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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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81.  第七の封印
なにかよく分からないけどなんだか凄いものを見た。旅芸人の明るく脳天気な歌声が、暗黒キリスト教徒の死の行進に飲み込まれていくシーンに、MAX級の演劇的カタルシスを感じた。それだけで大収穫!
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-28 22:15:33)
82.  キャビン 《ネタバレ》 
トゥルーマンショーみたいなありえない設定で無理矢理押し切った思い切りの良いドタバタSFホラー。怖さの大元がひたすら「人体損壊」ばかりなのがマッチョでアメリカンでバカっぽい。しかしそのバカも想像を絶するほど派手になっていくのであきれるのを通り越して思わず感心してしまった。物語中9割を占める暴力的なアメリカンホラーの中にあって、それとは全く異質の資質を持つ日本代表の不気味さ・気持ち悪さがいいアクセントになっている。その独創性がちょっと誇らしい。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-20 08:48:44)
83.  ウォッチメン
アメコミヒーローものでありながらアメリカ史(というか共和党)を問い直すというポリティカルな内容が良い。ひとりになりたいDr.マンハッタンが火星でまで行ってすねるのが笑える。ひたすら殴るだけのアクション・シーンと冗長なセックスは残念。ラスト近くにオリジナル・アウターリミッツのオープニングが登場する。本作と基本プロットに近いところがある第3話「ゆがめられた世界統一」に対するオマージュかと思うのだが確証はない。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-05-05 19:35:23)
84.  ラッシュ/プライドと友情
監督さんはそもそもF1にそんなに興味ないんじゃなかろうか。レースシーンの音をないがしろにしていることがそれを感じさせる。F1のサウンドって「プライベートライアン」並の情熱を持って描く価値があると思うんだけどな。レース自体もF1ならではの戦略は描かれなくて取り上げられるのはウエット時のタイヤ選択が少しであとはサシの競り合いばかり。でもとりあえず楽しめるのはドラマチックな事実を脚色過多にならずに描いているからかしら。音楽はちょっと押しつけがましいけど総じて健全なスポ根ドラマという印象でした。
[映画館(字幕)] 7点(2014-02-24 21:32:31)(良:1票)
85.  トゥルース 闇の告発 《ネタバレ》 
とても重いテーマを抑制の効いた演出で手堅くまとめた良作。熱くなりがちな主人公の不安定な感情を余計なBGMを使わずにカメラワークと演技だけで表現しているのが上品でいい。誰が敵で誰が味方かわからない状況が続く中、ラストには軽ーいどんでん返しが用意されている。昨今の派手なアクションものならアバンタイトルで消費されてしまいそうなごくあっさりしたものであるにもかかわらず、それなりにカタルシスが得られる。もちろんリアリティを損なうことも無い。実にクレバーな作劇法だ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-28 18:24:06)
86.  テイラー・オブ・パナマ
ジョン・ブアマンの監督作はどれも定型内に収まらないのが良いところ。予定調和的な作品の多いスパイ物で、先が読めないというだけでこれほどエキサイトできるのだから他の製作者もいいかげん考えてもらいたい。実際ピアーズ・ブロスナンは007よりこっちのちゃらんぽらんなスパイの方がよほど似合っている。今回ブアマンの本物志向はタイトルバックの仕立屋の仕事ぶりに現れていて、ワンショットで捉えたその所作は見事!のひとことに尽きる。ジェイミー“ワンダ”リー・カーティスの脱ぎっぷりにも驚いた。アクション・シーンも無く、ブアマンらしいいまいちカタルシスの感じられない作品だが、正しい奴がモロに正義漢ヅラした分かり易すぎる映画より、本質的な部分でスリリングな本作を断固支持する。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-11-22 10:53:44)
