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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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1.  女中ッ子 《ネタバレ》 
東京人のよそよそしさがそれなりに表現されているのに対し、それと好対照であるべきリラックスした秋田人のノリが表現されていないことに驚く。おそらく監督は田舎というものを何も理解せずに作っているのだろう。まるで書き割りのような地域性のない秋田。初の実家の面々は硬い台詞と演技で全く心の繋がりが感じられない。既によそ者と化した初が吹かす東京風のせいか?とでも考えたくなるような白々しさ。なまはげもまるで観光用のそれだし、子供たちの反応の薄さも不自然だ。これでは勝美が秋田まで行った意味が無い。実際あの経験を通して彼が成長したようには思えないので意図的なものなのだろうか。 しかし左幸子の動きのキレの良さには快感がある。時代が時代ならカンフーもののヒロインになっていたのではないだろうか。
[インターネット(邦画)] 4点(2022-06-12 13:56:09)
2.  静かなる叫び
にじばぶさんの仰るとおり。これはスタイリッシュな再現ドラマ以上のものではない。犯人に破滅的な行動をさせた心理的背景がほとんど描かれていない。そのため何の問題提起にもなっておらず、分析の手がかりもない。よって知的な興味は全く満たされない。エンドクレジットで犠牲者の名前を並べているが、この内容の無さでは本気で哀悼の意を表しているとは思えない。ヴィルヌーブ氏の作品は思わせぶりなだけで内容が極端に薄いか未消化。もう騙されないぞ。
[インターネット(字幕)] 1点(2021-12-03 07:38:09)
3.  ショック療法
本作公開時中学生だった私は4つ上の姉が持っていた映画雑誌を密かにズリネタとしていた。当時の映画雑誌は扇情的なカットを掲載して部数を稼いでいたのだ。いつものように無断借用した雑誌のページを繰っていて驚いた。そこにはアラン・ドロンがスッパで楽しそうに浜辺を走っている写真が載っていた。当時二枚目の代名詞だったドロン。テレビの洋画放送で「太陽がいっぱい」「冒険者たち」を観て以来憧れの存在だった。そんな彼が股間丸出し!「そりゃすげー」「いったいどういう話?」と好奇心を掻き立てられたが地方の中学生にロードショウを観る習慣は無いし、そもそも近隣で上映されたのかも分からない。それから半世紀弱、すっかり忘れていた本作がアマゾンプライムに登録されているのを発見し、めでたくドロンの露出っぷりを確かめることができた。肝心のそのシーンはクライマックスを待たずに前半さらりと登場する。彼の股間は特に勿体付ける訳でももちろんズームされる訳でもなく、10人ほどの全裸の男女と一緒に明るい日差しの中で爽やかに披露されるのでエロっぽさは皆無だ。例によって「我が国特有の不思議な力」によってその部分はぼやけて良く見えないので気になる大きさとかはよくわからない。ドロンだけピンコ立ちだったりすると面白いのだが、そんなことも無いようで半ば予想していたこととはいえ、若干肩すかしをくらった印象。作品自体は頓珍漢系の鈍い演出のミステリーで、盛り上がりに欠け面白くない。背景には移民問題という社会派的側面もあるようだが、基本ドロンのおにんにん一発で客を呼ぼうという浅ましい魂胆だろうと思われ、どこまで真面目に考えているのか疑わしい。長年の謎が解けたのはとても嬉しい。しかし彼はこんなしょうもない映画で裸になったのだなあ… という感慨ばかりが残る結果となった。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-27 17:45:36)
4.  人生スイッチ 《ネタバレ》 
まるで筒井康隆のスラップスティックコメディを映像化したような快作。短編6つで綴られる怒りに捕らわれた人々の人生模様。些事が積み重なってどんどん大事になっていく様を見るのはブラックな笑いが好きな自分にはこの上なく痛快だ。トップのエピソードに親への復讐譚を持ってきているのもいい。なぜならここに出てくる沸点の低い人間を作ったのは間違いなく親だから。これほんと。監督は思いついた順番に並べたに過ぎない旨の発言をしているが、無意識だとしても鋭い感覚を感じる。音楽のセンスも最高。
