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【クチコミ・感想(8点検索)】
7.重い内容なのだが決して暗くはない。それどころか、自分の思いを伝えようする主人公の意志には敬服するし、周囲の声と本人の思いの違いにはユーモラスささえ覚える。このように明るさが見られるのも、映画が主人公本人の目を通しての表現になっているからだろう。考えさせられる映画であると同時に励まされる映画でもあった。この点「海を飛ぶ夢」と比べてみるのもいいかもしれない。欲を言えば主人公の周りの女性が皆美人過ぎて、 療法士二人と妻それに執筆を助けた女性をまちがえてしまいそうになる。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-07-07 06:42:15)
6.素晴らしい!最初からこれは!何っ?と思わせる診察場面から状況が呑み込めるまでグイグイ画面にくぎ付け状態。ほとんど植物状態のような実際にある病気のようですが、いやでも生きていかねばならない辛くて、怖い実話だからこそ人の親切というものの暖かさや有難さが身にしみます。ダルトン・トランボの「ジョニーは戦場へ行った」の暗さに比べてまだ救いがあるのは、耳は聞こえて、たとえ片方だけでも目が見えるという事の有難さを再認識させられました。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-28 00:05:56)
5.身内が同様の奇病にかかって入院したことがあり、当時の本人の気持ちを思って妙に感情移入してしまい、突然画面が曇ったと思ったら見ている自分も泣いていたりして、客観的に鑑賞するのが難しかった。
でも、10万人に一人か二人という珍しい病気の患者に際して、相手の身になって考えることなどに到底出来ないと思っていたのに、こんな美しい映像でそれを理解する手がかりをもらえたことに素直に感動した。
【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-07-28 16:21:02)(良:1票)
4.この映画を観ていてふいに、「美しい」と思った。
描かれる物語は「現実」であって、決して綺麗ごとだけでは済まされない内容なのだけれど、それでもやはり「美しい」と思った。
人生を謳歌する最中、突然あらゆるものからシャットアウトされてしった苦悩。
古めかしい潜水服を着せられ、海中深くに沈み込んでいくような閉ざされた世界の中で、それでも生きていこうとする人間の根本的な強さに、心を掴まれる。
左目の瞬きだけで意志を伝え、本を書き上げるという途方も無い営みの中で、彼が見出したものこそ、「人生」の美しさの本質なのだと思う。
とにかく映し出される「光」が美しい。
その光の美しさが、悲しみを和らげ、幸福感へと昇華させる。
映画というものは、あらゆる意味で「光」だと思う。
今作のような美しい「光」を見せる作品こそ、映画のあるべき姿なのだと思う。
世界は見えている以上に美しいということを、ビジュアルのそれ以上に伝える映画だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-23 23:38:45)(良:1票)
3.冒頭の彼目線の映像、心の声など結局は自分が潜水服を着ないとわからない。電話設置の際のジョークの対応がそれを象徴している。一番思ったのは人間の適応能力って良くも悪くもスゴいなということ。ところどころ涙してしまったけど、それは彼の求めるものと違う気がした。日本人はこういった場合社交辞令という言葉に逃げる場合が多いと思う。もちろんそれも大事なんだけど、一度見てみる価値はあると思います。
【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-08 19:46:17)
2.映像で魅せるタイプの映画かと思いきや、しっかりとストーリーがあり、飽きることなく最後まで楽しめた。みなさんがおっしゃるとおり、ジャン=ドーの人柄もとてもよく描かれて、彼が大変魅力的に映った。幻想的な蝶の映像や想像の世界、がけの崩れるシーンは繰り返しの効果もあって印象的だ。映像美と物語の構成力を兼ね備えた監督の力量に今後も期待大です! 【kaneko】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-22 18:01:02)
1.この手の作品は実話なだけに、評価は難しいのですが。もしも自分に置き換えてみる…と考えます。耐えられないですね。言葉が頭に浮かぶのに、それを伝える術がない。実際は「瞬き」でコミュニケーションされていますが、それをモノにするのもかなりの時間を要したと思います。私の想像以上の苦悩、苦痛があっただろうけど、思ったよりもその負のイメージがあまり持ち出されていなかったように感じました。どうしても同情的な感情が浮かぶが、彼に対しては、それがなかった。どちらかと言えば、いい男とは言えない、過去の数々がそうさせたのか。現に彼は本を出版するところまでたどり着いた。それが決してゴールではなかっただろうけれども。いかにも「頑張ってます」的な押し付けがなかった。常に視点は彼からのモノで、家族はもちろん、第三者の心情は出されていない。けっしてドキュメンタリーものによくある、感動作とは思えなかった。しかし、酷評ではない、評価をしたいと思える作品でした。皆さまが述べられているように、好きか苦手が分かれると思います。あえて平均点を上げたいので、8点献上。 【西川家】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-13 23:35:52)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
41人 |
平均点数 |
6.73点 |
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4 | 1 | 2.44% |
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6 | 18 | 43.90% |
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7 | 11 | 26.83% |
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8 | 9 | 21.95% |
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【その他点数情報】
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