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麦酒男爵さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 44
性別 男性
ホームページ http://enjoybeerlife.com/
年齢 51歳
自己紹介

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  カリートの道 《ネタバレ》 
■得も言われぬ美しさを湛えた作品。今、『You Are So~』の歌と共にシーンの数々を思い出しただけでも、目頭がジーンと熱くなってしまう。■演技、プロット、演出、映像、どれをとっても素晴らしいことは、僕なんかがあらためて書くまでもないのだけれど、人間ドラマ、ラブ・ロマンス、アクション、サスペンス、ダンディズム、といった、映画を構成する要素の数々が、奇跡的なほどバランスよく詰まっていることは、この作品の凄さの一つに挙げてもいいのではないか。それはデ・パルマの手腕だろう。そういえば、『アンタッチャブル』もバランスのよい作品だった。『スカーフェイス』は違うと思うが。■そうは言っても、コメディの要素はない。強いて挙げれば、ショーン・ペンの頭髪か。違うと思うが。■P.S. 17番のはりマンさん、何故か僕も宗教モノだとばかり思ってました。カリートって名前の求道者はいかにもいそうだ。確かに、このカリート、ある意味求道者ではあるが。
[DVD(字幕)] 10点(2008-11-26 23:47:08)(良:1票)
2.  テルマ&ルイーズ 《ネタバレ》 
■ロードムービーの大傑作!クライマックスの辺りで8点か9点かで悩んだが、エンディングで実際に鳥肌が立ってしまったので、9点確定。己の生理現象を信じることにした。■80年代のアメリカ映画に、今に比べればずいぶんと低予算で、それだけにプロットやキャスティングが良く練られていて、かつ爽やかな印象を持たせる良作・佳作が沢山あったと思うけど(似たところでいえば『ミッドナイト・ラン』)、91年公開の本作は、その系譜を見事に昇華させた、いわば集大成的な一作ではないか。■といえば言い過ぎか。■確かに「90年代のアメリカン・ニュー・シネマ」といえるだろうけど、それはストーリーそのものの話で、観賞後の印象にチクチクと作用するストーリー・テリングの面では、80年代的な軽妙さが前面に出ていると思う。■男性の登場人物が、ことごとく哀しい存在に想える。ハーヴェイ・カイテルが「ハッピー・バースデイ」を言うシーンなど、極めて単純で、ともすれば安易な演出ともいえるが、役柄に深みを与える点では充分成功している。それがあるから、追う方の魅力が沸き、結果として、追われる側の魅力も浮き立つ。いや、なんか、映画ってこう作るもんか、というお手本のような気もした。誠に僭越ながら。ジミーは文句なくいいヤツでしょ。テルマの旦那はどこか憎めない哀しさがあるんだよなぁ…。■ハーランとトレーラーの運転手は、「哀しい」のではなくて、「悲しい」。■ブラッド・ピットは…。何のかなしさも沸きませんが。同性としての嫉妬心なら沸く。■これをきっかけにスターダムにのし上がったのも納得。
[DVD(字幕)] 9点(2008-07-25 20:02:09)
3.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 
■どうも気分が晴れないときに観てしまったので、益々落ち込んだ。が、これは傑作だ。■暴力描写や『エンゼル・ハート』オチ、文明批判などは、本作の本質ではない。間違いなく自己快復がテーマである。主人公の煩悶の質は決して分かりやすいものではないだけに却ってリアルで、それが快復へと向かうための壮絶なプロセス、生みの苦しみを、2時間以上延々と見せられるのだから、そりゃ気が滅入る。■『マルホランド・ドライブ』や『ブレードランナー』のように、解釈すべき表象に満ちている映画でもある。タイラーはもちろん、マーラですら主人公の精神の副産物かもしれない。いや、一応は実在的な存在と読めるのだけれど、主人公が自己を再構成するに当たって必然的な存在である点が、どうも怪しいという気もする。最後がサブリミナルで終わったり、ノートンとピットがカメラ目線であるようなメタ構造があったりするところも勘案すると、究極的には『エンゼル・ハート』オチではなく、夢オチなんじゃないか、とか。そんなことも含めて、解釈の可能性はいろいろとありそうだ。■そもそもその手の映画は成功させることは難しい。よっぽど監督に技量が無いと無理である。さもないと、仕様もない表象遊びが見え見えの厭味な作品にしかならないに決まってる。フィンチャー監督は、先に挙げた2作の、デヴィッド・リンチ、リドリー・スコットに比肩する仕事を成し遂げたといえよう。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-13 00:57:50)(良:1票)
4.  金融腐蝕列島[呪縛] 《ネタバレ》 