[DVD(字幕)] 8点(2018-05-21 23:06:58)
5.  忍ぶ川 《ネタバレ》 
これは珍品。単純な恋愛物、それもハッピーエンドのラブストーリーなのだが、作品全体を覆い尽くす不穏なムードはレベッカあたりの心理サスペンスのようだ。精神的に壊れた小姑のいる旧家に嫁ぐ栗原。普通ならどえらい事が起きるはずのプロットなのに、小姑はよくいるアスペというくらいのもので結局何も起こらない。では見所はどこか。まず画面構成が素晴らしい。日常風景の中の幾何学的オブジェ(階段や橋のトラスや障子の桟など)を上手く画面に活かすその美意識に感服した。そしてそれらの素晴らしい背景画にはめ込まれ、テクスチャマッピングみたいな異様な顔の加藤剛と、これまた人間離れしたハイパーブリッ子演技の栗原小巻。このプラスチッキーな二人のラブラブな様を見ているだけで、人様の悪夢の中に迷い込んだような居心地の悪さと不条理感を味わえる。主役なので当たり前とはいえ、両人ともこの世のものとは思えない浮きっぷりで、画面からせり出すような顔の圧迫感が凄い。物語はそんなカップルがラストは初夜の貫通式を無事迎えられてめでたしめでたしという脳天気な話で、恐ろしげなムードは一体何だったの?と肩すかしを食らわせられる。これが却って意外性があって良いのだから映画って不思議だ。但し残念なことにクライマックスの濡れ場があまりいただけない。栗原が浴衣を脱ぐプロセスで、裸のバックショットを狙える場面があるのに手慣れたストリッパーのようにサッと隠してしまい、尻とか一切見えない。乳首がチラチラ見えるのは結構なのだが、終始布団に入っていて体全体のボリューム(特に下半身)が分かるカットがひとつも無い。愛撫に対する反応もごく控えめでまるで不感症のように見える。ウブな女ということを表現したのだと思われる硬い演技の結果、全く欲情をそそられない。これでは加藤剛も内心あてがはずれたのではないか。清楚系女子は性行為中狂気を感じるくらい豹変してこそ、その清純さが価値を持つのだ!
[地上波(邦画)] 7点(2017-11-23 15:49:17)
6.  シン・ゴジラ
まるで実写によるリミテッド・アニメ。写真で作った絵コンテを静止画のままで見ているようだ。ドラマも俳優の演技も不在の本作はどう考えてもプロの作ったそれじゃない。なんでも映画の文法に沿ってりゃいいというものではないし、常識からの逸脱はアートの必須条件だ。しかしこの映画の逸脱は、創造的行為というより庵野氏の力(物語を作る能力及び俳優やスタッフとのコミュニケーション能力)の無さから導かれた様式、と感じられてしまうのがなんとも情けない。残念ながら氏の引き出しの少なさは致命的で、結果「ぺらぺら早口台詞シーン」と「ゴジラゆったり前進シーン」の2パターンの画面しかない退屈極まりない仕上がりになっている。何故か自衛隊の撃った弾が全弾ゴジラに命中し、全くと言っていいほど市街地には着弾しないのは不自然でとっても気持ち悪い。私には狂人が作ったように見えるこの作品を、アウトサイダー・アートとしてならともかく、まるでまともな映画のように語っている評論家諸氏は、業界内の同調圧力に流されているとしか思えない。これが世界レベルでは無視されるのは当然至極だ。
[ブルーレイ(邦画)] 0点(2017-05-05 10:38:21)
7.  13F 《ネタバレ》 
画、配役、脚本、演出のどれをとっても"これぞB級SF"。レーザー光実写を使った安いSFガジェットはほとんどTV番組「新・アウターリミッツ」のよう。過去作からの拝借が度を超しており、驚くほど「ダークシティ」「ブレードランナー」「トータル・リコール」「トロン」に似たプロットとイメージが連続する。特に「ダークシティ」は本作の前年の公開のせいかモロに影響を受けた感がある。女優をジェニファー・コネリーに肉薄するいい女に撮っているのはナイスな影響。残念なのは、ひとつのクライマックスともいうべき「世界の果て」のイメージの情けなさで、作り手の想像力の貧困さを露呈する結果になっている。ここは本作よりはるかに思い切りの良い「ダークシティ」に遠く及ばない。1930年代のアメリカの再現(これは良い感じ)に手間をかけすぎたせいか、SF映画に肝心の"センス・オブ・ワンダーを感じる画作り"がおろそかになったようだ。総じて過去作のごった煮以上のものがなく、この作品ならではのオリジナリティをプラスできていないという印象。
