1. お早よう
小津が撮る「日本」は外国人が撮る「日本」によく似ていて 日本の風景や構図が生活者の視点というより旅行者が観る日本の視点に近い。 妙に小奇麗というか情緒的というかガイドブック的というか。 ドキュメンタリー思考の監督ならバキュームカーとか出しそうだけど そういうリアリズムというか生活臭は決して映さない。 で、内容は「ここが変だよ日本人」であり「ホワイジャパニーズピーポー!」なんだよね。 ただ、駅で佐田啓二が「いい天気ですね」と言う空は、遠くで工場から煙が出てて、 デジタルリマスター版でもスモッグがかかった空にしか見えないというのは小津の皮肉なんだろう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-12-19 18:01:03) |
2. おと・な・り
おとなりすぎ [DVD(邦画)] 9点(2010-07-29 23:23:20)(良:1票) |
3. おくりびと
洋の東西を問わず葬式の本質が、残された者の為の儀式とすれば、納棺ほど適した様式はないのではないか。 [DVD(邦画)] 8点(2009-04-23 22:07:05) |
4. お葬式
ヨーロッパに退屈した監督が日本を撮った。名作なんだろうきっと。本流を意識した亜流であるところの名作。 [DVD(邦画)] 8点(2008-11-11 20:10:24) |
5. ALWAYS 三丁目の夕日
いつだって昔は古き良き時代なんだけど、 そこにてらいをみせずそのまま古き良き時代を再現したのがいい。 その一方で人は型どおりじゃなくて、バランス感覚を持たせたところがただの懐古映画に終わらなかった理由だと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2006-11-21 22:46:33) |
6. お茶漬の味
能や歌舞伎の型のような、確立した様式美が土台にあるからこそ、 役者の演技やストーリーに豊かさとユーモアが生まれるのだろう。 「カロリー軒」は笑った。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-21 00:33:25) |
7. 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
「レインボーブリッジ封鎖できません」 アホか。 織田裕二も続編断るわな。 ただのコントくずれの映画になっちゃったんだから。 銃撃戦も派手なカーチェイスもしない。 今までの刑事ドラマの“お約束”を相対化したところに 『踊る~』の魅力があったのに、今ではネタ切れなのか 出来上がったスタイルに固執してるばかり。 これやっとけば売れるだろ的な安全牌に走ったことが解せない。 [映画館(字幕)] 4点(2005-01-02 23:04:17) |
8. 女はみんな生きている
ノエミの過去がわかるまで退屈。早い段階でノエミの素性を明かしたほうがもっとみれた。 5点(2004-10-15 21:53:48) |