みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
23.《ネタバレ》 ティム・バートンがエド・ウッドことエドワード・D・ウッド・Jrへのリスペクトを捧げた、笑って泣ける素晴らしい映画だ。 ウッドの映画は微妙、でもソイツの人生は最高に面白い。 雨が降りしきる夜、雷鳴、不気味な館の窓が開かれると、棺から起き上がり御挨拶を披露するグリズウェルの御登場だ。 バートンはウッドを愛するが故に忠実にウッド映画の一場面一場面を再現し、愛するが故に“違い”を入れる。 「ナイト・オブ・ザ・グールス」のグリズウェルはカンペを読み、本編のジェフリー・ジョーンズはちゃんと演技をこなしてしまっているではないか。ジョーンズもカンペを読んでいたら受賞していたかも知れない(冗談です)。 OPも稲光が墓場を照らす雰囲気たっぷりの演出、墓石に刻まれた名前、滑らかに動くタコの触手と戯れる円盤!グレードアップしすぎで完全に別物(この辺はレイ・ハリーハウゼンへのリスペクトもありそう)。 憧れのオーソン・ウェルズやトッド・ブラウニングの「ドラキュラ」といった映画のポスター、情熱を燃やしてひたすら創ることにエネルギーを注ぐウッドと愉快な仲間たち。ウッドはいつも天使が上から降りて話しかけてくるような出会いを待ち望み、自分の夢のための闘いに挑み続ける。 どんなに落ち込んでも元気をくれる夢と仲間とミンクのセーター、眠るように登場するベラ・ルゴシ(ルゴシ・ベラ)、残念ロバート・テイラーやベイジル・ラスボーンでもない、「恐怖城(ホワイト・ゾンビ)」、ドラキュラ<<<歯、「もっと上を行く作品が作れる(Z級)」。 「女の格好してよく平気でいられるわね!」 ケイリー・グラント「そうだね」 ペギー・リー「表出ろオカマ野郎」、NGワード:カーロフ、ウッドの映画よりも絶対面白いプロレス興業、生々しい注射器の跡とルゴシが語るハリウッドの闇、「ヴァンパイア・ショウ(The Vampira Show)」を盛り上げるヴァンパイラ(マリア・ナルミ)たちとの数奇な出会い、喧嘩と資金集めパーティー(に参加)、こそ泥シーンの愉快さ、ウイスキーのキャッチボール、タコとの格闘(手動)、完成記念の余興、ダンス、引き留める説得力皆無の恰好、右手に握るもの、病院、彼女の面影、お化け屋敷、アクシデント、映画館、観客の盛大な“歓迎”、ポップコーン、最期の演技と旅立つ前のルゴシを映したフィルム、引き取った犬、ダイナミック人選ミス、巨大ブーメラン。 事実とフィクションの融合によってバートンからルゴシやウッドたちすべての映画人に贈られるエール。 ウッドにとっての夢であるオーソン・ウェルズとの出会いをプレゼントまでしてくれるんだぜ?夢のために闘え! 押し寄せる観客を他所に雨の中の告白と出発…ウッドの冒険は果てなく続く。たとえウッドが去った後も、その魂を受け取った多くの人間が今も冒険を続けているのだから。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-03-19 02:11:04)(良:1票) 22.エド・ウッドは、誰よりも映画が好きだけど誰よりも才能が無かった映画監督だったのだろう。彼の人生は幸せであったのかどうかはわからないが、やはり人生できるかぎり好きなことをやって生きて行きたいものだと思った。少し忘れかけていたことをこの映画が思い出させてくれたような気がする。いい映画でした。 【太郎】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-22 19:28:29) 21.自分は映画創りに才能がないかもしれないと不安に感じつつも、飛びぬけたプラス思考と情熱と映画が好きだという気持ちだけでメガホンを握る。どうせ一度の人生ならば、好きなことやって過ごそうぜ、例え誰からも認められなくても、俺は映画を創るぞ!そんな男エドウッド。尊敬します。 【no_the_war】さん 9点(2004-11-08 21:42:23)(良:1票) 20.見たときは素直に面白いと思いましたが、同時にあらゆる意味でバートンの映画への愛を感じる作品でした。