87.  黒い画集 ある遭難
話自体はシンプルな心理物ですが移り変わる美しい風景が一種ロードムービー的な効果をあげていて飽きさせません。あの高地までカメラを持っていくのは随分苦労したと思われます。山の素晴らしさと怖さをしっかり感じることができたので優れた山岳映画と言えるのではないでしょうか。途中で人称が変わる点もこのミステリーに於いては良い効果を上げているように思います。開始1時間のあたりに編集上のミスがあります。連続したシーンなのにカットが変わったところで雲が派手に移動してしまっているのです。しかしCG全盛の今の目で見るとそれがかえって生々しいロケ感を表現していて好ましいことのように思えました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-30 00:50:10)
88.  侍(1965)
テーマも深く、物語としてもたいそう面白い。複雑な人間関係を上手く整理して、じっくり時間をかけて小出しに見せていってくれるので中だるみがない。史実に沿った話でもあり、要所に書記の視点を挟む構成も説明調の台詞もナレーションも、ドキュメント風味の味付けに貢献していて実に心地良い。特に複数の証言者の回想を劇中の実時間と無理なくからめていく手腕には感心した。主要登場人物のすべてが、ストーリーの中で重要な役割を与えられていて一切無駄がないのも素晴らしい。さすがは「幻の湖」を世に出した脚本家だ。わずかに残念なのは、脇を固める役者陣の説得力に比して、肝心の三船氏の演技がいまいち地に着いていないように見える点。舞台劇調の台詞回しをうまく消化仕切れていないように感じるのだ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-05-06 13:26:50)
89.  石の微笑 《ネタバレ》 
これは所謂不思議ちゃんに翻弄される男の物語。フランス映画らしくオチはなくとも彼が破滅に至るその経過だけで充分見せちゃう。若い頃はバカだからこういう得体の知れない女に惹かれてしまったりするもんだ。しかし不思議ちゃんというのは程度の差こそあれサイコの一種なのだから、平穏な人生を送りたい人は気を付けなくてはいけません。その手のエキセントリックなヒロインにごく平凡な外見を持つ女優を持ってきたキャスティングはリアリティがあって素晴らしい。さすがおフランス!しかし不思議ちゃんも彼女ほどの大物になると、ただ普通の外見というだけではちょっと物足りない。例えば前歯が一本無いとか靴が凄く汚れているとか、精神的ないかれ具合相応の外見的ダメージがあっていいのではないか。そこまでやってくれれば絵に深みと迫力がぐっと増したと思うのだが、原作付きだから仕方ないか。臭い部屋で異常性欲のサイコ女と常軌を逸したセックスが出来たのだから、その後の人生がどんなに悲惨でもいいじゃないか。そんなほのぼのとした心持ちになる良い作品ではある。ただ監督は薄味な奴なのか、女体に対する執着があまり感じられないのは残念。ローラ・スメットとという女優さんは尻がそこそこでかくて旨そうなのに、ほんの一瞬しか映してくれないので真価がよくわからんかった。尻を舐めるようにね~~~~っとり撮って欲しかったよ。勿体ないなあ。オレは女の巨大な尻が見たいんだよう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-07 18:36:23)(良:1票)
90.  オレンジカウンティ 《ネタバレ》 
