泣きたい私は猫をかぶる の TANTO さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ナ行
 > 泣きたい私は猫をかぶる
 > TANTOさんのレビュー
泣きたい私は猫をかぶる の TANTO さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 泣きたい私は猫をかぶる
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2020-06-18
ジャンルファンタジー,アニメ,青春もの,動物もの,配信もの
レビュー情報
《ネタバレ》 頼子ちゃんすごい良い子だ。あと、きなこも。彼女たちの優しさに少し癒される、そんな映画。

個人的に、無限大謎少女と呼ばれるムゲが再婚相手の母に言い放った言葉が正直過ぎてそれでいて確信をついていて心に刺さる。いわく;
「無理して笑って何が悪い。こっちはそうしたくてやってるんだ」
「再婚とか、子供が傷つくのわかってるだろ。それを何とか受け入れて平和に暮らそうとしてるのに、今度は無理して笑うな、だあ?」
最後のセリフの前に、「無遠慮に土足でズカズカ踏み込んできて」という一言が入りそうな勢いです。
これを言ってるムゲの顔が作中最も歪んでいましたが、私はこれは心の底からくる純粋な気持ちの発露だと感じました。だから、あんな苦々しい顔に描いてあげないで欲しかったな。いや本音だからこそ、なのか。

人生が嫌になったら猫として生きるかい?という映画。犬バージョンとか鳥バージョンとかあるのかな。あったらそちらも見たかった。

好きな人に出せる顔、出したい顔がある。双方は似てるようで全然違う。そういう意味ではまだこのムゲは想い人である日之出に対してあるがままを出せているように思うが。普通は、仲良くしたいけどなかなか距離を縮められない、話しかけられない、笑顔になれない、ということになるものだが。私もそうだ、本当に気になる人には思ったように距離を測れない。ほとんど近づけなくなる。本当は近づきたいのに。猫になる=仮面を被る、という二面性を表したおはなしなのかな。それにしてはムゲがエキセントリック過ぎて、上述したように普通の感覚では少し感情移入はしにくかったかな。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-11-04 07:09:43)
TANTO さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2023-03-23ゼニガタ8レビュー6.50点
2023-03-19陰日向に咲く4レビュー5.24点
2023-03-15図書館戦争 THE LAST MISSION6レビュー4.63点
2023-03-14図書館戦争5レビュー5.00点
2023-03-06予告犯5レビュー6.08点
2023-03-03茜色に焼かれる4レビュー6.42点
2023-02-28ルパン三世VSキャッツ・アイ6レビュー6.00点
2023-02-27ノイズ(2022)6レビュー5.00点
2023-02-26ハケンアニメ!7レビュー6.73点
2023-02-18詩季織々8レビュー7.00点
泣きたい私は猫をかぶるのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS