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1.  天国と地獄 《ネタバレ》 
どうしても「前半傑作」の感が残るのは、私が単なる娯楽好きミステリ好きな人間であり、主題を解するだけの思慮や感受性がないからであろう。映画が鑑賞者を選ぶのだとすれば、私は前半しか選ばれなかったということか。何てことだ。 誘拐事件が起こり、身代金受け渡しまでの展開はある種の密室劇にも似て、素晴らしい迫力である。演者たちの緊張感が伝わってきて、その先の展開を期待させる。しかし身代金受け渡しを終えると、一気にトーンが変わり、犯人はいきなり現れてミステリ的な興味は薄れる。もっとも黒澤監督にミステリ映画を撮っているという感覚はないだろうし、むしろここからが主題なのだが。漫然とした捜査会議をそのまま流すのもどうかと思うし、こんなのありかという捜査手法等々、引き込まれた前半からすると緊迫感の低下を感じた。 ラスト、若き山崎努氏の熱演と無機質なシャッター音の温度差が非常に印象的ではあるが、飽食の時代にダラダラ生きてきた私には主題の全ては飲み込めなかった。申し訳ありません。 
[DVD(邦画)] 7点(2014-05-04 21:13:18)(良:1票)
2.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 
もともと、コメディにリアリティを求めるタイプではない。現実と乖離していても、面白ければいいというスタンスである。しかし、見る者にストーリーを納得させるだけの説得力は必要だと思っている。 そこへ行くと、この映画はやや弱いと感じざるを得ない。平たく言うと「ごまかせねーだろ、これは」である。一人二役に、イルマがわざと騙されたふりをしているのかと思っていたがどうやらそうでもないらしいし、そこで白けてしまうともう映画に入っていけなくなる。名手ワイルダーにしては、話作りが雑かなと思っていしまうのだった。 私は「アパートの鍵貸します」は洋画でトップというくらいに好きなので、それとの比較になると厳しめになってしまう。主演二人共にやや演技過剰か。というかマクレーンに娼婦は合わない(偏見)。 笑えるポイントもあるし、小味なラストも嫌いじゃないし、猥雑な街並みもある意味で美しい。かように見どころも少なくないが、骨格の作りがもう一つという印象。
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-04 20:52:51)
3.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
初めて見たのは20年ほど前のこと。タイトルの印象からサスペンスフルな物語かと思っていたらそうでもなく、自分のエネルギーを持て余す三人の微妙な三角関係を主軸とした儚い青春もの…という印象であった。驚いたのは、感動的なレティシア水葬ののち、これでエピローグだなと思ってたらその後もテンション下がったまま30分くらい話が続いたことであった。 最近映画館で再見して、むしろレティシアの死後に、心に空洞を抱えたままに走る男二人を描くのが主題だったのかな?と感じた。初見時、ラストのドンパチは正直唐突な感が拭えなかったが、愛を無くした男たちの魂の叫びが銃声に乗り移ったのだと思えば印象的ともとれるわけであった。…よく分からないかもしれないが、書いている本人が分かっていないのだから仕方がない。 展開が間延びするようなところもあるので大傑作とは言わないが、海ではしゃぐシーンをはじめ印象的な場面も多く、継がれていくべき作品だと思う。事実上この一作で舞台を去ったシムカスについては、「惜しまれるぜ補正」が強烈にかかっていることは否定できない、が、心を持って行かれそうになる。危ない。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-05-04 20:24:21)
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