アニーよ銃をとれ の Tolbie さんのクチコミ・感想

タイトル名	アニーよ銃をとれ
製作国	米
上映時間	107分
ジャンル	コメディ,ウエスタン,ミュージカル,戯曲（舞台劇）の映画化

《ネタバレ》　　実在の女性曲撃ち名人のラブコメディ・ミュージカル。作曲は膨大な名曲を残したアーヴィング・バーリン。本作は全体的に私の好みとはちょっと違う作風だが、それでも作中で一番有名な「ショーほど素敵な商売はない」は、楽しい楽曲だ。今回調べたら、ホワイトクリスマスやアレキサンダーズラグタイムバンドもこの人の曲だと知り、ビックリ。それでも、もしこれが当初の依頼通り、リチャード・ロジャースが書いていたら、という妄想も楽しかったりする。
　物語は、ガール・ミーツ・ボーイと言ってしまえば単純だが、女性曲撃ち名人の成功譚を中心に、相思相愛だが曲撃ちに関して互いに譲れない二人、を描いている。「銃じゃ男は捕まらない」のに、意地をはって愛する男と射撃競争になってしまうアニー。普通なら、男のほうが折れるのが、紳士的な気もするけど、ずっと思ってきた想いのために、銃を(と言うより勝負を)捨てるアニーが良い。
　ところで、英語で見れる人には判るのかも知れないが、銃が二人を近づけさせないのに、何故、タイトルが「銃をとれ」なんだろうか？