みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
119.面白かったし、わかりやすかったんだけど、なんか釈然としない。殺陣のスピード感とタップの熱気で押し切った感が。 【あさ】さん 6点(2004-05-24 01:19:40) 118.オリジナルを知らないので比較は出来ないが、今作のみの評価としては「予想以上にイマイチ」、というのが正直なところ。 エンターティメントを謳っている割には、アクションもストーリーもギャグも何もかもが中途半端。やたら殺陣を絶賛する向きがあるが、金を取る以上、今時、この程度のアクション演出はクリアして当然の最低ラインでしょう(映画だけでなく、日本には漫画やアニメという、今やハリウッド映画が参考にする優れた「見本」がいくらでも存在するんだから)。「あずみ」や「VERSUS」などもそうだけど、とにかく「アクションが斬新!」と喧伝するものに限って、いい意味での「漫画的カッコ良さの演出」が分かっていない作品が多すぎる。 CGによる腕の切断シーンの違和感や、切られてすぐ吹き出る大げさな血飛沫なども不自然であまり上手い演出とは言えない。「居合」がメインのキャラなんだから、リアリティ無視でもいいから、もっと抜刀の緊張感や凄絶さを前面に出したカッコ良い演出の仕方はいくらでもあるはずなんだけどなあ(納刀したと思ったら、しゃべっているチンピラの身体が少しづつ斜めにズレて行くとか(しばらくしてから血飛沫「ブシュー!」でしょう)、その後さらにしばらくして後ろの木が倒れるとか、居合の弱点を知っている忍頭との対決とか、同じ居合の達人同士による抜刀術の撃ち合いとか)。 また、海外でも分かりやすい、言い方を変えればベタで寒いギャグを随所に入れるという媚びた姿勢も気になる(特にガダルカナルが「ギャグ担当」として出すぎでウザい)。昔ながらの勧善懲悪・義理人情物のストーリーもあってないような内容で退屈(別に正義の味方が悪いとは思わないけど、あまりにもありがち)。 特に娯楽映画の割に中盤以降がダラダラとしているのが痛い。無駄な時間稼ぎのようなシーンも多く、早送りしそうになることが多かった。特にラストのタップダンス等、斬新と評価されることを計算して撮っているあざとさが鼻につく。 浅野忠信演じる用心棒や、たけし自身の独特な演技には味があって悪くないし、一瞬で決まる居合の緊張感もそこそこ出ていただけに、アクションの中途半端さと外人に媚びた作りにがっかり。 【FSS】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-05-21 13:44:35)(良:2票) 117.過去に“寝たきり老人押し付け合いゲーム”を開発してPTAなどから「やり過ぎだろ!」と非難されまくった人がリメイクした作品。随所にタップダンスを取り入れるなど話題作となったが石灯篭を切っちゃうところなどは相変わらず「やり過ぎだろ!」との声も。 【膝小僧】さん 6点(2004-05-19 05:52:53) 116.面白かったです。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-05-03 00:14:26) 115.勝新太郎の座頭市は全く知らないせいかどうかは分かりませんが文句なく楽しめました。ちょっと外国賞狙い気味ですがそれを感じすぎていやらしい事にはなってない。実はたけし作品は一切見ないと小さい頃心に決めてたんですが。「新坊ちゃん」とかいう本ありましたよね。あまりの下品さにもう全たけし否定なくらい嫌いになってしまいました。まあ、一番こういうのを嫌がりそうな女子中学生1年生だったからかも・・・ けどやっぱり「Brother」みたいなのも作ってしまう人なんだなー。 【へろりうしオブトイジョイ】さん 9点(2004-05-01 09:55:14) 114.これぞ、エンターテインメントって感じだね。時代劇もこれくらいの軽さが現代っ子には丁度良いのかもしれない(私、私)。なかなか斬新な発想だと思ったけど、かなり海外を意識した作品だと思った。 【c r a z yガール★】さん 6点(2004-05-01 08:20:38) 113.義理人情臭!正義の味方の座頭市て、ドウよ?北野武にも座頭市にも、そんなモンは似合わん!と、思う!