GODZILLA ゴジラ(2014) の C-14219 さんのクチコミ・感想

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GODZILLA ゴジラ(2014) の C-14219 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 GODZILLA ゴジラ(2014)
製作国,
上映時間123分
劇場公開日 2014-07-25
ジャンルSF,シリーズもの,パニックもの,特撮もの,モンスター映画,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画のタイトルは「MUTO ムートー(友情出演:ゴジラ)」が正しい。だから、ムートーにドキドキワクワクできるかが前のめりで観られるかどうかのポイントなのかもしれない。「いつか出てくるゴジラの勇姿」への期待感に引っ張られながらという部分もあったけど、私はけっこう「おおお、ムートー強いぞ」と思いながら観られた。「どうしてこうアメリカ人の作る怪獣は造形センスが禍々しいのか」というきらいはあるけれど、電磁波が武器というのは現代兵器の弱点を突いた感じで、静寂のなか電子系統をやられた戦闘機がぼとぼと落ちてくるシーンは面白い。妙に人間くさくて、「ムートーかわいそう」と思っちゃうところなんかもあったり。最後にはおいしいところを持っていったゴジラが見得を切り、「千両役者ぁ!」の声を浴びながら花道を去っていく。「ムートーも悪かあねぇけど、やっぱりゴジラだよなぁ」とホクホク顔で小屋をあとにするわたくし。監督の術中に嵌められてますな。不満を言えば、家族の物語は不要だったし、怪獣バトルがはじまったらテンションを切らずにちゃんと見せてほしかった。怪獣映画の爽快感というものには乏しい。ゴジラが核実験により生まれたのではなく、最初から地球の放射性物質を食べていた生物であるという設定も「反核のメッセージをそんな風に矮小化するなよ」とやや気分に角が立つところもあった。ただ何だかんだ言っても「でも最後まで前のめりになって観たんだろ?」と聞かれれば「ぐぬぬ」と唸るしかない。各論で言いたいことはたくさんあるけど、総論としては面白かった。これなら文句なくゴジラ復活の足がかりにはなったし、事実モスラやキングギドラを登場させての次回作もあると聞いている。これを叩き台として、次は「ゴジラ映画」としての良作を期待している。
C-14219さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-04 22:29:55)
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投稿日付邦題コメント平均点
2016-08-06シン・ゴジラ8レビュー7.25点
2016-05-06花様年華10レビュー6.18点
2016-05-04アントキノイノチ4レビュー5.23点
2015-12-15ダイナマイトどんどん8レビュー6.77点
2015-12-10風立ちぬ(2013)8レビュー6.53点
2015-12-09ポセイドン(2006)6レビュー5.87点
2015-11-19宇宙兄弟5レビュー5.77点
2015-10-04御法度5レビュー5.08点
2015-09-26劔岳 点の記5レビュー5.86点
2015-09-23イップ・マン 序章8レビュー6.70点
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