■配給に産経新聞社が名を連ねており、銀行名は当て付けかと思ったが、穿ち過ぎか…。■役所広司も良かったが、御大仲代達也を始め、佐藤慶(激シブ!)、根津甚八、風吹ジュン、石橋蓮司といったベテラン陣の演技に目が行ってしまった。原田監督が、こういった大物俳優たちをきちっとまとめ上げ、映画としての品をもう一段高めている。■佐藤慶演ずる重役が自殺する顛末の長回しには、監督自身のキャリア故か、日本人離れしたセンスを感じる。■若村麻由美が美しい。N響アワーにはもう出ないのだろうか?■特にここをご覧の方にとっては当たり前のことだけど、映画作品には色んな解釈をすることが許されている。例えば本作を、エンタテインメントと捉えて休日を楽しく過ごす具にしてもいいし(若村麻由美を拝める休日は素敵だ)、病める日本社会に対するシリアスな警告として受け止めてもいい。この両義性を内包する代表的なジャンルといえば戦争モノだが、現代の日本人たる自分は、実際、戦争モノよりは本作のような社会派ドラマの方に生々しさを感じるワケで、「ってことは、やっぱり日本て平和だなぁ」とか、「いや、こんな日本社会じゃまずいよなぁ」とか、「オレって典型的な現代の日本人だなぁ」とか、色々思いを巡らせる、有意義な休日を送るのだった。■やっぱり映画って深いなぁ、と。故淀川長治氏の、「僕は映画に育てられた」という言葉を思い出した。
[ビデオ(邦画)] 7点(2008-07-06 18:08:38)
5.  ハーレーダビッドソン&マルボロマン 《ネタバレ》 
■いや~、実に下らない!■と言ったら、製作者への賞賛になるだろうか。■危うく駄作になりかけつつ、なんとかハチャメチャさで乗り切ってしまった感じ。そのハチャメチャを一つ一つ丁寧に思い返してみると、割とよく出来てるハチャメチャもある。■設定がもう少しリアリティあるものであったなら、多少の安心感を持って観れたかもしれない。例えば、黒ずくめの男たちが歩調を合わせて迫ってくる必然性について、それが例え「映画的な」逸脱だとしても、その逸脱自体の必然性を感じられない。■一瞬ジョージ・クルーニーかと思ったあのボスキャラは、実は『プライベート・ライアン』のメタボ軍曹だった。こんなにスマートだったなんて。■ヴァネッサ・ウィリアムスが出演していたこともサプライズだった。この人を見るたびに思うのだが、「天は二物を与えず」なんて、完全にウソである。■僕にとっての更なるサプライズは、冒頭のBGMがボン・ジョヴィだったこと。僕が敬愛して止まないミッキー・ロークとボン・ジョヴィのコラボが実現していたとは、至上の喜びだ。他にもLAメタルの残党どもが楽曲を提供していて、かつてメタル兄ちゃんに憧れた僕としては、居心地のいい映画ではあった。■何を隠そう、ミッキー・ローク目当てでレンタルした一本である。この点数には、僕のミッキー基礎票が加わっていることをお断りしておく。
[DVD(字幕)] 6点(2008-10-10 00:28:41)
6.  ミセス・ダウト
大ヒット作だったと思うけど、あまり惹かれるものがなかったかなぁ。ロビン・ウィリアムスの芸達者ぶりは十分堪能できたが、サリー・フィールドがあっさりしすぎな感じがする。
[地上波(吹替)] 5点(2015-03-25 10:13:01)
7.  女帝 春日局
■どっからどう見てもNHK大河のおこぼれ狙いの企画なんだが、若山富三郎、長門裕之と、「独眼竜政宗」の秀吉・家康のお兄ちゃんたちが出てるのは、いったい何の当てつけか。■確かに時代考証は色々おかしいのかもしれないけど、出産にまつわる風習など、意外にリアルな感じで楽しめた。セットや撮影も良い。■鳥越マリの肢体もいいが、名取裕子の色気も見どころ。
[地上波(邦画)] 5点(2015-03-25 10:04:02)
8.  マグノリア 《ネタバレ》 
■前フリの3つのエピソードは、つまり「良く出来たハナシ」なのだけど、じゃあ本筋のプロットは「良く出来たハナシ」なのかというと、どこがどう良く出来てるんだか分からない。前フリが前フリになってないじゃないか、と思うのだが、どうなんだろう。僕の単なる消化不良ならそれで良いのだが。確かにテーマは(カエルによる)浄化であって「良く出来たハナシ」ではないにせよ、あの前フリでは「良く出来たハナシ」を過剰に期待させてしまう。■トム・クルーズが、結局親父に「死なないでくれ」となってしまう理由が良く分からなかった。あれは確かカエル前だったはずだが。■本来は3点だが、役者陣の演技はとても良かったので、「ひょっとしたらひょっとする」4点。
[DVD(字幕)] 4点(2008-11-30 05:21:56)
9.  リチャードを探して 《ネタバレ》 
このメタ映画の映画中映画である「リチャード三世」というのが、仮に独立した作品としてちゃんと作られ公開されたとして、そのメイキングとしてなら大変面白いのだろうけど、その映画中映画がどうもショボくて、そんなのを作るために喧々諤々あーだこーだやっているというのがどうも白ける。アル・パチーノの「少しでも多くの人にシェイクスピアに興味を持って欲しい」という制作動機は、言い訳だろう。予算が取れない中で、パチーノが、何とかして、ちょっとでいいからリチャード三世を演じてみたかった、というのがホントのところじゃないか?唯一の見所は、役者アル・パチーノの(素顔を含めた)魅力が存分に味わえること。
[DVD(字幕)] 3点(2008-07-22 17:56:58)
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