で、「勝新座頭市」の印象が強すぎて、「北野座頭市」は、なんかマイルドで甘口な座頭市?キャッチコピーの「問答無用のカタルシス」ってのも大袈裟ですよう!カタルシスどころか余計にお腹が減った感じ?でも、殺陣はソコソコにイイ。CGも思ったほど悪くない。音楽の鈴木慶一も、個人的にはお気に入り。でも、コレはオードブル的な要素。肝心のメインディッシュは!味付け甘過ぎだよぅ!ぐあ! 【aksweet】さん 4点(2004-04-28 02:06:16) 112.金髪、観ているうちに全然違和感を感じなくなってくるのが不思議。何気ないシーンにもリズムを持たせていて、それがとても心地よかった。 【ぷっきぃ】さん 7点(2004-04-27 02:10:33) 111.「パンツを履いた座頭市」。勝新の座頭市と区別するため、武の座頭市を敢えてこう呼びます。つまり、勝新との違いは、金髪か否かではなく、過去の「税関」での教訓からパンツを履いているか否かなのです(笑)。 【STYX21】さん 6点(2004-04-22 23:46:46) 110.あの走り回ってるおデブがよいですね。妙に気になります。殺陣もかっこいい。日本映画は安っぽく感じてしまってほとんどのものが嫌いなのですが、これは好きですね。別に北野映画のファンじゃないのですが面白かったです。ただ、お話自体は、ちょっとわかりにくいところもありましたが、それもこの映像のセンスを出すためにはしょうがないことだったのかなあと思いました。 【りょう】さん 8点(2004-04-21 14:23:38) 109.北野作品初見、座頭市という物語も初見。血や日本刀がびらびらと舞うのは非常に苦手な私で、R-15になるほど他のものも飛び散りギョッとしましたが、この作品は面白くて最後までしっかり観ました。解り易い痛快な物語と、全編通して失われない軽快なリズム。この作品をひっさげてベネチアに参加した監督は終始ニコニコでしたが、浅草お笑い出身の監督が持つ、独特の「芸人エッセンス」の香りが高いところが自信の理由だったのかなと思いました。ひょうきん族で育った私です、気に入るわけですね。殺陣もダンスも、生きるもの全てが持つ鼓動のリズムに合わせて非常にテンポが良かったです。エンターテイメントとしてこれは必須項目。ああ、芸名はビートたけしでしたね。やられた。 【のはら】さん 8点(2004-04-19 07:13:01)(良:1票) (笑:1票) 108.驚いたのは色彩です。「銀のこし」処理なのか、デジタル補正なのか解りませんが、ここまで色を落とす必要はなかったのではないでしょうか。これは好みの問題なのかもしれませんが、本作の作風からすればもっと色を強調してやった方が絶対によかったと思います。プロットはまずまず。相変わらず行き当たりばったりの即興的なストーリーであることは明白なのですが、これがなかなか面白くて、結構楽しめました。これはもう完全に北野監督の持ち味。ご都合主義的なお話で、3段落ち、いやラストカットまで含めれば4段落ちの結末ですが、エンターテイメントとしては十分成功しているように思います。もちろん勝新の座頭市とは全くの別物。もっとも同じ勝新の座頭市でも大映シリーズと後の座頭市(89)では、すでに趣を異にしていますので、勝新だってこれくらいは許してくれるはずです。タカの剣術稽古のシーケンスは大爆笑。TVドラマなどの時代劇で見られる殺陣の形式主義を見事に皮肉っていますね。言ってみれば、お約束的な笑いなのですが、わかっていても思わず吹き出してしまう笑いの数々。流石です。タップシーンも圧巻。ただ、これらを「斬新」と評するのはちょっと早計のような気がします。すでに戦前においても、伊丹万作、山中貞雄などが時代劇にこうしたユーモアをちりばめた傑作を残していますし、マキノの時代劇『鴛鴦歌合戦』(39)に至っては完全にミュージカルです。これを初見した時の驚きに比べれば斬新という印象はやっぱり薄いです。この映画に対する斬新という形容詞は現在のTVドラマの時代劇に対して当てはまるものであって、映画史的にみれば、決して斬新なものではないのではないでしょうか。伊丹万作、山中貞雄、稲垣浩らの残した傑作時代劇。TVドラマはいざ知らず、映画史的に見れば、これこそ斬新な時代劇だと思うのです。一方ではリアリティを求め、他方ではそんなものは切り捨てる。そして、あらゆるものを詰め込もうとしたこの映画に漂う妙なアンバランスさは、決して観客に対する迎合(サービス)のみに起因するものではないでしょう。