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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.夫婦の倦怠を描いた『めし』『夫婦』に続くこの『妻』は前のニ作以上に救いの無いところまで夫婦の溝が深まっている。冒頭の心情の語りで惰性の夫婦を暴露した二人は結婚十年目。お互いが現状に不満を抱きながらもけして自ら打破しようとはしない。二人ともこの憂鬱な現状の責任は相手にあると確信しているのである。そこに夫婦というカタチが壊れていこうとするきっかけとなる事が起こる。夫が動いたわけなのですが、打破するために動いたのではなく逃げただけ。そこで妻も動くがこれまた現状打破のためではなく己の保身に動いただけ。結果、夫婦というカタチだけが残って夫婦たる機能は崩壊する。「妻」とはいったいなんなのか。夫婦というシステムの中の一端であることは間違いない。この映画はそのシステムの中に組み込まれることだけに安住してしまった女の悲劇を描いている。自ら悲劇を助長していることに気づかない女が痛々しい。そして相変わらず成瀬映画の男は情けなく、その情けなさがリアルすぎて見てらんない。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-10-07 14:50:19)
1.妻としては、愛人を作って自分だけ幸せになる夫が許せないし、別れる訳にはいかないという気持ちですか。しかし、夫にしてみれば、せんべいをボリボリ食べる色気のない女より、けな気に息子を育てながら、仕事も趣味も一生懸命で気配りもする女に、つい気持ちが行くのが、人情というものなんですよね。ごたごたはあっても、法的には妻が有利(?)であるから、まあ、収まるところに落ち着くのかなあ。三國連太郎が良い味出してます。結婚って、何なんですかね。今更ながら考えてしまいます。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-14 23:22:28)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
7.20点 |
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7 | 4 | 80.00% |
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8 | 1 | 20.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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