エド・ウッドは残念な事に才能はなかったけれども、映画への情熱と底抜けの楽観的な性格がベラ・ルゴシなどの映画仲間(制作会社以外)を惹きつけたのでしょう。しかし、物事を明るく捉える一方で落ち込んでしまうところもあるのには本当に同情してしまいます。どうせ、彼が自信作だ、と言ってもこっちには駄作だとわかっているわけだから。ルゴシの哀愁に満ちた生き様も印象的でした。「フランケンシュタインの話は私にも来ていた。」というシーンは心に響きます。映画がどんな結果になろうとも彼は親友としてエドを信頼し、励ましたのでしょう。マーティン・ランドーの演技は本当に素晴らしかったです。オーソン・ウェルズとの共演シーンも内容はどうあれ苦労人の共通する悩み、という点で非常に興味深かったです。当時のオーソン・ウェルズもある意味では本当にエドと似たもの同士だったのかもしれません。ラストで観衆を映さなかったのもムードを壊されず、好印象でした。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-11-07 16:12:23) 19.エド・ウッドのあの情熱的な生き方は恐らく本来人間が一番憧れる生き方じゃないかって思う。だからティム・バートンも彼に憧れや尊敬を込めて映画化し、この作品を観賞する側にも何らかの共感をもたらしてくれるのだと思う。心の奥にある「何か」をくすぐってくれた素晴らしい作品だった。 【ゆきむら】さん 9点(2004-09-06 06:57:43) 18.愛を感じる映画。いろんな意味で。バートン最高って思わせる。そしてディップはまさにバートンにピッタリ。 【★ピカリン★】さん 9点(2004-06-29 23:45:08) 17.なんて愛すべき人物! 少年のように瞳を輝かせチープな映画製作に情熱を傾ける。そんな好きな映画を作るためならばたとえサギまがいだろうとおべっかだろうが厭わない。比べるのもなんだけど、少なくともこの情熱と奮闘振りは「アメリカの夜」で見たトリフォー監督にも劣らない。エドがベラ・ルゴシに示す敬意と愛情、ひたすら純粋な映画バカぶりに心を打たれる。老優のマーティン・ランドーも素晴らしいが、エドを演じるJ・ディップがさらに素晴らしい!表情なんかもう最高です。思いつきや安っぽい映画制作のあれこれは思いっきり可笑しくて楽しい。描かれる映画はB級でも作品はA級、モノクロにしたのも効果的。監督がエドと周囲の人を暖かく描いているのがとてもよく分かります。 【キリコ】さん 9点(2004-05-18 19:08:09) 16.映画が大好きで、行動力があって、弁が立って、仕事が速い。成功の要因は揃ってるはずなのに、一番必要なセンスが悪過ぎた悲劇の映画監督。のはずなのに、本人も周りのスタッフも何だかやけに楽しそうだった。多分、実際にも楽しかったのだろうと思う。「こんなに面白いのに、なぜウケないんだろう」という疑問が解けないまま死んでいったかと思うと、気の毒な反面やはり笑ってしまう。ベラ・ルゴシとの友情も素直に胸を打つ。 【ラーション】さん 9点(2004-03-21 22:26:48)(良:1票) 15.《ネタバレ》 ふとしたことから生まれた、ベラ・ルゴシが残した奇蹟の映像、人生の、ひいては生命の深淵をかいま見るようなシーンを、台無しにしてくれたエド。それをまったく気づかずに、自分の最高傑作だと言ってしまうところは、このオトコの哀れさ(才能という意味でね)が表れているが、それと同時にT・バートンの、ハリウッドへの挑発も、感じとれた。泣ける映画はいつでも作れるが、オレはオマエらの逆をいってみせるぜ、というふうな。 【水の上のハイウェイ】さん 9点(2004-02-27 05:41:41)(良:1票) 14.本日は待ちわびた『エドウッド・コレクションDVD』を見る前の予習のお時間。ディップ演じるエドウッドを見てると、その表情に込められた情熱に好感を感じます。が、実際の作品を初めて見たときはそのくだらなさにマジギレしたものです。史上最低の監督と理解した今は、それすらも楽しめるようになりました。 【tantan】さん 9点(2004-01-22 22:49:02) 13.