これは拾い物でした。劇中、作家志望の主人公(高校生)が「オレンジカウンティ」というこの映画と同じタイトルの小説を書きます。で、それがそのまま映画化されたのがこの作品、ともいえるような構造になっています。こういう形式って何ていうのでしょう。入れ子構造でいいのかな?他にネバーエンディングストーリー、デストラップなんかがそうですね。そして、その小説を主人公憧れの作家が評論するのですが、「結末が弱い」「結末を探しなさい」と言われてしまいます。そうなんです。実際この映画、結末が弱いんです。あまりにもベタで月並みでありがちで、まるで高校生が考えたストーリーみたい。というわけで映画はみごとに自己完結していてちょっと驚いてしまいました。こんな手があったんですね~。このメタな感じは初めて味わうもので妙な快感がありました。ちりばめられたギャグの数々は大胆で意外性のあるものばかり。ドタバタもラリ公の描き方も的を射ていて実に楽しい。そこらへんが冴えまくっているので、終わりがやけに投げやりで予定調和的なのがむしろ意外なくらいです。とりあえず終わらせただけに見えますが、確かに青春物に “これだ” なんていう結末は必要無いような気がします。監督はたいへんな策士とお見受けしました。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-23 00:22:07)(良:1票)
91.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
最近起承転結の“起”ばかり派手で、“承”以降がもちっとも盛り上がらない映画が多いような気がする。残念ながらこの作品もそういうタイプと言わざるを得ない。オープニングタイトルからガイドブックの紹介までの冒頭15分のテンションの高さが次のウォゴン人との絡みで一気に下がってしまいその後多少持ち直すもせいぜい3割くらいだ。超超コンピュータや落下する鯨など乗れるエピソードもちょこちょことはあるのだが、緩急のリズムが悪いというか散漫というか、いちいち乗り切るタイミングをはずされたまま終わってしまう。普通なら「期待させやがってなんだよ」と、悪印象が残るパターンだ。しかし!冒頭の素晴らしさ、特にタイトルバックで流れるイルカの唄の楽しさは尋常なものではなく、その一点でも本作は私にとって唯一無二の宝石のような存在になってしまった。エンディングでも繰り返されるその楽曲のせいで結局全ての不満を許せてしまう一一こんな作品は他にない(次点:大巨獣ガッパ)。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-28 12:54:37)
92.  NOTHING ナッシング 《ネタバレ》 
この監督はハリウッド式の予定調和とはひと味違ったものを見せてくれるところがいい。本作はその思い切りの良さがまるで筒井康隆の漫画作品のようだ。“すべてが消えてゆく”というテーマでどこまで押し切れるかが見物だったがよく突っ走りきったものだと感心した。個々のギャグは原始的なれど二人が置かれた状況が極端なのでスラプスティックとして充分成立しているように思う。少女のキャラなんかも辛口で気持良い。結末も悲惨すぎず甘すぎずほどよい感じ。大作SFのCGに飽きていたせいかこの作品での要所を押さえた使い方は新鮮に感じた。音楽もべたべたまとわりつかずサラッとしていて爽やかだ。
[DVD(吹替)] 7点(2007-02-12 16:00:12)
93.  カンパニー・マン 《ネタバレ》 
メカや建築物を撮る時の見識が、女性の魅力を引き出すことやファッションに対してはまったく感じられないのは監督がジージャンズ系だからなのでしょうか?主人公がわけもわからぬままあちこち飛び回って、空間的には広がりのある脚本のはずなのにずっとCUBEと同じような閉塞感がつきまとう。しかしダウナー系の雰囲気がこの手のストーリーとしては珍しく、けっこう快感。来るべきカタルシスがなかなかやってこないことに不安を感じ始めた最終盤、遂にきましたその瞬間が。エレキギターによる“ぶわーん”というダウナーハイとでもいうべきBGM!「おぉ、カクイイー」と思ったとたん決着は一瞬でついてしまい、すぐに究極のダサファッションシーンに突入だ。これはすごい。[やぱ、スーパースパイといったらレイバンだべ?]というテレビショッピングを彷彿とさせる主人公の格好・・・企画外の驚異・・・あぁこういうの大好きよ!
