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【クチコミ・感想(7点検索)】
3.激しく一般ウケしない作品。デートでこの映画を観に行って、消化不良な顔で映画館から出てくるカップルが目に浮かぶようです。
「で、結局なに?」「わかんないけど、あの女の子が鷲に乗って帰れたから、ハッピー・エンドなんじゃない?」「そっか~」
みたいな会話とか(笑)。
私自身は、この映画でシャマラン監督と相性がいいというか、彼の描く世界が好きなんだな~と実感しました。
現実世界に息苦しさを覚え、生き辛さを抱えた人間は、ファンタジーが好きだ。現実から遊離し過ぎた夢物語のファンタジーはなじめないが、寓話的要素を織り込んだファンタジーは、心に迫る。
この作品は、心に深い傷を負った人間を主役にすえ、ファンタジーを通して人とのつながりや生きる力を取り戻す「再生」が描かれている。
現実とファンタジー、サスペンスとユーモアのサジ加減が微妙(絶妙?)で、わかりやすい作品に慣れた観客は、「今の笑う?泣く?」と戸惑う所もあるだろう。そういったヌルい演出も含めて、この作品は、いい。
舞台がアパート内だけ(「サイン」もですね)にも関わらず、閉塞感や視野の狭さはなく、逆に狭い自室に籠って名作を執筆したドストエフスキーの精神の広がりと同じような、世界との豊かなつながりを感じます。そういう所も、監督の好きなところです。
興業的にどうだろうと、シャマラン監督にしか作れない作品である事は確か。一般受けはしないけど、一部に根強いファンがつくタイプの人だと思います。 【りりらっち】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-10-18 15:13:20)
2.アパートの敷地内だけで起こるシャマラン監督流のファンタジー。一言でいえばこんなところでしょうか。もともとシャマラン監督といえば「日常の中の非日常」を描く作品が多く、その非日常的表現が終盤でのどんでん返しであったり、いわゆるトンデモ宇宙人だったりするわけですが、今回は完全に「非日常」と向かい合っていました。これぐらい徹底してくれれば文句はないのですが、登場人物の多さに対して各々のキャラクター描写が薄いのと、登場人物がいきなり「守護者」とか「癒す者」とかの言葉を何の迷いもなく信じ、協力する、この辺の脈絡のなさ、描写の足りなさが返す返すも残念。 【ライヒマン】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-29 21:11:22)
1.昨日この作品を観てから「この強引な(というか独りよがりに近い)力技で、半ば呆れつつも納得させられてしまうという映画体験、前にもしたことがあるぞ・・・」とずぅっと考えてて、気づいた。この作品、水野晴郎の「シベ超」にそっくりなのだ(いや、ウケ狙いとかそんなんじゃなく、マジで)。あの韓国系のお母さんの「ご宣託」は、まるで山下泰文大将の名(?)推理を聞かされているようだったし、監督本人にしか分からないような地平線の彼方に向かってひたすら突き進んでるような感じとか、物語の整合性とか客観性とか他人の目なんて知ったこっちゃないやい!っていう、ある種の純粋さとか。こんなこと言うとまるでこの作品をバカにしてるみたいだけど、僕にとって「シベ超」はとっても愛おしい作品で、だからこの作品も、何だかよく分かんないんだけど、何か愛おしい。ラストの「ガーディアン」のあのシーンは、バカバカしいんだけど感動的だったよ。今までシャマランの事を「ちょっと変わった一発屋」くらいにしか思ってなかったんだけど、これ観てちょっと好きになった。 【ぐるぐる】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-12 18:09:14)
マーク説明 |
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《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
73人 |
平均点数 |
5.16点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 2 | 2.74% |
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2 | 5 | 6.85% |
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3 | 9 | 12.33% |
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4 | 10 | 13.70% |
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5 | 15 | 20.55% |
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6 | 12 | 16.44% |
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7 | 11 | 15.07% |
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8 | 8 | 10.96% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 1.37% |
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【その他点数情報】
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