141. JUNO/ジュノ
えぇ、子はかすがいと言ったもんで・・・、 [DVD(字幕)] 8点(2009-03-11 17:20:21) |
142. 椿三十郎(1962)
「傍目八目、話してる奴より話の本筋がよく分かる」なるほど、若い衆を傍らで見る三十郎を傍らで見る奥方を傍らで見る押入れの男を傍らで観る観客。そして椿、うぐいすの鳴き声や小川の流れる音が、俯瞰させる構図を強調している。三十郎が認める城代家老の一言。「乗った人より馬は丸顔」こりゃまいった。 [DVD(字幕)] 9点(2009-03-11 17:06:36) |
143. ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
石油も宗教も臭いが胡散臭くないだけ石油のほうがマシだ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-06 13:51:29) |
144. 運命じゃない人
登場人物までが裏表がなくてよかった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-02-18 17:17:51) |
145. アフタースクール
まるで時間をかけてピザを10回言わされた気分。 [DVD(邦画)] 6点(2009-02-17 20:56:22)(笑:1票) |
146. 逆境ナイン
《ネタバレ》 逆境過ぎる展開に、逆光の中で胴上げ。エンディングに岡村孝子。大味の中にもひねりが効いているが掘北真希がいなかったら5分で消してる。地元ルールでは塁から離れるとき「透明」を言わなきゃアウトだった。 [DVD(邦画)] 5点(2009-02-15 22:52:51)(良:1票) |
147. うつせみ
そこにいないこと、そこにいないはずなのにいること、またそこにいること。 [DVD(字幕)] 9点(2009-02-15 22:31:01) |
148. マルホランド・ドライブ
《ネタバレ》 難解。幻想的で抽象的という点で、 鈴木清順やウォン・カーウァイに通じる。 デビット・リンチは幼い頃から画家志望で美術学校に入学するが中退し、ヨーロッパに留学するもわずが15日で帰国してから映像の世界に入っている。抽象的な世界だけでは肌に合わなかったのだろうか。デビット・リンチは生粋のエンターティナーだ。 すべての場面において計算された意味がある。たぶん。 夢という仕掛けを使って理解と不可解の分水嶺を引いた。 観る者には幻想的な映像を堪能する喜びと、謎を解く喜びの両方が用意されている。 [DVD(字幕)] 8点(2009-01-14 18:55:41) |
149. 刑務所の中
小中学校を思い出すなぁと思ったら、出演者もばっちり童心に戻ったようで、撮影中の香川照之と田口トモロヲは「てるくん」「ともくん」の仲だったという。義務教育と更正施設は、与えられた規律のなかで充実を見出す点で似ている。封建社会の名残だろうか。共産国家や軍隊ならそれでいいかも知れない。だけど基本何でもありみたいなこの社会では、自分で考え、自分で律することができるように育てるのが、教育であり更正なのではないかと思う。「ショーシャンク~」で感動した理由があらためて分かった気がする。 [DVD(邦画)] 8点(2009-01-13 22:15:01) |
150. ブロークン・フラワーズ
ビル・マーレイのジャージ姿はギリアウト。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-13 22:11:44) |
151. インファナル・アフェア 終極無間
案の定、1作目の世界観のコピーに過ぎなかった。 けどトニー・レオンはかっこよかったのでよしとする。 [DVD(吹替)] 4点(2009-01-13 22:07:21) |
152. 近松物語
火と恋の不始末は後から手がつけられない。花火は外から見るもんだな。 [DVD(邦画)] 6点(2009-01-13 15:53:59) |
153. お葬式
ヨーロッパに退屈した監督が日本を撮った。名作なんだろうきっと。本流を意識した亜流であるところの名作。 [DVD(邦画)] 8点(2008-11-11 20:12:13) |
154. ザ・プレイヤー
これが本当なら映画になるね。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-21 14:01:21) |
155. ショート・カッツ
省略の芸術に足し算を試みたが何も起こらなかったところか。 [DVD(字幕)] 6点(2008-10-21 14:00:01) |
156. 香港国際警察/NEW POLICE STORY
ジャッキーは堪能できた。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-24 13:15:21) |
157. イージー・ライダー
完成度はインディーズのそれだけど、名作と呼ばれている理由は、ピーター・フォンダの空虚な表情じゃなくて、ジャック・ニコルソンのイッてる目つきでもなくて、アメリカの疲弊やヒッピーでもなくて、良きアメリカのシンボルとしてバイクにある。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-23 21:37:21) |
158. 嫌われ松子の一生
究極のデフォルメの延長線上にシンプルなメッセージを提示する中島監督。下妻なら「友情」松子なら「家族」。CMの監督がCMを作る密度で映画を作っているから、1本の映画でこれだけ濃い作品はそうない。ただ中谷美紀のキャスティングに疑問。撮影現場を描いたエッセイ読んだ。意外にもシニカルなユーモアの持ち主で、頭のいい女優。だけど不器用で泥臭く哀愁のある松子を演じれるほど、器用な役者ではない。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-19 19:33:37) |
159. 茶の味
コンテンポラリーダンスや土屋アンナの囲碁はまだいけるとして、電車内のコスプレコントは、もうそのセンス古いんだよと。 [DVD(邦画)] 7点(2008-09-19 19:29:36) |
160. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 イーストウッドは「役者」を大事にする監督だと思う。致命的だったのは肝心の「役者」に魅力を感じなかったこと。硫黄島で地下を掘るのにどんなに苦労したのか、 それで米軍が攻略にするのに予想以上に時間がかかった等々具体的な硫黄島の戦いは描いてない。説明する気がハナからなかった。アメリカ人監督が家族を想う日本兵を描いたのは画期的。自決する日本兵の狂気と、理不尽に捕虜を殺害するアメリカ兵の狂気を同列に描いたことにも好感が持てる。ただ、集団自決の場面は、あまりにもリアルすぎるためか、アメリカ人が描くことに対して、自分の中で湧き上がるものがあったことに驚いた。 [映画館(邦画)] 6点(2008-09-16 11:10:43) |