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《ネタバレ》 実にのんびりしたお話で、時代がよく表れていると思います。バスの停車場で毎回一服というのも、今では考えられません。バスの車内でもタバコを吸っていましたし(笑)。しかしそのため、途中でちょっとだれてしまったのは残念。
お話としては、売られてゆく娘を中心にすえつつ、色々なエピソードで楽しめました。特に桑野通子と石山龍嗣の応酬が楽しい。しかしその桑野通子も、最後の語りで、ああこの人はもう帰ってこないんだろうなと思わせる。売られずにすんだ娘との対比も生きて、なかなか重みのある結末でした。重みといえば、コメディタッチで笑わせながら、要所要所で問題意識を投げかけるあたりもバランスがよくてけっこうでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-29 17:55:36)
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