みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
40.みなさん結構点数低いですね、私は好きなんですが。ペ・ドゥナが屋上で犬を犯人から取り返そうとするとき、大勢の黄色いパーカーを着た人間が彼女を応援するシーンが大好きなんです。ペ・ドゥナはあの瞬間だけ退屈な現実から抜け出すことができていますからね。そのあとすぐに、ニュースに取り上げられなかったという現実が彼女を襲うのですが。この映画は退屈な現実から逃げ出そうとする人々のちょっとした冒険を描いていると思うのですが、どうでしょう? 【まにまに】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 02:09:37)(良:4票) 39.《ネタバレ》 うーん、困った。僕は結構良い映画だと思ったのだけれど、どこがどう良いか、説明するのは難しいなあ。確かにある種ショッキングでシニカルな作風だけど・・・。大した事も起こらない、退屈な日常の中、ヒロインのヒョンナム(パッケージで鼻にティッシュ詰めてる女の子)は行方不明になった仔犬を探し出すという、いささかヒロイックな使命を自らに課して「日常の打破」を試みる。最終的に別の仔犬は救う事ができたけれど、仕事はクビになり、憧れていたテレビインタビューもカットされてしまう・・・という、「なんだかなあ」な結末だけれど、作り手のヒョンナムに対する視線はあくまで優しい。それは、彼女よりしっかりした親友の女の子(退屈な日常を受け入れている)がラストで失意の彼女を森に連れて行くラストに現れているように思う。この監督は日本のマンガにも造詣が深いそうだけど、観客の予想をうまく外して裏切る展開(切干大根のお婆さんの“遺産”の所とか)はすぎむらしんいちを思い起こさせるし、ギャグのセンスはどこか小林まことっぽい感じがしました。<補足>朝鮮(だけでなく中国なども)には昔から犬を食用にする文化はあったそうです。ただしソウル五輪の際、外国人(というか西洋人だろうな、主に)の目を気にしてか、その手の店は撤去されたとか。この作品はその辺も皮肉っているのではないでしょうか。だからといってペットの犬を捕まえて食べることが普通なんてことは、多分ないと思います。あくまで「映画」ですから、これは。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-06-01 19:03:24)(良:2票) 38.《ネタバレ》 まず、最初に言いたいことは、愛犬家の方は見てはいけません。絶対に不愉快な気持ちになります。犬を食べることは食文化の違いかもしれません。それよりも吠えるということを理由に勝手に人の犬を盗んで投げ殺すという主人公が腹が立って納得いきませんでした。自分的に気分が悪くなるような不愉快な映画でも、主張が伝わってくる映画ってあるじゃないですか?この作品は、そういったメッセージ性もなく、ただ最悪に後味の悪さだけが残りました。何が言いたいの?って感じです。 【カルーア】さん 0点(2004-05-29 22:52:38)(笑:2票) 37.韓国映画を初めて見ましたが、もう見ることはないと思います。ガードマンとか浮浪者レベルの人間が犬を殺して調理して食うというのは、韓国では普通のことなのでしょう。オバサンがところかまわずツバを吐く、というのも韓国ではそうめずらしくないのでしょう。不良でもない普通のおんなの子が駐車してあるクルマのミラーを蹴っ飛ばして壊すのも、韓国では違和感のないことなのでしょう。韓国に行くこともないと思います。 【カシス103】さん 0点(2004-05-29 22:32:15)(笑:2票) 36.《ネタバレ》 うぎゃ 毛もむしらず鍋に入れて食おうしてる警備員。 毛もむしらず丸焼きにして食おうとしてるホームレス。 毛をむしらず食えるのでしょうかマルチーズ。 毛をむしらず食えるのでしょうか白プードル。 これタイトル変えるべきだと思うんですよね ほえる犬は噛まない改め、毛をむしらず犬は食べれないですね。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-23 19:32:16)(笑:1票) 35.ペドゥナが黄色いパーカーのフードを被って、団地の廊下を全力疾走するシーンが好き。あと、団地の地下でおっさん2人が怪談話を始めてそれを聞いていた主人公が遭遇する悪夢とか、日常に潜むサスペンスを描いていてワクワクするような面白さがあった。それぞれのキャラクターが上手く描き分けられていて、脚本も良く練られているなぁという印象。犬食いの警備員は日本ならでんでんが最適だなと思った。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-10 16:06:59)(笑:1票) 34.