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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.これけっこう好きなの。シリーズ中期の安定した語り口で、『あじさいの恋』や『口笛を吹く寅次郎』あたりと比べると地味だけど、同じくらい好き。岸本加世子がらみの部分でやや物足りないとこもあるが、部分的にキラッと光る。たとえば東八郎とのケンカ。「おまえの店の一軒や二軒なくったって、世間様は何ともないんだぞ」。こんなところに裏打ちされている庶民の必死さ、それと寅との乖離、さらにそこから寅の人生の自由と孤独も見通せる。そしてもう何度も見ているはずなのに、寅がフッてしまう場面てのはいつもいい。コミュニケーションて本当に難しいんですよね。デリケートになっちゃってて、互いに臆病になってしまっている。一歩さがって相手の出方・様子をうかがっているうちに、二人の距離が開いていってしまい、しかもそのことに当事者がなぜかホッとしてしまったりするんだな。そこが丁寧。自分を卑下し過ぎるってことなんだけど、これ股旅ものにあるある種の疚しさにも通じていて、日本人にとっては普遍的な礼儀正しさにも感じられる。作者はこれを肯定しているわけじゃなく滑稽と捉えるんだけど、肯定はしないが微笑を持って、だから人間いいじゃないか、と見ている感じ。このシリーズではいつも女優がうまく見え、テレビなどではさして印象に残ってなかった今回の音無美紀子もよかった。重層的な人生を見せてくれる、とりわけ舞台が東京に移ってから。夢の手術シーンがシュール。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-01-14 12:02:45)
2.設定の上手さで勝負アリの一本。いや、上手いのやら上手くないのやら、ようわからんが、何だかオモロイ。まず、(1)ナゼか寅さんと相部屋になってしまう岸本加世子 → 彼女も、寅さん&さくらのような、離れ離れの兄妹。だけど、兄貴は遠洋漁業で真面目に働いており、妹の方がぶっ飛んでいる(妹の方がやや寅さん型、かな)。寅さん兄妹と、オーバーラップしているような、正反対のような。 (2)寅さんの同窓会。寅さんツマハジキで可哀想でもあるけど、しょうがない面もある。寅さん以外は皆、大人になり、社会人になり、大きなモノを背負っているのだ。 (3)テキヤ仲間の寅さんへの頼み。オレが死んだら妻と結婚してくれ → 結婚という言わば「社会」そのものが、今度は自ら、寅さんへ接近してくる!しかも例によって美人だ(という設定)。こりゃ一大事 → で、寅さんの就職活動騒動へ・・・・・・ こうしてみると、なかなか盛りだくさん。そしてマトマリがあるような無いような。しかしその各エピソードの噛みあい、あるいは食い違い、これが妙にオモロイ映画でありました。ラストも予想通りの展開でありながら、予想を越える感動・余韻があり、心憎いばかり。 それにしても、今回の寅さん、渋いと言えば渋いが、ちょっと元気無いかなぁ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-05 21:28:13)(良:1票)
1.寅さん最高!! 【ゲソ】さん 8点(2004-06-02 02:57:02)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
26人 |
平均点数 |
6.58点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 5 | 19.23% |
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6 | 9 | 34.62% |
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7 | 6 | 23.08% |
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8 | 5 | 19.23% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 3.85% |
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【その他点数情報】
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