカッとしました。クリント・イーストウッド監督による、わずか96分にまとめられたムダのない構成。英雄サリーちゃんの奇跡、傑作! [映画館(字幕)] 8点(2016-11-12 23:23:03) |
14. ブリッジ・オブ・スパイ
《ネタバレ》 約5ヶ月ぶり2度目観賞。ラストの橋上での人質交換に向けて物語が進む。互いに言い分を主張し、大国同士の威信を賭けた交渉は難航。トム・ハンクス好演の国境をまたいで奔走する重厚な米弁護士と、米アカデミー助演男優賞受賞のマーク・ライランス名演の誠実なソ連スパイ容疑者。「不安か?」「役に立つか?」。最終盤でもつれた糸を解いたのは二人の信頼関係。不調の今年前半で、唯一の傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2016-02-07 22:17:48) |
15. 映画 ビリギャル
《ネタバレ》 大学受験勉強をテーマにしたコメディ交えたスポコン。偏差値30、パッパラパーのチャラ娘が熱血塾講師と二人三脚で慶応義塾大学入試に挑み、見事に天下のKOガールになったシンデレラストーリー。ベタベタながらも要所での泣き所を心得た演出、そこへシニカルな笑いが加わり、涙と笑いで大いにウケた。さすがは邦画人間ドラマの名手・土井泰裕監督、ハズレなし。今年の邦画No.1候補、傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2015-06-22 23:51:19) |
16. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 ガチでマジな校内裁判にて真実が明かされる後編。学芸会の延長線上にあるような新人若手俳優のあどけない演技によるベタベタな学園ミステリーだが、しょっぱいナミダをかっさらうおハナシで悪くない。むしろ傑作の域。裁判スタッフはみんな優等生すぎる、我々が中学生の頃はこんなんではなかったな。キーマンは熱くてミステリアスな他校生・カンバラくん。多くのぱちが飛び交ったが、結局自殺のカシワギくんこそが偏屈で救いようのないイチバンのワルかもね。 [映画館(邦画)] 8点(2015-05-31 23:20:39) |
17. ソロモンの偽証 前篇・事件
《ネタバレ》 みんなウソつきにしてわれ関せず。要するに、みんなぱちコキにして野次馬。登場人物全てが胡散臭い。原作者・宮部みゆきが作り上げたきな臭いミステリー学園に引きずり込まれた。生徒役は全て無垢な新人俳優。ヒロインの脇にいる子は見れば見るほどにまえだまえだのカタワレと思ってたらご本人で失敬。この映画の真価は、ガチでマジな校内裁判の行方を紡ぐ後編次第。 [映画館(邦画)] 8点(2015-05-24 22:09:47) |
18. 96時間 レクイエム
《ネタバレ》 「最強の父親」、“ていくん”3。今作では元妻殺しの真犯人を突き止めるため、愛娘・キムを守るためにムチャクチャする。目の離せないスーパーアクションの連続が前作よりパワーアップ。ダイハードのマクレーン刑事も真っ青。加えて真犯人にたどり着くまでの二転三転するサスペンス展開に釘付け。賢い黒人刑事もいい味を出していた。伝説のシリーズ第1弾に勝るとも劣らない傑作。今年の映画館観賞は上々の滑り出し。 [映画館(字幕)] 8点(2015-04-12 21:04:21) |
19. るろうに剣心 伝説の最期編
《ネタバレ》 原作「志々雄編」実写化の後編。福山雅治演じる師匠との修行を経て、いよいよ志々雄との最終決戦に臨む剣心。さらにパワーアップした殺陣、思わず釘付けに。剣心、斎藤、青紫、左之助の4人を志々雄が1人で相手にするシーンは圧巻。復讐の炎をその一身に宿す旧世代の怪物を、藤原竜也が怪演。炎を吐く刀も見事に再現。大半の十本刀に見せ場がなかったのは残念だが、ストーリーとアクション共に申し分なく原作の良さを表現していた。今年有数の傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2014-12-30 00:48:25) |
20. るろうに剣心 京都大火編
《ネタバレ》 原作人気エピソード「志々雄編」を実写映画化、二部作の前編。パワーアップした躍動感ある殺陣シーン。ストーリーも原作の良さを忠実に再現していて、万人受けするのでは。前作同様に配役はツッコミ所満載でした。ただし志々雄真実を熱演した藤原竜也は、難アリと予想していたがドスの効いた風格と声で意外とハマってました。最後の最後で大友監督によるサプライズ。我らが「龍馬伝」ファミリーの主役・福山雅治登場、ししょー!後編必見です。ストーリー、アクション共に完成度の高い傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2014-08-31 00:46:20) |