めぐりあう時間たち の narasuke さんのクチコミ・感想

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めぐりあう時間たち の narasuke さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 めぐりあう時間たち
製作国,
上映時間115分
劇場公開日 2003-05-17
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
この映画は“感じる”映画だと思った。
登場する三人の女性達はみな、喪失感と虚無感にとらわれ苦しんでいる。彼女達にとって、生きることそのものが苦痛なのだが、そこまで追い込まれた理由について作品の中では詳しく述べられてはいない。

ただ“ある1日の出来事”が淡々と、同時にもの苦しい程濃縮された時間として描かれている。そこでは、生きること=苦しみという前提が容赦なく私たちに突きつけられてくる。
朝目覚め、花を買い、忍び寄る死の影を身近に感じる。
彼女達の苦しみの中に自らの不安、苦しさ、疑問を見出した時。
私たちは4人目の登場人物となる。それがこの作品を良いと思うかそうでないかの、境界線になるのだと思う。
narasukeさん 10点(2004-05-10 16:19:50)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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