勝新の座頭市からは逃れることはできても、北野監督は、日本の伝統的な時代劇の枠組みからは決して逃れることはしなかった。これは斬新な時代劇などではなく、北野監督が愛した先人へオマージュの塊が生み出した映画でしょう。何しろ、北野監督は時代劇の大ファンなのですから。 【スロウボート】さん 7点(2004-04-17 01:28:28)(良:2票) 107.殺陣にCGを使い、殺しの惨さを見事に強烈に表現していた。それが全く大袈裟じゃない。これが現代時代劇のお手本とも言える。以上で8点。悪いわけじゃないけど相変わらず単純な脚本だもんね。今までは、時代劇にタップを入れてるのがどうしても嫌で、たけしの趣味でしかないじゃんって観るのを躊躇ってたんだけど、全編常に画と音を巧くシンクロさせていたから最後も娯楽作としてはタップで終わってもいいと思えた。作品の随所には日本の伝統芸能や文化が描かれていて、HANABIもそうだったけどたけしは「日本」を魅せるのが本当に上手い。日本が好きなんだな。こりゃ外人に受けるわ。笑いも奇をてらってなくて普段どおりだし、漫画的なオチもイイ。日本が誇るエンターテイメント映画。ただまぁ市は正義の味方じゃなくて非情な人殺しにしか過ぎないんだけどぉ。 【カワサキロック】さん 8点(2004-04-14 18:22:04) 106.うーん、思ったより殺陣が物足りなかった。確かに、真剣勝負は一瞬で決まるほうがリアルなんだろうけどさ、タップ踊るくらいなら殺陣もエンターテイメントしてほしかったよ。 【michell】さん 5点(2004-04-12 11:16:24) 105.結果として「楽しかった」とは言える作品です。しかし、殺陣シーンへ持っていくまでの飾りだとすらいえないピコピコした安っぽい音楽、まるでファミコン時代の音のようでした。途中何度かテンポが遅く眠くなりましたが、最後のタップダンスシーンはさすがに良かった。コントで長年演技しているだけあって、演技力は重みがありますね。 【ちーた】さん 7点(2004-04-11 19:07:01) 104.画としてみる分には面白い。見せ方・間・バランス・アイデアなど普通の時代劇や邦画にはない面白さがあって北野武の非凡さが窺われる。そういった意味では海外での評価の高さも分かる。ストーリーや脚本といった見てくれ以外のところに関してはちょっと微妙。結構色々な要素が含まれているはずなのに(用心棒の病気持ちの妻や復讐する機会を窺う姉弟とか)結局それが活かされおらず、ずっと一本調子のように思えた。 【よっふぃ~】さん 7点(2004-04-08 17:46:29)(良:1票) 103.タケシ監督でなくてはあのような斬新な時代劇は作れません。 【カルーア】さん 7点(2004-04-07 21:02:00) 102.監督が“雇われた”感を隠さず、何だか嘯いてる感じがいいです。でもそんな感じがオリジナルの座頭市に心酔してる方には腹が立つんでしょうね。それにしても北野武と浅野忠信は色っぽいですわ。彼ら2人には映画という媒体においてのみ強烈に映える色気がある。それは他の媒体においてとは比較にならない位に。そういえば20歳前後の頃は妙にタケシに心酔してました。思い出しました。愛人になりたいとか普通に思ってました。 【ひのと】さん 7点(2004-04-05 21:06:39) 101.良くも悪くも“たけしin座頭市”といった感じ。さらっと楽しむにはもってこいの作品だと思います。日本文化に詳しい学校の先生が言うには『最悪の映画』。確かに本来の座頭市にある「味」は無いのでそれもまた間違っていないと思います。自分はそこまで考えず、娯楽としてそこそこに見られました。 【プミポン】さん 6点(2004-04-05 01:46:31) 100.超オモロかった!こんな映画みたこと無い。映画界にまだこんなアプローチが残されてたなんて…。たけしの人生でこそ出来上がった作品であり、他の何にも似ていませんでした。たけし本人が「製作中は次々とアイデアが沸いてきて怖いほどだった。何かに憑かれてる様だった」と言ってましたが…勝さんの霊に違いない。 【Bebe】さん 9点(2004-04-03 22:06:03)
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