《ネタバレ》 文化の違いを知るには良い映画かもしれないが、 単純に話として不快&面白くない。登場人物が好きになれない人間ばっかりなんで。 記憶には残る映画だが好きにはなれない映画だな。 韓国ドラマを見て、韓国に対して妙にいいイメージを持ってるおばさま方に この映画を見せたらどんな反応するんだろうね(笑) 【ふくちゃん】さん 3点(2004-09-11 00:26:44)(笑:1票) 33.《ネタバレ》 この作品は映画なのか?^^; シャーロックホームズのように知能を巡らせて犬殺害犯人を 捕まえるというのならまだしも・・・・なんちゅう下らない話やww 話というかストーリーにもなってないだろww 教授の座を狙う男とか 犬鍋するキチガイ管理人、主人公のデブ友達とか そんなんどうでもいいだろwww 何が言いたかったのかわからんww かなり痛い作品と言えると思います。 【アキト】さん 5点(2004-08-24 22:04:24) 32.いやはや、なかなかのものでした。どんな映画、と説明するのは難しいんですが。トボケた味わいで、ストーリーを追うことはあまり意味がないタイプの作品。仏映画「猫が行方不明」をちょっと思わすものもあって、こういう「日常」を背景にしたオトボケ映画、私は好き。朝鮮半島では当たり前の文化である「犬を食べる」ことをモチーフに、言ってみれば社会風刺作品、ブラックユーモアなんですが、肩に力が入りすぎてなくて、不思議となごんじゃう。自国への批判、愛がほどよくミックスされていて、押しつけがましくない。このポン・ジュノという監督サン、なかなかの才能です。たとえるならルコントと周防サンをブレンドして、さらに素朴にした感じかな。DVDのおまけで入っていた絵コンテの上手さ、的確さにはビックリ。絵コンテってちょっと興味があるので幾つか見たことありますが、あんなにチャーミングな絵コンテは、初めてだったかも。 【おばちゃん】さん 8点(2004-08-22 02:42:04)(良:1票) 31.《ネタバレ》 もしかしたら凄く優れているかもしれない素材を、味付けもダシもなしで鍋に放り込んだだけのような、そんな感じ。切り込みの独自性の割には登場人物設定などは未整理なのだが、しかし、センスが光る場面もいくつもある。男が地下室ロッカーに隠れているシーンでの、どうでもいい怪談がもたらすスリル。ペ・ドゥナが赤ジャンパーを追いかけるときの、建物を遠景で捉えることでの距離感の表し方。そしてペ・ドゥナが犬を救出する際の、ぎりぎりの描写。しかしそれも、あまり着地しないまま終わってしまうので、その素材を半煮えのままで食べさせられたような、そんな気になるのです。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2024-10-28 00:47:24) 30.いくら犬禁止のマンションとはえ、わざわざ殺して回ることはなかろうというのが唯一にして最大の疑問。それを除けば、ユーモアあり、皮肉あり、若干のサスペンスとグロありでそこそこ楽しめました。 しかしこれ、韓国の人の感想は「あるある」なのか、それとも「そんなアホな」なのか、ぜひ知りたいところ。いずれにせよ外国人が見ると、韓国に対して悪いイメージしか持たないような気が。犬を食う文化もさることながら、部屋の様子とか食事風景とかやたら汚いし、人間関係も殺伐としているし、地獄の沙汰もカネ次第という感じだし。ヒロインを「掃き溜めに鶴」にしたかったのかもしれませんが、もう掃き溜め感が強すぎてヒロインが霞んでしまった気が。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-09-29 01:51:23) 29.ところどころ面白くはあるが、ぶつ切り感が強くて 何が言いたいのかよく分からない。 でもここから「殺人の追憶」「母なる証明」を経て、「パラサイト」でアカデミー賞獲っちゃう監督の 初監督作と思ってみると、資料的価値ぐらいは感じたかな。「社会の暗部を映画でえげつなく見せる」ってところは、最初からあったんだなと。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-12 07:38:30) 28.《ネタバレ》 どーなんでしょ? お隣の国とはいえ文化が違うので、ニュアンスがわかりづらくもありますが。 不思議な魅力があって楽しめたことは間違いありません。 犬ハンター、その嫁、団地職員、その友達、切干おばさん、警備員、浮浪者、まぁだいたいこんなもんかな、登場人物は。絶対的な善悪に分けられてない人達の日常を描いたブラックユーモアとでも言えばいいのかな。 『犬という生き物に対する見解』で大きく鑑賞後感が変わってきそうですが、わたしはそこのところは、それはそれとして楽しめました。 