7点(2005-02-25 21:12:26)
94.  チキ・チキ・バン・バン
無闇と楽しいテーマ曲とはうらはらに不気味な童謡の世界に迷い込んだような内容が不安をあおる変な映画。ご家族向け健康路線というのにはちょっと無理のある不健全な香りがすばらしい。わけても倒錯感の漂うのがオルゴール人形の唄と振り付け。ほんの数分間とはいえここが異常なくらい出色の出来で“キモかわいい賞”をさしあげたい。真っ赤ッカなほっぺのなんとチャーミングなことか!それまで全く自覚することができなかった自分の中のピグマリオン・コンプレックスの存在に気づかせてくれたことに感謝。
[映画館(字幕)] 7点(2004-09-17 17:32:20)
95.  マリアンヌ
職人監督ゼメキス作品の例に漏れずとーっても見やすく分かり易いスパイサスペンス。ラブストーリーの側面が強いのに音楽による感情誘導しないのが好印象だ。異常者役じゃないブラピを初めて見たがバカボンのパパみたいな茫洋としたマヌケな印象なのには驚いた。スパイというのは人を油断させた方がいい仕事なのであれで案外リアルなのかもしれない。昔プラモデルを作った英空軍の偵察機ライサンダーの実機を見られて嬉しい。但し甘ったるいラストシーンはいただけない。あれは蛇足でしょう。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-30 13:46:48)(良:1票)
96.  ライトハウス
世間から隔絶された燈台を管理する二人の灯台守が徐々に狂っていくという課程をスタイリッシュな映像と詩のような台詞で描く。ポーの2ページしか残っていない未完の小説が元になっているらしい。どうりで本作も物語らしい物語は無く出落ち感が強いわけだ。驚くべき設定を詩的な言葉で提示する彼の映像化としては最高レベルの作品とは思う。特に不快な音響設計がいい。但しストーリーは無いに等しいので2時間弱は長すぎる。
[インターネット(字幕)] 6点(2022-06-15 08:17:42)
97.  サスペリアPART2
ダリオ・アルジェントは頓珍漢だ。イタ公らしく美的なセンスには見るべきものがあるが、話を論理的に語る能力はなくコメディセンスも変。見てるとこっちのアタマもおかしくなってくるような意識の混濁感がある。映画鑑賞は非日常感を味わうのが目的なのでそれこそが本作の最大の魅力だろう。しかしラストまで観ると細部はともかく大筋は意外にしっかり構築された物語だったりして却って驚かされたりする。伏線の貼り方も頓珍漢ならではの大胆さが小気味いい。但しゴブリンの音楽はあまりにチューブラーベルズのチープなまねっこにすぎてちょい情けない。………にしても怪奇大作戦「青い血の女」に影響されたような(まさかね)あの人形、なんで頭にあんなでかいゼンマイが入ってるのよ!
[DVD(字幕)] 6点(2016-08-21 17:01:27)
98.  イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
面白い。カンバーバッチはアスペルガーぽい人物を良く演じているし、脚本も演出も音楽もそつがない。物足りないのは暗号解読の世界の魅力を伝えてくれないことと、時間の解体をした作劇法がムードを高める以上の意味がないこと。良くも悪くもきちんとした職人仕事という印象で名画とまでは言えない。監督にもそれほど大きな野心は無いのだろう。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-11-22 23:42:29)
99.  マッドマックス 怒りのデス・ロード
珍奇でいかれてておもしれー。なにあの太鼓とギタリスト積んだ音楽隊みたいなクルマ!ばっかみたいでいかすー。しかし女性がみんなスレンダーなモデル体型なのはなんで?(毎度こればっか)。「女は子供を産む為の道具」なんて言うのなら乳と尻は巨大でなくては納得できないよ。一瞬出てくる子育て女はみんなフェリーニ好きのするような超グラマーなので当然その視点はあったはず。ああそれなのに、結局監督はクルマにしか興味がないのね。いい女といえば「モーターショーのコンパニオンみたいな娘」ということしか思いつかないのね(反吐)。リビドーは全てクルマ関係に投入ってか。ヒロインも特に女である必然性を感じ無いキャラだし、到底本気とは思えないフェミ視点と、あまりに有り体でダサい女の趣味が「ぶっ飛んだ世界を見物」という全体の価値を著しく削っているのが残念至極!
[映画館(字幕)] 6点(2015-11-05 12:35:41)(良:1票)
100.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
これは昔のテレビシリーズ「スパイ大作戦」。あれってはめられる側から描くとそのまま立派なミステリーになるのね。舞台装置は重厚で文学性さえ感じる。特に「正しいことしか言わない小人」の存在がシュールで素晴らしい。しかしラストまで観ると物語は“ふはっ”となるほどシンプルで、ある意味予定調和的なもの。マクガフィンとしてスペースサタンみたいな自動人形が出ててくるが肝心の機構が視覚的にいいかげんなのが残念。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-20 09:44:39)
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