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1.  再会の街で
いやぁ~、やられましたね。突然、来るんだもん。そりゃ泣くさ。
[映画館(字幕)] 9点(2008-02-03 15:33:46)
2.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
いわゆるブラックコメディというジャンルの中でずば抜けてブラックな作品ですね。まず、ピーター・セラーズの一人三役は神がかっていますよね。この作品を見た後に、調べてみたんですが大統領の役はアメリカ英語、イギリス将校の役はイギリス英語、博士の役はドイツ語訛りの英語らしいです。それを知った時もう一度セラーズの凄さを思い知りました。そして、その中で、ストレンジラブ博士のラストシーンは笑いの絶句の一言です。だって、これからの栄光の未来(苦笑)を想像し、あまりに興奮しすぎて不治の病である足まで立っちゃうんですよ(笑)他にも、筋違いなことを語りながらもハードボイルド色むんむんで渋すぎるリッパー将軍、なにかとちょこざいことしてるロシア大使、最高にファンキーなコング少佐、etc。ところで、原爆に跨り、落下するコング少佐のあのシーンですが、あまりにリアリティのない描写です。あれこそ下手なコメディ映画のワンシーンです。しかし、この作品の監督は完璧主義者であり、かつ、同時期にあの「2001年宇宙の旅」で物凄い映像を撮ってるキューブリックですよ。なんで、このシーンだけここまでリアリティに欠けるシーンにしたんだろうと考えたとき、現実の世界で原爆投下なんてことは絶対に起こってはいけないことです。キューブリックはこのシーンだけはリアル(現実)なものにしてはいけないんだろうか?と考えたんじゃないでしょうか。彼は原爆投下を痛烈に馬鹿げたものとして我々に訴えていたんだと思います。
[DVD(字幕)] 10点(2008-01-26 14:39:57)(良:3票)
3.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 
バートン&デップの世界観を存分に出し切った作品。独特の映像感はくどさもありますが、いいですね。話の内容はまさかのどんでん返し。びっくりしました。良かった役者はティモシー・スポール演じる判事の手下。残念ながら、悪役(ってか、みんな出てくる奴はみんな悪か?)の判事アラン・リックマンは彼に完全に食われてしまったかと思います。ラスト、妻を殺した事実に気づき、悲観にくれるスゥイ二ー・トッドを見ている時、妻であった女をあっさり殺す瞬間を思い出しました。その瞬間、何ともいえない哀愁が胸に立ちこもってしまいました。それを思い出すとせつなくなります。
[映画館(字幕)] 8点(2008-01-20 01:43:12)
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