本編が始まる前の『犬の安全に配慮してー』ってのが、あったからだと思いますが、あんなもんは絶対無いほうがいいんですけどね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-03 07:09:52) 27.この監督は、コメディータッチの乾いた空気の中で社会風刺を撮ることが出来る凄さは言うまでもなく、地下やアパートの廊下を代表とされる空間の使い方やアクションシーンの躍動感、魅せ方が凄くうまいと思う。また切り干し大根や消毒薬、トイレットペーパーなどの舞台装置の使い方も上手いと思った。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-20 16:49:54) 26.結構おもしろく笑えるシーンもあるが、よくわからない妙な映画だった。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-12 11:50:15) 25.《ネタバレ》 まったりした映画かと思いきや、ヒョンナムがホームレスからイヌを助けるシーンでは妄想の応援団が出てきたりという味付けがシュール。そういうところが結構好きだった。全体的にのっぺりしていて間延びした感はある。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-22 14:59:04) 24.《ネタバレ》 トイレットペーパー超転がったー。 この映画の雰囲気好きです。 【ファンオブ吹石】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-28 20:35:48) 23.《ネタバレ》 とても退屈だった。 ポン作品は、脚本参加も含め、これでほとんど見ていることになってしまったが、これほどつまらなかったものはない。 私のカンだけれど、これは初長編監督作ということで、監督のコンプレックスが前面に出てしまったのだと思う。 それはなにかというと、「映画人として芽が出始め、これから世界に出ていくであろう自分が、アジアに育ったアジア人であること(アジア部分韓国でも可)」でしょう。 まあ簡単にいうと欧米コンプレックス。 「殺人の追憶」とか「グエムル」においては、韓国の「雑草性」に対する強い愛情と自信が感じられた。それを恥じることなく世界へ向かって堂々と表現できる彼が居たと思う。 たぶん「ほえる犬」の段階では、「雑草性」に対する愛情の部分より、恥ずかしく情けなく思う近親憎悪的感情が勝っていた。 それでどうなるかというと、「露悪的」になる。 「ほえる犬」の場合は、「オレっちの国では犬、喰いますけどそれが何か?」という(当時の彼にしてみたらそれが最強ネタだった)西洋文化へ向けた「露悪的」な開き直り、誰かに尋ねられる前に「オレは黄色人種だけどそれが何か?」「オレは韓国人だけどそれが何か?」と先に予防線を張ってしまう感じ、に出てしまったのだと思う。「ほえる犬」がまとまりもなくカタルシスも生まずパンチの効かない作品に仕上がったのは、とりあえずポン・ジュノは「犬食文化」が出せればそれでよかったから。 ある程度仕方がないことなのだろう。アジアに生まれたアジア人の宿命かも。 けれどポン・ジュノはその後近親憎悪を克服し、すばらしい作品を撮ったので「ほえる犬」は芸の肥やし的作品といえるだろう。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-06-19 14:13:51) 22.全体的に情の濃い国でも、こういう乾いたコメディが作られるんだなあ、と思ったものでした。小市民コメディであって、それでいて登場人物が少しずつ極端というか妙。リズム感がいい。なんかチリチリしていた60年代の市川崑を思い出す。アパートの犬を殺してまわるやや神経衰弱的男は絶対川口浩だな。え、するとペ・ドゥナは野添ひとみ? 文具店の友だちは倉田マユミ。バアさんが北林谷栄で、警備員が浜村純で、妻は岸田今日子? 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-04 12:18:52) 21.様々なシーンとその繋ぎで随所にユーモアが見られ、ついニヤニヤとしてしまいます。迷い犬と、行き詰まりつつも呑気に生きる人々だけでも十分に面白い映画が撮れるのだと見事に証明しています。ぺ・ドゥナの魅力と体格の良いその友人のアクション性が見所です。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 18:12:11)
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