エスター の タコ太(ぺいぺい) さんのクチコミ・感想

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エスター の タコ太(ぺいぺい) さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エスター
製作国,カナダ,,
上映時間123分
劇場公開日 2009-10-10
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 観よう観ようと思いつつも微妙な尺の作品なので、鑑賞作品(ホラー系)を選ぶ度に手頃な尺の作品を観てしまっていた私。それもこれも本作が「ホラー」であると認識していたからで、今回やっと意を決して?観てみれば一番の感想は「ホラーじゃないじゃん!」でした。確かにWikiとかでホラーの定義を参照すれば本作は紛れもないホラー映画なんでしょうけれど、あくまでも個人的カテゴライズでは「サイコサスペンス」なんです。もっとも、「ホラー」「サスペンス」「スリラー」の境界なんてものは元々無いに等しいような気もしますが。

などと意味のない拘りで書き始めてしまいましたが、「ホラーじゃないじゃん!」の趣旨は「恐くないじゃん!」でして、それは決して「つまらないじゃん!」ではありません。実に楽しく鑑賞出来ました。これだけの有名作ながらネタバレ記事を回避し続けて来たことも功を奏したようで、肝心要の種明かしは今回の鑑賞で初見でした。

斬新なアイディアとは言えないでしょう。しかし、それを巧みに包み隠しつつしっかり伏線は張る。そして見事にその演出を生かし切ったイザベルさんの怪演。称賛されて然るべき出来栄えだと思います。

子どもの持つコワさを見せつつ、実は本当にコワいのは大人というお話。登場する子どもたちは皆子ども然としています。子どものコワさは無邪気にも通じるある種の清らかさであって、大人の濁り切って垢まみれのコワさとは本質的に違うもの。エスターのコワさが子どものソレから大人のソレに転じる流れが素晴らしかった。

少々しつこいような演出や多くの皆さんが指摘しているラストシーンの良し悪し等々、気になるところは少なからずありますが、約2時間飽きることなく楽しませてくれた作品にほぼ8点の7点献上します。

ちなみに、少々変化球気味の原題よりもさりげない邦題の方が良いかと思います。原題は、せめて不定冠詞を付けて欲しいところです。
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-13 11:24:27)(良:2票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2024-05-27コカイン・ベア6レビュー5.50点
7レビュー7.00点
2024-05-24暮らしの残像5レビュー5.00点
2024-05-24EDWARD7レビュー7.00点
2024-05-24ヴィーガンズ・ハム4レビュー5.71点
2024-05-21MEG ザ・モンスターズ27レビュー4.54点
2024-05-20LOST SENSES7レビュー7.00点
2024-05-20アナイアレイション -全滅領域-5レビュー5.64点
2024-05-16良いビジネス5レビュー5.00点
2024-05-14シティーハンター(2024)8レビュー6.60点
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