殺人の追憶 の たきたて さんのクチコミ・感想

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殺人の追憶 の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 殺人の追憶
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2004-03-27
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,刑事もの,実話もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  まいった。なんて後味の悪い映画なんだ。後味の悪さでいったら『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『セブン』『息もできない』に匹敵します。
 ラストもオチもクライマックスも、すべてにおいて救いがない。
 最初少し目を離していたので、未解決事件なんちゃらも知らずに鑑賞。ただの猟奇殺人ものサスペンスと思って見ていたんですね。
 『犯人はいったい?』みたいなお気楽な感じで。
 で、見ていくうちに、いろんなテイストが混ざってきます。
 警察の負の部分がメインなのか。連続強姦殺人事件がメインなのか。なんかよーわからんくなってくるんです。
 『どうやら純粋にみんなで力を合わせて犯人を追い詰めていくとか、そういう話ではないらしいぞ』と、わかってくるんですね。
 『とび蹴り刑事』は新しく来た課長に粛清されるし。やけを起こすし。足を切断するハメになるし。そのせいで唯一の目撃者は電車にはねられちゃうし。話があっちに行ったり、こっちに行ったり、忙しい。でも、犯人さえつかまれば、全て無事解決だと思ってがまんがまん。
 ・・・と思っていたら、結局犯人はわからない。
 犯人は、捕まるどころか、見つかりさえしません。もうびっくりドンキーですね。
 そしてラストの少女の話。
 いやー、恐ろしい。
 この映画を何食わぬ顔で犯人が見ていたかもしれないと考えると、もう恐ろしさを通り越して憤りを感じますね。
 知的障害者もかわいそうでしたが、何といっても女子学生のエピソードがしんどかったです。
 後味の悪い映画ってのは、見ている間はこちらの心を掴んで離さないのだから、タチが悪いっす。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-26 04:57:22)(良:1票)
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