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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.この映画を観るまで岸恵子という女優さんには、「巴里のおば様!」(←「赤い疑惑」)というイメージが自分の中で既に出来上がっていたけど、この名作を観た時に180度変換しましたね。か細いけれど芯が強くて、大正時代の袴が似合う日本的で闊達な女性というイメージに。声が舌ったらずのようなキャンディボイス、後年のハスキーで物憂い感じとはまた違い素敵なんです!自分にも三歳違いの姉がいるんで、この姉弟の気持ちの揺れ動きは良く理解出来ました。家庭生活の責任を放棄してるかのような父親(森雅之)、足が悪い事で世をすねている母親(田中絹代)がしじゅう家の中でぶつぶつ呟いてる描写も秀逸。クライマックスの病室で二人が紐で手を縛って眠るシーン、海外の評論家からは別の変な意味に誤解されたみたいだけど、どう考えても彼らの解釈の仕方の方がおかしいですよね。湿っぽくないさらっとした幕切れも好き。おとうとの名前が碧郎(へきろう)なんてインパクト大のおかしな名前だったんで、この映画を昔姉貴と観た後いきなり後頭部をどつかれ、あんたは絶壁郎君だね、なんてからかわれたっけなあ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-04-01 14:51:04)
2.↓褪せたようなカラーだと思ったらこれが話に聞く銀のこしでしたか。17歳で反抗的な弟を母代わりの愛情で世話するしっかり者の姉。次々問題を起こす弟は唯一この姉には心を許し甘えている。リウマチで日常生活もままならない母は神にすがって愚痴を言うばかりだし、文筆家の父は放任のような大らかさ。ぎくしゃくしていた父母と弟の間だが彼が病気になって気持ちがほぐれ通い合っていく。このあたりは泣ける。けなげな姉役の岸恵子が生き生きしててとてもよかった。目の辺りが誰かに似てる、、と思ったら田中美里だった。父の森は幸田露伴・というより森鴎外といった雰囲気、田中は良妻賢母のイメージだがここではちょっと嫌味な母親。いずれも渋くていいです。あ、これじゃへちょちょさんのパクリだわ。語彙に乏しいのでお許しを、、、
【キリコ】さん 8点(2004-05-16 16:38:34)
1. 幸田文の原作も良いが、市川崑の演出が又素晴らしい文芸映画のお手本ともいうべき傑作。しかし、本作最大の功労者はセピア色の見事な色彩処理を見せた天才カメラマン宮川一夫だろう。グレた弟に川口浩てのはどうでもいいが、矢張り健気な姉を演じる若き岸恵子は可憐だし、両親を演じた森雅之と田中絹代は渋い存在感で脇をガッチリ固めており絶品。リメイク版の浅茅陽子・郷ひろみヴァージョンは…敢えて言おう、「カス」であると! 【へちょちょ】さん 8点(2002-12-30 04:13:54)
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【点数情報】
Review人数 |
22人 |
平均点数 |
6.23点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 4.55% |
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4 | 1 | 4.55% |
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5 | 5 | 22.73% |
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6 | 5 | 22.73% |
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7 | 5 | 22.73% |
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8 | 5 | 22.73% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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