みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
119.ラストの演説が“目玉”だそうですが、さほどグッと来るものはありませんでした。だって、たとえば今、米国でテロや金成日を批判または皮肉る映画があったとても、何ら不思議ではないでしょ(最近は自国批判もありますが)。また冷戦時代には、ソ連を敵国に見立てた作品が無数にありました。第二次大戦前夜の米英のヒトラーに対する嫌悪感を考えれば、むしろ予定調和的な作品といえるのではないでしょうか。ただし、喜劇としては十分に堪能できます。デタラメなドイツ語による絶叫演説とか、地球儀ボールで遊ぶシーンとか、“ナパロニ”とのやりとりとか。いわゆる風刺画のように、そのキャラの立て方や“笑い”のバリエーションは、まったく古さを感じさせません。チャップリンはアジテーターではなく、やはり偉大な喜劇王だと思います。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-22 07:13:01) 118.いつピークが来るのかなあ…と思って観ていたら、やっぱりラストだった。一気に感情が溢れ出る迫力。何度も観直したくなるシーンだ。 【Syuhei】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-17 14:58:04) 117.何回目の鑑賞か。何度も鑑賞。学生の頃、大阪、北野劇場、超満員で扉は開いたまま、 大爆笑に次ぐ大爆笑。涙を流し腹を抱え笑った記憶あり。 さすが何度も観ると笑いも感動も薄れるが、でも今だ感動あり。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-08-19 15:40:32) 116.ラストの大演説、確かに凄かったです。ただ「国境をなくそう」なんて考えは、ある意味ナチスの民族浄化政策と変わらないんだから、そのまま全てを鵜呑みにするのはちょっと危険かも。でもチャップリンの戦争への怒りはひしひしと伝わってきました。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 16:00:15) 115.この時代にこの映画を作れたことは驚愕します。その時の時代を生きていたら評価は変わっていたかもしれないが。。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(吹替)] 6点(2006-05-21 07:02:43) 114.もちろん、チャップリンの芸を堪能できる映画ではありますが、この映画はある意味掟破りスレスレの最後の演説を軸に考えたいです。「JFK」の最後の演説を観た時に、「これは独裁者か?!」と思ったこともありました。 政治的なプロパガンダとするには、イデアリスティック(ナイーブ過ぎると批評した研究者もいます)、大衆民主主義への過度の期待と断じることもできるでしょう。 しかし、映画作家としての成功が前提ではありますが、ドイツの大軍隊を掌握する男に独りで喧嘩を売ったのですよ。 男として、人間としてその行動には敬意を払わずにはいられません。 他の方がもういろいろ書かれているので細かいことには触れませんが、ただ脱帽するだけです。 【オットー・クレンペラー】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-21 20:44:35) 113.世紀の六分間。いや、世紀を超えた六分間。 【Jump】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-28 19:46:06)(良:1票) 112.今の気持ちを率直に言うと、全然面白くありませんでした。やっぱり海外のコメディはしょうもないですね・・・。最後の大演説など、マジメな所も多々ありましたが、コメディと一緒にそんな大それた事言われても心には響きません。訳分からん言葉でギャーギャー言われてもねぇ・・やけに長く感じちゃいました。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 1点(2005-12-16 21:24:11) 111.泣けるし、笑える。 【Vanilla】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-16 20:06:48) 110.ヒトラーってもはや伝説の人物なわけじゃないですか。それを……大戦中にその行いを皮肉ってしまうって……orz。ダブルで伝説、黄金伝説ですよ。手塚治虫の「アドルフに告ぐ」に登場するヒトラーが、ちょうどこんなキャラクター。猜疑心が強くて、ビビリで、だからグワーッてしゃべる。実際もこんな人だったんでしょうか。それなら性格までも皮肉ってコントにしてしまうという……。演説でむせかえるって最強でしょ。勇者チャップリンめ! 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-13 23:18:11) 109.1940年にこんな映画を作ってしまうチャップリンって、いったいなんなんだ!? と。 最後の演説があまりにも凄すぎる。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-23 23:27:20) 108.チャップリンの映画は好きなのだけれども、時々冗長に感じることがある.ところが、この映画は冗長さを感じなかった。ラストの演説は一介の映画人にはできないものでしょう。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-09 15:03:44) 107.ラストの演説は言うまでもなく映画史における名場面の一つでありチャップリンの魂の叫びがストレートに心に響いてくる。独裁者・ファシズムを痛烈に批判すると同時に彼の作品に一貫して含まれているメッセージも忘れていない。それは人間に対する愛情であり生きる希望、自由であり、決して説教染みた軽薄なものではない。彼のあらゆる作品は一般庶民を土台に成り立っている。視線の先には常に大衆がある。チャップリン映画の素晴らしさはここにあると思う。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-31 08:31:28)(良:1票) 106.◆僕は、大学で法学を勉強しています。憲法の時間はいつもたいくつです。なぜなら授業の内容が、「憲法の理念」や「文言の解釈の仕方」、といった堅苦しい事ばかりを、先生が淡々としゃべり続けるだけだからです。 ◆そんなことから、いつのまにか「憲法を学ぶこと」=「理論と判例を暗記すること」という方程式が、僕の中で出来上がっていました。