[DVD(字幕)] 4点(2015-10-29 14:12:13)
8.  ジュエルに気をつけろ! 《ネタバレ》 
ジャーナリストの佐野真一氏が今話題の結婚詐欺師K嶋に夢中になっている。その興奮具合から、どうやらとんでもなく魅力的な女性らしいことが伝わってくる。曰く「言葉使いが丁寧で、鈴をころがすような声」「犯罪なしには生きていけない女」「彼女の沸点は異常に低い」「こんなつまらない判決を書く裁判官に、彼女は裁けるわけがない」彼が彼女に惚れ込んでいることは分かるのだが、いったいどのような人物なのかいまいち判然としなかった。佐野氏の表現力をもってしても伝えきれない人物のようだ。ところがこの作品を見てその疑問は氷解した。上記の発言すべてこの作品の主人公ジュエルに当てはまる。なんともその魅力を解説しづらいが、リアリティのある人物造形。もちろんK嶋がまんまジュエルにそっくりなわけはない。しかしかなりの部分で共通のものがあるのではないか。だとすれば佐野氏が彼女に惚れていることを隠そうともしないのも、その判決に憤るのも全て腑に落ちる。それにしてもよくできた作品だ。尋常じゃない色っぽさとシンプルにすぎる価値観を持つ女を3人の男が語る「市民ケーン・羅生門方式」の複雑な構成。張りまくりの伏線を次々に回収する無駄のないシナリオ。製作のマイケル・ダグラスはそのメイキングで「善でも悪でもない人間を描きたかった」と言っている。常識的な価値観では悪としか言いようのない人間も、実際出会ってその行動をみてをみると、いちがいに悪と言って切り捨てるわけにもいかないことがある(無論その逆もある)。一見バカ映画の体をとりながらそのメッセージが心に届くようにできている良作と感じた。
[DVD(吹替)] 8点(2012-05-01 11:06:18)
9.  シークレット・サンシャイン
骨太にして繊細、重厚にして軽妙。このうえなく深いテーマをさらりと表現してしまう手腕はすごい。思い切りシリアスで考えさせられる話なのに、押しつけがましいお涙頂戴的な部分がないのも素晴らしい。主役級の二人の人物造形が絶妙なバランスの上に立っていて、互いの良さを引き出し合う関係になっている。さらに音楽の使い方のセンスは抜群だ。本編中ほとんど音楽は使われない。しかしここぞという時の現実音の取り込み方が上手く、余計なBGMが入っていないことさえ音楽的表現になっていると感じた。
[CS・衛星(吹替)] 9点(2010-06-01 12:39:13)
10.  白いカラス
ありがた〜いキッドマンの裸体は逆光シルエットでお芸術風に、大部屋女優のハダカは明るい部屋でビーチク◎もインモー▼もばっちりまる出しって・・・・・制作者は差別問題を語るなら足元の業界内階級差別をまずなんとかしろ!と言いたい。出演者全員なにもかも丸出しにしろ!と言いたい。それができないのなら出すのか出さないのかどっちかにしとけ!と言いたい。
[DVD(字幕)] 1点(2005-09-18 14:00:59)(良:1票)
11.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 
宇津井健ら捜査側からの視点は名作“ジャガー・ノート”高倉健ら犯人側からの視点はセルジオ・レオーネのこれまた超名作“夕日のギャングたち”といった趣の作品ですね。特に回想シーンでの音楽の使い方は“夕日の~”のパクりでしょう。しかし本作全体を覆う‘安~い’感じは当方の我慢の限度を超えていてまるでテレビ版“ワイルド7”でも観ているようだ。豪華キャストがみんなおそろしく大根に見えてしまうのは演出がいいかげんだからなのだろうか。変な客が色々乗り込んでいるのにちっともサスペンスを盛り上げることに貢献していないし、喫茶店が重要アイテムとともにタイミング良く焼けるのはご都合主義と言われても仕方あるまい。そのようなことを許容する世界観ならばそれこそワイルド7なみにぶっとんだクライマックスを期待してしまうじゃないですか。こんなチープなノリで「最後は渋めにまとめてみました」なんて許されると思っているのか!犯人側に移入できるように作ってある等、一部とはいえ政治的に正しいことが救いと言えるでしょうか。
[DVD(字幕)] 4点(2005-05-20 14:08:00)(笑:1票)
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