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【クチコミ・感想(8点検索)】
2.映画会社の都合で大幅にカットされてしまったことが返す返すも残念な作品。特に悲劇のヒロイン那須妙子を演じた原節子の真に迫った演技は「原節子は美貌だけのダイコン」あるいは「いつでも意味不明な薄笑いを浮かべて演技する女優(注:わたしが知る限りでは小津安二郎監督の作品ではそうでも黒沢明監督の作品ではそうではありません。多分、小津の指示で作らされた表情だと思います。)」などの酷評を払拭して余りあるものです。原作未読で鑑賞した後、目下原作を約半分読破したところですが、優れた文学作品というものは優れた映画監督と俳優の手にかかると背景、音楽などが文字による説明の欠如を補って原作と対をなす別種の芸術作品になります。もしも、松竹映画会社が先々ディレクターズカットのDVDなるものが一般家庭で堪能されるようになるとわかっていたら・・・編集前のフィルムが全て残されていたら・・・黒沢に編集のチャンスが再度与えられていたら・・・その作品は10点満点になっていたと思います。嘆いても甲斐のない幻の作品と本作品それのみに対する大方の鑑賞者がつけている点数のちょうど真ん中の点数を進呈します。 【かわまり】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-01-12 12:48:37)
1.原作が名作であればあるほど、それの実写化は大抵失敗に終わるものだが、
この映画を観ると、黒澤明が原作「白痴」をどれだけ深く理解し、
確信をもって制作に臨んだかが分かる。
前半を文章で紹介してしまうのは映画の長さ上しょうがないのだろうが、少し残念な部分。
キャストはもう全員が適役といっていいほどだったが、中でもナスターシャを完全に演じ切った原節子に感動。
原作の荘厳な雰囲気を見事に映像化し、なおかつ黒澤ならではのエネルギーが全体に満ちている。
数ある黒澤映画のなかでも、本作の映像の力強さ、美しさは本当に素晴らしい。
札幌がロシアに見えました。
個人的に一番お気に入りのシーンは、階段を上ってくる亀田と綾子の後ろで、待ち構えていた赤間がオルゴールをパタッと閉じるところ。
三船が放つ凄まじい負のエネルギーに息をのみました。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-07 02:08:39)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
32人 |
平均点数 |
6.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 3.12% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 3 | 9.38% |
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4 | 5 | 15.62% |
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5 | 3 | 9.38% |
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6 | 5 | 15.62% |
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7 | 6 | 18.75% |
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8 | 3 | 9.38% |
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9 | 5 | 15.62% |
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10 | 1 | 3.12% |
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【その他点数情報】
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