突撃(1957) の まさかずきゅーぶりっく さんのクチコミ・感想

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突撃(1957) の まさかずきゅーぶりっく さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 突撃(1957)
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1958-02-19
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
反戦映画としても勿論傑作ですが、88分という短い尺の中で、映画の中に必要な最小限のシーンだけで構成されているので映画自体も本当に完成度が高いと思います。ただキューブリックは反戦のメッセージは伝えているものの、カーク・ダグラス演じる大佐や、銃殺される3人に対して感情移入をわざとさせないような撮り方をしている気がした。だからこそ「神の視点」と呼ばれるのかなもしれないなと思いました。ただ、ラストの捕らえられたドイツ人女性役(クリスティアーヌ)の歌声や、あのシーンを観てて伝わってくる何とも言えない気持は、とても冷徹非情と呼ばれたキューブリックの撮ったシーンという感じはしない。だからか、観てて辛くなるシーンが続くこの映画もキューブリックファンとしては繰り返し観たくなるのかもしれない。 ジェラルド・フリードのドラム音を中心とした音楽も「非情の罠」「現金に体を張れ」と同様で初期のキューブリック映画との相性の良さを感じました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-14 23:52:39)
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