テスト一週間前、僕はひたすら判例と理論を暗記し、なんとか「S」の評価を取りました。 ◆それから半年あまり、あんなに苦労して覚えた憲法の内容は、頭からほとんど抜けてしまっていました。いったい、僕が学習したことのなにが「S」なのでしょうか?僕に憲法の何が身についているというのでしょうか? ◆そんなことを考えているとき、僕は彼に出会いました。彼の前では僕の「S」評価は単なるお飾りに過ぎませんでした。彼は映画のなかで、憲法が最も大事にしている理念の一つ、「表現の自由」を、まるで手足のように使いこなしていました。 ◆将来僕は教師になりたいと思っています。憲法の時間がきたら、僕は黙って教室を暗くし、一本の白黒映画を子供たちに見せようと思っています。 【もりたろう】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-30 23:00:14)(良:1票) (笑:1票) 105.まぎれもなく来世へ受けつぐ価値ある偉大な映画、すばらしいものを観せてもらいました。さすが世界を舞台とする男の作品は違います。各シーンの意味の深さ、そしてなによりあの最後の演説ですね。『チャップリン』という人物が俳優という枠組みを越えて私の心に直接訴えかけてきます、ストレートに映画の力というやつを感じることができました。 【PPOSSTU】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-03 15:40:35) 104.こんな事言うと誤解されちゃいそうだけど、チャップリンはホントはこんな映画作りたくなかったんじゃないかと思う。もしナチスの台頭→第二次世界大戦という歴史の悲劇がなければ、彼は多分この作品や「殺人狂時代」は撮らずに、ずっと涙と笑いで溢れた呑気で素敵な作品だけを作り続けた筈だ。この、映画史上最も勇敢な作品によってチャップリンは英雄視(偶像視)されるようになったけれど、それは彼の本意ではなかったと思う。彼は立派な英雄になんてなりたくはなかった。ただ単に彼の愛するもの―ささやかな平和や人々の笑顔―を守りたかっただけなんじゃないだろうか。「独裁者」というとどうしてもナチスに対する風刺やラストの「世紀の六分間」の事ばかり大きく取り上げられ過ぎて、ともすれば他の場面はどうでも良いかの様に思われがちだ。しかし、例えばヒンケルの一時的なユダヤ人迫害緩和政策によって訪れた束の間の平和のある日、床屋とアンナとの初デートを皆が祝福しているシーン。アンナに「彼の様子を見て来て」と言われた女の子が仕事中の床屋を見に行って、アンナに叫ぶ。「まだ、はげあたまをみがいてるわよ!」。僕はこの作品の、こんな何気ないシーンも大好きだ。そもそもチャップリンが好んで描いたのは、偉人でも英雄でもない、しかし善良で愛すべき市井の人々ではなかったか。冷静に「映画」としての出来を見れば、この作品は特に優れているとは言えない。何人の方が指摘されているように全体的なバランスが悪いように思う。しかしそれは、彼の「止むに止まれぬ衝動」によって生まれた「作らざるを得なかった」作品だからだ。僕はチャップリンも、この作品も大好きだ。でもそれは決して彼が英雄だからでも「喜劇王」だからでもない。彼の数々の映画が、僕のようなボンクラにも「夢を見ることの大切さ」を(少し恥ずかしそうな笑顔で)語りかけてくれるからだ。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-15 16:08:51)(良:6票) 103.当時の時代背景、この映画が作られた経緯などは、過去の歴史を紐解けばわかるのですが、そこを考慮しても、あまり面白さは感じませんでした。最後の演説は、相田みつをか326の言葉をみた時と同じような、言葉の裏に隠されいる本人の業が見えてきてしまって違和感を感じてしまいました。個人的にはメッセージを言葉で表さずに伝えてしまう映画が好きです。地球の形の風船を飛ばしてついていくところは面白かったです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-12 02:40:08) 102.意外と物静かな床屋とぺちゃくちゃ喋る女ハンナの恋。ポーレット・ゴダードはモダン・タイムスの時からすると、ちょっとオバチャン化してしまってた事実に少し哀しい思いはありますが、やはり彼女は見ていて素晴らしいです。彼女の存在価値ってものすごいものがあると思うのです。その薄汚れた顔やら身すぼらしい格好からはとてもひまわりには見えないんですが、明らかに雑草系の役柄やってるんですが、彼女からはとても伝わってくるものがあるのです 例え雑草のような身分であっても精一杯生きていくんだって事がその生き生きとした目やら動きやらその元気さから伝わってくるのです。そしてユダヤ人である上の厳しさや緊迫感だってひしひしと伝わってくるのです。そんな意味からやっぱ素晴らしいのです、彼女って。 って、あれっ?独裁者については?ヒンケルについては? 感想は?^^; 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-09 22:00:12)(良:1票) 101.いつの世も争いごとは尽きることが無い。大きなところではそれが国と国との戦争となり、小さなところでは”ここ”でさえも争いの場となる。序盤にハンナがSSのような奴らに向かって文句を言ったらやり返されてトマトを投げつけられるシーンがある。よく見ると彼らには顔が無い。というより顔というものの必要性が無い。集団でありかつそれを攻撃する目標が同じならそれでいいだけなのだ。それらは自分達が気に食わないものを排除していく。名も無き同志達と同じゅうして潰していく。時世にあった時世に則った集団がいろんなところを食いつぶしていく。時世だから仕方が無い? それに従ったほうが楽に生きられる? 果たしてそうだろうか? ぶん殴られて叩きのめされようが立ちあがってきた人の方が格好良いし、後世もその人達を評価するはずだ。頑固者はいつの時代も損をするし憎たらしく思えてくる場合もそりゃある。だけど、私はいくら嫌でもそんな人間を尊敬したい。 --- ”頑固者”にこのレビューを捧げる。 --- 2005/5/26 tetsu78 【tetsu78】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-05-26 01:31:56) 100.演説に尽きる。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-06 09:23:31)
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