木更津キャッツアイ 日本シリーズ の 恭人 さんのクチコミ・感想

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木更津キャッツアイ 日本シリーズ の 恭人 さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 まずは自分の立場を明確にしてからレビューへ。『IWGP』が気に入り、TVドラマ『木更津~』も観たが、あまりのテンポの悪さ(画面展開が早い=テンポがいい、ではない)に辟易。その後、時々観ていたが、「余命半年の青年の青春を明るく描く」というコンセプトのよさは認めるものの心情を描けぬ脚本に飽き飽き。その後、クドカン作品は初回だけは観るがやはり辟易し、リタイアという経歴を持つ。そんな俺だからだろうが、この映画にはやはりノレず。そもそもクドカンはコメディとコントを勘違いしていないか? 岩松了・船越栄一郎らの出オチや、何度も蘇生する主人公。これじゃ、死と向き合う青年とその親友達の心情なんか描けるわけがない。だから、島で親友達が深刻な顔で主人公の死体を見つめても滑稽なだけで、どんどん不愉快になってくる。そして、ドラマの縛りゆえ表裏構成を踏襲していたがこじつけばかりで、ちょっと話が進む度に後戻りし眠気を誘う。わざわざ見せなくても観客はバカじゃないから、裏で見せてることはほとんどわかってるって!(ゴミンゴは別だが)極めつけはユンソナとの恋。余命半年の男が結婚?!そんなふざけた話があるか?ユンソナからもちかけられて苦悩するならわかる。また、組長から偽装結婚を持ちかけられてという『ラブレター』『グリーンカード』的な設定ならわかる。しかし、真実も打ち明けられず、ただ結婚話だけを進めていく青年は、好感どころかエゴ丸出しのしょうもない男としか受け止められない。俺は荒唐無稽な設定がダメと言っているのではない。アメリカのくだらぬおばかコメディにも主人公の心理劇としての側面があるんだ。だからギャグが活きてくる。クドカンよ、『ゼブラーマン』もそうだったが、そろそろ「ドラマ」とは何か真剣に考えてみてくれ。せっかくのセリフのセンスもこのままでは、『IWGP』のような骨格がある原作ものでしか活かせないぞ。0点と言いたいとこだが、役者陣の元気の良さに免じて甘めに2点献上。
恭人さん 2点(2004-05-09 18:35:08)(良:2票)
恭人 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2006-08-14ミッション・クレオパトラ6レビュー5.28点
ポセイドン(2006)3レビュー5.87点
2005-08-13宇宙戦争(2005)7レビュー5.89点
2004-11-17笑の大学6レビュー5.35点
2004-10-23オープン・ユア・アイズ9レビュー6.67点
2004-10-13SUPPINぶるうす ザ・ムービー3レビュー1.66点
2004-09-15ボーン・アイデンティティー8レビュー6.24点
2004-09-13ヴィレッジ(2004)9レビュー6.06点
2004-09-13トゥームレイダー25レビュー4.43点
2004-09-07ドッグヴィル9レビュー6.52点
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