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マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マウス―アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語
連載開始年 1991
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
本作はコミックで唯一、ピューリッツアー賞を受賞した作品である。
マンガに一体何ができるのか、という事を考え抜かれたこの物語は、削りすぎで語らなすぎで、だがとてつもなく饒舌で、当然ながら深い底なし沼みたいな内容になっている。
これは作者の父が体験した、ナチス時代のアウシュビッツを描いた物語だ。ちょうど『シンドラーのリスト』を観る半年ほど前に読んで、まあ今でもコッチの方が数段優れていると思っている(泣かせは100%削られてるけどね)。
10年スケールの長い時間をかけて、自分の中にじんわりと染み込んでくるコミック。自分の内面に潜む「親から譲り受けたもの」を見つめる鏡として、静かに、真顔でオススメしたいと思います。
エスねこさん 8点(2007-10-09 21:51:48)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 8.00点
作品の点数分布
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