シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > シ行
 > シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
 > 鉄腕麗人さんのレビュー
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション の 鉄腕麗人 さんのクチコミ・感想
作品情報
レビュー情報
ふいにレコメンド表示された「シティーハンター」のこのフランス実写版を、半ばザッピング感覚で鑑賞し始めた。
ところが想像以上に原作漫画に対して忠実で、クオリティの高い“実写化”に少々驚いた。
単行本を全巻揃えていて、北条司のイラスト集も保有していたくらいの原作ファンとしても、遠いフランスでの愛ある実写化に多幸感を覚えたと言っていい。

「シティーハンター」の漫画世界が孕む唯一無二のハードボイルド性までが完璧に表現しきれていたとは言えないが、それ以外の多くの要素、コメディ性、アクション性、そしてセクシー描写と“下ネタ”は、きっちりと再現されていたと思う。
一つの映画作品として傑作と言えるような見応えがあったとは言わないけれど、「シティーハンター」の1エピソードの映像化としては充分に及第点のクオリティだったと思えるし、率直に「シティーハンター」らしい世界観だと思えた。

本作オリジナルのストーリー展開の肝となるある要素についても、主人公冴羽獠の特性をよく理解した上で、現代のフランスで描き出されるに相応しい新しいアイデアによる“危機”をユニークに描いていると思った。

一方、せっかくのフランス人キャストなので、冴羽獠と槇村香のビジュアルが、もっとマンガ的にスタイルの良い美男美女だったならば更に高揚感は高まったかもしれないなと、一寸思う……。
と、思いきや、どうやら主演俳優のフィリップ・ラショーなる人物が、監督と脚本も務めているようで、紛れもなく「シティーハンター」及び主人公・冴羽獠に対する愛を持って演じ、この映画世界をクリエイトしてくれたようだ。
映画全体のテイストがコメディに振り切っていたことを考えると、主人公以外も含めてキャスティングされたフランス人俳優たちはよく頑張ってくれていると思い直した。

そして、お決まりのエピローグ描写からのエンドクレジットで流れる「Get Wild」。重ね重ねオリジナルに対する「愛」に感謝。
鉄腕麗人さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-19 22:50:59)
鉄腕麗人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-28劇場版 からかい上手の高木さん5レビュー5.00点
ドミノ(2023)7レビュー6.87点
2024-04-14名探偵コナン 紺青の拳3レビュー4.54点
2024-04-09デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章8レビュー7.00点
2024-03-31オッペンハイマー9レビュー6.51点
2024-03-24DUNE デューン/砂の惑星 PART27レビュー6.81点
2024-03-10アルキメデスの大戦8レビュー6.60点
2024-03-02アラジン(2019)7レビュー7.24点
2024-02-24マーベルズ6レビュー4.87点
2024-02-23別れる決心9レビュー8.66点
シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS