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【クチコミ・感想(10点検索)】
1.この手の映画にあれこれ理屈をコネるなど、野暮って言われそうなんで、代わりに「10点」満点を献上して、ぼくがこの映画から受けた感銘に応えたいと思います。何なら、「今年のベスト作品(のひとつ)」と言い切ってもいい。ビジュアル面では明らかにディズニーのアニメ作品に追従しているかもしれないけれど、この映画には、いかにもディズニー的な「アメリカン・」ヒーロー然としたピーターはいない。永遠に「子どものまま」でいるとは、「時のとまった者」のことであり、それは「死んだ者」のことだ。そして、ネバーランドとはまさしく「黄泉の国」にほかならない…という、深い、深い、深い悲哀の感情と感傷こそを、ぼくは本作から受けとめる。そう、12歳で死んだ子どもは、永遠に12歳のまま彼を知る者の心の中で“生き”続ける。それが、ピーター・パンだ。その透明な孤独を、純粋な哀しみを、それゆえの愛しさを、ぼくはこの映画とともに共有し、慈しみたいと思う。…ピーター・パンが「死んだ子ども」だって? そんなこと原作にだってどこにも書いていないじゃないか! とおっしゃるだろうか。あまりにも強引なこじつけだと。…ならば、こう言い直させていただこう。この、一見するとただ可愛らしいファンタジーには、少なくともそういった、見る者の感情を揺さぶり、内省へと導き、切ないまでの感動で打ちのめすエモーションが満ち満ちていると。美しい、本当に、心から美しい映画だ。(…理屈はコネないと言いながら、長々とスミマセン。) 【やましんの巻】さん 10点(2004-05-06 17:38:55)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
25人 |
平均点数 |
5.68点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 4.00% |
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2 | 2 | 8.00% |
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3 | 1 | 4.00% |
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4 | 1 | 4.00% |
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5 | 7 | 28.00% |
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6 | 5 | 20.00% |
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7 | 2 | 8.00% |
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8 | 4 | 16.00% |
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9 | 1 | 4.00% |
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10 | 1 | 4.00% |
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【その他点数情報】
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