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【クチコミ・感想(10点検索)】
2.上映当時、京都の映画館で見て大号泣しながら、新京極を歩いていたことを覚えています。 ストーリーは陳腐なのかもしれないし、主演の石田靖もお世辞にも演技が上手いとは言えませんが、これほど青春の残酷さと美しさを描いた映画はないと思います。 監督の島田紳介はおそらく意図していなかったと思いますが、青春というのは、この映画にも出てくるバイクレースの様なもので、何時の日か否応無くシグナルは青に変わり、僕達は人生のレースに駆り出されるわけですが、そのレース前に許されるフォーメーションラップの1周の猶予の間に、僕達はどうしても夢や希望を持ってしまうわけです。 この映画に登場する若者達の夢は、残酷にもいともたやすく現実にいうものに打ち負かされ、消えていくわけですが、それがために、夢を追いかけている時の姿は、大阪の街は汚いし、演技は下手ですが、青春のはかなさと美しさに満ちていたように思います。 最後、石田靖がレースで転倒し、エンジンが使えなくなった時に、監督が交換用のエンジンを石田靖が売っぱらったと聞いて、そのときに浮かべた、「とうとう彼にもこの時が来たか」といわんばかりの笑顔が印象的でした。 【umering】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-24 06:44:53)(良:3票)
1.「正しい青春映画を作るんや!」、当時島田紳介さんがよくそういいながらこの映画のことを語っていました。若かりし頃、〝ハイヤング京都〟という深夜ラジオ番組で紳介さん担当の土曜日を本当によく聞いていた私は、彼のその熱さにこの映画の公開をわくわくとして待ったものです。このたび久しぶりにこの映画を見ましたが、荒削りながらも“この映画に賭けた!”といったような吉本若手を中心とした出演陣の演技、BOROのほのずっぱい曲の数々・・・特に「季節のない季節」が流れ出し、バイクレースを中心にそれぞれの青春の結末がクロスカットで描かれるラストシーンは、当時映画館で感傷に浸っていた自分が甦ってくるようで、照れ臭さを感じました。チーム監督の入川保則とレーサーの石田靖が埠頭で語るシーンをワンショットで撮ったカメラワークには映画的センスも感じさせてくれます。入川から引いて二人を捉え、歩き出した入川を追い海をバックにし、そこへ石田がまたフレームインし、そのまま海をバックに回りこみ最後には二台のバイクで二人を隠してしまう・・・いいシーンじゃないですか。今回の紳介さんの不祥事は事の真相はどうあれ、私としては彼の熱さを久々に垣間見てちょっぴり嬉しいんです・・・そんな気持ちも代弁して10点献上! 【彦馬】さん 10点(2004-11-10 22:12:47)(良:2票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
7.22点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 11.11% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 11.11% |
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7 | 3 | 33.33% |
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8 | 2 | 22.22% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 2 | 22.22% |
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【その他点数情報】
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