みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15.鬱になってしまう性格の妻を木村さんがうまく演じていたと思う。いろんな法廷のシーンが出てきたが、加瀬くんの演技が抜群に印象的だった。違う作品も観たい。リリーフランキーは演技か素か微妙な味わいが魅力だと思う。 全体としては、一人で生きていくよりも、二人で一緒に歩いて行ける幸せを教えていただける後味であった。 それは相手探しが第一の関門である自分にとっては手に届かない幸せのようにも感じた。 【おっちょ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-07 22:43:11) 14.愛を「お互いが分かりあうこと」だと思っている人にとっては、この映画の描く絆の形ほど分かりづらいことはないだろう。この作品は、「お互いが分かりあえる」という幻想によって愛を捏造するのではなく、「人間はお互いに分かりあうことなどできない」というありのままの事実にしっかりと気付いていながら、それでもなお、お互いを大切にするためにはどうするかというテーマを描いている。この着眼点の鋭さによって、この作品は、2008年の邦画の中ではぶっちぎりの傑作であるように僕には思えた。お互いを大切にするということは、二人でしかできないことをするのではなく、一人でもできることを二人でやることから開けてくるのではないか。この映画はそのように問いかける。そして僕はこの問いかけを出した精神に最大級の敬意を表する。ひょうひょうと、あるいは淡々と生きたいと願う人にとってこの作品は一つの答えを見せてくれるだろう。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-12-28 23:11:03) 13.リリーフランキー見直しました。不器用で言葉少なで、でもやさしく女を愛する男を好演。木村多江は非常に良かったです。この人実はすごい人かも、と最近思う。内容では、二人が少しずつ夫婦然としてくるところや、他愛もない長回しでの会話が見応えありました。 【kaneko】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-18 22:11:11) 12.法廷シーンの意味付けがいまいち理解しきれていない。でも2人の雰囲気と10年の物語は胸にきます。翔子が感情を爆発させるシーン、観ている方も辛く感動します。 【noji】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-25 00:14:39) 11.評価が高い本作..微妙でしたね.. 木村多江演ずる、翔子の言動に共感できなかった..病んでしまう過程をもう少し綿密に描かないと、観ている方は置いてけぼりに.. 作中のエピソード、小ネタの、等身大のリアルさは、評価に値するけどね... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-03 10:36:01) 10.まあまあ。飽きずには見れた。「猫背は情に厚い」ってのは本当かな? 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-07-25 20:49:25) 9.タイトルからなんとなくほのぼのした作品をイメージしてたのだけど、見てるだけで鬱になりそうな暗い展開に凹みました。 血を吸い出すシーンもグロテスクで駄目でした。 本当に切ってるんだろうかとか、その後の洗浄シーンで大変なことになるんじゃないだろうかとか考えてしまって本編に集中できず、ちょっと鬱。 裁判もどんどんエスカレートしていく感じで、全部鬱。 途中で逃げ出そうかとも思ったけど、最後まで見ないとレビューする資格を得られないし、困った鬱。 それでも、後半は気持ちが開放されて鬱も解消。 心が軽くなって温かい気持ちで鑑賞を終えることができました。 いい作品です。 木村多江は脇役としてはいろんな作品で見てきましたけど、主演女優としても素敵でした。 リリーさんも良かったし、その他の人たちも実はいい人ばかりで、誰も悪人が居なかったような気がします。 もしかして、被告たちも実は悪人ではなかったとかいう裏メッセージなんでしょうかね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-26 01:35:59) 8.だんなの優しさがどんな薬よりも精神状態を安定させるということが よくわかる。しかし法廷画家で食べていけるほど日常的に新聞等に 絵がのっているとは思えないのだけど...。あと旦那がつらい状態から 自発的に脱した人に「逃げた」と断言するシーンがたびたび出てくるので そういう状況下になりつつある人も含めて見る人を選ぶ映画だと思う。 【K2N2M2】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-05-23 05:22:37) 7.リリーさんの自然体の演技と木村さんの迫真の演技は、マッチしてたと思う。やっぱり奥さんは元気な方がいい。夫婦が本当の意味で夫婦になる過程を観させていただきました。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-31 01:45:49) 6.絶望と希望への再生、陰湿な心と優しい心、対極的な人の心が沢山映し出されている。 夫婦二人のスタンスが凄く居心地良かった。 【ひで太郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-03-24 12:01:36) 5.この監督が描く「救済」の感覚が好きだ。前作『ハッシュ!』ほどの爽快感はないものの、90年代の日本を舞台にどっしりと腰を据えた作りは、他作品にはない安定感がある。人と人はぶつかり合ったりすれ違ったりするが、磨り減った心を回復させるのは人しかないというメッセージが快い。宮崎勤事件をはじめとする日本の暗部を「法廷画家」という立場から見据えたリリー・フランキー扮する主人公の優しい目は、そのまま監督の視線と重なる。木村多江という「女優」を発見した功績も大きい。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-03-04 23:55:32) 4.妻が好き夫が好き子供が好き母が好き父が好き兄が好き妹が好き同僚が好き絵が好き人間が好き・・・孤独の連帯があり、絶望に希望がある。ひとはひとを大切に想う。「そうしなければならない」からではなく、「好き」だから。これから何人のひとを好きになれるのだろう。カナオや翔子のようになれるだろうか。 【veryautumn】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-02-15 09:54:00) 3.悲しくて、悲しくて、その瞬間には見えなくても、自分を見守り続けてくれる人が確かにいる。そんな存在のいる翔子をうらやましくも思い、変わらずそんな存在であり続けるカナオのようにもなりたいと思いました。 淡々と続いていくストーリーが、カナオと翔子の人物像を逆に浮き立たせていたと思います。心に響きました。 【abbey】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-01-01 00:28:59) 2.最初は長回しも多くちょっとダレ気味に感じましたが、出産を間近に控え幸せそうだった二人の人生が一転(ここのシーンの編集の仕方凄ぇ…)するあたりから急に面白くなってきました。嵐の夜にカナオが翔子に告白したことは、きっと第三者(法廷画家)として他人の人生を見つめ続けた結果に得たひとつの答えだったのだと思います。久々にずっしりくるいい映画でしたけど、裁判のシーンの一部があまりに生々しいため(特に最後のヤツ)、二度は観たくないです。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-26 17:54:21) 1.はっきりとしたストーリーがあるわけでなく、フワッとしたりズシっとしたり、なんと評していいか判らない掴みどころのない映画です。140分と長尺でワンシーンワンシーンが長まわしで穏やかなのに、ちっとも退屈だと思わされないのは、ボーっとしてるようで包み込むような優しさを持つリリーさんと、独特な存在感を持つ木村多江の二人から発される自然で重みのある言葉と雰囲気に魅了されていたからかもしれません。 主演二人の絡みは中盤極端に少なくなり、心情や状況もはっきりと説明されずもやもやしながら、二人の会話のシーンを心待ちにしてしまいました。 理解できないのが人間なのだ、というセリフとしっかりと整合されている作り方に感心しました。なんか凄いと思うんです、この映画。 【すべから】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-06-27 11:49:59)
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