十二人の怒れる男(1957) の kinks さんのクチコミ・感想

タイトル名	十二人の怒れる男(1957)
製作国	米
上映時間	96分
劇場公開日	1959-08-01
ジャンル	ドラマ,サスペンス,法廷もの,モノクロ映画,ＴＶの映画化

非常によく計算された緻密な演出で、シドニールメットの力量の高さがうかがわれる映画。
役者も演技派ぞろいで熱演のぶつかり合いが素晴らしい。
こう書くと満点をつけたくなるが、ただね・・・・・残念ながら話が面白くない。
これはプロパンガンダ映画だね。だから面白くない。
言っていることは民主主義の根幹であり、疑わしきは罰せずの重要な話なのだが、
その宣伝のために作られたような映画で、みんながその原理に沿って都合よく無罪に変わっていく。
ご都合主義の究極のような映画で、はなはだ物足りない不満が残った。