《ネタバレ》 ベラ・ルゴシ役のマーティン・ランドー氏&ジョニー・デップの演技に花丸!!マーチン氏凄いっすねぇ!最後のフィルムになった、バラを嗅ぎ、涙ぐむシーン。感動しました。たったあれだけの動作で1人の老人の悲哀を表現しています。表せています。ジョニー・デップ、この人も凄い!実力持ちですねぇ~。女装では笑いました。肩幅広いよ、ぷぷぷ。うん、観る時はこの2人の演技にご注目あれ。 関係ないけど、ヴァンパイラ役の女性の方の声の色っぽい声にはシビれます。 【小三馬さんに化粧をしてもらいたいHAWAIIAN610】さん 9点(2003-12-01 15:56:16) 12.映画に対する愛があふれた一本。映画の本来あるべき姿とは何か? 監督自身が映画を撮ることに楽しみを見いだせなければその時点で監督をする資格はない。才能はあるに越したことはないが、やはり愛なんだね。次第にウッドとバートンを重ね合わせていき、最後は涙腺がゆるんだ。 【恭人】さん 9点(2003-11-22 04:45:48) 11.伝記って退屈になりがちなイメージがあるけど、これはすごく面面白かったです。ティムバートンとジョニーデップ、そしてエドウッド。エドウッド撮るならティムバートン以外考えれない気がしてるし、エドウッド演じるならジョニーデップ以外考えられない気がしてます。もっとこの映画をみんなが見てくれればいいのにって思います。「意外に面白い」って云ってくれそうな気がするから。実はジョニーデップが選ぶ役って結構どうかと思うときが多い(笑)んですけど、ティムバートン監督作品で好きじゃなかったのは無いです。(どうかと思うけど、いつでも演技ウマイし、超好みです・個人談) 【cock succer blues lee】さん 9点(2003-11-10 20:02:05) 10.最初は笑ってたんですよ。「これがあの盆踊りの脚本家か」 ってね。しかしだんだんおかしな話なのにこみあげてくるものがある。 あのルゴシの葬式とか笑うところなのか泣いていいのかもうわからなかった。 【たこすけ野郎】さん 9点(2003-11-09 01:42:37) 9.映画への愛をぶちまけているだけではなく、己の進む道についてもこれ以上なく熱く語りきっている作品。ジョニー・ディップ演じるエドの瞳はいつも“夢”だけを見つめていますね。それが破滅につながっていようとも、過程でなんと言われようとも、愛する映画と共に歩んでいく。その道に彼は殉じたのだと思います。見習いたい。 【山岳蘭人】さん 9点(2003-10-25 22:23:10) 8.とても良い作品です。いますよねぇ~、周囲をひっかきまわして、迷惑かけて、でもその人柄に誰もがそれを許し、集まってきてしまうような人。まさにそれがエド・ウッド。そんな天真爛漫ぶりをキラキラの瞳で演じているジョニーが可愛いです! 女装も必見。 伝記ものって、感動するけどやや退屈、というものが多い中、随所にツボがあって、最後まで楽しく見る事が出来ました。やっぱりバートンは天才です! 【ともとも】さん 9点(2003-04-16 21:40:43) 7.これだから映画は信用できる!そういう感じです。 【るーす】さん 9点(2003-02-07 21:03:41) 6.ジョニーデップの作品のなかでも1・2を争うと自分では思ってます。これを映画にしようと思った人のセンスというか着眼点もいけてます。しかし、面白いなこの主人公の監督、無茶無茶つまらないんだろうな映画は・・(笑)ああ・・この映画は面白いですよ。 【恥部@研】さん 9点(2002-12-06 17:21:19) 5.ジョニー・デップ最高! 【だだくま】さん 9点(2002-05-04 13:46:21) 4.大好きな映画です。雰囲気がすてき。マーティン・ランドーファンの私としては超お勧めの作品です。彼はこの映画の中でとても素晴らしかったです。途中で彼の演技、マジで圧倒されて涙が出ました(派手なシーンではない)。 【ゴーン】さん 9点(2002-05-03 04:45:58)
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